守備からリズムを作るなんて、後からほのぼの思う事【5月11日 対オリックス7回戦】
も許。いやなぁ・・・オリックス・バファローズさんの事な、もう許したってええやんかって。確かにあの時は酷かったかもしれん。とても許せる事じゃ無いのかも知れない。でもさ、目の前でやってるのは選手なんだぜ?って。オリックス・バファローズさんをいまだに蔑称呼ばわり(それもあえて汚い印象の字をあてがって)するような人らは、それが選手らに降りかかっている、叩きつけられてるって事になんとも思わないんですかね?自分の感情を発散するマスターベーションで選手を穢して楽しいんですか?って。そうしないと野球に向き合えないんですかね?って。
「あんなの近鉄でもブルーウェーブでもない!オリックスは両方殺した!」なんて言う人も多いですが、じゃぁ「オリックス・ブルーウェーブ」でも「近鉄バファローズ」でもない、「オリックス・バファローズ」で良いじゃないですか?気に入らないのにずっと粘着して叩き続けてね、それで何が良くなるんですか?って。
何もオリックス・バファローズを応援しろってんじゃ無いですよ。いい加減オリックス・バファローズを認めて次の段階に進んでは如何ですか?って。あの事を忘れる必要はありませんが、何時までも親の仇のように叩き続けたって選手だって代替わりしてますし、先に進んでるんですよ。そう言うのの足を引っ張り続けるよりは、貴方らも前に進んでは如何ですか?とね。
つーかな、旧近鉄や旧ブルーウェーブのファンなら兎も角、元阪神ファンや現阪神ファンがオリックス虐めってなんなん?いったい誰のお陰で客が増やせなかったかとか考えた事ないん?
◆5月11日 オリックス・バファローズ7回戦
オリックス 5‐3 日本ハム
勝:金子千尋7試合3勝3敗
S:平野佳12試合1勝5S
負:谷元6試合1勝3敗
本[オリックス]糸井3号3ラン(谷元)、後藤2号2ラン(谷元)
本[日本ハム]中田9号ソロ(佐藤達)
「あんなの近鉄でもブルーウェーブでもない!オリックスは両方殺した!」なんて言う人も多いですが、じゃぁ「オリックス・ブルーウェーブ」でも「近鉄バファローズ」でもない、「オリックス・バファローズ」で良いじゃないですか?気に入らないのにずっと粘着して叩き続けてね、それで何が良くなるんですか?って。
何もオリックス・バファローズを応援しろってんじゃ無いですよ。いい加減オリックス・バファローズを認めて次の段階に進んでは如何ですか?って。あの事を忘れる必要はありませんが、何時までも親の仇のように叩き続けたって選手だって代替わりしてますし、先に進んでるんですよ。そう言うのの足を引っ張り続けるよりは、貴方らも前に進んでは如何ですか?とね。
つーかな、旧近鉄や旧ブルーウェーブのファンなら兎も角、元阪神ファンや現阪神ファンがオリックス虐めってなんなん?いったい誰のお陰で客が増やせなかったかとか考えた事ないん?
