週2!世界日本ハムファイターズ! 10月3日号
【9月30日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
ロ 5x‐4 日
勝:ロサ
負:武田久
S:‐
【10月1日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
ロ 2‐2 日
勝:‐
負:‐
S:‐
(延長11回、規定により引き分け)
【10月2日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
ロ 6‐5 日
勝:ペン
負:ウルフ
S:薮田
ロ 5x‐4 日
勝:ロサ
負:武田久
S:‐
【10月1日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
ロ 2‐2 日
勝:‐
負:‐
S:‐
(延長11回、規定により引き分け)
【10月2日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
ロ 6‐5 日
勝:ペン
負:ウルフ
S:薮田
【9月30日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
うーん、厳しい!通算100S達成の翌日にサヨナラ負け喰らうとは、久投手も持ちすぎですね。ある特定の非常に特殊な趣味層のファンには、この上なく楽しい展開だったんじゃないでしょうか?ほら、あんなに喜んでる。久投手の今後に大いにネガり、返す刀で「ナシダガー」「ケイトウガー」ですから。
でもさ、そんなに継投おかしかった?今日。普段も理由を考えれば納得はいくんですが、今夜はいつも以上に納得できましたけどね。
斎藤佑投手は信用しない訳じゃないけど今夜はあまり良くなかった。「最後よかったから引っ張ればいいのに」ってのもわかりますけど、あまりよくなくて走者を背負いまくりだった斎藤佑投手が、次回に向けていいイメージで降板できるタイミングだったのでしょうし。
そしてその後は同点とされましたが、宮西投手、榊原投手、石井投手というチョイスは間違っていないと思いますし、増井投手も挽回してくれました。回跨ぎだって、それ自体が悪いことではないでしょう?アレは岩本解説者が大袈裟に言いすぎなんですよ。最後の久投手も、アレはもう流れが悪かったとしか言いようがないでしょう。
誰にも過失がない、誰も悪くないといえばアレですが、本当に勝つ為の手順を確りやったけど逃げ切れずに最後は捲られちゃったな、と。そりゃ守備のミスなんかで反省点はあるでしょうが、この敗戦そのものは反省なんてする必要ないですよ。できることはやった、それができるようにはなった。大きな改善です。9連敗からいきなり連勝街道とはいきませんでしたが、新たな連敗に入らぬよう、できる事をやってまずは1つ勝とう。
打線はアレだけ序盤に点がとれましたからね。加藤政選手の起用もはまりました。なにより、陽選手の一発が嬉しかったですね。ああいうのはもっと狙っていいんですよ。それがチームの勝利に繋がれば、陽選手なりのチームバッティング、チームプレーだと思いますがね。
試合前に谷元投手が抹消になり、ルーキーの乾投手が登録されました。谷元投手の抹消は、今季の起用方針をついに曲げるのか・・・と思いましたが、どうも谷元投手自身の志願だそうで。足りないものが見えたんだろうね。リフレッシュして、是非ともポストシーズンで!
乾投手は以前の一軍登録時には登板機会がありませんでした。今回はどうなるかはわかりませんが、機会をもらえたら確りアピールして、北海道まで来て欲しいもんです、はい。
【10月1日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
勝てませんでした。でも負けませんでした。順位の事を考えれば「負けに等しい」のかもしれませんが、1回勝ち越された試合を追い付いた、そういう意味では素晴らしい引き分けだったと思います。また、救援投手陣も昨日サヨナラ負けを喰らった武田久投手が名誉挽回、他にも窮地を救った宮西投手、相変わらずの安定感の石井投手、最後はお疲れモードだった榊原投手も〆てくれました。そうそう、増井投手も素晴らしかったです。
先発はケッペル投手。幾度も危機を招くも、4回以外はなんとか凌いで迎えた7回。ここの続投判断は間違ってないと思いますよ。先述の通り、失点機を迎えても抑えてきたわけですし、先発4本柱の1本として7回までは投げきって欲しかったんでしょうし、それだけの期待をかけられるものはあった訳ですし。
