ゆうPRESS
新鮮 資本論
「搾取」ってムチ打ち働かせるイメージだった
労働者の主張の大事さわかった
東大で自主ゼミ
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「2009年に『資本論』を読む」。このタイトルの自主ゼミが東京大学で開かれています。日本共産党の不破哲三社会科学研究所所長の『「資本論」全三部を読む』(新日本出版社)を使って月2回、1年で読み切ることをめざして、1、2年生が学びます。(染矢ゆう子)
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ゼミが始まったのは2008年度から。東大の1、2年生でつくる日本民主青年同盟(民青同盟)駒場班が新入生からとったアンケートで関心のある民青同盟の活動を聞いたところ、「『資本論』を読みたい」という学生が多かったことから始まりました。昨年は10人、今年は13人からスタートしました。
貧困と格差が深刻化のなか
講師を務める日本共産党東京都委員会の石井耕太さん(57)は「世界的な経済危機が起こったり、日本で貧困と格差が深刻化するなかで、資本主義そのものについて深くつかみたいという思いが強まっているのではないでしょうか」と話します。
「『資本論』が理解できたら、かっこいい」と参加した由理さん(1年)は、理系の学生です。
「商品からはじまり、価値、貨幣、資本、と分析をすすめる方法は原子、分子と分析をすすめる化学みたい。そうやって社会を見て、目の前の現象を説明できるのがすごい」。ゼミには欠かさず出席しています。
サヤカさん(2年)は、参加するまで、搾取といえば、ムチを打って労働者を働かせるようなイメージを持っていました。
「普通の『雇い』『雇われ』の中に搾取がひそみ、普通に賃金をもらっていても、(賃金分の)必要労働時間以上に働かされているという(剰余価値の)しくみにびっくりしました」と話します。
実家は中小企業を経営し、しばしば労働組合との交渉が決裂しているといいます。
「要求実現をかかげてストライキや春闘をする労働者に対して、『経営する方も大変なのに』と思っていました。でも、労働者が権利を主張し、対立することがなくなると搾取されるだけになると分かりました。労働組合も大事だと思いました」と話し、「資本主義の矛盾をどう変えていくのか興味があります。2、3ページで挫折した『資本論』の本文も読んでみたい」と意欲をもやします。
頭から拒否していたけど
「『資本論』、マルクスというと、共産主義万歳というイメージがあって、頭から拒否していた」と話す弘樹さん(1年)。「一度読んでみようよ」と話す民青同盟員に誘われて、参加するようになりました。
「『資本論』に書いてあるのは、資本主義のしくみがどうなっていて、どういう矛盾があるのかということが中心なんだと分かりました。マルクスは生産手段を共有することが必要と言っているだけ。それでいいじゃないかと思いました」と言います。
講師の石井さんは「マルクスの理論についての新鮮な発見と、それが現代に生きていることを、ともに実感しながらすすめています」と話しています。(学生は仮名)
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マルクス『資本論』の魅力について2人に話を聞きました。
「これでいいのか」 考える姿勢ができる
神戸女学院大学教授の石川康宏さんの話 『資本論』は、資本主義社会の全体像をつかまえるという野心にもとづいた著作です。リストラ、貧困、恐慌等がなぜ起こるのかを根本から統一して考えています。
大学で学ぶ近代経済学は、全体としては資本主義が人びとの利害をどう調和させるかをのべるものです。しかし、実際には調和の破綻(はたん)が周期的な恐慌を生み出しています。
『資本論』は、資本主義社会がこれまでの社会とどこが違うのかを、人類史的視野でつかむことができます。社会に流される生き方でなく、これでいいのかと考える姿勢ができます。すべてを一度にわかろうとしないで、最後までページをめくってみましょう。
労働者なんだと実感させられる
労働学校で『資本論』を学ぶ、保険代理店に勤めるM子さん(30)の話 『資本論』に書かれた19世紀の資本主義のもとでの資本家と労働者の対立関係は今も変わりません。『資本論』を学び、今の自分が労働者なんだと実感しました。豊かで文化的な生活を送ろう、貧困からぬけだそうと思ったらたたかわなあかん、と思いました。
不破さんが語る
30日・11月6日にセミナー
マルクスは生きている~公開連続セミナー
◇講師=不破哲三日本共産党社会科学研究所所長
◇第1回「大学時代にマルクスが必読な理由」
10月30日(金)
◇第2回「マルクスの眼で見た21世紀の日本と世界」
11月6日(金)
◇時間=いずれも午後6時20分から
◇場所=東京大学駒場キャンパス内(京王井の頭線「駒場東大前駅」東口下車すぐ)
(出所:日本共産党HP 2009年10月19日(月)「しんぶん赤旗」)
生産手段の社会化 交通機関や放送局は?
