音楽を遊ぶlittleBitsとGO-DJ、音楽を語るスゴ本オフ
音を遊ぶと音楽になる。
電子ブロックの音楽版ともいうべきlittleBitsで遊んだ。レゴのようなブロック型のパーツを組み合わせ、ツマミやキーを調節する。すると、音が連なりテンポが加わり、音楽に成長する。音の発信源となるオシレーターや信号を入力するキーボード、音を加工するフィルターやディレイなどのモジュールが用意されており、つなぐ順番は自由自在。
秀逸なのは、パーツの結合部が磁石になっており、誤ったつなげ方をしようとすると、反発する仕掛けになっているところ。このデザインは素晴らしい。さらに、つなげる順番のアフォーダンスが優れている。最初は電源、その右側からオシレーターをつなげ、さらにその右にフィルターといったように、発生した音が右へ右へつながるにつれて加工されている過程が「見える」ところ。
次は、Monster GO-DJを遊ぶ。バッテリーで動くポケットサイズのDJシステムだそうな。液晶で再現されたターンテーブル、物理スイッチのミキサーやエフェクター一切合財がペンケースサイズに詰まっている。プロの方をお呼びして、実際にプレイしてもらうのだが、このサイズで完全に成立していることが凄い。
夕方からはスゴ本オフ、テーマは「音楽」で。バッキバキのロックバンドを、日本娘の超甘のシュガーコーティングしたBABYMETALを熱く語ったり、クラシックで空耳アワーをYoutubeで再現して爆笑したり、はたまたSFと音楽の美しい融合論を聞いたり、なんでもアリのオフでしたな。わたしは錯視・錯聴による認知の本質について→[知覚を生み出す脳の戦略『音のイリュージョン』]。
twitterまとめは、[BABYMETAL愛から音楽とSFの美しい融合『銀の三角』、空耳アワークラシックから本当は恐ろしい子守歌まで、スゴ本オフ「音楽」まとめ]をどうぞ。紹介された本・音楽・映像は以下の通り。
- Emancipation/Prince
- go Home!/U2
- ギミチョコ!!/BABYMETAL
- 空耳アワーPart1『レクイエム 主、イエスキリスト』モーツァルト
- 空耳アワーPart2『オペラ フィガロの結婚 第3幕』、『レクイエム「9.聖なるかな」』、『オペラ 魔笛 第3幕』モーツァルト
- 空耳アワー番外編『オペラ ラ・ボエーム 2幕フィナーレムゼッタのワルツ『私が街を歩けば』プッチーニ
- 空耳アワーPart3『オペラ ノルマ からアリア 清らかな女神』ベッリーニ
- 空耳アワーPart4『カルミナブラーナ 8.今こそ愉悦の季節』オルフ
- 空耳アワーPart5『オペラ 魔笛から夜の女王のアリア 復讐の炎は地獄のように我が心に燃え』モーツァルト
- 『EXIT(エグジット)』藤田貴美(白泉社)
- 『失くした1/2―尾崎豊にアンサー・コール』CBS・ソニー出版
- 『永遠の森 博物館惑星』菅浩江(ハヤカワ文庫JA)
- 『伝説のイエロー・ブルース』大木トオル(講談社文庫)
- 『うたってよ子守唄』西舘好子(小学館文庫)
- 『ユーザーイリュージョン―意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ(紀伊國屋書店)
- 『黒人リズム感の秘密』七類誠一郎(郁朋社)
- 『ポクの音楽武者修行』小沢征爾(新潮文庫)
- 『ピアニストという蛮族がいる』中村紘子(文春文庫)
- 『銀の三角』萩尾望都(白泉社)
- 『チャーリー・パーカーの技法』濱瀬元彦(岩波書店)
- 『音のイリュージョン』柏野牧夫(岩波科学ライブラリー)
この音遊び、もう一度やりますぞ。シンセサイザーのKORGとRovioによるコラボイベントで、LittleBits Synth Kitを遊び倒せる。自分だけのオリジナルアングリーバードソングを創ろう。8/31、麹町、参加費無料で、「KORG x Rovio アングリーバード 音遊びワークショップ !!」をチェックしてほしい。
そして、次回のスゴ本オフは「猫と犬」、9/27(土)渋谷某所でやります。[facebook:犬と猫のスゴ本オフ]からどうぞ。なんとな~くだけど、スゴ本オフのメンバーは猫派が多いような気が……
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