◆5月11日 オリックス・バファローズ7回戦
オリックス 5‐3 日本ハム
勝:金子千尋7試合3勝3敗
S:平野佳12試合1勝5S
負:谷元6試合1勝3敗
本[オリックス]糸井3号3ラン(谷元)、後藤2号2ラン(谷元)
本[日本ハム]中田9号ソロ(佐藤達)
【「どっちが大事」じゃなくて「どっちも大事」】
まぁ、しんどいんで軽くいくよ。勝てなかったなぁ。ま、先発オーダーに実験的なところが見えたんで、流れが良くない序でにやれる事やろうって事なのかな?とは思いました。当然、ファンも現場の選手も監督もコーチも勝ちたいと思ってるでしょうし、誰1人として負けた方が良いだなんて思う人は・・・ごく一部の「日本ハムを北海道から追い出せ!」って感じで粘着してる人以外は思ってないでしょうね、負けろだなんてね。
俺もそら勝って欲しいさ。勝って選手が笑顔になるのを見たいさ。でもさ、それでも負けるってのはしょうがねえんだ。敵さんだって勝ちたくてやってんだしな、その時で状態のいい方がやはり勝ったり、或いはいい偶然を引き起こした方が勝って悪い偶然に見舞われた方が負けたりするんだよな。
まぁそう言うのに「ちゃんとやれば勝てるんザマス!負けるのはちゃんとやってないからザマス!」ってドラマか漫画の教育ママ見たいなのもあるんでしょうが、負けたくて負けてる奴なんて1人も居ないんですよ、勝ちたくて勝てるんならペナントもCSも要らないってのは先日の長文駄文でアレしました。
それでも負けちゃう時にもね、そら何らかの収穫を得たいって言うかね。実際ありましたしね。先発ではマスクを近藤捕手が被ったほか、右翼にホフパワー選手が入りました。
近藤捕手は一軍に呼んだ以上はこういう機会を作りたかったところでしょうし、出来れば実績がある故に硬直した感のある(それも仕方無い理由はあるんですがね)鶴岡・大野の両捕手とは違う配球を期待したいってのもあったのでしょう。
谷元投手とのバッテリーでは試合の主導権を握られ、試合を決定付けられると言う痛い2発の本塁打を許しまして、それに近藤捕手の責任が全く無い訳では無いでしょう。ですが本塁打と本塁打の間ではそこそこの務めが出来てたと思いますし、走者が多いだなんて鶴岡捕手でも大野捕手でも共通の最近の傾向ですし。ま、誉められる事じゃぁ無いですがね。
この先交流戦に入ると先発投手が少なくて足りる分出場選手登録の枠にも余裕が出まして、近藤捕手を一軍に置いておく事も可能な訳です。今回は谷元投手とのバッテリーでしたが、経験のある木佐貫投手あたりと組ませて投手に引っ張ってってもらえれば・・・なんてのは考えますね。大野捕手が藤井捕手(現:DeNA)に引っ張ってもらったみたいに。後は打撃ですね。
もう一つ、ホフパワー選手の右翼手起用は交流戦を睨んだものでしょう。いくら練習でやっても実戦では勝手が違うでしょうし、そう言うのの"ならし"もあったのでしょう。でも、ホフパワー選手は一塁の守備が良いですので、出来れば一塁で見たいんですよね。
ホフパワー選手と見ると条件反射的に「こんな奴使うな!」「期待してないんでどうでもいいです」なんてのが出ますが、彼らにとってはそうなのでしょう。でも、ホフパワー選手への期待ってのは「3割」とか「40発」じゃぁない訳でね。「嘗めてかかるとデカイの持ってかれる」って相手に感じさせる事で、その為の最小限を打ってくれればいいと思いますよ。費用対効果とかありますけどね、それと現在の現場での運用はまた別ですからね。今あるもの、今出せるものでどう遣り繰りするか?そう言うアレの上ではそう言う役回りですよ、ってだけでね。
そらまぁ率は兎も角もう少し大きいのを打ってくれれば良いんですけどね、それこそブライアント選手(元近鉄)とかランス選手(元広島)みたいなのはそうそう無理だとしてもね、もう少し打って欲しいなぁ・・・なんてのはね。それでも出場試合数や打数であの本数は立派だと思いますがね、あんな出たり出なかったりでは集中力の保ち方とか試合への入り方とか難しいところはあるでしょうし。でも、そこにもう一声ね。俺は期待するよ、うん。
