俺は北海道日本ハムファイターズと添い遂げる!?【5月9日 対楽天8回戦】
1週間弱前。Kスタ宮城での同じカードで中田選手が1試合3本塁打ってのがありましたが、あの時は敵方である楽天のファンまでもが中田選手の3発(3連発ではない)に拍手をくれて4発目を期待してくれた。これが全面的に良いとは言わないが(楽天投手の感情を考えれば、ね)、凄いものには敵味方関係なしに賛辞を送ると言うのは一つ気に留めても良いのではないかとはね。
同じ場面・・・逆に日本ハムが敵の打者に1試合3発を許した時に日本ハムファンは同じように出来るのかな?とかね。まぁ「打たれた投手の気持ちも考えろ!」ってのはあるでしょうが、日本ハムファンの場合はそれですらない・・・ひたすら打たせた自軍の投手と捕手、そして投手コーチにバッテリーコーチに監督と、あらゆる関係者への罵倒や侮辱に必死な人が多いのではないかとね。もう、それが楽しみで試合を見てるような人までいますしね。
何が正解とか何があるべき姿だとかは言えませんがね、一寸試合中の見所を自ら目を背けて「見所がない」なんて言ってる人が多いと思うんですよ。野球ってのはどんな展開だって楽しめるところはあるんだぜ?って。罵倒に忙しい人にはそう言う余裕は無いのかも知れませんけど。
◆5月9日 東北楽天ゴールデンイーグルス8回戦
日本ハム 2‐6 楽天
勝:美馬6試合4勝2敗
負:6試合3勝3敗
同じ場面・・・逆に日本ハムが敵の打者に1試合3発を許した時に日本ハムファンは同じように出来るのかな?とかね。まぁ「打たれた投手の気持ちも考えろ!」ってのはあるでしょうが、日本ハムファンの場合はそれですらない・・・ひたすら打たせた自軍の投手と捕手、そして投手コーチにバッテリーコーチに監督と、あらゆる関係者への罵倒や侮辱に必死な人が多いのではないかとね。もう、それが楽しみで試合を見てるような人までいますしね。
何が正解とか何があるべき姿だとかは言えませんがね、一寸試合中の見所を自ら目を背けて「見所がない」なんて言ってる人が多いと思うんですよ。野球ってのはどんな展開だって楽しめるところはあるんだぜ?って。罵倒に忙しい人にはそう言う余裕は無いのかも知れませんけど。
◆5月9日 東北楽天ゴールデンイーグルス8回戦
日本ハム 2‐6 楽天
勝:美馬6試合4勝2敗
負:6試合3勝3敗
【吉川お前もか!?】
そんなこんなで登板順を木佐貫投手と入れ換えた吉川投手、その影響って訳ではないでしょうが先制点を守れず同点、そして敵軍の勝ち越しを許してしまいました。試合を作れませんでした。
こう言うのがあると「やっぱり入れ換えなきゃ良かったのに!」と思う人も多いでしょうが、前回の登板を終えた直後には方針は伝えられるでしょうし、調整が出来ない訳では無いでしょう。かといって調整に失敗したのかと言えばそうとも限りませんし、巡り合わせが良くなかったんでしょうかね?多分入れ換えなくても同じようにやられたような気はしますし、第一田中将大投手との対戦で余計不利でしょうし。まぁ、木佐貫投手は多少楽に投れたかも知れませんが、それだって勝利を約束されてる訳ではありません。
まぁ、そう言うアレなら連敗を伸ばすのも痛いっちゃ痛いですが、そう言う痛みを代価としても先の試合への体勢を調える、そう言うアレも有りっちゃ有りなんでないすかね?まぁ毎試合その試合で勝つのが目標ですが絶対勝利ってのは有り得ない訳で、次善の策って訳じゃないですがせめて何らかの収穫と言うかね。この2敗は非常に痛い2敗ですが、この先にチームの勝利があるのなら無駄でも無かったかな?無駄にならんように交流戦は踏ん張りたいですね。
で、吉川投手。うーん、どうでしょう?思い出すのは武田勝投手、武田勝投手も以前野村克也監督時代の楽天に異常に打たれた時期がありました。あの時も比較的得意としてた処から急に打ち込まれるようになりましたが、あの時はアマチュア時代の師である野村監督(当時)に癖を見抜かれてたと言うか、見逃してもらえなかったと言うか。そこで武田勝投手も苦労して克服し、今に至るエース格の投手になった訳ですよ。
吉川投手もね、「(日本ハムで)吉川を育てきれなかったのが心残り」と言ってた?佐藤義則さんが楽天の投手コーチに居る訳ですよ、現在も。佐藤コーチが居た頃の吉川投手と言えばまだまだ未熟でその後の低迷期に突入する直前、その時に掴んでいた問題点がいまだに吉川投手に潜んでいたとすれば、そこを見つけて徹底マークしてきてもおかしくありません。嘗ての師?による容赦の無い攻撃だとすれば、此は相当厄介ですよ。
でもね、武田勝投手だってそう言うのを越えて今がある訳で、吉川投手も越えなきゃいけない試練ですよ。そら一昨年までの苦悩も試練っちゃ試練ですけどね、彼処から飛び立ったら飛び立ったで次々と違う試練がやって来るでしょうし、そう言うのを一つ一つ越えて行ってこそのエースへの道だと思いますし。
こう言う状況は・・・選手もファンも今の勝利が第一だと思いますけど、思い通りにいかない事も成長の糧として行けるなら決して無駄では無いと思いますよ。「無駄な努力は無駄じゃないのよ」って10年以上前のエロ漫画で見た台詞ですが、無駄と思える時期だって無駄じゃなかったと思える時期が来ますよ、多分。
【最初の男だけなりたがるのね、だけど時に女は最後の恋目指す】
今ここで言う事でも無いかもしれないけど、俺は元近鉄ファンです。この事を以て「球団が消滅したからと応援する球団を乗り換える奴」等と俺を避難する何十年来だかのファンには言われるが、それは事実ではない。俺が日本ハムを気にしだしたのは移転発表の時で、応援すると心に決めるのにも時間は掛からなかった。だとして近鉄球団の消滅は平成16年限りで時系列的に合わないんですよね、そう言うアレは。
ついでに言うと近鉄に対しては当時既に冷めていてね、優勝しても客が増えないとかそう言うのに無力感を感じた事もあったし、でもそう言う時に冷めたからって離反してしまった事への後ろめたさが無い訳でも無いと言うか。
そう言った彼是は開設当初から読んでもらってる人らは既に御存知と思いますがね、そうじゃない人らも居るかもなので今暫くのお付き合いを。
近鉄ファンになったきっかけは中3の夏、昭和63年。この年近鉄の外国人選手のデービス選手が大麻所持で逮捕されまして強制送還、当然近鉄球団からも退団ですよ。この事はプロ野球選手の薬物事件として結構扱いが大きく、クラスでも話題になったりしてました。当時の北海道じゃ余程熱心なパリーグファンでもいなければパの球団の話題なんて出なかったわけですから、それだけ衝撃的な事件だった訳ですよ。もしもこのまま終わっていたなら近鉄球団の印象は最悪のままだったかも知れません。しかしそうはならなかった。
