[写真]参議院第一委員会と一般傍聴席(衆と逆で1階が一般傍聴席)、宮崎信行撮影、院の許可で撮影・所持・掲載しており、通常はここで写真は撮れません、今から8年前の2017年。
参議院自民党は今国会召集日に4人だけ委員長を入れ替えました。予算委員長は衆転を断念した鶴保庸介・元議院運営委員長が新しく選ばれました。第一委員会室の鶴保さんといえば「3・11」のときの決算委員長としてのすばやい暫時休憩。枝野幸男官房長官が「枝野出る、SPどこ」と走り去った後の職権による散会。よく考えれば、今の衆議院の安住淳予算委員長のような采配だったことになります。「成立させた後に集中審議5本」で与野党が合意した国会対策委員長が羽田雄一郎さん、副委員長が水岡俊一さんだったことも書き添えたいところです。
資本主義の世界で驚くことがあり、第44代衆議院議長と秘書が設立した「西友」を「トライアル」が完全買収しました。福岡市東区に本社があり8000億円を売り上げて200億円の利益をあげている会社のようで、ことし富山、静岡新規出店をひかえていたらしいです。堤康次郎さんは清和政策研究会の共同創設者ですから、すべて落城しました。
【参議院予算委員会 きょう令和7年2025年3月5日(水)】
「令和7年度予算案」について、衆での地方公聴会にあたる委員派遣1泊2日を既に済ませていますので、きょうは1日目とも、2日目ともいえます。便宜上1日目とします。
財務大臣の趣旨説明に続き、松本洋平・自民党政調事務局長が衆議院修正部分を説明しました。
松本さんの衆議院修正部分の説明は次の通りです。
「ただいま議題となりました令和7年度一般会計予算、特別会計予算につきまして、衆議院における修正の趣旨および概要についてご説明申し上げます。今回提出されました令和7年度予算は、コストカット型経済から高付加価値創出型経済への移行を確実なものとするとともに、我が国が直面する構造的な変化への的確な対応や、国民の皆様の安心安全の確保のために必要なものであり、本予算の1日も早い成立は国民各層から強く望まれているところです。衆議院予算委員会におきましては去る1月30日、政府から提案理由の説明を聴取し、その後予算の内容に関し、熱心な審議が行われました。ここでの充実した議論も踏まえながら、各党との間で真摯な政策協議が進められ、こうした熟議の結果として修正を行うこととした次第であります」
「修正の内容について申し上げます。まず、一般一般会計予算については、第1に、いわゆる高校無償化について令和8年度予算編成において、成案を得て、実現するまでの先行措置として全世帯を対象とする支援金の支給に係る収入要件の事実上の撤廃高校生等奨学給付金や公立の専門高校の施設整備に対する支援の拡充を行うこととし、一般会計歳出について1064億円を修正増加することとしています。第2に、高額療養費制度について、制度を将来にしっかりと引き継いでいくための見直しは不可欠である一方で、患者団体などからの不安の声が多く寄せられたことを踏まえ多数回該当の方の自己負担額の見直しはせずに据え置くと据え置くこととし、一般会計歳出について55億円を修正増加することとしています。第3に、所得税について、低所得者層の税負担に対して配慮する観点や物価上昇に賃金上昇が追いついていない状況を踏まえ、中所得者層を含めて、税負担を軽減する観点から、所得税の基礎控除の特例を創設することとし、一般会計歳入について、6210億円を修正減少することとしています。第4に、地方交付税交付金について、所得税収の減収により法定率分が減少することに伴い、一般会計歳出について2056億円を修正減少することとしています。第5に、税外収入について、独立行政法人からの納付金、基金からの返納金等で追加で確保することとし、一般会計歳入について、2793億円を修正増加することとしています。第6に予備費を減額することとし、一般会計歳出について2500億円を修正減少することとしています。第7にこれまで申し上げてきた歳出歳入の修正の結果として、公債金を減額することとし、一般会計歳入について19億円を修正減少することとしています。これらの結果、一般会計予算の歳出歳入の総額について3437億円を修正減少することとしています。次に、特別会計予算については、労働保険特別会計について、社会保険にかかる年収の壁による働き控えの解消に向けた措置を行うことに伴う所要の修正を行う他、交付税および譲与税配付金特別会計および東日本大震災復興特別会計についても、所得税収の減に伴い所要の修正を行うこととしています。以上が衆議院における修正の趣旨とその概要であり