結局無死満塁で1失点、ロッテの勝ち越しを許して降板となる訳ですが、其処での降板のタイミングも仕方ないと思います。救援投手は次の回から行けるように支度してたでしょうし、内野安打と死球で走者を2人出しても、最悪1点失うまでに1アウトは奪えるだろうと。そうなれば・・・といったところで守備のミス(記録は安打)があって無死満塁。此では投手を責められませんし、交代も難しいです。
此処で守備のミスについて。中堅の糸井選手と左翼の中田選手が飛球を譲り合う形で安打にしてしまいました。糸井選手が捕るべき打球で、糸井選手のミスなんですけど、中田選手も追い付いてましたから彼処まで行ったら捕らなきゃ。中田選手はこの試合でもう1つミスしてましたし、ちょっと守備の意識が落ちてきてると言うか、打撃の悩みを守備にも持ち込んでるかな?と。
1失点はしましたが、その後を宮西投手が〆て最小得点差で終了。此処で宮西投手が食い止めたからこそ、その後の同点劇があるんですよね。その後は石井投手~増井投手~久投手と繋いで最後は榊原投手。更なる失点を許さず、勝てはしませんでしたが、負けもしませんでした。
ケッペル投手から宮西投手へのスイッチは、尚も無死で失点機という場面で、三振が欲しかったってのもあるんじゃないでしょうかね?結果はそうなりませんでしたが、ゴロの間に1点とかも惜しい場面で、ゴロアウトマニアのケッペル投手よりも・・・という目論みはあったと思います。
打線では陽選手が絶好調!やはり長打力は魅力ですよ。やはり中軸を打たせたいですね。そして杉谷選手が攻守ともに大活躍。最後はホフパワー選手を代打に送られましたが、彼処まで守備固めもなしで出られ続けたのは大きな収穫。守備走塁もまだまだ未熟ながら失敗を恐れず、失敗した事に何度でも挑めるのは強み。是非とも来季の新監督にも使い続けて欲しいなぁ。
【10月2日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
うーん、結局千葉での3連戦は1つも勝てませんでした。でも、決して悪い事ばかりじゃなかったですよ。ネガティブに捉えれば「先発が踏ん張りきれない上に負傷退場」「ルーキー火に油で延焼」「打線はあと1本が出ず無駄が多い攻撃」何でしょうけど、ウルフ投手は1失点後の「これから、ここから」ってところでの負傷退場でちょっと判断しづらいですが、乾投手はあの場面からで抑えるのはベテランでも至難の技ですし、打線も好機を作れて5得点ですし。決して悪い捉え方しかできない訳じゃないですよ。
そんな中で防いで欲しかった失点は、ウルフ投手の1失点目と多田野投手が井口選手に打たれた一発ですね。片方がなければ同点でしたし、両方なければ勝ててます。
ウルフ投手のは1点先制した直後に安打→犠打→適時打のコンボですからね。仮に失点するにしても1アウトとって欲しかったね。ちょっとバッテリーが粘れなかった。まぁ、今成捕手の今季2度目の先発マスクですから、そこを責めるのも酷ですけど。ただ、今成捕手は良い経験ですよ、今後に活かさなきゃダメですよ。
多田野投手のアレはね、もう「なんでこーなるの!」と言いたくなる一発。アレをせめて二塁打にでも抑えられてれば、試合は違っただろうなぁ、と。こういう偶にの失点がどうも不用意に見えるんですよね、多田野投手は。それが今のポジションに甘んじている、大きな理由なんじゃないかと。
乾投手がついに一軍初登板を果たしました。あの場面での登板は非常に難しく、案の定ウルフ投手が残した火を延焼させてしまいましたが、プロ初の失点がこういう形でかえって良かったんじゃないでしょうか?自分が悪い流れを作った訳じゃないですし、打たれるしかない流れの中で打たれる体験をしたようなモノ。投手は誰でも絶対打たれるんですよ。打たれもせずに一人前になる奴がいるか!ですよ、ええ。
で、一頻り打たれた後はスッキリしたのか、賢者モードで4回5回の2イニングスを打者6人、無失点で抑える好投。こりゃ中々期待できるんじゃないですか?先発で試しても面白いかも知れません。
乾投手が投ってる時、今成捕手の捕球が問題視されました。確かにポロリなら良くないですが、今成捕手もプロでの経験はなくはないですが、一軍でマスクを被るのはまだまだこれからの捕手ですから。そりゃいつまでも此の調子じゃイカンですが、だからといって今の時点でなにもかも出来てなきゃいけない、出来て当然でもないと思うのですがね。
失敗を責めるなとは言いませんが、一寸責めすぎじゃないかと。あんなん本人に伝わったら萎縮してまうで?まぁ、大半は乾投手可愛さで言ってるんでしょうけど、誰かへの愛情表現で他の誰かを疎かにしてたら世話ないなぁ、と。
打線は5点返せましたが、適時打で入ったのは最初の1点だけなんですよね。私はこれだけ点が入ればそこには拘りませんが、拘る人は「タイムリー欠乏症だ」とか「チームバッティングだ」とか言うんじゃないでしょうかね?
