この山の本がスゴい
オススメ本をもちよって、まったりアツく語り合う。
本を通じて人を知り、人を通じて本に会う。「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」の、「あなた」と「スゴ本」が続々集まってくる。読書半径を拡張させ、既知だが未読を動機づけ、切口の斬新さに驚く。
今回のテーマは「山」。山と渓谷社さんのご協力で、モンベル渋谷店にて開催する(ヤマケイさん、モンベルさん、ありがとうございます)。いわゆる登山をテーマにした定番から、参加者のお父さんの登攀日記(モノクロ写真付き)、生活の場としての山、異界や霊場としての山、さらには墜落現場や地殻変動の場として、さまざまな「山」が紹介される。
多くの方が強力に推したのが、沢木耕太郎『凍』。壮絶な登山をされてきた山野井夫妻のノンフィクションなのだが、簡潔ながら迫力ある描写に呑まれるように読み干してしまう。わたしが一気に読んだとき、血の味に気づいた。クライミングの緊張感と手術シーンの痛みがあまりに強烈で、全身に力を込めずっと歯を食いしばっていたから[歯を食いしばって読む『凍』]。
ただし、あまりに文が巧すぎ、真に迫りすぎている。遼太郎氏や七生センセのような、「見てきたような」書き口に、思わずと疑ってしまう。そんな疑問を粉々にしてくれるのが、本人が書いた『垂直の記憶』([『垂直の記憶』はNo.1スゴ本])。登攀への凄まじい意志に、そのまま撃たれ、「生きている」という強烈な感情が伝わってくる。淡々とした語りで、過酷な事実を積み重ねる。平凡な形容詞だが、なるべく正確に記そうとする。しかし、書かれていることは平凡から遠い。世界に誇る日本のアスリートの具体的な軌跡は、[山野井泰史氏が挑んだ山、大岩壁]を見てほしい。
このオフ会で沢山の方が「これ!」と挙げたのは、身体の一部を失って、壮絶な、死ぬ思いをして、それでも帰ってきたから。静かだが強い意志に共鳴したから。指を失うという、クライマーとしては致命的なダメージを受けた後、どうなったのか?山を離れたのか?その答えは、『白夜の大岩壁に挑む』にある。北極圏グリーンランド、標高差1300mの未踏の垂直の世界に挑む山野井夫妻の“行動”を通じて、意思が伝わってくる。悲壮感はまるでなく、命がけで「好きを貫く」を実行している。メッセージ性は一切ないのに、伝わってくるものがある。ぜひ皆に読んでほしくて、思わず二冊も買って放流してしまった。
意外な?スゴ本が、『ゴルゴ13(第119巻)』。8000m超の雪山で人民解放軍と戦う、ゴルゴ史上指折りの過酷さ。パンチェン・ラマという少年僧が亡命を試みた、というのが元ネタ。現実では彼の運命は分からないままだが、ゴルゴが逃がしてあげたのだ、というストーリー(依頼人はダライ・ラマ!)。追う側の人民解放軍のウンチクが、ひたすら長くてキレている。「共産党は仏の上にある」という掴みが笑えるし、山野井さんを賞賛する場面では、絶妙にくすぐられる。
『ゴルゴ』シリーズは綿密な下調べと時事ネタが特色なのだが、雪山でゴルゴが取った行動は、登山の専門家からしても確度が高いらしい。吹雪の中、ゴルゴが少年をクレバスの中にビバークさせるのだが、(下まで落っこちなければ)正しいビバークだって。
凄い本というより、凄い人なのが、吉田智彦『信念』。前人未踏の一万日連続登山に挑んだ、毎日登山家の壮絶なライフヒストリー。定年退職の翌日から始めて、一万日(およそ27年間)連続で山に行く。「以後の出社は山に」という名言。どう見てもホームレスな格好なのだが、執念のような修験者のような人生後半。「生きること=登ること」なのだ。雨の日も風の日も嵐の日も山に登り続けるのだが、凄まじいのは、ひき逃げされたとき。警察に届けると入院させられるから黙ってるという壮絶さ。奥さんが入院しても山。怒られるんじゃ……と思いきや、夫婦愛も深いという。