ます」。
以上が、松本さんによる衆修正部分の説明でした。
参議院自民党は今国会召集日に4人だけ委員長を入れ替えました。予算委員長は衆転を断念した鶴保庸介・元議院運営委員長が新しく選ばれました。第一委員会室の鶴保さんといえば「3・11」のときの決算委員長としてのすばやい暫時休憩。枝野幸男官房長官が「枝野出る、SPどこ」と走り去った後の職権による散会。よく考えれば、今の衆議院の安住淳予算委員長のような采配だったことになります。「成立させた後に集中審議5本」で与野党が合意した国会対策委員長が羽田雄一郎さん、副委員長が水岡俊一さんだったことも書き添えたいところです。
資本主義の世界で驚くことがあり、第44代衆議院議長と秘書が設立した「西友」を「トライアル」が完全買収しました。福岡市東区に本社があり8000億円を売り上げて200億円の利益をあげている会社のようで、ことし富山、静岡新規出店をひかえていたらしいです。堤康次郎さんは清和政策研究会の共同創設者ですから、すべて落城しました。
【参議院予算委員会 きょう令和7年2025年3月5日(水)】
「令和7年度予算案」について、衆での地方公聴会にあたる委員派遣1泊2日を既に済ませていますので、きょうは1日目とも、2日目ともいえます。便宜上1日目とします。
財務大臣の趣旨説明に続き、松本洋平・自民党政調事務局長が衆議院修正部分を説明しました。
松本さんの衆議院修正部分の説明は次の通りです。
「ただいま議題となりました令和7年度一般会計予算、特別会計予算につきまして、衆議院における修正の趣旨および概要についてご説明申し上げます。今回提出されました令和7年度予算は、コストカット型経済から高付加価値創出型経済への移行を確実なものとするとともに、我が国が直面する構造的な変化への的確な対応や、国民の皆様の安心安全の確保のために必要なものであり、本予算の1日も早い成立は国民各層から強く望まれているところです。衆議院予算委員会におきましては去る1月30日、政府から提案理由の説明を聴取し、その後予算の内容に関し、熱心な審議が行われました。ここでの充実した議論も踏まえながら、各党との間で真摯な政策協議が進められ、こうした熟議の結果として修正を行うこととした次第であります」
「修正の内容について申し上げます。まず、一般一般会計予算については、第1に、いわゆる高校無償化について令和8年度予算編成において、成案を得て、実現するまでの先行措置として全世帯を対象とする支援金の支給に係る収入要件の事実上の撤廃高校生等奨学給付金や公立の専門高校の施設整備に対する支援の拡充を行うこととし、一般会計歳出について1064億円を修正増加することとしています。第2に、高額療養費制度について、制度を将来にしっかりと引き継いでいくための見直しは不可欠である一方で、患者団体などからの不安の声が多く寄せられたことを踏まえ多数回該当の方の自己負担額の見直しはせずに据え置くと据え置くこととし、一般会計歳出について55億円を修正増加することとしています。第3に、所得税について、低所得者層の税負担に対して配慮する観点や物価上昇に賃金上昇が追いついていない状況を踏まえ、中所得者層を含めて、税負担を軽減する観点から、所得税の基礎控除の特例を創設することとし、一般会計歳入について、6210億円を修正減少することとしています。第4に、地方交付税交付金について、所得税収の減収により法定率分が減少することに伴い、一般会計歳出について2056億円を修正減少することとしています。第5に、税外収入について、独立行政法人からの納付金、基金からの返納金等で追加で確保することとし、一般会計歳入について、2793億円を修正増加することとしています。第6に予備費を減額することとし、一般会計歳出について2500億円を修正減少することとしています。