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熱海土石流

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日、大規模な土石流が発生。災害関連死を含む28人が犠牲になりました。

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熱海で土石流 市から「避難指示」なく 識者「想定外ではない」

土砂にのみ込まれた車両=静岡県熱海市で2021年7月3日午後3時43分、幾島健太郎撮影
土砂にのみ込まれた車両=静岡県熱海市で2021年7月3日午後3時43分、幾島健太郎撮影

 3日に土石流による大きな被害を出した静岡県熱海市では、1日から雨が降り続いていた。山を背にした被害現場は以前から土砂災害の危険性が指摘されていた。行政はどのように対応していたのか。被害は防げなかったのか。

 土石流が確認された熱海市伊豆山地区は、JR熱海駅の北約1・5キロにあり、伊豆山から相模湾まで険しい地形でホテルや旅館も点在している。伊豆山から相模湾の間には、東海道新幹線の線路もあり、土石流は海沿いまで達したとみられる。

 静岡県のハザードマップによると、土石流が確認された伊豆山地区は「土石流危険渓流」に囲まれ、急傾斜地崩壊危険箇所や地すべり危険箇所などが点在する。県から土砂災害警戒区域に指定されていた。

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