デービス選手の退団で近鉄は緊急補強に動くのですが、目をつけたのが中日の"第三の外国人"・・・当時は外国人選手の一軍登録が「2人まで」と決まってまして、3人目の外国人選手は一軍の2人のどちらかが離脱するまで二軍で待ち続けなければいけなかった訳です。そして当時はそう言う貴重な枠を使う外国人選手は今以上に実績だったり契約だったりガチガチの選手も多く、例えば登板毎に登録と抹消を繰り返して枠を空けるような事も稀で、不振に喘ぐか故障で離脱するかしなければ出番は廻ってこなかった訳ですよ、ええ。
そう言った"第三の外国人"扱いに悶々としていた中日のラルフ・ブライアント選手に近鉄は眼を着け、デービス選手が抜けたチームの補強に獲得した訳です。そしてブライアント選手に中西打撃コーチがちょいと指導するとあら不思議!中日の二軍で悶々としていたエディ・マーフィー似が本塁打を連発するじゃぁありませんか?此に私は心を惹かれましてね、後の「10.19」もあって近鉄球団を「面白い!素晴らしい!」と思った訳で。
因みにその10.19・・・昭和63年10月19日の対ロッテダブルヘッダー川崎球場は日本ハムの梨田前監督の現役最後の試合で、梨田選手(当時)の二塁打で本塁に生還したのが惜しくも無くなられた道産子スラッガーの鈴木貴久選手であったりしまして。だからなんだ?ですけど、まさかあの時には梨田さんが北海道で監督をやるとは・・・いや、北海道に球団が出来るだなんて思っていませんでしたね。
当時の北海道でも内地(北海道では本州四国九州をこう呼ぶ)同様にプロ野球が大衆娯楽で、子供らも毎朝登校すると前夜のナイターの話題で持ちきりでした。しかし地元に球団の無い北海道、話題の中心は読売ジャイアンツ。それに対して読売のライバルであるセの他球団・・・阪神と広島が多く、漁業関係で大洋(現:DeNA)、ヤクルト販売店と旧国鉄の繋がりでヤクルトのファンも居ましたね。中日は少し印象が薄かったと思います。
パリーグはと言えばPL学園で甲子園を席巻した清原選手(当時)をドラマチックに獲得した西武が話題にのぼる程度・・・此は函館にも西武百貨店が出来た影響もありますかね?厳密には経営は違うんですが(兄弟だったか?)。あとは阪急とか近鉄とか南海なんてのはファンが居なけりゃ名前もでない、ファンがいても話をしにくい環境でして。此がまた年に数回パの球団も遠征に来る札幌辺りだとまた違うんでしょうが、プロ野球の開催からは遠く離れた函館ではそんなもんでしたね。
で、北海道のプロ野球ファンは読売のファンになるか?読売のライバル球団のファンになって打倒読売を叫ぶか?或いは各球団に散らばる北海道出身選手や北海道関連選手(出身地は道外だが北海道のノンプロチーム在籍経験があったりする選手)を応援するか・・・そんな感じに分かれてましたかね?前の二者は親の影響でってのが大きくて、かく言う俺も長嶋ファンの親父の影響は少なからず受けていました。
元々プロ野球は「欽ドン」が潰されたりで悪印象もありましたし、嫌いまでいかなくても特別好きだった訳じゃない。親の影響で緩やかに読売ファンに傾いていたところに現れたのがラルフ・ブライアント選手!あの本塁打を連発するってのはプロ野球への興味を一気に高めるのには充分すぎました。そして北海道出身の鈴木貴久選手が居て、当時日本ハムの"トレンディエース"・・・になる途上でしょうか?西崎投手と張り合ってた阿波野投手。西崎投手はイケメン過ぎるのがちょっと鼻につきましてね、阿波野投手を応援したくもなった訳ですよ。あ、阿波野投手が不細工って訳じゃないですよ?
そうやって気にかけていく内に金村選手だ村上選手だ小野投手だ、下手投げの佐々木投手だ・・・と好きな選手が続々出てきましてね、思えば当時から「チームのみんなが好き、みんなに活躍して欲しい」って思ってたんですね、俺は。
でもまぁ近鉄ファンになったつもりでしたけどね、ちょっとチームが上手く回らなくなると興味が冷めてしまうと言うか、誰かのせいにして「チームを破壊した戦犯はこいつだ!」みたいな事を言い出してね。まぁ、クサです。鈴木啓示監督になってチームがギクシャクし始めてね、本当に自分でも愚かだと思うんですけど近鉄への関心を失って行ったって言うか。まぁ、あの時の内情としては鈴木啓示監督に配慮しすぎたフロントが良くなかったらしいですけどね、それもわからず「クサが悪い!彼奴辞めるまで応援せんわ!」ってなんか今でも聞くような事を俺が言った時期もあったんです。
でも近鉄に触れる前よりはプロ野球への興味は断然増していてね、プロ野球無しではつまらない毎日に拠り所を探しまして、当時大洋で頭角を出し始めてた盛田投手(当時)、彼は日本ハムファンも御存知の通り鹿部町出身で函館有斗高校(現:函館大学付属有斗高校)出身で、同じ道南出身者として応援しだしましてね。まぁ、その盛田投手(当時)も後に近鉄に移籍しまして、ああいうドラマもあったりするんですけどね。
そうして近鉄に未練を残しつつも盛田投手の横浜への浮気が本気になりかけた処で優勝がありまして。あ、この時には既に盛田投手は近鉄でしたがね、横浜の優勝でまた俺の悪い癖と言うか、チームの不協和音とかに堪えられなくなったと言うか。権藤さん(本人が監督呼ばわりを禁止?してた)のやめる頃なんてまるで近鉄が鈴木啓示監督の時にグチャグチャしだすような感じで、それでまた気持ちが逃げ始めたと言うか。それと権藤さんの次の監督が近鉄を幾度となく甚振った西武の黄金期を率いた森監督だと言うのも横浜から気持ちを遠ざけたと言うか。
そんな中で平成13年、近鉄の優勝は嬉しい出来事でしたけど・・・あの優勝決定シーンは本当に劇的で飛び跳ねて喜びましたけどね、どうにも乗り切れないと言うか。思えばプロ野球に冷めてたのかも知れません。また、2つもの球団を謂わば「乗り捨て」て、そう言う自分に嫌気が差してたのかも知れません。
考えてみれば、ここまでの時期に「もう応援出来ないや」と気持ちを遠ざけた球団に・・・俺はその時は「球団のヤリカタガー」「チーム内のフキョーワオンガー」等と球団側に原因を求めていた訳ですけど、今になって振り替えるとそれって結局俺自身がそこまで好きじゃなかった、そこまで好きじゃないのを恰も「誰よりも大好き」なように勘違いしてたんだな、とかね。そう思ったりね。ただ、その2つの球団・・・片方は統合で実質消えちゃいましたけど、俺の中では日本ハム次とその次ぐらいには今でも気にしてるってのはあるけどね。だからって俺が赦されるとは思っちゃいないけど。
