「要望応えたい」 生まれた川重不正 防衛省予算から物品供与の構図

海上自衛隊の潜水艦乗組員らに物品を提供していた問題について、記者会見の冒頭で謝罪する川崎重工業の橋本康彦社長(右)=東京都港区で2024年12月27日午後6時33分、藤井達也撮影
海上自衛隊の潜水艦乗組員らに物品を提供していた問題について、記者会見の冒頭で謝罪する川崎重工業の橋本康彦社長(右)=東京都港区で2024年12月27日午後6時33分、藤井達也撮影

 潜水艦の乗組員に供与されていた物品の調達費用は、防衛省との修理契約の中から支払われていた――。川崎重工業が海上自衛隊員に物品を供与していた問題で、不正のスキームが明らかになった。川重と防衛省がそれぞれ27日に公表した調査結果で指摘した。現場の乗組員の要望と防衛省の予算措置との間の「ミスマッチ」も浮かび上がった。

 海自の潜水艦は川重と三菱重工業が建造し、現有25隻のうち12隻が川重製だ。3年に1度の定期検査や年次検査の度に「生まれ故郷」の川重神戸工場(神戸市)で修理・点検を受ける。…

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