いわゆる徹夜小説としてオススメしたのが、『北壁の死闘』だ。冒険ミステリ、ラブロマンス、サスペンス、アクション、手に汗握る要素ぜんぶ入り。第2次大戦末期、原子爆弾の開発をめぐってナチスドイツが精鋭クライマーを集めて打った奇策。追いつめられた彼らがアイガー北壁で繰り広げた壮絶な死闘……という謳い文句だが、登攀が始まったら、手から本が離れなくなるぞ。臨場感ありまくり、心拍数あがりまくり、危ないッて思わず目を閉じてしまうくらい。読まずに死んだらもったいない、これを超えるのがあったら、ぜひ教えて欲しい(必ず読む)。
記憶に刻み込まれている山として挙げられたのが、御巣鷹山。『墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便』と『クライマーズ・ハイ』が多数紹介される。「山」と聞くと、どうしても思い出してしまうのだ。
1985年8月12日、群馬県・御巣鷹山に日航機123便が墜落し、一瞬にして520人の生命が奪われた。この未曾有の惨事に対し、遺体の身元確認の責任者として、最前線で捜査にあたった著者が渾身の力で書きつくした記録が、『墜落遺体』。
誰が悪いのか、という判断を措いて、淡々と書かれているのが良いという。ドライブレコーダーの記録を読むと、どうしてこんなことが起きてしまったのか、おぞましさと厳しさに身がすくむ。その一方で、最後の最後まで、機内アナウンスを冷静に進めようとするスチュワーデスの様子に、胸が一杯になる。かなりキツい描写もあるが、このような本を出してもらい、出版関係者に感謝を捧げたい、というドキュメント。
『墜落遺体』と一緒に紹介されることが多かったのが、『クライマーズ・ハイ』。
こちらは小説になる。御巣鷹山の日航機事故で運命を翻弄された地元新聞記者たちのの悲喜こもごもが濃密に描かれている。未曾有の大事故に決然と立ち向かう人、あるいは奔流を前に立ちすくむ人びとの生々しい描写がすごいらしい。
「山」そのものよりも、そこから連想するものとして挙げられた傑作が、吉村昭『羆嵐』。既読だったが、「山」と結び付ける発想は無かったので出てきたときにはアッと驚いた。確かにこれは、「山」だ。『羆嵐』のモデルは、1915年の北海道三毛別羆事件。Wikipedia[三毛別羆事件]によると、人間の味を覚えたヒグマが民家を襲い、7名死亡、3名が重傷を負った日本史上最大規模の獣害事件だという。あまりに怖すぎる描写に、山の最怖ホラーとしてオススメ(?)される。山の恐怖譚で、これより怖いものがあったら、教えてほしいという。
今思い出した「山の最怖ホラー」は、綾辻行人『殺人鬼』。サマーキャンプに突然現れた殺人鬼がひきおこす阿鼻叫喚に満ち満ちたスプラッター・ホラー。描写のいちいちがグロくてエグくて読めない方が続出すること請け合う。血みどろフィーバーのみならず、ファイナルストライクが凄まじくて、良い意味でも(悪い意味でも)必ず驚くに違いない。
世界最高峰のエヴェレストをめぐるミステリも紹介される。『そして謎は残った』という、伝説の登山家マロリー発見記だ。エヴェレスト山頂近くで姿を消したマロリーの遺体を発見した米捜索隊の手記。表紙がマロリーの死体なのだが、エベレストの死体って、こんなに綺麗に残っているのかと驚く。75年前の死体なのに。マロリーは登頂に成功したのか?この謎を解く鍵は、彼が携行していたカメラになる。
そしてこのカメラを鍵にして展開される壮大な物語は、夢枕獏『神々の山嶺』。前人未到の「エベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂」に挑む伝説のクライマーを描いている。紹介された女性の方によると、主人公の羽生は、放浪ライオンのコミュニティーを想起させられるという。最強の一人(一匹)だけが生き延びられる。「女の私からすると、とてもセクシー。そういう、悲壮感を背負っている主人公は、セオリーとして死ぬんです」このツッコミに会場が湧く。強い男=セクシーな男なのか。