いやさね、ここまでダラダラとアレして「こんなんならないように一つの球団を愛し続けましょう!」なんて言うつもりは更々無いんだ。それ言ったら俺はどっかの誰かが言うように近鉄ファンに戻って毎年近鉄球団の供養をしてなきゃならんし、今の球界を楽しむ事も出来なくなる。何らかの理由があって前に好きだった球団と別れて、今の好きな球団とくっつくってのは否定しちゃイカンしね。一途な恋も大変素晴らしいモンですけど、大事なのは最初であるか否かじゃなくて最後にできるかどうかだと思うしね。
人間同士の恋愛だってそうじゃん?だったら初恋の人と結ばれなかったらそいつは駄目なのか?離婚歴がある奴はそれだけで駄目なのか?初恋の人と結ばれた奴ってのは、初恋以外の人と結ばれた奴とか離婚歴がある人なんかよりも偉いって言うのか?決してそうじゃねえだろう?もしも「俺は初恋以来此奴一筋、初恋の人と結ばれなかったお前らと違うんだよ!」なんてのが居たら、そう言う奴の方がおかしい、多分おかしいんだと思う。
でもな、人間同士の恋愛でもそうだけど、別れるってのは自分が下す決断で自分が望んだ事なんだろうけど、凄く後悔もするんだよね。それで元鞘って言うか元に戻るカップルも居るけど、野球チームの応援でもそう言うのはあるだろうし、それを責めたり必要以上に区別する必要もねえだろうし。最初にプロ野球見始めた時から一途に応援って人も、色々と球団を渡り歩いて来た人も、いっぺん離れて戻ってきた人も、応援している今この時は同じ球団のファンだと思うし。
そら接した時間が長けりゃ長い程球団について多くの事を知ってるだろうし、多くの事を語れるんだろうし。でもその量が多いか少ないか?濃いか薄いかでファンの質をランク付けするようなのはどうかと思うし、そもそも「どれだけ好きか」なんて人と比べるモンでもねえと思うし。実際俺も意見の違う人とのやり取りで「私は誰にも負けない」なんて吐かれた事があったけど、いったい何が負けないんだって。そう言う人には喜んで勝ちを譲りますよ。「好きなだけ勝ちなよ」ってね。そう言うのに負けても痛くはないし、勝っても恥ずかしいだけだし。
でまぁ・・・自分も過去に経験した事で言えた義理じゃねえんだろうが、チームがこう苦しいと、そして世代交代が切羽詰まって無理矢理にでも進めなきゃ駄目って頃合いで実際無理矢理っぽい処もあったりしてファンが動揺してるのを見ると、やっぱこう言う時に離れちゃう人も居るんだろうな?とかね。嘗ての自分のようにね。
事実「つまんねー」「おもんない」言うようなのが例年になく多いし、それだけ球団と現場のチームは凄いスピードで変わろうとしている、ファンの気持ちが着いていけてない、そしてそうしなきゃいけないところにまで追い詰められてるんだろうな?とはね。
球団・チームへの興味が薄れてしまうんならそれはしょうがないし、客が減っていいって事は絶対に無いんだけど足が向かないものを無理矢理来させるってのもアレだし。そう言う人が一旦離れてしまうのは致し方の無い事だとは思う。でもね、後になって「あの時期にもっと見てれば良かった!」とか後悔するのは離れた本人だし、後で戻ってきた時にバツの悪い思いをするのも本人。或いは他球団に乗り換えて、相手側の応援席から自分が去った後のチームを見て複雑になるのも本人。そう言うのは全て自己責任ですよ、って。
離れる人、離れて戻ってくる人、離れて他球団に乗り換える人、そう言う人が悪いとは思わない。ただ、プロ野球への興味は失ってほしくないし、出来ればリフレッシュして戻ってきて欲しい、それが無理なら自分にあった別の球団を見つけて、ビジター応援席に戻ってきてくれればいいよ。まぁ、どういう形でも日本ハム主催試合の物販に貢献してくれればね、ゲヒヒ。
残った人が特別偉いとも思わないよ。こう言う時期が来ると「苦しい時を支えてこその"真のファン"」なんてのが増えるんだけど、真も贋も自分が好きでやってる事だし、行動原理は離れていく人とそんなに変わんないんだよね。ただ自分に正直ってそれだけの部分でさ。何が偉いとも思わんよ。
大体だなぁ・・・真だの本当だの誰にも負けないだのって、どれだけ偉いファンになりてえのか?って。なんだ?貴族主義でも振り回してフロンティア4に攻め入る気か?まぁ鉄仮面並にアレなアレだとは思うけどよ。
こう言う時に離れるファンが居てだよ、当然残るファンも居る。そう言う時に一番怖いのが自発的に残ったってだけの人が恰も選ばれた民のように振る舞い、その集団が尖鋭化していくって事なんだよね。残った人の一部が「こんなチームを見捨てない俺ら偉い!」とかなっちゃって、「俺らこそが真のファンニダ!」って始めちゃうと。そうなると益々ファン離れに拍車がかかるし、ただでさえ客離れで苦しい球団が余計苦しくなるんじゃねえかとか。
新規のファンには先輩面で勝手なルールを押し付けて、戻ってきたファンには侮蔑を投げつけて。そう言うのはとある他競技であったみたいですけどね。そう言う自称"真のファン"がデカイ面してファンを支配しててさ、そう言うチームを一緒に応援しようと思いますか?って話。
離れていくファンは仕方無いし、戻ってきたくなったら戻ってくればええ。他球団に乗り換えるってんなら相手側の応援席へどうぞと。そう言うのは拒んじゃいけないと思うし、縛ることなんてできないと思うし。だけど自分の胸の内のモヤモヤと戦うのは自分しかいないんだよ?って。それも嫌だってんなら縁切りするか?或いは歯を食い縛って顔を顰めながらでも寄り添い続けるか。まぁ去って欲しくは無いけどさ、無理しろとは言えないし決めるのは俺じゃないしね。
残る人も決して偉くて残るんじゃなくて好きで残るんでしょ?って。偉ぶりたいから残るの?違うでしょ。で、残った人は残った人でまたファンが増えるように、去った人も戻ってきたくなるように楽しい応援席を作ってかなきゃいけないんじゃないかって。これも出来たから偉いってんじゃなく、そうしなきゃ最悪自分の応援する球団が無くなるし、無くならなくても寂しいでしょ?偉いとか偉くないとかじゃなく、自分が楽しむためにも楽しくしていかないと・・・ってね。
まぁ、何が何だかわからなくなってきましたが、こう言う時にファンの心が揺れ動くのは仕方がないってね。でも、決めるのは自分自身なんだし、後で後悔するのも自分自身。出来れば後悔しない選択をしたいものだけど、後悔したとしてもそれは背負わなきゃいけないんだからね、って。そしてそう言う人を過剰に責めたりとかもね。
俺も普段から意見の違う人の意見とかとりあげるけどさ、意見の違いを言い合うなら兎も角、「私はファン歴何年で弱かった時期も知ってて偉いんだぞー、負けないんだぞー」ってのは違うと思う。自分の意見ってのは出すけど、だからって偉いとも思わないし、寧ろ俺自身が偏屈だって思うくらいでね。でもそれが俺なんだし偽りは出来ないし、偉いとか偉くないとかじゃなくって俺は俺なんだってね。だから俺はなるべく主語を俺にするようにしている。不特定多数のファンに紛れ込んだり、或いは勝手に代表面して背後に恰も多くの同意者が居るように演じるのは巧いんだろうが好きじゃない。
