北朝鮮の国防科学院報道官は8日、談話を発表し、7日午後に北西部・平安北道(ピョンアンプクド)東倉里(トンチャンリ)の西海(ソヘ)衛星発射場で「非常に重大な試験」を行ったと明らかにした。国営の朝鮮中央通信が報じた。内容は明らかにしていないが、大陸間弾道ミサイル(ICBM)関連の可能性がある。
北朝鮮が米国との非核化交渉の期限とする年末が迫る中、中断してきたICBMの発射実験の再開をほのめかし、米国に譲歩を迫る狙いがあるとみられる。トランプ米大統領は8日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長に対し「敵対的な行動をとれば、すべてを失うことを分かっているはずだ」とツイッターに書き込み、けん制した。一方、菅義偉官房長官は9日の記者会見で「情報収集、分析、警戒監視に全力を挙げ、わが国の平和と安全を確保する」と語った。
試験について、国防科学院の報道官は朝鮮労働党中央委員会に結果を報告したとし「遠からず(北)朝鮮の戦略的地位をもう一度変化させる上で重要な作用をするであろう」とコメント。韓国の慶南大学・極東問題研究所の金東葉(キムドンヨプ)教授は「ICBM用の固体燃料エンジンの試験ではないか」と分析している。
この記事は有料記事です。
残り628文字(全文1139文字)
あわせて読みたい
' +
'
' +
'' + csvData[i][2] + '
' + '' +
'' + listDate + '' +
'
' +
'