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〈問い〉日本共産党の綱領第5章には、「社会主義的変革の中心」は「主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化である」と書かれています。生産をしていない交通機関や放送局は社会化されないのでしょうか。(大阪・一読者)
〈答え〉 日本共産党の綱領第5章は、日本社会が資本主義を乗り越え、社会主義・共産主義社会への前進をはかる段階の展望を述べているものです。そこでは、「社会主義的変革の中心は、主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化」であり、「生活手段については、この社会の発展のあらゆる段階を通じて、私有財産が保障される」という基本的な発展方向を明らかにしています。その際、どの分野の生産手段が社会化の対象となるのか、それがどのような所有形態へとすすむのか、といったことは、この変革が現実の課題になった段階で、政治情勢や経済・社会の状況を踏まえて検討されるべきものです。
当然、資本主義時代の価値ある成果や経験がうけつがれ、いっそう発展させられるでしょう。
綱領はまた、「社会主義・共産主義の社会がさらに高度な発展をとげ」た後に、「人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる共同社会への本格的な展望が開かれる」という、長期の展望も明らかにしています。ここに書かれている未来の共同社会は、搾取そのものがなくなる社会です。そこへいたる過程では、財貨の生産をおこなわないサービス産業も含めて、今日の大企業が担っている経済活動のすべてが、いずれは何らかの形で社会的な所有・管理・運営へすすんでいくだろう、というのが理論的展望です。
なお、鉄道などの交通機関は、原料や商品を運ぶことで生産の一端を担うという性格をもっていますし、国民生活と日本経済を支える大事な産業です。したがって、そのあり方については、安全性と経済効率の両面からの検討が必要です。
また、放送や新聞などのマスメディアは、国民の言論の自由や人権の保障という面からも重要な機関であり、「真に平等で自由」な社会の言論機関にふさわしい経営の形態が探求されることになります。(哲)
〔2007・2・14(水)〕
(出所:日本共産党HP 2007年2月14日(水)「しんぶん赤旗」)
「生産手段の社会化」って どういう意味?
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〈問い〉 日本共産党の綱領にある「生産手段の社会化」って、どういう意味ですか?(岡山・一読者)
〈答え〉 生産手段とはごく簡単にいえば、物を生産するための原料(=労働対象)と工場・機械など(=労働手段)のことです。いまの資本主義社会は、これをごく一部の人たちが占有し、もうけ本位に生産しており、これが社会のゆがみや環境破壊につながっています。
当面する民主的変革の過程を経て、私たちがめざす次の段階が、資本主義を乗り越えた未来(社会主義・共産主義の社会)への前進です。ここでの変革の中心的な指標が「生産手段の社会化」です。生産手段の社会化を土台にどんな社会をつくるか。第23回党大会で決めた新しい日本共産党綱領はそれを次の三つの側面から描きだしています。
(1)生産手段の社会化は、人間による人間の搾取を廃止し、すべての人間の生活を向上させ、社会から貧困をなくすとともに、労働時間の抜本的な短縮を可能にし、社会のすべての構成員の人間的発達を保障する土台をつくりだす。
(2)生産手段の社会化は、生産と経済の推進力を資本の利潤追求から社会および社会の構成員の物質的精神的な生活の発展に移し、経済の計画的な運営によって、くりかえしの不況を取り除き、環境破壊や社会的格差の拡大などへの有効な規制を可能にする。
(3)生産手段の社会化は、経済を利潤第一主義の狭い枠組みから解放することによって、人間社会を支える物質的生産力の新たな飛躍的発展の条件をつくりだす。
この変革は、国民の合意のもと、一歩一歩の段階的な前進を必要とする長期の過程です。人類史の新しい未来をひらく歩みですから、青写真はありません。国民が英知をもって挑戦する創造的な開拓の過程となるでしょう。
