国風文化(こくふうぶんか)
平安時代中期(10世紀から11世紀頃)の文化。
平安時代前期までの唐風の文化を成熟させ、日本風の文化に発展させた。
弘仁貞観文化と院政期の文化の間に位置する。
9世紀に遣唐使が停止されており、日本の独創的な面が大きくなった。
寝殿造の邸宅や貴族の服装など貴族文化の要素が大きく、浄土教が広がり阿弥陀堂や阿弥陀仏の仏像が造られるなど末法思想の影響も受けた。
仮名文字が発達し、和歌、かな文学が栄えた。
摂関期のころでもあり、藤原文化ともいう。
日本の歴史の用語集。高校で学ぶ日本史用語のまとめ。日本史B・日本史探究に対応。
いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす
色は匂へど 散りぬるを 我が世誰ぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず