東日本大震災以降、水害や地震など度重なる災害に見舞われた福島県南相馬市は、県内でいち早く能登半島地震の被災地へ市職員を派遣した。先遣隊を務めた藤原央行(なかゆき)・危機管理課長(48)は、「ひとごとではなかった」と元日を振り返る。【聞き手・尾崎修二】
――1月2日に出発した経緯を教えてください。
元日の大地震発生を受け、危機管理の当番職員が庁舎に参集し、すぐ作業に取りかかりました。震災後に支援を受けた自治体などへ問い合わせたところ、石川県の七尾市と連絡が取れず、中能登町の反応が薄かった。
七尾市は震災後7年間も南相馬へ応援職員を派遣し、中能登町も物資や義援金で助けてくれました。大津波警報も出され3・11を思い出し、「ひとごとではない」と各部署に物資や給水支援、募金活動などの準備を依頼しました。
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