で、こういう試合が続いて「やっぱり野球は守備だ」とか、まぁ困ったら守備依存に趨りたがるのは日本ハムファンの悪い癖と言うか。前にも何度もアレしてるように守備か攻撃かじゃないんだって、守備も攻撃もなんだって。
恐らくは平成19年のリーグ優勝、攻撃力ダウンを守備と投手力で失点を減らす事でカバーして交流戦で貯金を作って優勝できたシーズンが神格化って言うか聖典と言うか、何か「アレこそがファイターズのあるべき姿!」なんて声が多数なんだけどね、あの時がどれ程の綱渡りだったか?どれ程の思いで薄氷の上を渡りきったのか?決してアレが理想だなんて思いませんし、そうそう再現できるものでは無いと思います。
例えばあの時ももう少し攻撃力があったなら投手陣の負担は軽かったでしょうし、実際に攻撃力を軽視してああなった訳ではないのです。木元選手にはそれなりに期待していたでしょうし、グリーン選手も小笠原選手の抜けた穴を少しでも埋めるべく期待して獲得したわけです。ですが、そう言うところが悉く誤算となった、木元選手は腰痛もありましたし、グリーン選手も出だしの躓きで立ち直れなかったように思います。そうしたところが期待通りになってたら、歴代でも屈指の協力打線になっていたのでは?と思う訳ですよ、ええ。
ですので平成19年のあの優勝ってのは偶々そうなったってだけのものであってね、それを殊更持ち出して「ああやれ!」ってのは違うよ?と。事ある毎に「ああやれ!」「ああしろ!」と言われるなら、今考えてみたらあの優勝はするんじゃなかった・・・と少しは思うのですよ。何度も「守備か攻撃かじゃなくて守備も攻撃も大事」と言ってる訳ですが、両方大事な筈の片方を神棚に飾って片方を燃やせる塵に出すようなの?そう言う風なアレになるなら、優勝しなきゃよかったなぁ、とはね。
これの前段は端折りますが、平成19年は期待していた攻撃力が発揮できない中で優勝する為にあらゆる犠牲を払った結果で、後先を考えたものではなかったと思います。事実翌年の梨田監督1年目は貧打に苦しみましたしね。そうまでして漸く掴んだのがあの年の優勝で、翌年以降の戦力育成等を考えていたら優勝は出来なかったでしょう。ですがあの時優勝をそこまで目指さずに中軸打者の育成促進に一軍の試合も割いていたなら、あの年の優勝は逃しても翌年以降今に至るまでの戦力はもっと厚く強くなっていたんじゃ無いかとね。
まぁ具体的に言えば田中賢選手を1年早く3番打者で使うとか(翌年の梨田監督1年目で3番打者を経験)、川島慶三選手(現:ヤクルト)をもっと重点的に使うですとかね。確かに田中賢選手は小技で重要な存在でしたし、川島慶三選手も粗さはありました。でも、使わなきゃ育ちませんし、小技に従事させていてはそればかりになってしまいます。田中賢選手も川島慶三選手も打撃に魅力のある選手でしたし、それは残念だったかな?とはね。
「それでもいいじゃないか、優勝できたからそれでいいんだ」と仰る方は多いと思います。怖いのは「勝利」や「優勝」って結果はどんな事でも都合よく肯定してしまうって事だよね。そして違うものを否定もできちゃう。だから本来必要な筈の攻撃力の整備も否定して守備こそが万能にして唯一勝利を齎す宇宙の真理みたいになっちゃう。これ、逆もありうるからね。
今はああして守備万能論、守備原理主義的に守備を重要視して攻撃を軽視・・・寧ろ軽蔑してたりするけどね、逆にあの年の優勝が投手力や守備力の不足を圧倒的な打撃力でカバーして得た優勝だったら?それで攻撃万能論や守備軽視、投手力軽視の流れが出来ていたかも知れません。そう言うのもまた良いものではないでしょう。
野球ってのは守備だけでやるものでも攻撃だけでやるものでも無いわけで、両方できなきゃ難しいんですよ。だからバランスを取っていかなきゃいけないと。「守備で失点をしなければ負ける事はない、最悪引き分けでも負けじゃない」なんてのは机上の空論でね、何時も野手が捌ける場所に打球が飛ぶとは限らないし、それこそ野手が絶対捌けない観客席まで持っていかれたらどうしようも無い訳で。幾ら失策しない選手だけを選りすぐって並べても、絶対負けないなんてのはないんです。
