後三条天皇(ごさんじょうてんのう)
1034年-1073年
在位:1068年-1072年
第71代に数えられている天皇。
諱は尊仁(たかひと)。
後朱雀天皇の子で、母は三条天皇の娘の禎子内親王。
父が病死により異母兄の後冷泉天皇が即位し、その皇太子となった。
1068年に後冷泉天皇が男子のないまま病死し、天皇となった。
藤原頼通が関白を辞めて藤原教通が関白となったが、藤原氏が外戚でなく親政を行なった。
延久の荘園整理令を出して記録荘園券契所を設置し、宣旨枡を定めた。
藤原氏を外戚とする白河天皇に譲位したが、その弟で藤原氏を外戚としない実仁親王を次の皇太子とした。
院政を行なおうとしたともされるが、譲位の翌年に病死した。