<!‐- 01 -->司法書士の日常(令和7年)

2025年4月25日 (金)

「どうやったら朝に時間を作れるか」

Pxl_20250424_210315160やらないといけないことに、どうにも追い付かなくなり、最近の出勤時間は、だいたい時計のような感じです。

年末の繁忙期など、自律神経が崩れている時も、こういう現象はありましたが、今は「どうやったら朝に時間を作れるか」を考えて、逆算して生活しています。多分、乱れてはいません。

9時にみんなが出勤してくるまでが、ゴールデンタイム。みんなが邪魔という意味ではなくて、音楽を流しながら、電話もメールも入らない状態で仕事をするのが、快適です。9時が近付くと、「ああ、もう9時になってしまう」です。

朝、新聞を取りに行くと、まだ朝刊が届いていないこともあるので、新聞を見てから出勤する日課は放棄。積み上がった新聞は、ひどい状態になっています。

ありがたいことに、と思っています。だから、態度に示すまいと思っていますが、「忙しいのに」が伝わったら、申し訳ありません。

仕事がなくなる時は、社会から必要とされなくなった時、と常々思っています。

与えられた役割。だから、今できることを、できる範囲で精一杯やり続けていきます。できないことは、「できない」と申し上げるつもりです。

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2025年4月24日 (木)

『検索用情報の申出(単独申請)』を申請してみた【不動産登記】

Pxl_20241023_055732102 改正されたばかりの不動産登記「検索用情報の申出」の件、今週は、幸いにも、個人が権利者となる所有権の登記がない。

とはいえ、事務所として、お客様にきちんと案内できるものを用意しておかなといけない。

「何事も経験しておかないと分からない」ということで、私名義の不動産で試してみました。『既に所有権登記人である者がする検索用情報の申出(単独申請)』という部類。受付番号は10番台です。

「記録が完了した時は、電子メールで送信します」というのは、自分が受けておかないと、感覚が分からない。

オンライン登記申請システムでの完了通知と、同じタイミングでくるのか。下手したら、メールが届いた時点で、依頼者の方が「権利証を受け取りに行きます!」と、言われかねません(オンラインで完了通知が来ても、書類は法務局受付には回っていないのです)。

いきなりGメールがはじいたらどうするのか。迷惑メールとの違い、パッと見て判断できるものか。法務省の賢い方は、そんなことくらい分かって設計したものと信じたい。

堺支局では、3月31日に申請した登記が、やっと完了し始めたところ。

あれからもう1か月かと思うと、時の流れが早すぎてびっくりですが、ただでさえ、遅延している法務局の処理が遅くならないようにと、願うしかありません。

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2025年4月23日 (水)

新幹線「S Work車両Pシート」

Pxl_20250423_003046737 先月の東京出張では、せっかくグリーン車に乗ったのに、大柄な外国人の方が隣に座られて、圧迫感でしんどかった話は書きました。

ならばと、今回ははじめて、ビジネス客向けの「S Work車両」。

中でも、3人掛けのシートの間に仕切りがある「Pシート」を選択しました。1,200円の加算で(5月15日乗車分からは、追加料金が2,000円に)この空間を確保できるのであれば、ある意味グリーン車よりも快適。

帰りも同じ「Pシート」を選びました。

車内では、一部、電話で話している人はいましたが、カタカタというキーボードの音が響くだけ。グループ客がいないため、話し声が聞こえません。

但し、3人掛けシートの奥に入ると、出づらくなってしまうので、通路添いのC席を確保。通路沿いのC席には、一部車両を除いて電源がない、というオチは残ります。

新大阪駅で新幹線のホームから下りると、土日のような、ざわざわした雰囲気。「551」には、行列ができています。行列の定番は、「551蓬莱」と「りくろーおじさんのチーズケーキ」。両方とも、大阪にいるといつでも買えるので、その価値に気付けていないです。

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2025年4月22日 (火)

