説話文学とは? わかりやすく解説

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せつわ‐ぶんがく【説話文学】

読み方:せつわぶんがく

神話・伝説民話などを集録した文学作品総称広義には上代叙事的な文学含めるが、ふつうは、平安時代後期から室町時代にかけての説話集対象とする。叙事的伝奇的教訓的寓意的な要素含み内容上、仏教説話世俗説話とに大別される


せつわぶんがく 【説話文学】


説話

(説話文学 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 06:19 UTC 版)

説話(せつわ)は、広義には、古くより伝承されて来た物語一般を意味する。狭義には、民話昔話)、伝説を指す。また、民話と同義の意味で使用されることもある。日本の文学史上では「今昔物語集」など表題に「~物語」とつくものが説話に相当するが、説話のうち長編を「物語」と呼び分け、短編を「説話」と呼ぶのが普通である[1]


  1. ^ "説話". 精選版 日本国語大辞典(小学館). コトバンクより2022年1月1日閲覧


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説話文学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:13 UTC 版)

鎌倉文化」の記事における「説話文学」の解説

説話文学では、院政期文化のあとをうけて、多く説話集つくられた。文芸性豊かで『今昔物語集』続編にあたる編者不明『宇治拾遺物語』承久の乱後、橘成季古来伝説集めた古今著聞集はいずれ世俗的興味の多い説話集である。『宇治拾遺物語』196段中80余り『今昔物語集』重複する庶民の生活にふれた新鮮でユーモア満ちた伝説童話などを多くふくむ。また年少者への教訓書で儒教の影響みられる十訓抄』、源顕兼の『古事談』がある。仏教説話では禅僧無住弘安の役前後著した沙石集』、平康頼の『宝物集』、鴨長明著ともいわれる発心集』、西行漂泊仮託された編者不明の『撰集抄』、それに影響受けた慶政とみられる閑居友』などがあり、いずれも世人教化し菩提心をおこさせようという意図ともなっている。 このなかで沙石集』は125段の短編説話仏教原理まじえて説かれたものであるが、鎌倉生まれ尾張国木賀崎(名古屋市東区)の長母寺遁世したという無住自身諸国遍歴したため実際にかれが見聞したものも多く民間挿話伝説童話のほか連歌作例などのほか、なかには当時僧侶の生活をありのまま記したものもあり、当時庶民の生活や思想知られる貴重な歴史資料となっている。

※この「説話文学」の解説は、「鎌倉文化」の解説の一部です。
「説話文学」を含む「鎌倉文化」の記事については、「鎌倉文化」の概要を参照ください。

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