だからといってパカスカ打ちまくってもそれ以上に点を取られたら負けなんですし、守備と攻撃と両方がバランスよく備わってる事こそが重要なんでしょう?って。そして、今は決して攻撃重視に傾いているとも思いませんし、攻撃力の整備に重点を置いてもおかしくないと思いますけどね。
そうした中で槍玉に挙げられるのが西川選手だったりしますが、西川選手は打撃と走塁が光って守備でまずいプレーもあったりしますが、だからといって守備で見処がない訳じゃないですし、このところは比較的安定もしてきています(そう思わせて「ポロッ」とやるんだよなぁ)。
西川選手に対しては「打撃は良くても守備はダメ!二軍で練習しろ!お前の居場所は二軍だ!」なんてのが複数いますが、首脳陣はそう言われる西川選手の現状を理解した上で一軍で使い続けるんでしょうし、二軍で二軍選手とやるよりも一軍で試合の勝敗、シーズンの順位を賭けた中でやる事が西川選手の為にも良いと考えているのでしょう。
なんだかね、守備と攻撃が別物だとか相反する物のように見てる人が多いように思えるんですがね、どっちも一つのモノを両側から支えるモノなんだって事。そのバランスをどう取っていくかってのが重要なんだけど、両方を同時に出来る程経済的にも人的にも豊かな球団ならいざ知らず、日本ハムみたいな多くの球団はどちらかが置き去りになる事も度々ある訳で、それを是正しようとすると反対側が置き去りになってるように見えてしまう、そう言う事はあるものでね。
ただ、それでも目指すのは勝利であって、その為の敗北とでも言いますか。そら勝ちたいよ、勝ちたくて仕方がないよ。でもね、負けるんだ。必死に今の1勝を拾いにいく布陣ってのはあるかもしれないし、それで勝てるかもしれない。でも、この先何年ってのを考えればそれでいいのかな?続くのかな?って。後で困るんじゃない?問題を先送りにしてるだけじゃない?って思う訳でね。
そう言うのを考えて手をうちながら勝つのって本当に難しい事なんですよ。それは無理だ不可能だって言う人も居るくらいね。それに対して「育成だから諦めろ」って人も「勝利が第一だから育成は諦めろ」って人も居るんだろうよ。でもな、そんなんどっちだって決められるモンでもねえんだ。ただ、必死にやった結果がどうなったか?それだけの問題なんだ。
自分の期待や理想と違う展開に「真面目にやってない」なんて思う人も居るかも知れない。でも、やってる本人らはそう言う不真面目に見えちゃう事でも真面目にやってんだ。やってる選手もやらせる監督やコーチも人間だから悩みも迷いもするけれど、藻掻きも悪足掻きもするけどクソ真面目なんだ。そこは覚えておいてほしい。どんな失敗も真面目にやった結果なんだってね。
そう言う時に「守備軽視だ」とか「攻撃軽視だ」と言ってもそれは偶々そうなっただけでね、決して軽視してる訳じゃないんだよ、って。だからそう言う時に「守備をもっと」「攻撃をもっと」と言ったって、知らない内に塩や砂糖を入れすぎちゃうようなもんでね、そんなもんですよ。
まあ、例によってまとまらなくなって来ましたけどね、決して守備を軽視して攻撃力強化に進んでる訳じゃないし、守備と攻撃の両方を強化するためにやってんじゃねえの?って思うわけですよ。
勝ちたいのは確か。でも、今は明日の勝利、半年先の順位、来年再来年の為にチームそのものをグラグラ揺らして整えていく段階なんでしょうよ。今年で終わる、今日明日で終わるチームじゃなく、五年十年二十年と続いていく為に、今は苦い敗戦と言う形で未来に投資しているんだと思うよ。近くの未来も、もうちょっと先の未来もね。勝ちたいから負けるんだ、負けるから勝ちたいんだ。目先の勝利なんて幾らでもくれてやるよ、うん。
