ロシア空港一時閉鎖　パレスチナ支持者、イスラエル出発便の入国抗議

　ロシア南部ダゲスタン共和国の中心都市マハチカラの空港で29日夜、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘を巡り、パレスチナ支持者がフェンスを破って滑走路になだれ込み、空港が一時閉鎖された。露紙コメルサントが報じた。当時、空港にはイスラエル中部テルアビブからの定期便が到着したところだった。

　ダゲスタンはイスラム教徒が多い地域。コメルサントなどによると、テルアビブからの航空機が到着する直前に、パレスチナ支持を訴える数百人の群衆が空港付近に集まり、イスラエルからの乗客が入国することに抗議していた。タス通信によると、群衆の一部は同便の乗客を探すために国際線ターミナルにも侵入していた。複数の警官が駆けつけ、侵入した人たちは間もなく排除されたが、警官と市民双方に負傷者がでているという。