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わたしも読んだが、ラノベのように軽やかに青臭く、おっさんたちの生きザマを泥臭いと感じた。銭金や顕示欲や人間関係の欲望がドロドロしていればいるほど、エベレストが崇高に気高く見えたもの。読むと心の奥に火が点けられ、ずっと昔に封印した「自分は何のために生きているのか」そして「自分が本当にやりたかったこと」を沸々と思い出す危険な副作用がある徹夜小説だった。
モンベルの中の人のプレゼンをご紹介。趣味でクマの映像を撮っている方なのだが、いわゆるバードウォッチングを進めた「ワイルドウォッチング」というものなのだろうか。[GoWild01]にまとめられている。急峻な崖をトラバースしていく熊の様子や、母子熊の生態を紹介してくれる。
崖で子育てする母子熊のフリークライミング、ぴょこぴょこする子熊が可愛い。だが、崖で子育てするにはワケがあるのだ。気が立った雄熊に殺されないよう、見晴らしが良く、近づくのに時間がかかる崖をわざわざ選んでいるそうな。
望遠のせいか、かなり近く見える。100mくらい離れたところから撮影しているとはいえ、100mって熊にすれば一瞬じゃないの?間に谷があるとはいえ、吉村昭『熊嵐』の後に見ると、やはり怖い。
youtubeで気軽に見ることができるけれど、撮る方は大変だ。片道3時間かけて撮影場所まで移動し、一日掛けて撮影。ほとんど出会えず、帰ることもままあるらしい。
モンベル製品のプレゼンもしてもらう。カラビナとかハーネスとか、登山グッズかなと思いきや、エレクトロニクスの紹介に驚く。ポータブルソーラーパネルの「GoalZero」や、携帯火力発電器「BioLite」といった、スゴ物が出てくる。バックパックに貼り付けたソーラーパネルで充電してiPhoneのGPSを使って山登りとか、どんだけ未来になっているんだ!
夜になって光を利用できなくなったら、BioLite。熱の温度差を利用して発電する、携帯火力発電器だ。焚き火で発電するという発想が凄い。落ち葉とか枯れ枝を集めてストーブに入れて、燃やす。充電された電気でファンが駆動して、ストーブに空気を送り込む⇒さらによく燃えるというわけ。溜まった電気はUSBからもらえる仕掛けになっている。アウトドアだけでなく、防災用品としても良いかも。
他にも、 「吹雪の山荘に閉じ込められる」パターンお約束の『古畑任三郎FINAL』や、小松左京『日本沈没』よりも現実味溢れる石黒耀『死都日本』、世を捨てて山野を旅した山頭火の句集など、「山=登山」の発想から離れた作品が並ぶ。わたしは「宇宙から見た目印としての山」という観点から、岩明均『七夕の国』やスピルバーグ監督『未知との遭遇』を紹介する。紹介・言及されたラインナップは以下の通り。
- 『羆嵐』吉村昭(新潮文庫)
奥羽
- 『八甲田山 死の彷徨』新田次郎(新潮文庫)
- 『八郎』斎藤隆介(福音館書店)
- 『山深き遠野の里の物語せよ』菊池照雄(新泉社)
富士山
- 『富士山頂』新田次郎(文春文庫)
- 『富士覚醒』石黒耀(講談社文庫)
御巣鷹山
- 『墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便』飯塚訓(講談社プラスアルファ文庫)
- 『クライマーズ・ハイ』横山秀夫(文春文庫)
日本アルプス
- 『岳』石塚真一(小学館)
- 『単独行』加藤文太郎(ヤマケイ文庫)
- 『槍ヶ岳開山』新田次郎(文春文庫)
- 『劒岳 点の記』新田次郎(文春文庫)
- 『氷壁』井上靖(新潮文庫)
- 『谷川岳の岩場』武藤昭(山と渓谷社)
津々浦々
- 『信念』吉田智彦(山と溪谷社)
- 『山頭火句集』種田山頭火(ちくま文庫)
- 『考える人/人は山に向かう』(新潮社)
- 『Number Do あの山はもっと遊べる!』(文藝春秋)
