【枕】お題「世界日本ハム的F・A・N・S’08」のココロだァ!
そして第4夜、纏めの纏めでありますが、果たしてF・A・N・SのSは一体なんなのか?Seasonとでもしておきますか?今シーズンの纏めってことで。最早相当やっつけになっていますが。ついでに来季以降の展望だとか。
今季はね、わかる人はわかってますが去年からみて補強が全く無しで昨年より波高い海に放り出されたわけですからね。それでこの成績って言うのは上出来以外の何者でもないですよ、ええ。
継投がどうだとか選手起用がどうだとか言いますが、例えばスタメンを高頻度で組み替えるロッテでもボビーへの非難が轟々なわけだったりする訳ですよ。結局のところどこもどのやり方でも結果次第でどのような言われ方もする訳ですよ。
例えば左右病だとか。それは裏を返せば対左で通用する左打者、対右で通用する右打者がどれほど少ないかと言うことですし。それでも稀哲賢介稲葉スレッジ信二小谷野会長とスタメンの9つの打順のうち7つは左右関係無しに埋まってるんですけどね。残り2枠を弄くって左右病扱いされてたらどうしようもないですよ。それで拘って試して結果が出なかったら「動かな過ぎ」「無策」「無能」と詰られるわけですから。
大体左右病と言うのであれば前任のヒルマンもそれなりに拘っていましたし、球界全体を見回してもそれなりに左右の相性は重視されていますし。確かに伸び盛りの選手を別のシチュエーションで見たいというのも解らないでもないですが、未熟なうちに過剰な期待と負担を与えて尚且つ相性の良くない相手に手が出なかったとなれば、その選手の成長を阻害しないとも言い切れません。そんなに焦らなくても与えられた場面で結果を出し続ければ違う場面でも使わざるを得ない訳ですし、そういうのはそういう段階になってからでも遅くは無いでしょう。焦っていい事は無いと思いますよ。
基本的には得点力の大きすぎる欠如。それに対して「スモールやめろ」の大合唱もありましたが、一部で言われている通りスモールですらないと言うのが真実でして。スモールが決して悪い訳じゃないんですよ、スモールボールすら成立させられないほどに打線が貧しいわけですよ。そんな打線でビッグボールに転換したところでビッグクランチ打線が関の山ですよ、ええ。
それに対してフロントは全くといっていいほど手を打ってくれませんでした。大砲である必要は無いんですよ、例えば右の代打の切り札兼時々指名打者ですとかね、そういう人材で良いんですよ。三木はそれなりに活躍してくれてますしいい人材だと思うんですが、それ以上に守備や走塁といった部分を捨てても打撃に特化した人材を確保できなかったのかと。理想は読売の大道、ああいった人材をねぇ・・・・・幸雄さん引退させない方がよかったんじゃないですかね、つまりは。
幸雄さんについては去年前半の活躍を基にした評価の多くは過大であると思います。2000本達成直前から調子は落とし気味でしたし、それ以降はそれ以上に。しかしそれでも今年最後のお勤めをするくらいの力は残っていたんじゃないかと思う訳ですよ。勿論打撃面での働きだけじゃなくて、苦しい時の精神的支柱的な役割も含めてね。打撃やベテラン力の強化に目処が付いていたなら兎も角、そうでないのなら引退勧告は早計だったんじゃないかなぁと。勿論2000本安打を達成した功労者ともなればそれなりの扱いが必要ですし、かといって予想できる働きを考えればそうそう年俸をアップさせる訳にもいかず、扱いが難しかったとも思いますが。それでも昨オフの2連覇景気で上げすぎだった感のある査定を見直していれば幸雄さんを維持できたとも思いますが。大盤振る舞いで一発サイン続出させて対外的に「公はいい感じらしいぞ」という印象を与える効果も狙ったのかもしれませんが。あー、書いてて何がなんだか解らなくなってきたw
投手陣の補強と言うのはわかります。八木は目処が立ちませんでしたし、江尻も手術から今季は絶望で中継ぎでも使えるタマが必要でしたし。そういった意味で藤井とヤタローの獲得は悪くないと思いますし、実際ヤタローがいなかったらここまで頑張れなかったでしょうし。藤井にしても援護があればもっと勝てていたでしょうし。金村の代わりに来た中村泰は今のところ期待はずれですが、左投手補強と言う意味では間違っていないと思います(もっともそれ以上に重視すべき何かがあったとか、ただ単に金村追放したかったんじゃねえの?とかありますが)。
ですがトレードである以上こちらから出て行く分もあるわけでして、主に金村ヤスのところで損をしてしまったなと。例えばヤスが左の中継ぎとして岡島クラスの活躍が出来ていれば久の酷使も和らいだでしょうし、先発で頑張れれば勝の中継ぎ転配と言うのも可能でしたし。金村残留であればローテの一角は埋められたでしょうし、或いは中継ぎに転配できれば(ry