後見の報告書が細かくなったことなど【成年後見】

Pxl_20250422_1046459042 施設の管理者、往診医も交えて、終末期の打ち合わせ。

後見の定期報告の内容が、細かくなりました。

ご本人が決められるのが難しいことは、「後見人がこうやって決めました。後見人は大変!」ではなくて、関係者と意見交換しながら、最もいいと思われる道を選択していくこと。

その過程はどうだったのかを説明できるようにしておくこと、なのだろうと思っています。

新様式では、本人との面会頻度の他、支援者との面談等の状況も、報告するようになっています。

それと、「財産管理のみ」の後見人として、就任したばかりの件は、親族さんにお願いして、面会に参加させてもらいました。

「財産管理のみの後見人」だからといって面会なしで済むわけではない、というのも、求められているところ。

権限分掌の場合、別々に報告書を出すことになるのなら、親族後見人さんは大変かもしれない、と思っていたら、2人で1件の報告書を出せば済む(結局は、専門職が作成することになる)ようです。

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2025年4月21日 (月)

「スマート変更登記」のどこがスマートなのか【不動産登記】

Pxl_20250421_012226473久しぶりの高師浜線。南海本線が高架になったことで、何となく、羽衣駅前が寂しくなったような気がします。こういうのは、阪和線の和泉府中駅なんかでも感じること。

さて、今日は、9時に来客。11時に高石で売買。13時にも来客…という、綱渡りのスケジュールは、少しずれるとガタガタになるところ、無事に乗り切りました。

今週は、水曜日に再び東京で(先月とは別のお仕事)、空き時間は、木曜日の朝と夕方のみ、となっています。

今日から、不動産登記で、「検索用情報(メールアドレス・フリガナ・生年月日)」の申し出をすることで、法務局が職権で住所変更の登記を入れてくれる(かもしれない?)という制度が始まっています。

メールアドレスを提供しなくても、職権で入れてくれる道があるので、一言で説明するには、そういう解釈も正しくないです。

「スマート変更登記」って、法務局のサイト上で説明されていますが、どこがスマートなのか。混雑する法務局の現場に、またダメージを与えるような改正、だと思っています。

普段であれば、勉強がてら、自分の不動産に「検索用情報」を入れてみたいところですが、それよりも、今出してる登記を早く完了させて欲しい。しばらく様子見です。

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2025年4月19日 (土)

コピー機が再リース期間に突入

Camerazoom20200601172214611 コピー機の導入から5年が経過して、再リース期間に突入。

年間19,800円で、本体を利用することができます。但し、カウンター料金は別。

契約した金額、全額を支払ったからといって、所有権が利用者側にくるわけではないのが、リース契約の特徴。

利用者側としたら、再リース状態で、どれだけ快適に使い続けるか。そのうち、いいタイミングで、新しい機種の営業に来られるので、いい条件でいい機種に巡り合えるのを待つ、ことになります。

先方が「どうしても契約を取りたい時期」というのがあるようなので、同じ機種でも、金額は違ってきます。おまけをつけてくれたり。

今時「司法書士事務所に大きな複合機は不要」という議論も見ますが、勤めていた事務所が2か所とも、当たり前のように複合機を置いていたので、私の場合「入れるのが当然」という感覚でした。

スキャン取るにしても、原稿を自動送りしてくれる機能があるかどうかで、全然スピードが違ってきます。

コピー機の回転数もストレスなく使えるよう(コピー機の前で待たないよう)、そこそこの性能があるやつを選ぶ。複合機の性能も、「お仕事が入る器を作る」ための、ひとつのツールです。

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2025年4月18日 (金)

仕事をしていく上で「面構え」というのは大事

Pxl_20250418_015759712望むことではないですが、いろいろな病院に出入りしていると、いえ、病院には限られないことですが、「面構え」というのは大事なことだと感じます。

