著述活動とは? わかりやすく解説

著述活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 01:01 UTC 版)

ベイジル・リデル=ハート」の記事における「著述活動」の解説

退役後は作家ジャーナリストとしての執筆活動開始し1929年に『歴史上決定的戦争』を発表している。この著作では後の『戦略論』の雛形でもあり、間接アプローチ戦略概念論じられている。『モーニング・ポスト』『デイリー・テレグラフ』『タイムス』の軍事担当記者として勤めた。さらに1935年から2年間に渡り当時陸相ホーア・ベリシアの非公式助言者として働いた。しかし公職には就かず軍事史研究者軍事評論家として研究執筆活動行いオペレーションズリサーチ研究者軍人との交流活発に行った第二次世界大戦勃発した際のリデル=ハート立場攻勢批判的であり、ドイツの軍事行動予防し、また戦争拡大防止するために外交交渉によるドイツとの妥協必要性訴えた。しかしこれはドイツ軍が必ず敗北することを前提としており、電撃戦連合軍大きな損害を出すと批判されることにもなる。特に戦時中であったこともあり総力戦批判敗北主義受け取られリデル=ハート名声貶めることとなった大戦後期にはドイツを完全に敗北させる総力戦事実上不可能であり、またイギリス財政圧迫するだけだと論じた1943年チャーチル枢軸国無条件降伏決定した際には反対覚書政府送付している。 第二次世界大戦終結してからはオックスフォード大学への就職努力するが、失敗した。この結果として多くドイツ軍将校たちと交流する機会得てハインツ・グデーリアンとも対談している。冷戦期においてリデル=ハート間接アプローチ戦略思想は対ソ政策向けられており、ジョージ・ケナン封じ込め政策との類似性認められる1954年に『戦略論』を執筆し、これは英語圏好調な売れ行き見せた晩年にはステート・ハウスでサロン開き数多く知識人門戸を開いていた。その結果世界中多く歴史家軍人リデル=ハートを師として仰ぐようになる1966年にはナイト称号授与されその4年後に死去した

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ピーター・シュワルツ」の記事における「著述活動」の解説

シュワルツは、未来に関して、様々の領域分野業界について論じ様々な報告書雑誌記事書いている。著書中でも、『シナリオ・プランニング技法』("The Art of the Long View")は特に有名で、プロ・フューチャリスト協会Association of Professional Futurists)から未来に関する卓越した書籍に選ば、また数多くビジネススクールテキスト採用されている。 『避けがたい驚き』("Inevitable Surprises" Gotham, 2003:未邦訳)の中で、今日世界で働いている様々な力が、どのように世界影響し続けるかを明らかにする。彼はまたグローバル経済未来に関する『ロングブーム』(ニュートンプレス2000)を論じた。『中国未来』("China's Futures":未邦訳)では、中国には異な複数異なり未来ビジョンありうる述べた。 なお、『パラダイム・シフト』(TBSブリタニカ1987)は、SRIインターナショナル在籍当時書いた複数レポートを、ドナルド・クラークが編集したものを訳出したもので、様々な学問分野社会・文化の中で姿を現しつつあるパラダイムや、社会の中の「価値観ライフスタイル類型VALS)」を元に社会集団における変化分析して将来どのように米国社会かの変化する様子検討し4つ未来シナリオ示した

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伊勢貞丈」の記事における「著述活動」の解説

有職故実に関する著書数多く残し、『平義器談』『四季草』『貞丈雑記子孫への古書案内故実研究参考書として、宝暦13年から亡くなるまでの 22年間にわたり、武家有職に関する事項36部門分けて記したもの)』『貞丈家訓』『安斎随筆公家武家有職故実事物起源字訓正誤などを広く録したもの)』『安斎雑考』『安斎小説』『刀剣問答』『軍用記』『犬追物類鏡』『座右書』『武器考証』『鎧着用次第』『包結図説』『条々聞書貞丈抄』『神道独語』などがある。 森鷗外は、貸本屋であまたの随筆類を読み尽くしたのち、伊勢貞丈故実の書等に及ぶようになれば貸本文学卒業となる、と記している。