- 『Number Do Summer 2013 日本百名山を再発見』(文藝春秋)
- 『ランドネ』(エイ出版社)
- 『編集後記 雑誌編集者の時間』勝峰富雄(インプレスR&D)
- 『ぼくは猟師になった』千松信也(新潮文庫)
- 『山なんて嫌いだった』市毛良枝(ヤマケイ文庫)
- 『邂逅の森』(熊谷達也)
- 『日本の森を支える人たち』(晶文社)
- 『熊を殺すと雨が降る』(山と渓谷社)
- 『山登りはじめました』鈴木ともこ(メディアファクトリー)
- 『雨のち晴れて、山日和』(唐仁原 教久)
- 『くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを』伊沢正名(山と溪谷社)
- 『神去なあなあ日常』三浦しをん(徳間文庫)
- 『女のはしょり道』伊藤理佐(講談社)
- 『みんなちさこの思うがままさ』池田知沙子(山と渓谷社)
- 『林さんチャーハンの秘密』林 政明(センチュリープレス)
- 『アントキノイノチ』さだまさし(幻冬舎)
チベット
- 『チベット旅行記』河口慧海(講談社学術文庫)
- 『チベットのモーツアルト』中沢新一(せりか書房)
- 『ゴルゴ13 パンチェン・ラマ編(第119巻)』さいとうたかを(リイド社)
- 『ミニヤコンカ奇跡の生還』松田宏也(山と渓谷社)
ヒマラヤ
- 『凍』沢木耕太郎(新潮文庫)
- 『垂直の記憶』山野井泰史(山と溪谷社)
- 『神々の山嶺』夢枕獏(集英社文庫)
- 『一歩を越える勇気』栗城史多(サンマーク出版)
- 『梅里雪山』小林尚礼(山と溪谷社)
- 『そして謎は残った 伝説の登山家マロリー発見記』ヨッヘン・ヘムレブ(文藝春秋)
- 『雪豹』ピーター・マシーセン(めるくまーる)
- 『青春を山に賭けて』植村直己(文春文庫)
アンデス
- 『運命を分けたザイル』ブレンダン・マッキー演(ポニーキャニオン)
- 『高い砦』デズモンド・バグリィ(ハヤカワ文庫NV)
グリーンランド
- 『白夜の大岩壁に挑む』NHK取材班(新潮文庫)
アイガー
- 『北壁の死闘』ボブ・ラングレー(創元ノヴェルズ)
ヨーロッパ
- 『雨天炎天』村上春樹(新潮文庫)
- 『イタリア異界物語』増山暁子(東洋書林)
- 『地球の歩き方 クロアチア/スロヴェニア』(ダイヤモンド社)
フィクションとしての山
- 『コスモスマーフ』ペヨ(小峰書店)
- 『山で見た夢』勝峰富雄(みすず書房)
- 『類推の山』ルネ・ドーマル(河出文庫)
- 『死都日本』石黒耀(講談社文庫)
- 『マウイの五つの大てがら』チャールズ・キーピング(ほるぷ出版)
- 『サクリファイス』近藤史恵(新潮文庫)
- 『ホワイトアウト』真保裕一(新潮文庫)
- 『今、甦る死』三谷幸喜(ポニーキャニオン)
北海道
おまけ。『考える人 人は山に向かう』で紹介されている、山のベストは以下の通り。上のリストと合わせて、攻略していきたい(そして積読山の標高がさらに増すのであった)。
池内紀が選ぶ山の文学ベスト10
- 柳田国男『山の人生』 岩波文庫「遠野物語・山の人生」
- 早川孝大郞『猪・鹿・狸』 講談社学術文庫
- 南方熊楠『山男について そのほか』南方熊楠コレクション2
- 草野心平『富士山』
- 戸川幸夫『高安犬物語』新潮文庫
- 辻まこと『山からの絵本』創文社
- 新田次郎『強力伝』新潮文庫
- 深沢七郎『楢山節考』新潮文庫
- ジャック・ロンドン『野性の呼び声』新潮文庫
- ドーデ『アルプスのタルタラン』岩波文庫
湯川豊が選ぶ山の文学ベスト10
- アルセーニエフ『デルスウ・ウザーラ』東洋文庫
- 坂本直行『雪原の足あと』岩渓堂
- 今森光彦『里山の少年』新潮文庫
- 植村直己『青春を山に賭けて』文春文庫
- 星野道夫『イニュニック』新潮文庫
- 田部重治『わが山脈五十年』平凡社
- 梨木香歩『水辺にて』ちくま文庫
- 宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫
