共・生・社連合+民主維新有志連合で主権者連合構築
安倍政権が強行制定した安保法制=戦争法制に対する主権者の反対意見が強い。
この問題を考察する際、基本に置かれるべきことはこの点だ。
日本国憲法は国民主権を定めている。
したがって、日本の基本進路そのものの根幹に関する判断を主権者多数の意思によって決定することは当然のことなのだ。
主権者の意思を国政に反映させるために、
「議会制民主主義」
が採用されている。
正当に選挙された代表者を通じて国民は行動することになるのだが、現在の最大の問題は、国会議席数が主権者の意思を正確に反映していないことだ。
そのために、主権者の過半数が反対する施策が強行されている。
この
「ねじれ」
を是正することが必要なのだ
主権者多数が戦争法は憲法違反であり、戦争をしないことに決めた戦後日本国民の意思に反するものであると判断している。
この認識が正しいのであれば、日本の主権者は国会の議席構成を変えて、戦争法を廃止するべきということになる。
この考え方を共産党が提示した。
共産党が提示したからどうだということではない。
誰が提案してもいいのである。
本来は、誰もが提案するべき事項だ。
この提案が是であるなら、誰が提案したとかいうことには関わりなく、その実現を目指すことが主権者の利益に叶う。
メディアは、
「民主党が共産党の提案に乗るかどうか」
に焦点を当てて報道する。
これは、世間に存在する
「共産党アレルギー」
に働きかけて、戦争法廃止に向けて、主権者が力を結集することを妨害することを目的としたものであると考えられる。
「共産党と連携するのはいかがなものか」
という空気を創り出すためのものである。
しかし、問題の次元は、そのような低次元のものでない。
「憲法を破壊し」
「米国が創作する戦争に日本が積極的に加担すること」
の是非を、日本の主権者が考察することなのだ。
それを、共産党是非論にすり替えることが間違っている。
裏を返すと、日本の主権者が、2015年9月19日の安倍政権の暴挙を、
「絶対に許さない」
と判断し、
「まずは、戦争法を白紙に戻す」
ことを実現すると判断して、このために結束して行動すると、きわめてまずい事態が生じると、既得権勢力の側が判断していることを意味する。
実は、追い詰められているのは安倍暴政の側、日本の既得権勢力の側であることを正確に認識することが重要である。
民主党の現執行部が、戦争法廃止に向けて、
「抵抗勢力」
になることは、明白である。
彼らは、安倍暴政に対峙する勢力ではなく、安倍暴政に加担する勢力であるのだから。
しかし、民主や維新の衣をかぶりながら、本音ベースでは、主権者の側に立つ議員、候補者は少なからず存在する。
この勢力を確実に引き込むことは必要不可欠だ。
したがって、無理に民主や維新を含む「野党連合」を構築することを目指さず、
政策の旗を明確に掲げて、
この旗の下に主権者が集結して選挙戦を戦うことが有用である。
共産党はもちろん、重要な同志になるし、民主、維新の「有志連合」を構築すればよいのである。
生活、社民はすでに足並みをそろえている。
共産・生活・社民プラス民主維新有志連合
の主権者勢力を構築して、
参院選の統一候補者態勢を築く。
必ず、国会議席構成の大転換が実現するだろう。
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
のご購読もよろしくお願いいたします。
上記メルマガを初めてご購読される場合、
2ヶ月以上継続して購読されますと、最初の一ヶ月分が無料になりますので、ぜひこの機会にメルマガのご購読もご検討賜りますようお願い申し上げます。
http://foomii.com/files/information/readfree.html
続きは本日の
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
第1290号「安倍暴政打倒に向けて主権者大連合を必ず構築」
でご購読下さい。
『アベノリスク』(講談社)
の動画配信はこちら
著書と合わせてせて是非ご高覧下さい。
2011年10月1日よりメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』(月額:525円(税込)/配信サイト:フーミー)の配信を開始しました。
創刊月2011年10-2012年6月は、このようなテーマで書いています。ご登録・ご高読を心よりお願い申し上げます。詳しくはこちらをご参照ください。
メールマガジンの購読お申し込みは、こちらからお願いします。(購読決済にはクレジットカードもしくは銀行振込をご利用いただけます。)なお、購読お申し込みや課金に関するお問い合わせは、[email protected] までお願い申し上げます。
|
安保法制の落とし穴 価格:1,512円 通常配送無料 出版社:ビジネス社 |
日本の奈落 (TRI REPORT CY2015) 価格:1,728円 通常配送無料 出版社:ビジネス社 |
日本の真実 安倍政権に危うさを感じる人のための十一章 価格:1,620円 通常配送無料 出版社:飛鳥新社 |
日本経済撃墜 -恐怖の政策逆噴射- 価格:1,680円 通常配送無料 出版社:ビジネス社 |
20人の識者がみた「小沢事件」の真実―捜査権力とメディアの共犯関係を問う! 価格:1,680円 通常配送無料 出版社:日本文芸社 |
オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1 二つの世界大戦と原爆投下 価格:2,100円 通常配送無料 出版社:早川書房 |
アベノリスク 日本を融解させる7つの大罪 価格:1,575円 通常配送無料 出版社:講談社 |
鳩山由紀夫 孫崎享 植草一秀 「対米従属」という宿痾(しゅくあ) 価格:1,470円 通常配送無料 出版社:飛鳥新社 |
金利・為替・株価大躍動 ~インフレ誘導の罠を読み解く 価格:1,785円 通常配送無料 |
消費税増税 「乱」は終わらない 価格:1,470円 通常配送無料 |
国家は「有罪(えんざい)」をこうして創る 価格:1,470円 通常配送無料 |
![]() |
消費増税亡国論 三つの政治ペテンを糺す! 価格:1,000円 通常配送無料 |
日本の再生―機能不全に陥った対米隷属経済からの脱却 価格:1,575円 通常配送無料 |
日本の独立 価格:1,800円 通常配送無料 |
売国者たちの末路 価格:1,680円 通常配送無料 |
知られざる真実―勾留地にて― 価格:1,890円 通常配送無料 |
消費税のカラクリ 価格:756円 通常配送無料 |
戦後史の正体 価格:1,575円 通常配送無料 |
日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 価格:798円 通常配送無料 |
![]() |
日米同盟の正体~迷走する安全保障 価格:798円 通常配送無料 |
検察崩壊 失われた正義 価格:1,365円 通常配送無料 |
検察の罠 価格:1,575円 通常配送無料 |
![]() |
「主権者」は誰か――原発事故から考える 価格:525円 通常配送無料 |
![]() |
原発のカラクリ―原子力で儲けるウラン・マフィアの正体 価格:1,680円 通常配送無料 出版社:鹿砦社 |
« 大阪主権者の誤りない投票行動が日本を救う | トップページ | アベノミクス完全失敗と最悪「新三本の毒矢」 »
「政策連合(平和と共生)=ガーベラ革命」カテゴリの記事
- しょぼい減税を-ぶっ壊す!(2025.05.11)
- 5.29PM3ガーベラの風国会イベント(2025.05.05)
- いま考えるべき政治の原点(2025.02.10)
- 残念な国になった日本(2024.12.31)
- 命・独立・成長掲げる「憂国連合」(2024.11.30)