そんな中で光った中田選手の一発。走者を2人置いての一発、あれは適時打でしょう?適時打と言っても構わないでしょう。偶々良い打球を飛ばしてスタンドインしただけですよ。中田選手はこうなっちゃうんです。中田選手に求められてる、最高の「チームバッティング」ですよ。こういうのを、もう少し多く見せてくれれば、相手も気を抜けなくなるんじゃないでしょうかね?
【こんな時に誰某が居たら?】
連敗中にベンチの雰囲気を察してか「こんな時に稀哲(森本=現:横浜)がいたら」「直人(稲田=現:横浜)がいたら」という声もありまして。彼らがいればベンチが明るくなるという考えなんでしょうが、彼らの今の状態を知ってて言うんですかね?
森本選手は現在負傷離脱中ですが、離脱前の成績も芳しくなかったですし、正直なところ日本ハムに居られても陽選手や中田選手の出番を圧迫しますし、使い処が難しかったと思います。稲田選手に関しては目撃者証言で「戦力外になりたいのか!?」という状態だったそうで、そういう状態でベンチの盛り上げ役ってのは厳しいでしょう。
彼らに加えて「信二(高橋=現:読売)がいれば」も加えて、「フロントが選手を放出しすぎたから!」と声を荒らげる方もいますが、高橋信二選手にしても、放出された時点では使い処がなかったですし、その後も鵜久森選手と出番を食い合いになったでしょうし、難しいと思うんですよね。
森本選手が残っていたら中田選手と陽選手の同時起用が難しくなり、鵜久森選手の起用にも影響した。稲田選手がいたら今浪選手と杉谷選手の起用に影響が出た。高橋信二選手がいたら打撃では鵜久森選手、守備位置では中田選手と稲葉選手の起用に影響が出た。この辺りを考えておっしゃられているならいいのですが、そゆこと(「誰某がいたら!」「放出しすぎ!」)言う人って、若手選手の事も「使え!」「使え!」って言うんですよね。
彼らがいたら選手層が厚くなってたのは当然。でも、今年出てくる若手も減ってたでしょうね。杉谷選手なんかはまず出られなかったでしょうし、今浪選手や鵜久森選手も出番が減っていたでしょう。彼らがいたとして杉谷選手、今浪選手、鵜久森選手が当たり前に出られたとしたら、それはそれで彼らの存在意義は薄いわけですし。
【水上前二軍監督の事】
水上氏がblogでやっちゃいましたね。「4年前に戻して欲しい」完全に梨田政権を否定されてますね。アンチ梨田の皆様には非常に心強い援軍でしょう。糞が。
水上氏が問題視された点。まずは打者走者糸井選手の走塁。糸井選手も足の指の骨折疑惑に、それを庇って膝にも痛みを抱えています。それを我慢しながらの出場ですので、走らなかったんじゃなく走れなかったという事は考えられないでしょうか?
また、此は良くない事ですが、糸井選手の場合はどんなに意識付けても、いざ試合のその場面となると抜けてしまう事があります。勿論キチンとして欲しいのは山々ですが、それで起用を考えるようでは糸井選手は使えません。糸井選手を起用する場合、こういう事は覚悟する必要があると思うのです。
こうした事情が重なって、そういう走塁になってしまったのではないかと。勿論後者の方はなんとか改善するか、或いは短所を消し去れるだけ長所を伸ばすかしなきゃいけませんが。
続いて稲葉選手の守備固め起用。まぁ、守備固めってより、苦手の先発投手が降板したので守備から試合に入ったってだけでしょう。それに、稲葉選手も衰えは隠せなくなってますし、そこに内野守備の動きから膝も厳しくなっています。
水上氏は稲葉選手がいつまでも若い、それこそ"4年前"と同じだと思ってるんでしょうか?人間誰しも歳を重ねますし、衰えもするわけです。真面目にやってる人ほど傷みも激しいんですよ。そういう事を水上氏がわからない筈がないと思うんですが。
何て言うかね、外に出て組織の責任を負う必要がなくなったら、時間をも超越して好き勝手に言えるもんなんだな、と。「4年前に戻して」とか、そりゃ稲葉選手や金子誠選手に「若返れ」と言うつもりですか?他にも故障でパフォーマンスを落とした選手にも「故障前に戻れ」って言うつもり?そういう事ですよ?
