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2008-07

NBオンライン「空港特集」はルクセンブルグ

 今週の日経ビジネスオンライン「閉ざされた日本の空」はちょっと変わり種の「ルクセンブルグ空港」にしてみました。馴染みがないとは思いますが、実は日本とのつながりもあり、国交省の官僚的ないやらしさもよくわかるのでは。以下。

第14回 欧州の小国に学ぶ強い空港の作り方
2008年7月25日 金曜日 森 功
オープンスカイ  空港  欧州  貨物  EU   仏パリのシャルル・ドゴール、独のフランクフルト、蘭アムステルダムのスキポール、英ロンドンのヒースロー、そしてルクセンブルク空港。EU(欧州連合)における国際貨物取扱高ベスト5の空港だ。このうち上位の4空港は欧州を代表する空港といえる。だが、5位につけているルクセンブルク空港については、日本ではあまり馴染みがないのではなかろうか。

 ルクセンブルクはオランダ、ベルギーと経済同盟を結んだベネルクス3国の1国として知られる。欧州のほぼ中心に位置するEUの原加盟国だが、人口はわずか46万人の小国である。国土の面積は神奈川県と同じくらいしかない。だが、4億5000万人の欧州消費市場を背景にした貿易国として、国民1人当たりのGDP(国内総生産)は、世界トップレベルの豊かさを誇る。そうした経済発展の原動力となってきたのが、EU第5位の貨物量を扱うルクセンブルク空港なのだ。

 どうぞ。

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プロフィール

森功

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」(ともに月刊現代)の両記事で2年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」(講談社)、「黒い看護婦」「ヤメ検」(ともに新潮文庫)、「許永中」「同和と銀行」(講談+α文庫)、「血税空港」「腐った翼」(幻冬舎)、「泥のカネ」(文藝春秋社)、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」(幻冬舎)、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の7日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」(講談社)、「平成経済事件の怪物たち」(文春新書)、「紛争解決人 世界の果てでテロリストと闘う」(幻冬舎)、「現代日本9の暗闇」(廣済堂出版)、「日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」(文藝春秋)、「総理の影 菅義偉の正体」(小学館)、「日本の暗黒事件」(新潮新書)「高倉健 七つの顔を隠し続けた男」(講談社)、「悪だくみ 『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」(文藝春秋)、「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」(講談社)、「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」(文藝春秋)、「ならずもの井上雅博伝 ヤフーを作った男」(講談社)、「鬼才 伝説の編集人齋藤十一」など。最新刊「バブルの王様森下安道 日本を操った地下金融」(小学館)、「国商 最後のフィクサー葛西敬之」(講談社)

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