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不登校 受け皿づくり広がる 学校だけが居場所じゃない /兵庫

西宮市議会であった不登校の親や支援団体との意見交換会=西宮市で、井上元宏撮影
西宮市議会であった不登校の親や支援団体との意見交換会=西宮市で、井上元宏撮影

 県内自治体で不登校の児童生徒の“居場所”づくりが広がっている。小中学校の不登校は県内で2018年度に7609人と5年間で6割も増加しており、西宮市は学校外に開設している「適応指導教室」を増やす予定。尼崎市では運営をNPOに委託してノウハウの活用を図る。国は、増加を続ける不登校の児童生徒の教育機会を確保しようと学校復帰の結果だけを目標としない支援を促しており、親への相談支援強化を求める声も上がっている。【井上元宏】

 西宮市は21年4月に同市中島の旧瓦木幼稚園を改装し、3カ所目の適応指導教室「あすなろ学級」を開設する。19年10月、従来の市こども未来センター(同市高畑町)に加え、同市花園町の旧幼稚園舎に新設したが、1カ月で両施設あわせて約70人の受け入れ能力では不足する見通しになった。

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