ま、結局なるようになるし、なるようになる事を拒むのもアレだってね。そしてそれは偉いとか悪いとかそんなんじゃなく、本当になるようになるんだ。だけど後悔はしたか無いよね?ならば病める時も健やかなる時も・・・って結婚式のアレじゃないけどさ、多少のアレは耐えなきゃいけない部分はあるんだと思うよ。
なんだか広げた風呂敷畳まさんないけどさ、後悔しないように最良の決断をって事だよ。
【まとまる?】
んまぁ長々とスマソ。お読みいただけた皆様もそうじゃない皆様も申し訳ございませんね。
そりゃ勝って欲しいし優勝もして欲しいさ。「勝って欲しくない」「優勝しなくてもいい」なんてのは居るんですかね?例えば「~が辞めるなら優勝しなくていいや」とか「勝つとフロントが勘違いするから負けろ」とかそう言うアレを除いてさ。でもさ「勝ってくれ」「優勝してくれ」で勝って優勝出来たらペナントレースもクライマックスシリーズもいらねえんだ。勝ちたくても勝てない、優勝したくても出来ないってのは絶対にある訳で、そうした時に我々ファンはどうするの?って。
例えば「ファンが厳しくしないと勝てない!」とかも、そらそうやんないと収まらないファンのオナニーだしさ、それが周囲に迷惑かけない範囲ならアレだけど、もう特定選手に粘着して名誉毀損とか犯罪予告(どういうつもりか実際見かけた)みたいのになるとちょっとねぇ・・・って。ファンってのは身分じゃないんだぜ?って、だからどうするべきもするべからずも、偉いも愚かも本当はねえんだって。好きにするのは結構だけど、一寸考えような?って。で、それを晒してどんな反応対応されても泣き言言うなよ?って。
なんかループしかけてるけどさ、どうしても上手くいかないってのが今で、今年なんじゃねえの?って。そこでどうするもファンを自称する各位の勝手であるけどさ、とりあえず「勝てない」「出来ない」を犯罪者レベルで避難するようなのって・・・俺のだよ?あくまで俺の感想だけどさ、寿司屋の大将が「時化続きでそのネタ入ってこないんです」って言ってんのに「俺が態々来てやってんのに用意できないとは何事だ!こんな店畳んじまえ!」って言ってるようなもんじゃねえの?って。
そら上を見ればキリはないさ。どうしてもそのネタが食いたければ回ってるところ・・・比較的大衆的なところに行けば食えると思うよ。但し、何処産かはアレだけど。それと同じでさ、常時勝ち続ける成功し続ける、常時最強不変のチームが好きならそう言うところを選ぶしかねえんじゃねえの?って、悲しいけどさ。何度か垂れてきてるけど、北海道日本ハムファイターズってチームが好きなのか?それとも何らかの理由で見る習慣がついたチームが北海道日本ハムファイターズだったのか?どっちなんだい?って。
そのどっちだからどうとは言わんけどさ、好きになるってのはそれなりに思い通りにならん時期もどれだけ受け入れられるか?って事なんじゃないかな?とかさ。それでどうするかは各自の自由だよ。それについては誰も口を挟まないさ。
で、今年は流石に重要なポジションに実績の少ない選手が就く事が多くて、試合中のプレーが上手くいかないところも多いよね。でも、今年のチームが今まさに進めている事を考えると、そう言うのがそれなりに出るのは仕方がないと思うのさ。そう言うのを上等と開き直ってやってるって言うか、そうじゃなきゃ何時まで経っても問題が先送りで深刻化していくだけだってね。
勿論プロ野球はお金を取って試合を見せる興行ですから、それなりのものを見せなきゃってのはわかる。「プロ野球は興行である」ってのを否定する人も居るけど、俺は寧ろ選手のプレーでどうお金を頂くかだと思ってるし、球場でどう消費していただくか、注目度を高めて宣伝に使ってもらうかとかね。資本主義ですよ、ええ。
そう言うアレで言うと「プロ失格」なのかも知れないけどさ、世代交代とか気にしなくて良いほどに毎年毎年補強補強補ーホケ強って鴬みたいに鳴けるならアレですけど、日本ハムは必ずしもそうではないですからね。上手く繋げるときは裏の苦労がわからないほど絶妙にいくけど、結局育てるのが間に合わなかった"ポスト金子誠"ですとか、或いはそこに田中賢選手の退団も重なったりとか、そうすると一寸厳しいんですよ。なもんで大引選手を補強として獲得しましたし、その代価として糸井選手を失った訳で。
補強で言うとね、「主力が抜けてるのに補強しないツケ」だとか?だからそう言うのを出来合いの補強で間に合わせられるほど資金も潤沢じゃぁ無いですし、出来る限り素材を獲得して育て上げるってやり方でやってんですよ。それでもどうにもならなかった時には大型補強もやってますし、過去にも藤井投手(現:DeNA)や二岡選手、今年新加入の大引選手に木佐貫投手と補強してますし。
でもね、間違っても補強だけでオーダーを組むような?4番コレクションな打線はやらないって事でね。もしそう言うのがお好みなら日本ハムでは難しいと思いますよ?多分読売でも難しいでしょう、今じゃ。
なので、日本ハムって球団は何時でも同じメニューを提供できる食材調達先がちょっと気になるファミレス的回転寿司じゃなくて、毎朝市場で仕入れたネタだけしか出さない、その中でも色々と工夫してやりくりしているこだわりのお寿司屋さんなんじゃねえかとかね。あ、別に武田久投手の蔑称にかけてるつもりはないからね、例えとして思い浮かんだのがお寿司屋さんだったってだけでね。江戸前の旬とか寿司漫画は面白いよ。
決して大量購入(育成選手)とかそう言うアレも出来ない、海外産や国内でも遠方の安い魚を季節に関係なく仕入れる(頻繁な補強)も出来ない。そうした中で獲得できる素材で何とかする、そう言うお店なんですよ、北海道日本ハムファイターズって球団は。
だからね、いっつも同じものを同じ安さでたらふく食べたいって人にとっては不満も多いお店かもしれない。でも、産地にこだわって調達(スカウティング)した素材で季節感のある料理を提供する、それはそれで楽しめるモノだと思いますけどね。
で、勝利だけじゃない、優勝だけじゃないってアレ。確かに最大最終の目標にして最高のお仕事なんですけど、それでしかファンに訴えられないってのもプロとしてはどうなのかな?と。たいていパとセで1日6試合あれば、1日に6球団は負けるんです。パもセも合わせて10球団は優勝を逃すんです。そう言う6球団なり10球団なりはなんにもないって事ですか?その日その年はなにもなかったって事ですか?違うでしょ?試合をやってる以上は何かをしてる訳で、ファンはそう言うのを見落としちゃいないのかな?って。それで満足なら良いんですが、不満なら何度も見直せば何か見つかるかもしれませんよ?