同じ面子でも加齢や故障、或いは成長で戦力的にネガにもポジにも変化しますし、更に新戦力や移籍選手など、面子そのものも変わる訳ですよ。同じで良い訳がありませんし、戦術や意識の変化は必然のモノだった訳です。
私はその仰られる「4年前」がそんなに素晴らしいモノだったとは思いません。新庄選手・小笠原選手と長打力のある選手が抜け、セギノール選手も衰えが隠せなくなってきた頃、そして長打力の補充に失敗し貧打で戦ったシーズンです。此の年(4年前)も戦力の変化に伴い、戦術や意識の変化を求められたシーズンだった訳です。
言ってしまえば「たかがそれだけの事」、それを後生大事に抱えて、そして今になって突きつけられても、今は4年前じゃねえしなぁ、としか言えませんね。それに、アレは日本シリーズの大舞台で「継投による完全試合」言う形で否定された訳ですが。
【優勝おめでとう御座います】
まずは福岡ソフトバンクホークス様、パシフィックリーグ優勝お目出度う御座います。補強と育成が噛み合っての戦力充実、他の5球団とは明らかに差がありました。やはり「戦いは数だよ」、兵站の充実ですね。
年間通しての活躍が難しいベテランを休ませながら使える、それだけ代わりの選手が揃っていて、主軸を任せられるまでに育った松田選手など中堅層、そして福田選手のような若手も出てきて、今年優勝せねばいつ優勝するのか?という戦力充実でした。
僻み根性で言えば、進化が問われるのは来年ですね。小久保選手や松中選手は今年以上に厳しくなりますし、内野の要の川凬選手の渡米が有力視されています。投手陣でも和田投手の渡米が確実視されてますし、杉内投手ももしかすると・・・杉内投手移籍の可能性は低いですが、FA権取得前年の契約更改で揉めましたからね。こうしたところをどう纏め、どう補充するかが見ものです。
そして北海道日本ハムファイターズ、イースタンリーグ優勝お目出度う御座います!終盤は野手が足らなくなって、捕手登録の今成捕手や荒張捕手が内野の守備に就くなど苦しいところもありましたが、なんとか逃げ切る事ができました。
吉川投手が二軍では無双なんですよね。なんとかあと一伸びして一軍ローテに刺さって欲しいものです。糸数投手もね。野手では尾崎捕手が絶好調だったようですが怪我してしまいましたからね。来季はもう一度内野手に挑戦、なんて考えてしまいます。
他にも中島選手や谷口選手も魅力的で、西川選手も本格的に守備を始める来年以降が楽しみです。2~3年後の日本ハムが非常に楽しみですよ。勿論、一軍で踏ん張ってる若手も期待してますよ。決して未来は暗くない!です。
【世界日本ハムなう】
ウルフ投手は1回ローテ飛ばすようですが、それでなんとかなってくれますかね?抹消から最短で戻って13日、なんとか間に合って欲しいモンです。
それより何より次の日曜日。今の状況で下で良い投手となると吉川投手か糸数投手ですが、ちょうどファーム日本選手権と被るんですよね。そこで投げない方の投手が来るんでしょうけど。吉川投手は選手権の方かな?だとすると糸数投手だろうなぁ。
或いは大穴で、負傷したウルフ投手の後を投った乾投手って手もありますが、救援投手として一軍にいるのでしょうし、そうホイホイ起用は変えられないでしょうね。
そして抹消されるウルフ投手の代わりに登録されるのは二岡選手!「投手のウルフの代わりが野手の二岡とか訳わかんねーYO!」って方も多いでしょうが、ウルフ投手の代わりの投手が投るのは次の日曜日ですからね。それまでに野手・投手を吟味して、誰を下げて誰を上げるか考えるのでしょう。そして、救援投手陣で上げたくなる人材も居なかったんじゃないかとね。
そして二岡選手。「治った」と聞いても不安が残りますが、試合に出て打つ走る以上に、ベンチに二岡選手がいる事が非常に心強いです。此の苦しい局面を、最後の坂を登り詰める時に、若手ばかりでは厳しいですよ。こういう場面を何度も味わったであろう二岡選手の経験が、野手投手関係なしに今のチームに必要なんじゃないかとね。是非とも、稲葉選手・金子誠選手に加え二岡選手のベテラン力でチームをあと一踏ん張りさせて欲しいものです。
