「ニューイヤー駅伝inぐんま 第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会」(日本実業団陸上競技連合主催、毎日新聞社など共催)は1日、前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100キロのコースで行われ、旭化成が5年ぶりの優勝を果たし、自らの最多優勝記録を26回に伸ばした。最終7区の終盤までHondaとの一騎打ちになり、残り約500メートルでアンカーの井川龍人がスパートを決めた。
Hondaは8秒差の2位。2連覇を狙ったトヨタ自動車が3位。GMOインターネットグループは過去最高の4位に入った。
1区はGMOインターネットグループの吉田祐也が序盤から速いペースで集団を引っ張る展開。残り1キロを切り、旭化成の高卒2年目の長嶋幸宝がスパートを決めて抜け出した。
2区は中盤以降、GMOインターネットグループの今江勇人、Hondaの小山直城、旭化成の茂木圭次郎の3人で先頭を争い、15キロ過ぎで仕掛けた今江が先頭に立った。
3区は7キロ付近からトヨタ自動車の太田智樹と旭化成の葛西潤の並走となり、13キロ付近で前に出た太田がそのままトップでたすきを渡した。
4区はトヨタ自動車のサムエル・キバティがリードを広げた。Hondaのビンセント・イエゴンが2人抜きで3位に浮上した。
5区はHondaの青木涼真が2人抜きでトップに立つ快走をみせた。6キロ過ぎで旭化成の大六野秀畝に追い付き、そのまま並走。11キロ過ぎで先頭のトヨタ自動車・西山雄介を一気に抜き去ると、15キロ手前でペースを上げて、大六野も引き離した。
6区はHondaの久保田徹がトップを守った。旭化成の斎藤椋も粘り、12秒差の2位でたすきをつないだ。
7区は旭化成の井川龍人がHondaの中山顕とのデッドヒートを制し、逆転で優勝のフィニッシュテープを切った。(記録は速報値)