いい加減長すぎで俺もダレてきて訳がわかんなくなってるけどさ、見処はそれなりにあるって事ですよ。勝たなきゃつまんない、勝てないからつまんないなんて、そいつはちょっと勿体無いなぁ・・・ってね。
打線は上向いてんだよね。「10安打で2点しかとれないなんて」ってのも事実ですけど、もうちょいなんとかなれば大爆発の大連鎖だってあるって事だしね。陽選手も調子が上がってきてますし、これからですよ。敗北から逃げたいばかりにそう言う良いところを見逃すってのは勿体無いですよ。西川選手も守備が落ち着いてたりとかさ。勝敗以外に見たいとこいっぱいありますよ、ええ。皆さんに無理強いなんてしませんが、俺は北海道日本ハムファイターズを楽しむよ。楽しんで楽しんで楽しみまくって、その内勝利で喜ぼうと思います。
そろそろ終わっていい?んじゃこの辺で。
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そんなこんなで登板順を木佐貫投手と入れ換えた吉川投手、その影響って訳ではないでしょうが先制点を守れず同点、そして敵軍の勝ち越しを許してしまいました。試合を作れませんでした。
こう言うのがあると「やっぱり入れ換えなきゃ良かったのに!」と思う人も多いでしょうが、前回の登板を終えた直後には方針は伝えられるでしょうし、調整が出来ない訳では無いでしょう。かといって調整に失敗したのかと言えばそうとも限りませんし、巡り合わせが良くなかったんでしょうかね?多分入れ換えなくても同じようにやられたような気はしますし、第一田中将大投手との対戦で余計不利でしょうし。まぁ、木佐貫投手は多少楽に投れたかも知れませんが、それだって勝利を約束されてる訳ではありません。
まぁ、そう言うアレなら連敗を伸ばすのも痛いっちゃ痛いですが、そう言う痛みを代価としても先の試合への体勢を調える、そう言うアレも有りっちゃ有りなんでないすかね?まぁ毎試合その試合で勝つのが目標ですが絶対勝利ってのは有り得ない訳で、次善の策って訳じゃないですがせめて何らかの収穫と言うかね。この2敗は非常に痛い2敗ですが、この先にチームの勝利があるのなら無駄でも無かったかな?無駄にならんように交流戦は踏ん張りたいですね。
で、吉川投手。うーん、どうでしょう?思い出すのは武田勝投手、武田勝投手も以前野村克也監督時代の楽天に異常に打たれた時期がありました。あの時も比較的得意としてた処から急に打ち込まれるようになりましたが、あの時はアマチュア時代の師である野村監督(当時)に癖を見抜かれてたと言うか、見逃してもらえなかったと言うか。そこで武田勝投手も苦労して克服し、今に至るエース格の投手になった訳ですよ。
吉川投手もね、「(日本ハムで)吉川を育てきれなかったのが心残り」と言ってた?佐藤義則さんが楽天の投手コーチに居る訳ですよ、現在も。佐藤コーチが居た頃の吉川投手と言えばまだまだ未熟でその後の低迷期に突入する直前、その時に掴んでいた問題点がいまだに吉川投手に潜んでいたとすれば、そこを見つけて徹底マークしてきてもおかしくありません。嘗ての師?による容赦の無い攻撃だとすれば、此は相当厄介ですよ。
でもね、武田勝投手だってそう言うのを越えて今がある訳で、吉川投手も越えなきゃいけない試練ですよ。そら一昨年までの苦悩も試練っちゃ試練ですけどね、彼処から飛び立ったら飛び立ったで次々と違う試練がやって来るでしょうし、そう言うのを一つ一つ越えて行ってこそのエースへの道だと思いますし。
こう言う状況は・・・選手もファンも今の勝利が第一だと思いますけど、思い通りにいかない事も成長の糧として行けるなら決して無駄では無いと思いますよ。「無駄な努力は無駄じゃないのよ」って10年以上前のエロ漫画で見た台詞ですが、無駄と思える時期だって無駄じゃなかったと思える時期が来ますよ、多分。
【最初の男だけなりたがるのね、だけど時に女は最後の恋目指す】
今ここで言う事でも無いかもしれないけど、俺は元近鉄ファンです。この事を以て「球団が消滅したからと応援する球団を乗り換える奴」等と俺を避難する何十年来だかのファンには言われるが、それは事実ではない。俺が日本ハムを気にしだしたのは移転発表の時で、応援すると心に決めるのにも時間は掛からなかった。だとして近鉄球団の消滅は平成16年限りで時系列的に合わないんですよね、そう言うアレは。
ついでに言うと近鉄に対しては当時既に冷めていてね、優勝しても客が増えないとかそう言うのに無力感を感じた事もあったし、でもそう言う時に冷めたからって離反してしまった事への後ろめたさが無い訳でも無いと言うか。
そう言った彼是は開設当初から読んでもらってる人らは既に御存知と思いますがね、そうじゃない人らも居るかもなので今暫くのお付き合いを。
近鉄ファンになったきっかけは中3の夏、昭和63年。この年近鉄の外国人選手のデービス選手が大麻所持で逮捕されまして強制送還、当然近鉄球団からも退団ですよ。この事はプロ野球選手の薬物事件として結構扱いが大きく、クラスでも話題になったりしてました。当時の北海道じゃ余程熱心なパリーグファンでもいなければパの球団の話題なんて出なかったわけですから、それだけ衝撃的な事件だった訳ですよ。もしもこのまま終わっていたなら近鉄球団の印象は最悪のままだったかも知れません。しかしそうはならなかった。
デービス選手の退団で近鉄は緊急補強に動くのですが、目をつけたのが中日の"第三の外国人"・・・当時は外国人選手の一軍登録が「2人まで」と決まってまして、3人目の外国人選手は一軍の2人のどちらかが離脱するまで二軍で待ち続けなければいけなかった訳です。そして当時はそう言う貴重な枠を使う外国人選手は今以上に実績だったり契約だったりガチガチの選手も多く、例えば登板毎に登録と抹消を繰り返して枠を空けるような事も稀で、不振に喘ぐか故障で離脱するかしなければ出番は廻ってこなかった訳ですよ、ええ。
そう言った"第三の外国人"扱いに悶々としていた中日のラルフ・ブライアント選手に近鉄は眼を着け、デービス選手が抜けたチームの補強に獲得した訳です。そしてブライアント選手に中西打撃コーチがちょいと指導するとあら不思議!中日の二軍で悶々としていたエディ・マーフィー似が本塁打を連発するじゃぁありませんか?此に私は心を惹かれましてね、後の「10.19」もあって近鉄球団を「面白い!素晴らしい!」と思った訳で。
因みにその10.19・・・昭和63年10月19日の対ロッテダブルヘッダー川崎球場は日本ハムの梨田前監督の現役最後の試合で、梨田選手(当時)の二塁打で本塁に生還したのが惜しくも無くなられた道産子スラッガーの鈴木貴久選手であったりしまして。だからなんだ?ですけど、まさかあの時には梨田さんが北海道で監督をやるとは・・・いや、北海道に球団が出来るだなんて思っていませんでしたね。