第7にこれまで申し上げてきた歳出歳入の修正の結果として、公債金を減額することとし、一般会計歳入について19億円を修正減少することとしています。これらの結果、一般会計予算の歳出歳入の総額について3437億円を修正減少することとしています。次に、特別会計予算については、労働保険特別会計について、社会保険にかかる年収の壁による働き控えの解消に向けた措置を行うことに伴う所要の修正を行う他、交付税および譲与税配付金特別会計および東日本大震災復興特別会計についても、所得税収の減に伴い所要の修正を行うこととしています。以上が衆議院における修正の趣旨とその概要であり
ます」。
以上が、松本さんによる衆修正部分の説明でした。
基本的質疑の3日間のうちの1日目(第1巡目の前半)のトップバッター田名部匡代さんです。鶴保さんらのもと、審議冒頭から、国会クラスタで言うところの「さす参(さすが参議院)」が見られました。見直し凍結が多数回該当に限られた、高額療養費をめぐり、当事者が審議に参加しました。
田名部さんは「本日は全国がん患者団体連合会理事であり、スキルス胃がん患者家族会認定NPO法人希望の会理事長の轟裕美さんに参考人としてお越しをいただきました。お忙しい中お越しをいただきまして本当にありがとうございます。そして、参考人の出席をお認めいただきました委員長はじめ与野党理事の皆様にも感謝を申し上げたいと思います。それでは参考人に伺います。まず初めに制度見直しに関して訴えたい思いなどがあれば、率直なご意見を聞かせていただきたいと思います」と述べました
参考人は「ここにあるこのアンケートに寄せられた3600名を超える声の中には、がんに限らず、高額療養費制度を利用している様々な疾患の方から治療費のために仕事をしている。現在の限度額でも苦しく、カードのリボ払いを利用しているなどの切実な状況が寄せられているのです。今回の大幅な引き上げにより治療を諦める方をうんでしまうことは確実であることから、今回、今年8月からの初年度引き上げもやめていただき、命のために、まずは一旦立ち止まっていただきたいと切に願っております」と語りました。
首相は「私自身も身内を何人もがんで亡くしております。患者の皆様方のご意見、これは衆議院におきましても、酒井なつみ議員はじめ大勢の方から承りました。いかにしてこの制度を続けていくかということを私どもとして、国家に対する責任国民に対する責任として考えていきたいと思っております。今のお話は十分に承っております。これを聞いて心震えない人間はいないということは申し上げておきます」と語りました。田名部さんが参考人が示した3600名のアンケートに関して「アンケートをお渡ししたいと目を通して欲しいとおっしゃってるんですよね。そのアンケートを直接受け取っていただく時間を設けていただけませんか」と促すと首相は「結構です、承ります、頂戴しましょう」と答弁しました。
自民党は、福島、京都府連に属する佐藤正久さんに続いて、森まさこさん=第27回参院選福島選挙区公認内定=が登場。森さんは「あと6日で3月11日、東日本大震災の14年となります。あの日、国会審議中でした。この部屋でした。我が党の委員が、総理に質問をしている最中大きなシャンデリアが大きく、揺れました」と振り返りました。
当時の国会は、与党・民主党の玄葉光一郎政調会長兼大臣、野党・自民党の石破茂政調会長、公明党の石井啓一政調会長が特例公債発行法案をめぐって協議をしており、岡田克也、石原伸晃両幹事長らが水面下で話し合っていました。最初の3党合意が、翌年の社保税3党合意となりました。私も初めて知りましたが、石破茂の「3・11」は名古屋にいました。金曜日午後でしたから代議士が東京にいる必要はありません。首相は「当時政調会長でございました。金曜日だったと思いますが。名古屋の市会議員選挙があり、私は選挙カーに乗ってました。やたら揺れました。中京地区で地震があったのかと思いましたが、それはもう選挙事務所に帰ってみてこういうことだったんだということを承知をして、その日はその後、新潟に行く予定にしておりましたんで、セントレア空港から新潟まで参りましたが、その後どうにもならなくてというようなことで、翌日朝一番に谷垣総裁のもとで会議をいたしました」と述べました。