そういやロッテの代行さんが「サブロー選手を戻したい」とか言ってますね。まぁ他球団なんでお好きになされば良いとは思いますが、此のお話は次号にでも。
↓以下TB用リンク
うーん、厳しい!通算100S達成の翌日にサヨナラ負け喰らうとは、久投手も持ちすぎですね。ある特定の非常に特殊な趣味層のファンには、この上なく楽しい展開だったんじゃないでしょうか?ほら、あんなに喜んでる。久投手の今後に大いにネガり、返す刀で「ナシダガー」「ケイトウガー」ですから。
でもさ、そんなに継投おかしかった?今日。普段も理由を考えれば納得はいくんですが、今夜はいつも以上に納得できましたけどね。
斎藤佑投手は信用しない訳じゃないけど今夜はあまり良くなかった。「最後よかったから引っ張ればいいのに」ってのもわかりますけど、あまりよくなくて走者を背負いまくりだった斎藤佑投手が、次回に向けていいイメージで降板できるタイミングだったのでしょうし。
そしてその後は同点とされましたが、宮西投手、榊原投手、石井投手というチョイスは間違っていないと思いますし、増井投手も挽回してくれました。回跨ぎだって、それ自体が悪いことではないでしょう?アレは岩本解説者が大袈裟に言いすぎなんですよ。最後の久投手も、アレはもう流れが悪かったとしか言いようがないでしょう。
誰にも過失がない、誰も悪くないといえばアレですが、本当に勝つ為の手順を確りやったけど逃げ切れずに最後は捲られちゃったな、と。そりゃ守備のミスなんかで反省点はあるでしょうが、この敗戦そのものは反省なんてする必要ないですよ。できることはやった、それができるようにはなった。大きな改善です。9連敗からいきなり連勝街道とはいきませんでしたが、新たな連敗に入らぬよう、できる事をやってまずは1つ勝とう。
打線はアレだけ序盤に点がとれましたからね。加藤政選手の起用もはまりました。なにより、陽選手の一発が嬉しかったですね。ああいうのはもっと狙っていいんですよ。それがチームの勝利に繋がれば、陽選手なりのチームバッティング、チームプレーだと思いますがね。
試合前に谷元投手が抹消になり、ルーキーの乾投手が登録されました。谷元投手の抹消は、今季の起用方針をついに曲げるのか・・・と思いましたが、どうも谷元投手自身の志願だそうで。足りないものが見えたんだろうね。リフレッシュして、是非ともポストシーズンで!
乾投手は以前の一軍登録時には登板機会がありませんでした。今回はどうなるかはわかりませんが、機会をもらえたら確りアピールして、北海道まで来て欲しいもんです、はい。
【10月1日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
勝てませんでした。でも負けませんでした。順位の事を考えれば「負けに等しい」のかもしれませんが、1回勝ち越された試合を追い付いた、そういう意味では素晴らしい引き分けだったと思います。また、救援投手陣も昨日サヨナラ負けを喰らった武田久投手が名誉挽回、他にも窮地を救った宮西投手、相変わらずの安定感の石井投手、最後はお疲れモードだった榊原投手も〆てくれました。そうそう、増井投手も素晴らしかったです。
先発はケッペル投手。幾度も危機を招くも、4回以外はなんとか凌いで迎えた7回。ここの続投判断は間違ってないと思いますよ。先述の通り、失点機を迎えても抑えてきたわけですし、先発4本柱の1本として7回までは投げきって欲しかったんでしょうし、それだけの期待をかけられるものはあった訳ですし。
結局無死満塁で1失点、ロッテの勝ち越しを許して降板となる訳ですが、其処での降板のタイミングも仕方ないと思います。救援投手は次の回から行けるように支度してたでしょうし、内野安打と死球で走者を2人出しても、最悪1点失うまでに1アウトは奪えるだろうと。そうなれば・・・といったところで守備のミス(記録は安打)があって無死満塁。此では投手を責められませんし、交代も難しいです。
此処で守備のミスについて。中堅の糸井選手と左翼の中田選手が飛球を譲り合う形で安打にしてしまいました。糸井選手が捕るべき打球で、糸井選手のミスなんですけど、中田選手も追い付いてましたから彼処まで行ったら捕らなきゃ。中田選手はこの試合でもう1つミスしてましたし、ちょっと守備の意識が落ちてきてると言うか、打撃の悩みを守備にも持ち込んでるかな?と。