当時の北海道でも内地(北海道では本州四国九州をこう呼ぶ)同様にプロ野球が大衆娯楽で、子供らも毎朝登校すると前夜のナイターの話題で持ちきりでした。しかし地元に球団の無い北海道、話題の中心は読売ジャイアンツ。それに対して読売のライバルであるセの他球団・・・阪神と広島が多く、漁業関係で大洋(現:DeNA)、ヤクルト販売店と旧国鉄の繋がりでヤクルトのファンも居ましたね。中日は少し印象が薄かったと思います。
パリーグはと言えばPL学園で甲子園を席巻した清原選手(当時)をドラマチックに獲得した西武が話題にのぼる程度・・・此は函館にも西武百貨店が出来た影響もありますかね?厳密には経営は違うんですが(兄弟だったか?)。あとは阪急とか近鉄とか南海なんてのはファンが居なけりゃ名前もでない、ファンがいても話をしにくい環境でして。此がまた年に数回パの球団も遠征に来る札幌辺りだとまた違うんでしょうが、プロ野球の開催からは遠く離れた函館ではそんなもんでしたね。
で、北海道のプロ野球ファンは読売のファンになるか?読売のライバル球団のファンになって打倒読売を叫ぶか?或いは各球団に散らばる北海道出身選手や北海道関連選手(出身地は道外だが北海道のノンプロチーム在籍経験があったりする選手)を応援するか・・・そんな感じに分かれてましたかね?前の二者は親の影響でってのが大きくて、かく言う俺も長嶋ファンの親父の影響は少なからず受けていました。
元々プロ野球は「欽ドン」が潰されたりで悪印象もありましたし、嫌いまでいかなくても特別好きだった訳じゃない。親の影響で緩やかに読売ファンに傾いていたところに現れたのがラルフ・ブライアント選手!あの本塁打を連発するってのはプロ野球への興味を一気に高めるのには充分すぎました。そして北海道出身の鈴木貴久選手が居て、当時日本ハムの"トレンディエース"・・・になる途上でしょうか?西崎投手と張り合ってた阿波野投手。西崎投手はイケメン過ぎるのがちょっと鼻につきましてね、阿波野投手を応援したくもなった訳ですよ。あ、阿波野投手が不細工って訳じゃないですよ?
そうやって気にかけていく内に金村選手だ村上選手だ小野投手だ、下手投げの佐々木投手だ・・・と好きな選手が続々出てきましてね、思えば当時から「チームのみんなが好き、みんなに活躍して欲しい」って思ってたんですね、俺は。
でもまぁ近鉄ファンになったつもりでしたけどね、ちょっとチームが上手く回らなくなると興味が冷めてしまうと言うか、誰かのせいにして「チームを破壊した戦犯はこいつだ!」みたいな事を言い出してね。まぁ、クサです。鈴木啓示監督になってチームがギクシャクし始めてね、本当に自分でも愚かだと思うんですけど近鉄への関心を失って行ったって言うか。まぁ、あの時の内情としては鈴木啓示監督に配慮しすぎたフロントが良くなかったらしいですけどね、それもわからず「クサが悪い!彼奴辞めるまで応援せんわ!」ってなんか今でも聞くような事を俺が言った時期もあったんです。
でも近鉄に触れる前よりはプロ野球への興味は断然増していてね、プロ野球無しではつまらない毎日に拠り所を探しまして、当時大洋で頭角を出し始めてた盛田投手(当時)、彼は日本ハムファンも御存知の通り鹿部町出身で函館有斗高校(現:函館大学付属有斗高校)出身で、同じ道南出身者として応援しだしましてね。まぁ、その盛田投手(当時)も後に近鉄に移籍しまして、ああいうドラマもあったりするんですけどね。
そうして近鉄に未練を残しつつも盛田投手の横浜への浮気が本気になりかけた処で優勝がありまして。あ、この時には既に盛田投手は近鉄でしたがね、横浜の優勝でまた俺の悪い癖と言うか、チームの不協和音とかに堪えられなくなったと言うか。権藤さん(本人が監督呼ばわりを禁止?してた)のやめる頃なんてまるで近鉄が鈴木啓示監督の時にグチャグチャしだすような感じで、それでまた気持ちが逃げ始めたと言うか。それと権藤さんの次の監督が近鉄を幾度となく甚振った西武の黄金期を率いた森監督だと言うのも横浜から気持ちを遠ざけたと言うか。
そんな中で平成13年、近鉄の優勝は嬉しい出来事でしたけど・・・あの優勝決定シーンは本当に劇的で飛び跳ねて喜びましたけどね、どうにも乗り切れないと言うか。思えばプロ野球に冷めてたのかも知れません。また、2つもの球団を謂わば「乗り捨て」て、そう言う自分に嫌気が差してたのかも知れません。
考えてみれば、ここまでの時期に「もう応援出来ないや」と気持ちを遠ざけた球団に・・・俺はその時は「球団のヤリカタガー」「チーム内のフキョーワオンガー」等と球団側に原因を求めていた訳ですけど、今になって振り替えるとそれって結局俺自身がそこまで好きじゃなかった、そこまで好きじゃないのを恰も「誰よりも大好き」なように勘違いしてたんだな、とかね。そう思ったりね。ただ、その2つの球団・・・片方は統合で実質消えちゃいましたけど、俺の中では日本ハム次とその次ぐらいには今でも気にしてるってのはあるけどね。だからって俺が赦されるとは思っちゃいないけど。
いやさね、ここまでダラダラとアレして「こんなんならないように一つの球団を愛し続けましょう!」なんて言うつもりは更々無いんだ。それ言ったら俺はどっかの誰かが言うように近鉄ファンに戻って毎年近鉄球団の供養をしてなきゃならんし、今の球界を楽しむ事も出来なくなる。何らかの理由があって前に好きだった球団と別れて、今の好きな球団とくっつくってのは否定しちゃイカンしね。一途な恋も大変素晴らしいモンですけど、大事なのは最初であるか否かじゃなくて最後にできるかどうかだと思うしね。
人間同士の恋愛だってそうじゃん?だったら初恋の人と結ばれなかったらそいつは駄目なのか?離婚歴がある奴はそれだけで駄目なのか?初恋の人と結ばれた奴ってのは、初恋以外の人と結ばれた奴とか離婚歴がある人なんかよりも偉いって言うのか?決してそうじゃねえだろう?もしも「俺は初恋以来此奴一筋、初恋の人と結ばれなかったお前らと違うんだよ!」なんてのが居たら、そう言う奴の方がおかしい、多分おかしいんだと思う。
でもな、人間同士の恋愛でもそうだけど、別れるってのは自分が下す決断で自分が望んだ事なんだろうけど、凄く後悔もするんだよね。それで元鞘って言うか元に戻るカップルも居るけど、野球チームの応援でもそう言うのはあるだろうし、それを責めたり必要以上に区別する必要もねえだろうし。最初にプロ野球見始めた時から一途に応援って人も、色々と球団を渡り歩いて来た人も、いっぺん離れて戻ってきた人も、応援している今この時は同じ球団のファンだと思うし。
