ぼくのだいじなあおいふね(ディック・ブルーナ)
そういや障害者をテーマにした絵本ってあるのかな… と図書館へ。今回は「ぼくのだいじなあおいふね」を読み聞かせ。ディック・ブルーナの描いた男の子が目じるし。
このベンという5才の子、よく見ると耳から線が伸びている。線は腰の補聴器につながっている。聴覚障害というやつで、通いのせんせいから「くちびるを読む」ことを習っているところだ。その最初のコトバがあおいふね。
この「あおいふね」のところでたっぷり間をとってゆっくり発音する。さらに「パパの口を見てごらん」と発音するときの口の動きを注目させながら読み聞かせ、というより読み見せる。
次に発音せずに口の動きで「あおいふね」と言ってみたり、「口の動きだけで何をいっているのかを当てる」遊びをしてみる。
もちろん3才のわが子には「耳が不自由」という概念そのものを理解できるはずもない。絵と唇を交互に見ながら読んでもらうという、変わった体験をしただけ。
後にスゴい絵本があることを知る。「さっちゃんのまほうのて」だ。amazonレビュー読んでグッと涙をこらえる…
涙腺が弱いことは自負しとりますよ、ええ。もちろん読んでみるつもり。以下自分メモ。いくつかを読み聞かせしようかと。
「わたしの妹は、耳がきこえません」(ピーターソン)偕成社
「わたしたちの トビアス」偕成社
「どこがちがう マリア」(セルピーターセン)偕成社
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