1失点はしましたが、その後を宮西投手が〆て最小得点差で終了。此処で宮西投手が食い止めたからこそ、その後の同点劇があるんですよね。その後は石井投手~増井投手~久投手と繋いで最後は榊原投手。更なる失点を許さず、勝てはしませんでしたが、負けもしませんでした。
ケッペル投手から宮西投手へのスイッチは、尚も無死で失点機という場面で、三振が欲しかったってのもあるんじゃないでしょうかね?結果はそうなりませんでしたが、ゴロの間に1点とかも惜しい場面で、ゴロアウトマニアのケッペル投手よりも・・・という目論みはあったと思います。
打線では陽選手が絶好調!やはり長打力は魅力ですよ。やはり中軸を打たせたいですね。そして杉谷選手が攻守ともに大活躍。最後はホフパワー選手を代打に送られましたが、彼処まで守備固めもなしで出られ続けたのは大きな収穫。守備走塁もまだまだ未熟ながら失敗を恐れず、失敗した事に何度でも挑めるのは強み。是非とも来季の新監督にも使い続けて欲しいなぁ。
【10月2日】対千葉ロッテ QVCマリンフィールド
うーん、結局千葉での3連戦は1つも勝てませんでした。でも、決して悪い事ばかりじゃなかったですよ。ネガティブに捉えれば「先発が踏ん張りきれない上に負傷退場」「ルーキー火に油で延焼」「打線はあと1本が出ず無駄が多い攻撃」何でしょうけど、ウルフ投手は1失点後の「これから、ここから」ってところでの負傷退場でちょっと判断しづらいですが、乾投手はあの場面からで抑えるのはベテランでも至難の技ですし、打線も好機を作れて5得点ですし。決して悪い捉え方しかできない訳じゃないですよ。
そんな中で防いで欲しかった失点は、ウルフ投手の1失点目と多田野投手が井口選手に打たれた一発ですね。片方がなければ同点でしたし、両方なければ勝ててます。
ウルフ投手のは1点先制した直後に安打→犠打→適時打のコンボですからね。仮に失点するにしても1アウトとって欲しかったね。ちょっとバッテリーが粘れなかった。まぁ、今成捕手の今季2度目の先発マスクですから、そこを責めるのも酷ですけど。ただ、今成捕手は良い経験ですよ、今後に活かさなきゃダメですよ。
多田野投手のアレはね、もう「なんでこーなるの!」と言いたくなる一発。アレをせめて二塁打にでも抑えられてれば、試合は違っただろうなぁ、と。こういう偶にの失点がどうも不用意に見えるんですよね、多田野投手は。それが今のポジションに甘んじている、大きな理由なんじゃないかと。
乾投手がついに一軍初登板を果たしました。あの場面での登板は非常に難しく、案の定ウルフ投手が残した火を延焼させてしまいましたが、プロ初の失点がこういう形でかえって良かったんじゃないでしょうか?自分が悪い流れを作った訳じゃないですし、打たれるしかない流れの中で打たれる体験をしたようなモノ。投手は誰でも絶対打たれるんですよ。打たれもせずに一人前になる奴がいるか!ですよ、ええ。
で、一頻り打たれた後はスッキリしたのか、賢者モードで4回5回の2イニングスを打者6人、無失点で抑える好投。こりゃ中々期待できるんじゃないですか?先発で試しても面白いかも知れません。
乾投手が投ってる時、今成捕手の捕球が問題視されました。確かにポロリなら良くないですが、今成捕手もプロでの経験はなくはないですが、一軍でマスクを被るのはまだまだこれからの捕手ですから。そりゃいつまでも此の調子じゃイカンですが、だからといって今の時点でなにもかも出来てなきゃいけない、出来て当然でもないと思うのですがね。
失敗を責めるなとは言いませんが、一寸責めすぎじゃないかと。あんなん本人に伝わったら萎縮してまうで?まぁ、大半は乾投手可愛さで言ってるんでしょうけど、誰かへの愛情表現で他の誰かを疎かにしてたら世話ないなぁ、と。
打線は5点返せましたが、適時打で入ったのは最初の1点だけなんですよね。私はこれだけ点が入ればそこには拘りませんが、拘る人は「タイムリー欠乏症だ」とか「チームバッティングだ」とか言うんじゃないでしょうかね?