そら接した時間が長けりゃ長い程球団について多くの事を知ってるだろうし、多くの事を語れるんだろうし。でもその量が多いか少ないか?濃いか薄いかでファンの質をランク付けするようなのはどうかと思うし、そもそも「どれだけ好きか」なんて人と比べるモンでもねえと思うし。実際俺も意見の違う人とのやり取りで「私は誰にも負けない」なんて吐かれた事があったけど、いったい何が負けないんだって。そう言う人には喜んで勝ちを譲りますよ。「好きなだけ勝ちなよ」ってね。そう言うのに負けても痛くはないし、勝っても恥ずかしいだけだし。
でまぁ・・・自分も過去に経験した事で言えた義理じゃねえんだろうが、チームがこう苦しいと、そして世代交代が切羽詰まって無理矢理にでも進めなきゃ駄目って頃合いで実際無理矢理っぽい処もあったりしてファンが動揺してるのを見ると、やっぱこう言う時に離れちゃう人も居るんだろうな?とかね。嘗ての自分のようにね。
事実「つまんねー」「おもんない」言うようなのが例年になく多いし、それだけ球団と現場のチームは凄いスピードで変わろうとしている、ファンの気持ちが着いていけてない、そしてそうしなきゃいけないところにまで追い詰められてるんだろうな?とはね。
球団・チームへの興味が薄れてしまうんならそれはしょうがないし、客が減っていいって事は絶対に無いんだけど足が向かないものを無理矢理来させるってのもアレだし。そう言う人が一旦離れてしまうのは致し方の無い事だとは思う。でもね、後になって「あの時期にもっと見てれば良かった!」とか後悔するのは離れた本人だし、後で戻ってきた時にバツの悪い思いをするのも本人。或いは他球団に乗り換えて、相手側の応援席から自分が去った後のチームを見て複雑になるのも本人。そう言うのは全て自己責任ですよ、って。
離れる人、離れて戻ってくる人、離れて他球団に乗り換える人、そう言う人が悪いとは思わない。ただ、プロ野球への興味は失ってほしくないし、出来ればリフレッシュして戻ってきて欲しい、それが無理なら自分にあった別の球団を見つけて、ビジター応援席に戻ってきてくれればいいよ。まぁ、どういう形でも日本ハム主催試合の物販に貢献してくれればね、ゲヒヒ。
残った人が特別偉いとも思わないよ。こう言う時期が来ると「苦しい時を支えてこその"真のファン"」なんてのが増えるんだけど、真も贋も自分が好きでやってる事だし、行動原理は離れていく人とそんなに変わんないんだよね。ただ自分に正直ってそれだけの部分でさ。何が偉いとも思わんよ。
大体だなぁ・・・真だの本当だの誰にも負けないだのって、どれだけ偉いファンになりてえのか?って。なんだ?貴族主義でも振り回してフロンティア4に攻め入る気か?まぁ鉄仮面並にアレなアレだとは思うけどよ。
こう言う時に離れるファンが居てだよ、当然残るファンも居る。そう言う時に一番怖いのが自発的に残ったってだけの人が恰も選ばれた民のように振る舞い、その集団が尖鋭化していくって事なんだよね。残った人の一部が「こんなチームを見捨てない俺ら偉い!」とかなっちゃって、「俺らこそが真のファンニダ!」って始めちゃうと。そうなると益々ファン離れに拍車がかかるし、ただでさえ客離れで苦しい球団が余計苦しくなるんじゃねえかとか。
新規のファンには先輩面で勝手なルールを押し付けて、戻ってきたファンには侮蔑を投げつけて。そう言うのはとある他競技であったみたいですけどね。そう言う自称"真のファン"がデカイ面してファンを支配しててさ、そう言うチームを一緒に応援しようと思いますか?って話。
離れていくファンは仕方無いし、戻ってきたくなったら戻ってくればええ。他球団に乗り換えるってんなら相手側の応援席へどうぞと。そう言うのは拒んじゃいけないと思うし、縛ることなんてできないと思うし。だけど自分の胸の内のモヤモヤと戦うのは自分しかいないんだよ?って。それも嫌だってんなら縁切りするか?或いは歯を食い縛って顔を顰めながらでも寄り添い続けるか。まぁ去って欲しくは無いけどさ、無理しろとは言えないし決めるのは俺じゃないしね。
残る人も決して偉くて残るんじゃなくて好きで残るんでしょ?って。偉ぶりたいから残るの?違うでしょ。で、残った人は残った人でまたファンが増えるように、去った人も戻ってきたくなるように楽しい応援席を作ってかなきゃいけないんじゃないかって。これも出来たから偉いってんじゃなく、そうしなきゃ最悪自分の応援する球団が無くなるし、無くならなくても寂しいでしょ?偉いとか偉くないとかじゃなく、自分が楽しむためにも楽しくしていかないと・・・ってね。
まぁ、何が何だかわからなくなってきましたが、こう言う時にファンの心が揺れ動くのは仕方がないってね。でも、決めるのは自分自身なんだし、後で後悔するのも自分自身。出来れば後悔しない選択をしたいものだけど、後悔したとしてもそれは背負わなきゃいけないんだからね、って。そしてそう言う人を過剰に責めたりとかもね。
俺も普段から意見の違う人の意見とかとりあげるけどさ、意見の違いを言い合うなら兎も角、「私はファン歴何年で弱かった時期も知ってて偉いんだぞー、負けないんだぞー」ってのは違うと思う。自分の意見ってのは出すけど、だからって偉いとも思わないし、寧ろ俺自身が偏屈だって思うくらいでね。でもそれが俺なんだし偽りは出来ないし、偉いとか偉くないとかじゃなくって俺は俺なんだってね。だから俺はなるべく主語を俺にするようにしている。不特定多数のファンに紛れ込んだり、或いは勝手に代表面して背後に恰も多くの同意者が居るように演じるのは巧いんだろうが好きじゃない。
ま、結局なるようになるし、なるようになる事を拒むのもアレだってね。そしてそれは偉いとか悪いとかそんなんじゃなく、本当になるようになるんだ。だけど後悔はしたか無いよね?ならば病める時も健やかなる時も・・・って結婚式のアレじゃないけどさ、多少のアレは耐えなきゃいけない部分はあるんだと思うよ。
なんだか広げた風呂敷畳まさんないけどさ、後悔しないように最良の決断をって事だよ。
【まとまる?】
んまぁ長々とスマソ。お読みいただけた皆様もそうじゃない皆様も申し訳ございませんね。
そりゃ勝って欲しいし優勝もして欲しいさ。「勝って欲しくない」「優勝しなくてもいい」なんてのは居るんですかね?例えば「~が辞めるなら優勝しなくていいや」とか「勝つとフロントが勘違いするから負けろ」とかそう言うアレを除いてさ。でもさ「勝ってくれ」「優勝してくれ」で勝って優勝出来たらペナントレースもクライマックスシリーズもいらねえんだ。勝ちたくても勝てない、優勝したくても出来ないってのは絶対にある訳で、そうした時に我々ファンはどうするの?って。