端的に言って、信用できるのかどうか。

「外見は、一番外側にある内面」とも言われます。

設備は、お金をかければ豪華にできるとはいえ、資金的な余裕がないと、きれい保つこともできない。

そういう目で見ていると、「この病院は…」というのが、外見から伝わってしまうのです。

ということで、今日出向いた病院は「新築されたばかり?」と思ったのですが、調べてみると、オープンからもう10年経過。とてもそうとは見えないくらい、きれいで豪華です。

うちの事務所も、もう10年が経過。外壁のくぼみに、黒い汚れがついていっているのは、自覚しています。

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2025年4月17日 (木)

みんなで負担を分かち合える関係か理想【成年後見】

Pxl_20240511_104356855mp-1 予定が詰まっている中、被後見人さんを「病院に連れて行ってください」と、施設からの依頼。

紹介状や診療情報提供書の手配も含めて、事務所から遠隔で依頼。移動支援を使って、乗り切りました。

もっとも、後見人としては病状を把握する必要があるし、「自分で動くほうが早い」と、動きそうになったのも事実ですが、本来は、必要な介護サービスを手配するのが後見人の役割。

協力して下さる事業所さんには、感謝しかありません。

例えば、施設さんが、病院や買い物に連れて行って下さるのは、「オプション」できちんとしたシステムがあることもあれば、善意で・無償サービスでということも多いです。

ケアマネさんも、「通院の付き添い」をするのが役割じゃないですが、当たり前のようにやろうとして下さる方もおられます。

みんなで負担を分かち合える関係は強いですが、「それは自分の仕事じゃない」からと、負担を押し付け合いをする関係になれば、いずれ崩れます。

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2025年4月15日 (火)

車の移動中は「無」になれる時間

Pxl_20250415_044013546今日は、富田林と泉佐野市へと移動。泉大津PAは、阪神高速の中では数少ない休憩ポイント。関西空港方面が「陸側」です。

昨日は、高槻→高槻→茨木→茨木→高槻→淀川区→東淀川区と、一気に移動。8時に事務所を出て、戻ったのは16時20分頃。

この2日で、相当な距離を走っています。

音楽鳴らして車で走っていると、ある意味「無」になれます。机の前に座って居ると、行き詰って考えられないことも、頭に浮かびます。そういう感覚でいないと、移動時間がただの消費になるため。

今日考えたことは、「みんなに万博のチケットをプレゼントしよう」でした。

せっかく行ったのに、天気が悪いとか、思うように回れないとか。どんなチケットの買い方するのがお得なのかとか、そんなこと考えるなら、通期パスを使って、半年間を楽しめたらいいんじゃないか、と。

事務所の中は、引き続き、開業来の最多の業務量を抱え、毎日を乗り切るのが精一杯。

仕事に向かい合う気持ちと、プライベートの充実は表裏一体。頑張ってくれてるなら、それくらいいいんじゃない?と、即行動です。

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2025年4月14日 (月)

15日の年金が入る前に口座を止めてしまう場合

Pxl_20250414_040750187死後事務の受任者&遺言執行者として、施設のお片付けと納骨。

私は「預託金」の類を預かっていないので、死後事務の受任と遺言執行者は、セットでお受けしています。

明日、年金が入ってしまうと、未支給年金を請求できる人がいない。年金の返金は面倒なので、14日の今日、あえて銀行口座を止めました。

死亡後の年金を返金しないといけない場合の「年金の行方は知りませんか」の年金事務所からの連絡は、4か月後~くらいにきます。その間、相続財産の清算ができません。

「14日に亡くなられたけれど、年金支給日が14日(休日のため前倒し)」で、資金ショートがせずに助かった、こともありました。

「15日に入る年金がないと、葬儀代が払えない」のが分かっていながら、後で親族さんとトラブルになるのを避けるために、あえて年金が入る前に口座を止めた」こともあります。

15日をめぐる論点としては、「14日に亡くなられたがために、最後の後見人報酬1か月分が丸々切り捨てられた」こともありました。最後の二週間、救急搬送に追いかけられて大変だったのに。。。

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