そんな中で光った中田選手の一発。走者を2人置いての一発、あれは適時打でしょう?適時打と言っても構わないでしょう。偶々良い打球を飛ばしてスタンドインしただけですよ。中田選手はこうなっちゃうんです。中田選手に求められてる、最高の「チームバッティング」ですよ。こういうのを、もう少し多く見せてくれれば、相手も気を抜けなくなるんじゃないでしょうかね?
【こんな時に誰某が居たら?】
連敗中にベンチの雰囲気を察してか「こんな時に稀哲(森本=現:横浜)がいたら」「直人(稲田=現:横浜)がいたら」という声もありまして。彼らがいればベンチが明るくなるという考えなんでしょうが、彼らの今の状態を知ってて言うんですかね?
森本選手は現在負傷離脱中ですが、離脱前の成績も芳しくなかったですし、正直なところ日本ハムに居られても陽選手や中田選手の出番を圧迫しますし、使い処が難しかったと思います。稲田選手に関しては目撃者証言で「戦力外になりたいのか!?」という状態だったそうで、そういう状態でベンチの盛り上げ役ってのは厳しいでしょう。
彼らに加えて「信二(高橋=現:読売)がいれば」も加えて、「フロントが選手を放出しすぎたから!」と声を荒らげる方もいますが、高橋信二選手にしても、放出された時点では使い処がなかったですし、その後も鵜久森選手と出番を食い合いになったでしょうし、難しいと思うんですよね。
森本選手が残っていたら中田選手と陽選手の同時起用が難しくなり、鵜久森選手の起用にも影響した。稲田選手がいたら今浪選手と杉谷選手の起用に影響が出た。高橋信二選手がいたら打撃では鵜久森選手、守備位置では中田選手と稲葉選手の起用に影響が出た。この辺りを考えておっしゃられているならいいのですが、そゆこと(「誰某がいたら!」「放出しすぎ!」)言う人って、若手選手の事も「使え!」「使え!」って言うんですよね。
彼らがいたら選手層が厚くなってたのは当然。でも、今年出てくる若手も減ってたでしょうね。杉谷選手なんかはまず出られなかったでしょうし、今浪選手や鵜久森選手も出番が減っていたでしょう。彼らがいたとして杉谷選手、今浪選手、鵜久森選手が当たり前に出られたとしたら、それはそれで彼らの存在意義は薄いわけですし。
【水上前二軍監督の事】
水上氏がblogでやっちゃいましたね。「4年前に戻して欲しい」完全に梨田政権を否定されてますね。アンチ梨田の皆様には非常に心強い援軍でしょう。糞が。
水上氏が問題視された点。まずは打者走者糸井選手の走塁。糸井選手も足の指の骨折疑惑に、それを庇って膝にも痛みを抱えています。それを我慢しながらの出場ですので、走らなかったんじゃなく走れなかったという事は考えられないでしょうか?
また、此は良くない事ですが、糸井選手の場合はどんなに意識付けても、いざ試合のその場面となると抜けてしまう事があります。勿論キチンとして欲しいのは山々ですが、それで起用を考えるようでは糸井選手は使えません。糸井選手を起用する場合、こういう事は覚悟する必要があると思うのです。
こうした事情が重なって、そういう走塁になってしまったのではないかと。勿論後者の方はなんとか改善するか、或いは短所を消し去れるだけ長所を伸ばすかしなきゃいけませんが。
続いて稲葉選手の守備固め起用。まぁ、守備固めってより、苦手の先発投手が降板したので守備から試合に入ったってだけでしょう。それに、稲葉選手も衰えは隠せなくなってますし、そこに内野守備の動きから膝も厳しくなっています。
水上氏は稲葉選手がいつまでも若い、それこそ"4年前"と同じだと思ってるんでしょうか?人間誰しも歳を重ねますし、衰えもするわけです。真面目にやってる人ほど傷みも激しいんですよ。そういう事を水上氏がわからない筈がないと思うんですが。
何て言うかね、外に出て組織の責任を負う必要がなくなったら、時間をも超越して好き勝手に言えるもんなんだな、と。「4年前に戻して」とか、そりゃ稲葉選手や金子誠選手に「若返れ」と言うつもりですか?他にも故障でパフォーマンスを落とした選手にも「故障前に戻れ」って言うつもり?そういう事ですよ?
