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緊迫する中東情勢

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ガザ情勢対応で「バイデン離れ」表面化 24年大統領選に悪影響も

イスラエルとの紛争を巡って、パレスチナを支持する集会=米中西部ミシガン州で2023年10月13日、アンアーバー・ニュース・AP
イスラエルとの紛争を巡って、パレスチナを支持する集会=米中西部ミシガン州で2023年10月13日、アンアーバー・ニュース・AP

 米国のイスラム社会で、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスの戦闘を巡って、バイデン政権の「イスラエル重視」の対応に不満が高まっている。一部のイスラム圏からの入国を禁止したトランプ前政権と対照的に、バイデン政権はイスラム教徒に配慮する姿勢を示してきたが、今回の対応で「バイデン離れ」も表面化している。

 バイデン大統領は、ハマスが今月7日にイスラエルを攻撃した直後に「イスラエルと共にある」と強調し、イスラエルのガザ地区への攻撃を支持する姿勢を示した。10日の演説でもイスラエルの民間人被害の描写やハマス批判に時間を割く一方、イスラエルの空爆によるガザ地区の民間人被害については「ハマスが人間の盾として利用している。何の罪もない命の喪失は痛ましい」と触れた程度だった。

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