ですから、新しい綱領では、(1)生産手段の社会化は多様な形態をとるが、どんな場合でも「生産者が主役」という原則を踏み外してはならないこと(ソ連では「国有化」して国家が工場などをにぎりさえすれば、これが「社会化」だということで、現実には官僚主役の経済体制がつくりあげられた。これを絶対にくりかえしてはならないこと)(2)改革の道すじの全体が「市場経済を通じて社会主義へ」という特徴をもつが、どのようにして、計画性と市場経済とを結びつけるのかなどは、知恵の出しどころであること(3)「計画経済」を、国民の消費生活を規制する「統制経済」に変質させてはならないこと―など、基本点を明記しています。(喜)
〔2006・4・8(土)〕
(出所:日本共産党HP 2006年4月8日(土)「しんぶん赤旗」)
新鮮 資本論
「搾取」ってムチ打ち働かせるイメージだった
労働者の主張の大事さわかった
東大で自主ゼミ
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「2009年に『資本論』を読む」。このタイトルの自主ゼミが東京大学で開かれています。日本共産党の不破哲三社会科学研究所所長の『「資本論」全三部を読む』(新日本出版社)を使って月2回、1年で読み切ることをめざして、1、2年生が学びます。(染矢ゆう子)
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ゼミが始まったのは2008年度から。東大の1、2年生でつくる日本民主青年同盟(民青同盟)駒場班が新入生からとったアンケートで関心のある民青同盟の活動を聞いたところ、「『資本論』を読みたい」という学生が多かったことから始まりました。昨年は10人、今年は13人からスタートしました。
貧困と格差が深刻化のなか
講師を務める日本共産党東京都委員会の石井耕太さん(57)は「世界的な経済危機が起こったり、日本で貧困と格差が深刻化するなかで、資本主義そのものについて深くつかみたいという思いが強まっているのではないでしょうか」と話します。
「『資本論』が理解できたら、かっこいい」と参加した由理さん(1年)は、理系の学生です。
「商品からはじまり、価値、貨幣、資本、と分析をすすめる方法は原子、分子と分析をすすめる化学みたい。そうやって社会を見て、目の前の現象を説明できるのがすごい」。ゼミには欠かさず出席しています。
サヤカさん(2年)は、参加するまで、搾取といえば、ムチを打って労働者を働かせるようなイメージを持っていました。
「普通の『雇い』『雇われ』の中に搾取がひそみ、普通に賃金をもらっていても、(賃金分の)必要労働時間以上に働かされているという(剰余価値の)しくみにびっくりしました」と話します。
実家は中小企業を経営し、しばしば労働組合との交渉が決裂しているといいます。
「要求実現をかかげてストライキや春闘をする労働者に対して、『経営する方も大変なのに』と思っていました。でも、労働者が権利を主張し、対立することがなくなると搾取されるだけになると分かりました。労働組合も大事だと思いました」と話し、「資本主義の矛盾をどう変えていくのか興味があります。2、3ページで挫折した『資本論』の本文も読んでみたい」と意欲をもやします。
頭から拒否していたけど
「『資本論』、マルクスというと、共産主義万歳というイメージがあって、頭から拒否していた」と話す弘樹さん(1年)。「一度読んでみようよ」と話す民青同盟員に誘われて、参加するようになりました。
「『資本論』に書いてあるのは、資本主義のしくみがどうなっていて、どういう矛盾があるのかということが中心なんだと分かりました。マルクスは生産手段を共有することが必要と言っているだけ。それでいいじゃないかと思いました」と言います。
講師の石井さんは「マルクスの理論についての新鮮な発見と、それが現代に生きていることを、ともに実感しながらすすめています」と話しています。(学生は仮名)
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マルクス『資本論』の魅力について2人に話を聞きました。
