立憲民主党、日本維新の会、国民民主党など野党の国対委員長が7日、国会内で会談し、臨時国会を早期に召集するよう改めて自民党に求める方針で一致した。会談後、維新の遠藤敬国対委員長は記者団に「この際、首相指名で(国民民主の)玉木(雄一郎)代表の名前をみんなで書いたらどうなんだ」と持ちかけたことを明らかにした。
遠藤氏は「みんな爆笑していたが、野党が一致結束してやると言うならそういうことも大事だ」と述べた。首相候補として維新の藤田文武共同代表の名前も挙げた上で「玉木代表、かなり肩をならしておられますので、ぜひ玉木代表にそのようにおっしゃってください」と国民民主の古川元久氏に水を向けたという。
古川氏は記者団に「『一応代表にはお伝えします』と申し上げましたけど。そんな冗談は出ました」と述べた。出席者によると、遠藤氏の発言は「冗談」として受け止められたが、一方で立憲の笠浩史氏は会談の中で「それも選択肢だ」とも述べたという。
その後、立憲の安住淳幹事長は維新の中司宏幹事長と会談した。会談後、安住氏は記者団に「首相指名をどうするかについては野田佳彦代表にこだわらない」と伝えたことを明らかにし「主要な党の党首クラスは有力な首班候補になる」との認識を示した。
臨時国会では、衆参両院の投票で首相を選ぶが、自公は衆参で過半数を割っており、いずれも上位2人による決選投票となる可能性がある。決選投票では、過半数ではなく多数を得た議員が首相に指名される。
議決が優先される衆院の会派別に見ると、立憲は148議席、維新は35議席、国民民主は27議席。3党合計は210議席で、自民の196議席を上回る。【園部仁史、富美月、池田直】
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