- W・ノイス『エヴェレスト その人間的記録』文藝春秋社
- M・リゴーニ・ステルン『雷鳥の森』みすず書房
編集部「山の本」リスト
- 山野井泰史『垂直の記憶』
- 沢木耕太郎『凍』
- 鈴木牧之『秋山紀行』
- 宇江敏勝『山びとの記 木の国 果無山脈』
- 湯川豊『イワナの夏』
- 北杜夫『白きたおやかな峰』
- 谷口ジロー『神々の山嶺』
神長幹雄が選ぶ、山の遭難文学ベスト30
- 『新編風雪のビヴァーク』松濤明、ヤマケイ文庫
- 『山の遭難 生きた、還った』永田秀樹編、東京新聞
- 『生還』羽根田治、山と渓谷社
- 『死者は還らず』丸山直樹、山と渓谷社
- 『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』羽根田治、山と渓谷社
- 『山で死なないために』武田文男、朝日文庫
- 『ピッケルを持ったお巡りさん』富山県警察山岳警備隊編、山と渓谷社
- 『アルプス交番勤務を命ず』谷口凱夫、山と渓谷社
- 『空飛ぶ山岳救助隊』羽根田治、ヤマケイ文庫
- 『北アルプス 大日岳の事故と事件』斎藤惇生、ナカニシヤ出版
- 『いまだ下山せず!』泉康子、宝島sugoi文庫
- 『山に逝ける人々』春日俊吉、森林書房
- 『山への祈り』安川茂雄編著、二見書房
- 『リーダーは何をしていたか』本多勝一、朝日文庫
- 『狼は帰らず』佐藤稔、中公文庫
- 『残された山靴』佐藤稔、ヤマケイ文庫
- 『みんな山が大好きだった』山際淳司、中公文庫
- 『ドキュメント気象遭難』羽根田治、山と渓谷社
- 『山の遭難』羽根田治、平凡社新書
- 『死のクレバス』ジョー・シンプソン、岩波現代文庫
- 『空へ』ジョン・クラカワー、文春文庫
- 『K2 嵐の夏』クルト・ディームベルガー、山と渓谷社
- 『K2 非情の頂』ジェニファー・ジョーダン、山と渓谷社
- 『ミニヤコンカ奇蹟の生還』松田宏也、ヤマケイ文庫
- 『生と死のミニャ・コンガ』阿部幹雄、山と渓谷社
- 『梅里雪山』小林尚礼、ヤマケイ文庫
- 『垂直の記憶』山野井泰史、ヤマケイ文庫
- 『凍』沢木耕太郎、新潮文庫
- 『エピック われ生還す』クリント・ウィリス、扶桑社セレクト
- 『冬のデナリ』西前四郎、福音館文庫
ガチな登山小説から歴史物、ホラーやファンタジーまで、様々な発想が集まった「山の本」、(わたしも含め)ご堪能あれ。モンベルさん、ヤマケイさん、参加された皆さま、ありがとうございました。
次のスゴ本オフは、こんなスケジュール。
アイドル
9/7(土)15:00-20:00
麹町のKDDI Web Communications さんの6F
参加費2000円
[詳細・申込]
Love
9/29(日)14:00-18:00
麹町のKDDI Web Communications さんの6F
参加費2000円
[詳細・申込]
『ムード・インディゴ うたかたの日々』無料試写会
「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー監督が
恋愛小説の最高峰ボリス・ヴィアン「うたかたの日々」を映画化
9/29(日)18:30-21:00
麹町のKDDI Web Communications さんの6F
参加費:無料
[詳細・申込]
トリック&マジック
10/27(日)15:00-20:00
麹町のKDDI Web Communications さんの6F
参加費2000円
[詳細・申込]
本を知るだけなら、リアル/ネットショップでできる。だけど、選りすぐりの本に出会えるのは、そして思い入れたっぷり読み手と知り合えるのはスゴ本オフだけ。アンテナの感度と範囲を広げる、よいチャンス。ふるってご参加あれ(楽しい&美味しいゾ)。

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