・・・すんません、上手く纏まんないんでこんなんで勘弁してください。
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まぁ、しんどいんで軽くいくよ。勝てなかったなぁ。ま、先発オーダーに実験的なところが見えたんで、流れが良くない序でにやれる事やろうって事なのかな?とは思いました。当然、ファンも現場の選手も監督もコーチも勝ちたいと思ってるでしょうし、誰1人として負けた方が良いだなんて思う人は・・・ごく一部の「日本ハムを北海道から追い出せ!」って感じで粘着してる人以外は思ってないでしょうね、負けろだなんてね。
俺もそら勝って欲しいさ。勝って選手が笑顔になるのを見たいさ。でもさ、それでも負けるってのはしょうがねえんだ。敵さんだって勝ちたくてやってんだしな、その時で状態のいい方がやはり勝ったり、或いはいい偶然を引き起こした方が勝って悪い偶然に見舞われた方が負けたりするんだよな。
まぁそう言うのに「ちゃんとやれば勝てるんザマス!負けるのはちゃんとやってないからザマス!」ってドラマか漫画の教育ママ見たいなのもあるんでしょうが、負けたくて負けてる奴なんて1人も居ないんですよ、勝ちたくて勝てるんならペナントもCSも要らないってのは先日の長文駄文でアレしました。
それでも負けちゃう時にもね、そら何らかの収穫を得たいって言うかね。実際ありましたしね。先発ではマスクを近藤捕手が被ったほか、右翼にホフパワー選手が入りました。
近藤捕手は一軍に呼んだ以上はこういう機会を作りたかったところでしょうし、出来れば実績がある故に硬直した感のある(それも仕方無い理由はあるんですがね)鶴岡・大野の両捕手とは違う配球を期待したいってのもあったのでしょう。
谷元投手とのバッテリーでは試合の主導権を握られ、試合を決定付けられると言う痛い2発の本塁打を許しまして、それに近藤捕手の責任が全く無い訳では無いでしょう。ですが本塁打と本塁打の間ではそこそこの務めが出来てたと思いますし、走者が多いだなんて鶴岡捕手でも大野捕手でも共通の最近の傾向ですし。ま、誉められる事じゃぁ無いですがね。
この先交流戦に入ると先発投手が少なくて足りる分出場選手登録の枠にも余裕が出まして、近藤捕手を一軍に置いておく事も可能な訳です。今回は谷元投手とのバッテリーでしたが、経験のある木佐貫投手あたりと組ませて投手に引っ張ってってもらえれば・・・なんてのは考えますね。大野捕手が藤井捕手(現:DeNA)に引っ張ってもらったみたいに。後は打撃ですね。
もう一つ、ホフパワー選手の右翼手起用は交流戦を睨んだものでしょう。いくら練習でやっても実戦では勝手が違うでしょうし、そう言うのの"ならし"もあったのでしょう。でも、ホフパワー選手は一塁の守備が良いですので、出来れば一塁で見たいんですよね。
ホフパワー選手と見ると条件反射的に「こんな奴使うな!」「期待してないんでどうでもいいです」なんてのが出ますが、彼らにとってはそうなのでしょう。でも、ホフパワー選手への期待ってのは「3割」とか「40発」じゃぁない訳でね。「嘗めてかかるとデカイの持ってかれる」って相手に感じさせる事で、その為の最小限を打ってくれればいいと思いますよ。費用対効果とかありますけどね、それと現在の現場での運用はまた別ですからね。今あるもの、今出せるものでどう遣り繰りするか?そう言うアレの上ではそう言う役回りですよ、ってだけでね。
そらまぁ率は兎も角もう少し大きいのを打ってくれれば良いんですけどね、それこそブライアント選手(元近鉄)とかランス選手(元広島)みたいなのはそうそう無理だとしてもね、もう少し打って欲しいなぁ・・・なんてのはね。それでも出場試合数や打数であの本数は立派だと思いますがね、あんな出たり出なかったりでは集中力の保ち方とか試合への入り方とか難しいところはあるでしょうし。でも、そこにもう一声ね。俺は期待するよ、うん。
