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子どもへのまなざし:忘れるという「能力」でクヨクヨするのを止める

これは佐々木正美著「子どもへのまなざし」を読んで感じたことをつづったものです。

 子どもと接していて「ああ、こんなことを言わなきゃよかった」「ヒドイ態度を取ってしまって、悪い見本を見せちゃった」と毎日後悔ばかり。もーっと振り返って「妊娠中にハデな夫婦喧嘩、いっぱいしたよなぁ、子どもがヒステリックなのは、あのときのケンカが原因なのかななぁ」…と、クヨクヨしてた時期がありました。

 タイムマシンがあって時間を遡ることができるのなら、こうした心配もするべきでしょうが、今の私の収入ではタイムマシンは買えません。

 じゃぁどうするか?

 自分が影響力を行使できるのは、「現在のみ」と割り切ります。「今」この子をどう育てていこうか? という気持ちでもって、毎日を過ごします。「今」と「ここ」に集中することで、過去のクヨクヨから決別します(過去の「教訓」は忘れないけれど)。いまだけ最善を尽くせばいい。その結果「失敗」したって、子どもはそれなりに育っていくもんだ… と考えれば、チョト楽になれました。

 幸いなことに、私はこの「忘れるという能力」が人並み以上にに優れています。約束をすっぽかす。メールの返事を忘れる。買い物リストがあるのに買い忘れる… 素晴らしい。この忘れるという能力、かつては「老人力」と呼ばれてたこともあったっけ(遠い目)。
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