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2025-08-03

anond:20250803192331

おいおい、トランス批判の基盤となったキャス報告書無視するのはフェアじゃないなあ

 

イギリスにおける Cass Review(キャス報告書)――正式名「Independent Review of Gender Identity Services for Children and Young People」

📄 基本概要

発行日:2024年4月10日、NHSイングランド2020年委託した独立レビューとして Hilary Cass 医師が主導

対象性別不安gender dysphoria)やトランスジェンダー自認を持つ18歳未満の子ども・若者(および18〜25歳も新たに対象に含む)

調査手法ヨーク大学による8件の系統的レビュー定量・定性データ患者家族専門家とのインタビューなどを総合的に評価

 

🧠 主なジェンダー医療への批判

1. エビデンスの質が非常に低い

思春期抑制剤(puberty blockers):

50件の研究レビューした結果、質が「高」とされたのは1件のみ、中等が25件、残りは低品質

安全性(骨発達、神経発達)や心理面への影響についても結論できないとされた

性別適合ホルモンcross-sex hormones):

53件の研究中、高品質1件、中等33件、低品質19件。

心理改善証拠は限られ、健康リスクは未解明。臨床経路は慎重にすべきとされた

 

2. 「Gender‑affirming care」モデルへの批判

自認に基づく迅速な医療介入(Dutch Protocol)について、「十分な科学的根拠がないまま普及してきた」と報告。

アメリカで発展した「自己申告=治療開始」とするアプローチに対し、イングランドでは否定的評価

 

3. 支援モデルの再構築

GIDS(Tavistock)閉鎖、新たなサービス体制へ移行。長い待機時間や偏った診療実態改善

 

4. 対象層の複雑性への注目

GIDS受診者には高率で精神疾患、神経発達症(自閉症等)、摂食障害を併発しているケースが多く報告されている

性自認に焦点を当てる前に、背景にあるメンタルヘルス課題への介入が不可欠とされた

 

5. 英国政治医療界の支持

政府英国主要政治陣(労働党Wes Streeting影響大)、およびNHS幹部は、本報告書を「政治から自由科学的再検討」として歓迎し、子ども医療から政治排除する契機として価値があると評価された

NHSの専門家チームは、報告書を新たなサービス体制の「バックボーン」として採用し、現行改革を構築する根拠としている

 

6. 統合的・精神保健中心の支援評価

制度では、性自認に特化するのではなく、心理的・社会的背景と併せて状況を総合的に評価するアプローチに転換。これに対し、Trans youth charity「Mermaids」やThe Kite Trustなどは、NHSの失敗を報告書が認めた点を評価し、包括的支援方向性に支持を示している

 

7. 報告書が波及した制度改革

Tavistock GIDSの閉鎖と、新たな地域拠点型のCIDS設置(ロンドンリバプールブリストルなど)に対し、報告書実用的な設計提示できたとの肯定的評価がある

NHSは2025年思春期抑制剤に関する臨床試験を開始し、科学的根拠に基づく対応に舵を切った

 

8. 倫理・透明性への評価

報告書は、“独立レビュー”として、ガイドラインとは異なるプロセス(専門分野から距離を置いた医学者が中立的に主導)で設計された点も強みとして語られています。これは利益相反先入観排除資するとして評価されています

2023-07-29

イギリス労働党正気に戻りつつある件

トランス法案積極的に進めてきた英国労働党トランスジェンダリズムのトンデモに気付き始めてるな

これまでTERF呼ばわりしてきた議員に対して幹部謝罪してる

https://www.theguardian.com/society/2023/jul/28/wes-streeting-apologises-to-labour-mp-rosie-duffield-who-felt-ostracised-due-to-gender-views

Wes Streeting apologises to Rosie Duffield for treatment by Labour over gender views

労働党フロントベンチの幹部が、男女共同参画改革に関する意見理由に党から追放されたと感じているという同僚議員ロージーダフィールドに謝罪を申し出た。

2008-11-15

理系離れが問題なのではなく

理系以外の理系素養の希薄化が問題だと思うんだが、どうだろうか。たとえば、少し古い話になるけど、

ジェネパックス 水から発電する新エネルギー=ウォーターエネルギーシステム(WES)の開発に成功

どう見ても詐欺か何かの類にしか見えないシステムなのに、一部の国会議員までもがこれに絡んでしまうというていたらく。リンク先の議員達の経歴は知らんが、当人達にそれなりの理系の素養があるなら、こういう怪しいシロモノは最初から門前払いしているはず。類似の詐欺としては「永久機関ネタがあるが、アントニオ猪木が一時期広告塔みたいな事をしてたっけな。

理系離れを何とかしよう!」というのは、理系分野の就職を増やそうという事とは別に、日本人全体の理系の素養を高めようという観点も追加されるべきだと思う。そうでなければ、文系で、しかもそれなりの地位の人すらいつまで経っても前述のような詐欺カモにされ続けるわけだ。これって、社会全体からしてみればものすごい無駄だと思う。一部の人間(理系の職種)のレベルを上げるのも重要だけど、理系とは疎遠な人間にもあまねく理系の素養を持たせていけば、色々な無駄が減って社会が今よりもスムーズに回るんじゃんないだろうか。

 
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