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メグ・ティリー」の記事における「著述活動」の解説

ティリー1994年に『Singing Songs 』という題の小説出版した。この小説は、義父から自分と自分姉妹たちが性的な嫌がらせを受ける少女についての一連の小作から成る二作目小説Gemma 』は2006年10月刊行された。2007年出版した三作目の小説Porcupine 』はシーラ・A・エゴフ児童文学賞 (Sheila A. Egoff Children's Literature Prize) の最終選考残った

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河口俊彦」の記事における「著述活動」の解説

現役棋士時代から将棋観戦記エッセイなど活躍一般に報道されない日々対局模様将棋棋士生きかたを含めて活き活き描いた対局日誌」をペンネーム川口篤当時)で「将棋マガジン」誌に1978年2月創刊号から連載を開始注目されるその後、いったん連載中止するが、「将棋世界」誌に1995年1月から「新・対局日誌」として再度掲載2006年7月号まで30年近くにわたる連載となった文章は自然でありながら対局場面心理描写的確にかつ詳細に記述されており、連載長期間続いたことからも分かるとおり、高い評価得ていた。 1987年東公平らと「将棋ペンクラブ」を創設初代会長つとめた棋士将棋記者からは「老師」と呼ばれることがある将棋の著述活動の功績により引退後将棋大賞東京記者会賞)を受賞している。また大山康晴周辺の人物描いた大山康晴晩節」で将棋ペンクラブ大賞受賞した

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岩本裕」の記事における「著述活動」の解説

坂本幸男との共訳岩波文庫3巻法華経』や、岩波文庫4巻抄訳版)でインド文学史で最大説話文学集「カター・サリット・サーガラ(英語版)」(物語河川流れこんだ海との意味)を訳したのをはじめ、仏教史インド哲学関連や、仏教説話関係や中世ヨーロッパ説話との関連扱った論考もある。 1988年大著日本仏教辞典』(平凡社)を刊行したが、同年急逝した。同じ平凡社東洋文庫で、『ラーマーヤナ』原典訳進めていたが、2巻目で中絶(全7巻予定)し、まとめの『著作集』(同朋舎)も、全5巻刊行予定だったが1・2巻目のみ刊行であった。 『極楽地獄』(新書判三一書房 1965年)のカバー紹介文著者インド古典語のその文献通達し学者で、インド説話文学に関して世界的権威である。しかも、著者インド古代史に深い関心該博な知識を持つ学者としても有名で、彼の書くものはすべて広い視野と深い学殖産物読者驚嘆させずにはおかない今日わが国インド学者で、彼ほどレパートリー大き学者は他にいないといってよい。彼は常にわが国仏教学者視野狭さ慨嘆し、またかれらに問題意識欠如していることを非難する。彼は相当ズケズケものをいうので、大分損をしている。その癖彼の教え子で彼を得とする人の多いのも事実である。それと言うのも彼が嘘を言えない男だからである。彼の書くものにも嘘はない。自己の保身のために筆を曲げたりすることが絶対にないのであるその意味で、本書もまた仏教者の嘘をあばき、仏教真実の姿伝えるものであり、まさに著者なくては書きえない書ということできよう。 とあり個性の強い性格でもあった。著書・論文多数だが評価確立されていない所が多い。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 02:29 UTC 版)

アントワーヌ・アルノー」の記事における「著述活動」の解説

ピエール・ニコルとの共著として出されLa logique, ou l'art de penser(1662年)は、『ポール・ロワイヤル論理学』として有名であり、20世紀に至るまで基礎的な教科書として読み継がれた。 1660年に、文法家であるクロード・ランスロ(Claude Lancelot,1616年-1695年)との共著としてパリのピエール・ル・プチ社から出版された『一般理性文法: 附 話術の諸基礎Grammaire générale et raisonnée, les fondements de lArt de Parler』は一般には『ポール・ロワイヤル文法』として有名である。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 14:09 UTC 版)

弘実」の記事における「著述活動」の解説

また、弘実は自ら『仏法太平鑑』、『秘密要鑑』、『悉曇章相承口説』、『真言律行問答』等を著述し、「田舎には稀なる明僧知識」と呼ばれた

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 18:38 UTC 版)