で、こういう試合が続いて「やっぱり野球は守備だ」とか、まぁ困ったら守備依存に趨りたがるのは日本ハムファンの悪い癖と言うか。前にも何度もアレしてるように守備か攻撃かじゃないんだって、守備も攻撃もなんだって。
恐らくは平成19年のリーグ優勝、攻撃力ダウンを守備と投手力で失点を減らす事でカバーして交流戦で貯金を作って優勝できたシーズンが神格化って言うか聖典と言うか、何か「アレこそがファイターズのあるべき姿!」なんて声が多数なんだけどね、あの時がどれ程の綱渡りだったか?どれ程の思いで薄氷の上を渡りきったのか?決してアレが理想だなんて思いませんし、そうそう再現できるものでは無いと思います。
例えばあの時ももう少し攻撃力があったなら投手陣の負担は軽かったでしょうし、実際に攻撃力を軽視してああなった訳ではないのです。木元選手にはそれなりに期待していたでしょうし、グリーン選手も小笠原選手の抜けた穴を少しでも埋めるべく期待して獲得したわけです。ですが、そう言うところが悉く誤算となった、木元選手は腰痛もありましたし、グリーン選手も出だしの躓きで立ち直れなかったように思います。そうしたところが期待通りになってたら、歴代でも屈指の協力打線になっていたのでは?と思う訳ですよ、ええ。
ですので平成19年のあの優勝ってのは偶々そうなったってだけのものであってね、それを殊更持ち出して「ああやれ!」ってのは違うよ?と。事ある毎に「ああやれ!」「ああしろ!」と言われるなら、今考えてみたらあの優勝はするんじゃなかった・・・と少しは思うのですよ。何度も「守備か攻撃かじゃなくて守備も攻撃も大事」と言ってる訳ですが、両方大事な筈の片方を神棚に飾って片方を燃やせる塵に出すようなの?そう言う風なアレになるなら、優勝しなきゃよかったなぁ、とはね。
これの前段は端折りますが、平成19年は期待していた攻撃力が発揮できない中で優勝する為にあらゆる犠牲を払った結果で、後先を考えたものではなかったと思います。事実翌年の梨田監督1年目は貧打に苦しみましたしね。そうまでして漸く掴んだのがあの年の優勝で、翌年以降の戦力育成等を考えていたら優勝は出来なかったでしょう。ですがあの時優勝をそこまで目指さずに中軸打者の育成促進に一軍の試合も割いていたなら、あの年の優勝は逃しても翌年以降今に至るまでの戦力はもっと厚く強くなっていたんじゃ無いかとね。
まぁ具体的に言えば田中賢選手を1年早く3番打者で使うとか(翌年の梨田監督1年目で3番打者を経験)、川島慶三選手(現:ヤクルト)をもっと重点的に使うですとかね。確かに田中賢選手は小技で重要な存在でしたし、川島慶三選手も粗さはありました。でも、使わなきゃ育ちませんし、小技に従事させていてはそればかりになってしまいます。田中賢選手も川島慶三選手も打撃に魅力のある選手でしたし、それは残念だったかな?とはね。
「それでもいいじゃないか、優勝できたからそれでいいんだ」と仰る方は多いと思います。怖いのは「勝利」や「優勝」って結果はどんな事でも都合よく肯定してしまうって事だよね。そして違うものを否定もできちゃう。だから本来必要な筈の攻撃力の整備も否定して守備こそが万能にして唯一勝利を齎す宇宙の真理みたいになっちゃう。これ、逆もありうるからね。
今はああして守備万能論、守備原理主義的に守備を重要視して攻撃を軽視・・・寧ろ軽蔑してたりするけどね、逆にあの年の優勝が投手力や守備力の不足を圧倒的な打撃力でカバーして得た優勝だったら?それで攻撃万能論や守備軽視、投手力軽視の流れが出来ていたかも知れません。そう言うのもまた良いものではないでしょう。
野球ってのは守備だけでやるものでも攻撃だけでやるものでも無いわけで、両方できなきゃ難しいんですよ。だからバランスを取っていかなきゃいけないと。「守備で失点をしなければ負ける事はない、最悪引き分けでも負けじゃない」なんてのは机上の空論でね、何時も野手が捌ける場所に打球が飛ぶとは限らないし、それこそ野手が絶対捌けない観客席まで持っていかれたらどうしようも無い訳で。幾ら失策しない選手だけを選りすぐって並べても、絶対負けないなんてのはないんです。