気象庁ホームページによると、名古屋市内は、震度4または3だったようです。首相は来週3月11日(火)に現地主催の式典に出席することを、官房長官が既に発表していますので、その日は一般質疑となるでしょう。
【衆議院】
ありません。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
田名部さんは「本日は全国がん患者団体連合会理事であり、スキルス胃がん患者家族会認定NPO法人希望の会理事長の轟裕美さんに参考人としてお越しをいただきました。お忙しい中お越しをいただきまして本当にありがとうございます。そして、参考人の出席をお認めいただきました委員長はじめ与野党理事の皆様にも感謝を申し上げたいと思います。それでは参考人に伺います。まず初めに制度見直しに関して訴えたい思いなどがあれば、率直なご意見を聞かせていただきたいと思います」と述べました
参考人は「ここにあるこのアンケートに寄せられた3600名を超える声の中には、がんに限らず、高額療養費制度を利用している様々な疾患の方から治療費のために仕事をしている。現在の限度額でも苦しく、カードのリボ払いを利用しているなどの切実な状況が寄せられているのです。今回の大幅な引き上げにより治療を諦める方をうんでしまうことは確実であることから、今回、今年8月からの初年度引き上げもやめていただき、命のために、まずは一旦立ち止まっていただきたいと切に願っております」と語りました。
首相は「私自身も身内を何人もがんで亡くしております。患者の皆様方のご意見、これは衆議院におきましても、酒井なつみ議員はじめ大勢の方から承りました。いかにしてこの制度を続けていくかということを私どもとして、国家に対する責任国民に対する責任として考えていきたいと思っております。今のお話は十分に承っております。これを聞いて心震えない人間はいないということは申し上げておきます」と語りました。田名部さんが参考人が示した3600名のアンケートに関して「アンケートをお渡ししたいと目を通して欲しいとおっしゃってるんですよね。そのアンケートを直接受け取っていただく時間を設けていただけませんか」と促すと首相は「結構です、承ります、頂戴しましょう」と答弁しました。
自民党は、福島、京都府連に属する佐藤正久さんに続いて、森まさこさん=第27回参院選福島選挙区公認内定=が登場。森さんは「あと6日で3月11日、東日本大震災の14年となります。あの日、国会審議中でした。この部屋でした。我が党の委員が、総理に質問をしている最中大きなシャンデリアが大きく、揺れました」と振り返りました。
当時の国会は、与党・民主党の玄葉光一郎政調会長兼大臣、野党・自民党の石破茂政調会長、公明党の石井啓一政調会長が特例公債発行法案をめぐって協議をしており、岡田克也、石原伸晃両幹事長らが水面下で話し合っていました。最初の3党合意が、翌年の社保税3党合意となりました。私も初めて知りましたが、石破茂の「3・11」は名古屋にいました。金曜日午後でしたから代議士が東京にいる必要はありません。首相は「当時政調会長でございました。金曜日だったと思いますが。名古屋の市会議員選挙があり、私は選挙カーに乗ってました。やたら揺れました。中京地区で地震があったのかと思いましたが、それはもう選挙事務所に帰ってみてこういうことだったんだということを承知をして、その日はその後、新潟に行く予定にしておりましたんで、セントレア空港から新潟まで参りましたが、その後どうにもならなくてというようなことで、翌日朝一番に谷垣総裁のもとで会議をいたしました」と述べました。
気象庁ホームページによると、名古屋市内は、震度4または3だったようです。首相は来週3月11日(火)に現地主催の式典に出席することを、官房長官が既に発表していますので、その日は一般質疑となるでしょう。
【衆議院】
ありません。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。
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