しかし投手力を重視した結果負けでも悲惨な負けが少なかったと言えますし、夏以降大敗も増えましたが、投手力が純減していれば序盤からそういう負けが続出していたでしょうし。結局良い勝負をするには打力を補強するより投手力を・・・と言う判断だったのかもしれません。
こういった状況下で梨田監督は良くやってくれましたよ、吉井コーチも。やりくりのしようが無い状態でやっている訳でしたから。しょうじき勝利の方程式を組めなくなるまでの投手陣の疲弊は想定外ですよ。コレは采配ミスとかではなく、チームとしての限界でしょう。これをアホだバカだと一方的、頭ごなしに監督・コーチを罵倒される方は何か代わりの案とか出してくれましたか?出してくれた方もいましたがそれはせめてシーズン終了までを考慮していましたか?そもそも全ては駒不足に起因することだと理解していましたか?テレビで「月1万円生活」とかやってましたが(私はあの手の番組が大嫌いですが)、梨田ファイターズはたとえるならば「月3000円生活」ですよ。それも一軍28人家族で。これでここまで争えてるんですから充分頑張ってくれてると思うんですがね、梨田監督以下ベンチは。
例えば総力戦総力戦といいますが、負けても希望が残る状況では常に次の試合を考えなければならないわけでして。それを1試合のために2試合分投入しても結局次戦を落とす事となり同じだったと思うんですけどね。下手すれば1試合で2試合とも落とす事にもなりかねないわけで、だからこそ1試合の感情に流される訳に行かないんですよ、指揮官は。
「梨田は感情に流されすぎる」そういう声もありましたが、決してそれは正しくない。感情に流されていればとっくの昔に総力戦を連発して今頃は抜け殻の絞り粕状態だったでしょう。この戦力で終盤にまだ戦える位置に居たと言うことはもっと評価されて良いと思うんですけどね。
思い出してください。反梨田派の皆様が梨田の比較対象に挙げて名将と褒め称えるヒルマンも2005年までは・・・・それこそ優勝した2006年の夏頃までは愚将との声が多数でしたでしょう?考えてみてください。その愚将と呼ばれたヒルマン3年半と今年の梨田に類似点は無いですか?何度も言ってきましたがヒルマンが許容できて梨田が許容できない訳がないと思うんですがね。まぁ来季何か切っ掛けがあれば今年散々「バカ」「アホ」言っていた人も掌を返すんでしょうけどね。とにかく信じ続けていた人間としては非常に不愉快なんですがね、そういう手合は。そういう意味では反対意見であってもぶれない主張の人には好感が持てるわけで。
全然纏まる気配がないわけですが。まぁ2年契約の1年目ですし無理に纏める必要も無いと思いますけどね、梨田監督については(開き直りやがったよ)。それでも内閣改造は・・・・特に砲術担当は代えないといけないでしょうね。平野さんは評価の高い守備走塁担当への復帰キボン。
補強はどうしてもドラフトでの即戦力補強になるんでしょうけど、肝心の右の強打者候補が・・・・Cには早々にアレされましたし。野本は左だからなぁ・・・ポスト稲葉(打撃重視)として確保しても良いかもしれないが。そう考えるとやっぱり即戦力は投手重視にならざるを得ないのか。
そして現有戦力でも稀哲や小谷野などはまだいけると思いますし、持ってるものを伸ばせるように全体でアレして欲しいですよ。助け合いって言うと馴れ合いで微温湯と言う印象がありますけどね、馴れ合いの中からお互い伸ばしあって負けぬようにそれ以上自分も伸ばしていくような、そういう感じはありましたからね。そして何かが駄目で何かじゃなきゃならないとか、そういう白黒をはっきりさせないような、とりあえずやってみることを許容する環境。そういうのをもう少しね、思い返してさ。
まぁ本当に纏まらないアレですが、ワタシ世界日本ハムについては多いに嫌って詰って罵ってくれて結構ですので、北海道日本ハムファイターズと北海道日本ハムファイターズの選手、そして監督コーチその他スタッフみんなを愛してくれればと思う次第でして。
北海道日本ハム2-1千葉ロッテ
(24回戦 日本ハム12勝12敗0分 18時1分 札幌ドーム 42126人 2時間17分)
勝:ダルビッシュ24試合16勝4敗
負:小林宏23試合5勝12敗
HR(公)田中賢11号ソロ(小林宏)
投手(公)ダルビッシュ(9回)
投手(鴎)小林宏(7回1/3)-川崎(2/3)
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テーマ : 北海道日本ハムファイターズ
ジャンル : スポーツ