例えば「ファンが厳しくしないと勝てない!」とかも、そらそうやんないと収まらないファンのオナニーだしさ、それが周囲に迷惑かけない範囲ならアレだけど、もう特定選手に粘着して名誉毀損とか犯罪予告(どういうつもりか実際見かけた)みたいのになるとちょっとねぇ・・・って。ファンってのは身分じゃないんだぜ?って、だからどうするべきもするべからずも、偉いも愚かも本当はねえんだって。好きにするのは結構だけど、一寸考えような?って。で、それを晒してどんな反応対応されても泣き言言うなよ?って。
なんかループしかけてるけどさ、どうしても上手くいかないってのが今で、今年なんじゃねえの?って。そこでどうするもファンを自称する各位の勝手であるけどさ、とりあえず「勝てない」「出来ない」を犯罪者レベルで避難するようなのって・・・俺のだよ?あくまで俺の感想だけどさ、寿司屋の大将が「時化続きでそのネタ入ってこないんです」って言ってんのに「俺が態々来てやってんのに用意できないとは何事だ!こんな店畳んじまえ!」って言ってるようなもんじゃねえの?って。
そら上を見ればキリはないさ。どうしてもそのネタが食いたければ回ってるところ・・・比較的大衆的なところに行けば食えると思うよ。但し、何処産かはアレだけど。それと同じでさ、常時勝ち続ける成功し続ける、常時最強不変のチームが好きならそう言うところを選ぶしかねえんじゃねえの?って、悲しいけどさ。何度か垂れてきてるけど、北海道日本ハムファイターズってチームが好きなのか?それとも何らかの理由で見る習慣がついたチームが北海道日本ハムファイターズだったのか?どっちなんだい?って。
そのどっちだからどうとは言わんけどさ、好きになるってのはそれなりに思い通りにならん時期もどれだけ受け入れられるか?って事なんじゃないかな?とかさ。それでどうするかは各自の自由だよ。それについては誰も口を挟まないさ。
で、今年は流石に重要なポジションに実績の少ない選手が就く事が多くて、試合中のプレーが上手くいかないところも多いよね。でも、今年のチームが今まさに進めている事を考えると、そう言うのがそれなりに出るのは仕方がないと思うのさ。そう言うのを上等と開き直ってやってるって言うか、そうじゃなきゃ何時まで経っても問題が先送りで深刻化していくだけだってね。
勿論プロ野球はお金を取って試合を見せる興行ですから、それなりのものを見せなきゃってのはわかる。「プロ野球は興行である」ってのを否定する人も居るけど、俺は寧ろ選手のプレーでどうお金を頂くかだと思ってるし、球場でどう消費していただくか、注目度を高めて宣伝に使ってもらうかとかね。資本主義ですよ、ええ。
そう言うアレで言うと「プロ失格」なのかも知れないけどさ、世代交代とか気にしなくて良いほどに毎年毎年補強補強補ーホケ強って鴬みたいに鳴けるならアレですけど、日本ハムは必ずしもそうではないですからね。上手く繋げるときは裏の苦労がわからないほど絶妙にいくけど、結局育てるのが間に合わなかった"ポスト金子誠"ですとか、或いはそこに田中賢選手の退団も重なったりとか、そうすると一寸厳しいんですよ。なもんで大引選手を補強として獲得しましたし、その代価として糸井選手を失った訳で。
補強で言うとね、「主力が抜けてるのに補強しないツケ」だとか?だからそう言うのを出来合いの補強で間に合わせられるほど資金も潤沢じゃぁ無いですし、出来る限り素材を獲得して育て上げるってやり方でやってんですよ。それでもどうにもならなかった時には大型補強もやってますし、過去にも藤井投手(現:DeNA)や二岡選手、今年新加入の大引選手に木佐貫投手と補強してますし。
でもね、間違っても補強だけでオーダーを組むような?4番コレクションな打線はやらないって事でね。もしそう言うのがお好みなら日本ハムでは難しいと思いますよ?多分読売でも難しいでしょう、今じゃ。
なので、日本ハムって球団は何時でも同じメニューを提供できる食材調達先がちょっと気になるファミレス的回転寿司じゃなくて、毎朝市場で仕入れたネタだけしか出さない、その中でも色々と工夫してやりくりしているこだわりのお寿司屋さんなんじゃねえかとかね。あ、別に武田久投手の蔑称にかけてるつもりはないからね、例えとして思い浮かんだのがお寿司屋さんだったってだけでね。江戸前の旬とか寿司漫画は面白いよ。
決して大量購入(育成選手)とかそう言うアレも出来ない、海外産や国内でも遠方の安い魚を季節に関係なく仕入れる(頻繁な補強)も出来ない。そうした中で獲得できる素材で何とかする、そう言うお店なんですよ、北海道日本ハムファイターズって球団は。
だからね、いっつも同じものを同じ安さでたらふく食べたいって人にとっては不満も多いお店かもしれない。でも、産地にこだわって調達(スカウティング)した素材で季節感のある料理を提供する、それはそれで楽しめるモノだと思いますけどね。
で、勝利だけじゃない、優勝だけじゃないってアレ。確かに最大最終の目標にして最高のお仕事なんですけど、それでしかファンに訴えられないってのもプロとしてはどうなのかな?と。たいていパとセで1日6試合あれば、1日に6球団は負けるんです。パもセも合わせて10球団は優勝を逃すんです。そう言う6球団なり10球団なりはなんにもないって事ですか?その日その年はなにもなかったって事ですか?違うでしょ?試合をやってる以上は何かをしてる訳で、ファンはそう言うのを見落としちゃいないのかな?って。それで満足なら良いんですが、不満なら何度も見直せば何か見つかるかもしれませんよ?
いい加減長すぎで俺もダレてきて訳がわかんなくなってるけどさ、見処はそれなりにあるって事ですよ。勝たなきゃつまんない、勝てないからつまんないなんて、そいつはちょっと勿体無いなぁ・・・ってね。
打線は上向いてんだよね。「10安打で2点しかとれないなんて」ってのも事実ですけど、もうちょいなんとかなれば大爆発の大連鎖だってあるって事だしね。陽選手も調子が上がってきてますし、これからですよ。敗北から逃げたいばかりにそう言う良いところを見逃すってのは勿体無いですよ。西川選手も守備が落ち着いてたりとかさ。勝敗以外に見たいとこいっぱいありますよ、ええ。皆さんに無理強いなんてしませんが、俺は北海道日本ハムファイターズを楽しむよ。楽しんで楽しんで楽しみまくって、その内勝利で喜ぼうと思います。
そろそろ終わっていい?んじゃこの辺で。
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テーマ : 北海道日本ハムファイターズ
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