「これでいいのか」 考える姿勢ができる
神戸女学院大学教授の石川康宏さんの話 『資本論』は、資本主義社会の全体像をつかまえるという野心にもとづいた著作です。リストラ、貧困、恐慌等がなぜ起こるのかを根本から統一して考えています。
大学で学ぶ近代経済学は、全体としては資本主義が人びとの利害をどう調和させるかをのべるものです。しかし、実際には調和の破綻(はたん)が周期的な恐慌を生み出しています。
『資本論』は、資本主義社会がこれまでの社会とどこが違うのかを、人類史的視野でつかむことができます。社会に流される生き方でなく、これでいいのかと考える姿勢ができます。すべてを一度にわかろうとしないで、最後までページをめくってみましょう。
労働者なんだと実感させられる
労働学校で『資本論』を学ぶ、保険代理店に勤めるM子さん(30)の話 『資本論』に書かれた19世紀の資本主義のもとでの資本家と労働者の対立関係は今も変わりません。『資本論』を学び、今の自分が労働者なんだと実感しました。豊かで文化的な生活を送ろう、貧困からぬけだそうと思ったらたたかわなあかん、と思いました。
不破さんが語る
30日・11月6日にセミナー
マルクスは生きている~公開連続セミナー
◇講師=不破哲三日本共産党社会科学研究所所長
◇第1回「大学時代にマルクスが必読な理由」
10月30日(金)
◇第2回「マルクスの眼で見た21世紀の日本と世界」
11月6日(金)
◇時間=いずれも午後6時20分から
◇場所=東京大学駒場キャンパス内(京王井の頭線「駒場東大前駅」東口下車すぐ)
(出所:日本共産党HP 2009年10月19日(月)「しんぶん赤旗」)
生産手段の社会化 交通機関や放送局は?
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〈問い〉日本共産党の綱領第5章には、「社会主義的変革の中心」は「主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化である」と書かれています。生産をしていない交通機関や放送局は社会化されないのでしょうか。(大阪・一読者)
〈答え〉 日本共産党の綱領第5章は、日本社会が資本主義を乗り越え、社会主義・共産主義社会への前進をはかる段階の展望を述べているものです。そこでは、「社会主義的変革の中心は、主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す生産手段の社会化」であり、「生活手段については、この社会の発展のあらゆる段階を通じて、私有財産が保障される」という基本的な発展方向を明らかにしています。その際、どの分野の生産手段が社会化の対象となるのか、それがどのような所有形態へとすすむのか、といったことは、この変革が現実の課題になった段階で、政治情勢や経済・社会の状況を踏まえて検討されるべきものです。
当然、資本主義時代の価値ある成果や経験がうけつがれ、いっそう発展させられるでしょう。
綱領はまた、「社会主義・共産主義の社会がさらに高度な発展をとげ」た後に、「人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる共同社会への本格的な展望が開かれる」という、長期の展望も明らかにしています。ここに書かれている未来の共同社会は、搾取そのものがなくなる社会です。そこへいたる過程では、財貨の生産をおこなわないサービス産業も含めて、今日の大企業が担っている経済活動のすべてが、いずれは何らかの形で社会的な所有・管理・運営へすすんでいくだろう、というのが理論的展望です。
なお、鉄道などの交通機関は、原料や商品を運ぶことで生産の一端を担うという性格をもっていますし、国民生活と日本経済を支える大事な産業です。したがって、そのあり方については、安全性と経済効率の両面からの検討が必要です。
また、放送や新聞などのマスメディアは、国民の言論の自由や人権の保障という面からも重要な機関であり、「真に平等で自由」な社会の言論機関にふさわしい経営の形態が探求されることになります。(哲)
〔2007・2・14(水)〕
(出所:日本共産党HP 2007年2月14日(水)「しんぶん赤旗」)
「生産手段の社会化」って どういう意味?
