ソウル小話①
韓国は英語教育が盛んで、息子や娘のために母親同伴で海外に住んで英語学習をしているケースが流行しています。行く先は、アメリカ、オーストラリア、タイといったところだそうで、家庭の懐具合に応じて決まるらしい。で、お父さんは単身韓国で働き、せっせと仕送り。韓国では、そういうお父さんのことを「鷲パパ」「雁パパ」ペンギンパパ」という3パターンに分けて呼んでいます。「鷲パパ」は稼ぎのいいお父さんで、会いたくなればいつでも妻子のいるアメリカに飛んでいく富裕層。「雁パパ」は渡り鳥のように1年に1度だけしか妻子と会えない。「ペンギンパパ」になると、金がなくて飛べないのでさみしい限りなのだそうです。近頃そんなペンギンパパの自殺者が出はじめ、社会問題になっているとも――。ソウルレポートでした。