ガイウス・ファンニウス」の記事における「著述活動」の解説

ファンニウスはマルクス・ポルキウス・カト・ケンソリウスを見倣いギリシア語ではなくラテン語著述した歴史家一人である。彼は『Annals(年代記)』と呼ばれる歴史書書いており、太古からファンニウスの時代までのローマ歴史カバーした。この作品アイネイアースイタリアへ到着から始まりポエニ戦争開始までの出来事簡素にとめられている(ただし、ファンニウスが実際に書いたのは彼の生きた時代のことのみとの推察もある)。カトの例に倣って、ファンニウスは歴史上の人物演説自身著作盛り込んだ例えクィントゥス・カエキリウス・メテッルス・マケドニクスによるティベリウス・センプロニウス・グラックスへの反論演説)。おそらくこのようにして、彼は歴史上の人物行動動機を「ポリビュオスの精神」で示そうとしたのであろう。ファンニウスは当時新しい手法である資料体系化拒否し、古い代記の手法を好んだ。 ファンニウスの『年代記』今は断片が残るだけだが、その一つでファンニウスは歴史家政治活動経験することの必要性主張している。 実際の政治活動から教訓を学ぶことができればポジティブ見えていたことが実はネガティブであったり、今までとは全く違ったものになったりすることも少なくない。 Durov V. Artistic historiography of Ancient Rome. その他に『年代記』からの引用いくつか残っている。その一つでは、ソクラテス考えている事と異なることを口にして、ギリシア人アイロニーと呼ぶ「知らないふり」を好んで用いたが、スキピオ・アフリカヌス使ったやり方で、ソクラテスと同じ手法であるから卑怯なやり方見なすべきではないと述べている。別の引用ではドレパナの街(現在のトラーパニ)に言及しているので、第一次ポエニ戦争ドレパナ沖の海戦ドレパナの戦い)または第一次奴隷戦争どちらかであると思われるキケロは『ブルトゥス』の中で、ファンニウスの『年代記』を「立派なもの」としているが、『法律について』ではティトゥス・ポンポニウス・アッティクスにファンニウスは「退屈な歴史家一人」でルキウス・コエリウス・アンティパテルはもっと面白いこと書いていると述べさせている。紀元前1世紀歴史家ガイウス・サッルスティウス・クリスプスはファンニウスを真実性が高いと評価している。マルクス・ユニウス・ブルトゥス『年代記』からの抜粋編纂している。プルタルコスはその『対比列伝』を書くにあたって『年代記』参照したようである。しかし、これだけでは、ファンニウスがその後ラテン語史学伝統全体どれほど強く影響与えたかを知ることは不可能である。ただし、彼の著作ががグラックス兄弟時代についての重要な資料となったことだけは確かである。 ファンニウスは弁論家としては平凡と評価されていたため、彼の最も著名な演説グラックス兄に反論するもの)は、実際にはガイウス・ペルシウスという学者または元老院派複数人物協力して原稿書いたものと信じる人が当時多かった。この集団著作の噂はファンニウスの演説元老院多数派全体特定の政治的問題についての意見述べたという事実に関連している可能性がある。対してキケロは、ファンニウス本人書いた主張している。「全編わたって話の調子一定しているし文体統一されている」こと、また「ファンニウスはグラックスに対して、他の弁論の手助け受けていると非難しており、もしペルシウスが代筆したならグラックス黙っていたはずがない」というのが理由である。 パテルクルスは、紀元前2世紀傑出した演説家一人として、ファンニウスの名前をあげている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 05:46 UTC 版)