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〈問い〉 日本共産党の綱領にある「生産手段の社会化」って、どういう意味ですか?(岡山・一読者)
〈答え〉 生産手段とはごく簡単にいえば、物を生産するための原料(=労働対象)と工場・機械など(=労働手段)のことです。いまの資本主義社会は、これをごく一部の人たちが占有し、もうけ本位に生産しており、これが社会のゆがみや環境破壊につながっています。
当面する民主的変革の過程を経て、私たちがめざす次の段階が、資本主義を乗り越えた未来(社会主義・共産主義の社会)への前進です。ここでの変革の中心的な指標が「生産手段の社会化」です。生産手段の社会化を土台にどんな社会をつくるか。第23回党大会で決めた新しい日本共産党綱領はそれを次の三つの側面から描きだしています。
(1)生産手段の社会化は、人間による人間の搾取を廃止し、すべての人間の生活を向上させ、社会から貧困をなくすとともに、労働時間の抜本的な短縮を可能にし、社会のすべての構成員の人間的発達を保障する土台をつくりだす。
(2)生産手段の社会化は、生産と経済の推進力を資本の利潤追求から社会および社会の構成員の物質的精神的な生活の発展に移し、経済の計画的な運営によって、くりかえしの不況を取り除き、環境破壊や社会的格差の拡大などへの有効な規制を可能にする。
(3)生産手段の社会化は、経済を利潤第一主義の狭い枠組みから解放することによって、人間社会を支える物質的生産力の新たな飛躍的発展の条件をつくりだす。
この変革は、国民の合意のもと、一歩一歩の段階的な前進を必要とする長期の過程です。人類史の新しい未来をひらく歩みですから、青写真はありません。国民が英知をもって挑戦する創造的な開拓の過程となるでしょう。
ですから、新しい綱領では、(1)生産手段の社会化は多様な形態をとるが、どんな場合でも「生産者が主役」という原則を踏み外してはならないこと(ソ連では「国有化」して国家が工場などをにぎりさえすれば、これが「社会化」だということで、現実には官僚主役の経済体制がつくりあげられた。これを絶対にくりかえしてはならないこと)(2)改革の道すじの全体が「市場経済を通じて社会主義へ」という特徴をもつが、どのようにして、計画性と市場経済とを結びつけるのかなどは、知恵の出しどころであること(3)「計画経済」を、国民の消費生活を規制する「統制経済」に変質させてはならないこと―など、基本点を明記しています。(喜)
〔2006・4・8(土)〕
(出所:日本共産党HP 2006年4月8日(土)「しんぶん赤旗」)
受験競争で時代遅れの知識を詰め込まされ、世界最低となった大学に進学すれば、生活に困窮し自殺者が出るのは当然です。
各地の母親グループやPTAが「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を読む活動を始めたのは、教育の危険に気付いたからです。
すべての子供に、不登校、引きこもり、ニートとなり、犯罪や暴力に巻き込まれたりする危険があります。すべての親にとって、子供が低所得者となり、結婚できず、ホームレス、ネットカフェ難民になることが、現実の問題となり始めています。
そのため、子供を守り、家庭を守り、生活を守るために、教育システムを根本改革しなければならないと、多くの人が気付きました。
教育の改革を求める親や若者の行動は、全国に拡大していきます。
なぜなら、質の高い教育を受けることが、生存に必要な時代となったからです。必要が、発明も革命も生み出します。
資本論よりドラッカーですよ
ネット赤旗の「不破・マルコス?マルクス?」シリーズはダメだな~
田舎人間から見ると、不破もマルクスも、フィリピンの「マルコス元大統領」のように見えてしまうんだが・・・
権力者が屁理屈言って、一般国民から搾り取って「やりたい放題」する典型でしょう。
「不破セミナー」は共産票がガンガン減る為にするのか?景気の良い時期ならばともかく・・・
確かに、受験知識を詰め込んで序列化するような不毛な競争主義教育は是正すべきですね。
希望者全員入学制度へ移行し、入学試験制度は全廃すべきです。
少人数制学級を拡大し、子供の教育も若者の教職員への雇用も増やすという方向へ向かわねばなりません。
21世紀の経営論の展望は職場の労働組合、すなわち、生産者たちを主人公とする企業内の民主主義と人間の自由を実現していくコーポレートガバナンス論でしかありえないでしょう。
企業経営の民主化、労働組合の民主化、会計士などの専門家の民主化、このような重層的な運動課題となっていますので、唯物論と弁証法で資本主義社会を分析にしたマルクスに学ぶ意義は存在するでしょう。
《ソ連では「国有化」して国家が工場などをにぎりさえすれば、これが「社会化」だということで、現実には官僚主役の経済体制がつくりあげられた》
国営化の失敗は旧ソ連を見れば明らか。これコルホーズの事を言ってるんですか?
これも失敗してますよ。
共産主義の計画経済で成功したれは過去ありません。中国が経済成長しているのは資本主義を
とり入れたからです。
処60年代宮本さんが資本論の《プロレタリアート独裁)の訳は間違い《プロレタリアート執権》と訳すべきだと言ってましたが今も続いているんですか?