同じ面子でも加齢や故障、或いは成長で戦力的にネガにもポジにも変化しますし、更に新戦力や移籍選手など、面子そのものも変わる訳ですよ。同じで良い訳がありませんし、戦術や意識の変化は必然のモノだった訳です。
私はその仰られる「4年前」がそんなに素晴らしいモノだったとは思いません。新庄選手・小笠原選手と長打力のある選手が抜け、セギノール選手も衰えが隠せなくなってきた頃、そして長打力の補充に失敗し貧打で戦ったシーズンです。此の年(4年前)も戦力の変化に伴い、戦術や意識の変化を求められたシーズンだった訳です。
言ってしまえば「たかがそれだけの事」、それを後生大事に抱えて、そして今になって突きつけられても、今は4年前じゃねえしなぁ、としか言えませんね。それに、アレは日本シリーズの大舞台で「継投による完全試合」言う形で否定された訳ですが。
【優勝おめでとう御座います】
まずは福岡ソフトバンクホークス様、パシフィックリーグ優勝お目出度う御座います。補強と育成が噛み合っての戦力充実、他の5球団とは明らかに差がありました。やはり「戦いは数だよ」、兵站の充実ですね。
年間通しての活躍が難しいベテランを休ませながら使える、それだけ代わりの選手が揃っていて、主軸を任せられるまでに育った松田選手など中堅層、そして福田選手のような若手も出てきて、今年優勝せねばいつ優勝するのか?という戦力充実でした。
僻み根性で言えば、進化が問われるのは来年ですね。小久保選手や松中選手は今年以上に厳しくなりますし、内野の要の川凬選手の渡米が有力視されています。投手陣でも和田投手の渡米が確実視されてますし、杉内投手ももしかすると・・・杉内投手移籍の可能性は低いですが、FA権取得前年の契約更改で揉めましたからね。こうしたところをどう纏め、どう補充するかが見ものです。
そして北海道日本ハムファイターズ、イースタンリーグ優勝お目出度う御座います!終盤は野手が足らなくなって、捕手登録の今成捕手や荒張捕手が内野の守備に就くなど苦しいところもありましたが、なんとか逃げ切る事ができました。
吉川投手が二軍では無双なんですよね。なんとかあと一伸びして一軍ローテに刺さって欲しいものです。糸数投手もね。野手では尾崎捕手が絶好調だったようですが怪我してしまいましたからね。来季はもう一度内野手に挑戦、なんて考えてしまいます。
他にも中島選手や谷口選手も魅力的で、西川選手も本格的に守備を始める来年以降が楽しみです。2~3年後の日本ハムが非常に楽しみですよ。勿論、一軍で踏ん張ってる若手も期待してますよ。決して未来は暗くない!です。
【世界日本ハムなう】
ウルフ投手は1回ローテ飛ばすようですが、それでなんとかなってくれますかね?抹消から最短で戻って13日、なんとか間に合って欲しいモンです。
それより何より次の日曜日。今の状況で下で良い投手となると吉川投手か糸数投手ですが、ちょうどファーム日本選手権と被るんですよね。そこで投げない方の投手が来るんでしょうけど。吉川投手は選手権の方かな?だとすると糸数投手だろうなぁ。
或いは大穴で、負傷したウルフ投手の後を投った乾投手って手もありますが、救援投手として一軍にいるのでしょうし、そうホイホイ起用は変えられないでしょうね。
そして抹消されるウルフ投手の代わりに登録されるのは二岡選手!「投手のウルフの代わりが野手の二岡とか訳わかんねーYO!」って方も多いでしょうが、ウルフ投手の代わりの投手が投るのは次の日曜日ですからね。それまでに野手・投手を吟味して、誰を下げて誰を上げるか考えるのでしょう。そして、救援投手陣で上げたくなる人材も居なかったんじゃないかとね。
そして二岡選手。「治った」と聞いても不安が残りますが、試合に出て打つ走る以上に、ベンチに二岡選手がいる事が非常に心強いです。此の苦しい局面を、最後の坂を登り詰める時に、若手ばかりでは厳しいですよ。こういう場面を何度も味わったであろう二岡選手の経験が、野手投手関係なしに今のチームに必要なんじゃないかとね。是非とも、稲葉選手・金子誠選手に加え二岡選手のベテラン力でチームをあと一踏ん張りさせて欲しいものです。
そういやロッテの代行さんが「サブロー選手を戻したい」とか言ってますね。まぁ他球団なんでお好きになされば良いとは思いますが、此のお話は次号にでも。
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