だからといってパカスカ打ちまくってもそれ以上に点を取られたら負けなんですし、守備と攻撃と両方がバランスよく備わってる事こそが重要なんでしょう?って。そして、今は決して攻撃重視に傾いているとも思いませんし、攻撃力の整備に重点を置いてもおかしくないと思いますけどね。
そうした中で槍玉に挙げられるのが西川選手だったりしますが、西川選手は打撃と走塁が光って守備でまずいプレーもあったりしますが、だからといって守備で見処がない訳じゃないですし、このところは比較的安定もしてきています(そう思わせて「ポロッ」とやるんだよなぁ)。
西川選手に対しては「打撃は良くても守備はダメ!二軍で練習しろ!お前の居場所は二軍だ!」なんてのが複数いますが、首脳陣はそう言われる西川選手の現状を理解した上で一軍で使い続けるんでしょうし、二軍で二軍選手とやるよりも一軍で試合の勝敗、シーズンの順位を賭けた中でやる事が西川選手の為にも良いと考えているのでしょう。
なんだかね、守備と攻撃が別物だとか相反する物のように見てる人が多いように思えるんですがね、どっちも一つのモノを両側から支えるモノなんだって事。そのバランスをどう取っていくかってのが重要なんだけど、両方を同時に出来る程経済的にも人的にも豊かな球団ならいざ知らず、日本ハムみたいな多くの球団はどちらかが置き去りになる事も度々ある訳で、それを是正しようとすると反対側が置き去りになってるように見えてしまう、そう言う事はあるものでね。
ただ、それでも目指すのは勝利であって、その為の敗北とでも言いますか。そら勝ちたいよ、勝ちたくて仕方がないよ。でもね、負けるんだ。必死に今の1勝を拾いにいく布陣ってのはあるかもしれないし、それで勝てるかもしれない。でも、この先何年ってのを考えればそれでいいのかな?続くのかな?って。後で困るんじゃない?問題を先送りにしてるだけじゃない?って思う訳でね。
そう言うのを考えて手をうちながら勝つのって本当に難しい事なんですよ。それは無理だ不可能だって言う人も居るくらいね。それに対して「育成だから諦めろ」って人も「勝利が第一だから育成は諦めろ」って人も居るんだろうよ。でもな、そんなんどっちだって決められるモンでもねえんだ。ただ、必死にやった結果がどうなったか?それだけの問題なんだ。
自分の期待や理想と違う展開に「真面目にやってない」なんて思う人も居るかも知れない。でも、やってる本人らはそう言う不真面目に見えちゃう事でも真面目にやってんだ。やってる選手もやらせる監督やコーチも人間だから悩みも迷いもするけれど、藻掻きも悪足掻きもするけどクソ真面目なんだ。そこは覚えておいてほしい。どんな失敗も真面目にやった結果なんだってね。
そう言う時に「守備軽視だ」とか「攻撃軽視だ」と言ってもそれは偶々そうなっただけでね、決して軽視してる訳じゃないんだよ、って。だからそう言う時に「守備をもっと」「攻撃をもっと」と言ったって、知らない内に塩や砂糖を入れすぎちゃうようなもんでね、そんなもんですよ。
まあ、例によってまとまらなくなって来ましたけどね、決して守備を軽視して攻撃力強化に進んでる訳じゃないし、守備と攻撃の両方を強化するためにやってんじゃねえの?って思うわけですよ。
勝ちたいのは確か。でも、今は明日の勝利、半年先の順位、来年再来年の為にチームそのものをグラグラ揺らして整えていく段階なんでしょうよ。今年で終わる、今日明日で終わるチームじゃなく、五年十年二十年と続いていく為に、今は苦い敗戦と言う形で未来に投資しているんだと思うよ。近くの未来も、もうちょっと先の未来もね。勝ちたいから負けるんだ、負けるから勝ちたいんだ。目先の勝利なんて幾らでもくれてやるよ、うん。
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テーマ : 北海道日本ハムファイターズ
ジャンル : スポーツ