アンドリュー・ソロモン」の記事における「著述活動」の解説

1988年よりロシアの芸術家について研究1991年に"THE Irony tower: Soviet Artists in a Time of Glasnost"を出版1994年、初の小説 "A Stone Boat"を出版母親の癌との闘病見てアイデンティティ変化する男性物語であり、 ロサンゼルスタイムズのファーストフィクション賞次点入賞した1993年から2001年にかけてニューヨーク・タイムズ寄稿2001年5月出版著書 "The Noonday DemonAtlas of Depression" は24言語翻訳された(邦題真昼の悪魔 - うつの解剖学』、2003年7月堤理訳)。同著は、ニューヨーク・タイムズの"Notable Book of 2001"およびアメリカ図書館協会の”2002 list of Notable Books"に選ばれ全米図書賞ノンフィクション部門)を受賞2009年4月記事"Cancer & Creativity: One Chef's True Strory"は、 国際料理専門家協会Bert Green Award受賞自殺した友人への回想著し2011年Folio Eddie Gold Award受賞雑誌の仕事加えて多くアンソロジー批評著しており、National Public RadioMoth Radio Hour紹介されている。 2012年11月家族どのように身体的精神的社会的な障害違いを持つ子供受け入れるかについて描いた著書Far from the Tree: Parents, Children, and the Search for Identity"を出版。同著は、ニューヨーク・タイムズによって10 best books of 2012選ばれた ほか、全米批評家協会賞ノンフィクション部門)等を受賞2017年には同著のヤングアダルトエディションが公開された 。同著は世界23か国で出版されており、邦訳版『「ちがい」がある子とその親の物語』が海と月社より3巻分冊で各2020年12月2021年7月2021年12月刊行予定である。 2014年の夏、コロンビア大学医療センター臨床心理学教授任命される2016年4月チャールズ・スクリブナーズ・サンズにより、1991年以来ソロモン国際レポートコレクションである ”Far and AwayReporting from the Brink of Change"が発刊されるその後、”Far and Away:How Travel Can Change the World"の名で再発刊されニューヨーク・タイムズの"100 Notable Books of 2016"に選ばれる2017年11月10日、"Far from the Tree"に基づいた同名ドキュメンタリーDOC NYCフェスティバル初演された。また、ドキュメンタリー邦題いろとりどりの親子』の名で日本でも2018年11月公開された。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 06:46 UTC 版)

ジャック・ヘミングウェイ」の記事における「著述活動」の解説

ジャック・ヘミングウェイは、父の4番目かつ最後の妻のメアリー・ウェルシュ・ヘミングウェイによる『移動祝祭日英語版)』の編集手伝った。この本は、1920年代パリでの生活描いたアーネスト・ヘミングウェイ回想録で、その死の3年後出版された。 また、ジャック・ヘミングウェイ1986年自伝"Misadventures of a Fly Fisherman: My Life With and Without Papa"を出版した。2冊目の自伝"A Life Worth Living: The Adventures of a Passionate Sportsman"は、死後の2002年発表された。

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小野忍」の記事における「著述活動」の解説

博覧強記鳴らし幸田露伴知遇を得るなど交遊広かった蔵書没後和光大学附属記念図書館収められた。 語学にも堪能で、中国語、英語、ロシア語読解出来た中国現代文学研究頭角現し翻訳多数趙樹理、駱賓基、茅盾といった、当時日本ではほぼ知られていなかった多く作家たちを世に知らしめた。さらに当時新発見だった原本テキストによる『金瓶梅』の翻訳共訳)や、未完だったが『西遊記』翻訳にも着手異版の多い両著作校訂版目指した。 和光大学退職後、岩波文庫10巻予定『西遊記』個人全訳目指していたが、3巻目まで刊行後1980年急逝した4巻目は、ペラ270未完原稿残されていた)。中野美代子引き継ぎ再開1986年第4巻刊行10巻完結1998年)。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/08 20:11 UTC 版)

高橋賢 (武道史研究家)」の記事における「著述活動」の解説

武術指導のみならず、著述活動もおこなっている。「月刊空手道」に「幻の日本柔術」を6年連載。これは未完終わっている。また1999年から2006年まで、「季刊合気ニュース」に「大東流合気武術史初考」を連載した

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 07:18 UTC 版)

マラック・グールディング」の記事における「著述活動」の解説

グールディングは、2003年に、在任中の国連内幕その活動記した"Peacemonger"(平和の商人)を執筆したまた、『アフリカン・アフェアーズ(英語版)』誌や『インターナショナル・アフェアーズ(英語版)』誌など、様々な学術誌論文発表している。 2007年国際国家安全保障防衛研究への顕著独創的な貢献をした書籍著者授与されるウェストミンスター公爵軍事文学賞英語版)を受賞した

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