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合言葉は「ワールドカップの熱狂を止めるな」。ラグビーにまつわる人や話題、その魅力を記者が掘り下げます。

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「しびれるね」ラグビー名物レフェリー最後の笛 愛された戸田節

昨季のトップリーグのトヨタ自動車-クボタ戦でレフェリーを務めた戸田京介さん=2020年2月22日午後3時46分 ⒸKRPU Y.Shimizu
昨季のトップリーグのトヨタ自動車-クボタ戦でレフェリーを務めた戸田京介さん=2020年2月22日午後3時46分 ⒸKRPU Y.Shimizu

 長年にわたり、日本ラグビー界を支えてきたトップレフェリーが一線を退いた。国内19人の日本協会公認A級レフェリーの戸田京介さん(51)。試合中に選手へかける言葉はユーモアに富み、「戸田節」と呼ばれる。選手やファンに親しまれてきた原点を尋ねた。

「25年ずっとこのキャラクター」

 9日に静岡・エコパスタジアムであったトップリーグ(TL)プレーオフトーナメント準々決勝の神戸製鋼-クボタ戦。レフェリー歴25年の戸田さんにとって最後の試合となった。節目の舞台も「絶口調」だった。ラグビーはレフェリーにマイクが装着されており、選手への指示などの音声がテレビ中継を通して聞こえてくる。印象的な言葉の数々に、SNS(ネット交流サービス)上には「#戸田レフェリー」の書き込みもあった。

 まずは前半8分。「手を上げない。手を上げるのは横断歩道の時だけ」。神戸製鋼のPK時、手を上げてキックを妨害したクボタの選手を注意した。

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