「独裁」「傲慢」どこか愛嬌 渡辺恒雄さん、プロ野球界に残した功罪

インタビューに答える渡辺恒雄・読売新聞主筆(肩書は当時)=東京都千代田区の読売新聞東京本社で2007年5月25日、丸山博撮影
インタビューに答える渡辺恒雄・読売新聞主筆(肩書は当時)=東京都千代田区の読売新聞東京本社で2007年5月25日、丸山博撮影

 プロ野球・巨人の元オーナーで、スポーツ界に大きな影響力を持った読売新聞グループ本社主筆の渡辺恒雄氏のことを、報道陣や世間は「ナベツネさん」と呼んでいた。ご本人は嫌がっていたそうだが、失礼を承知で、ここはやはり愛称を使わせてほしい。そうでないと、尊大で、しかしどこか愛嬌(あいきょう)のあった、あの雰囲気が出てこない気がする。

 何年か前、取材で読売新聞社内の執務室にお邪魔した。雑然とした印象で、机の上には書類や本がバラバラに重ねられていたが、長嶋茂雄、王貞治両氏らのサインボールやバットが飾られていたのが誇らしげだった。

 革張りの椅子にドッカリ腰を下ろしたナベツネさんの言葉の中で強く印象に残るのが、…

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