タイトル通り、卒業式イベント。
3日後。
目を覚ましたゆりは葛藤がなくなったことを奏に指摘され、照れる。
そんなこんなで卒業式をしたことがないという奏のために卒業式を。
ちなみに他のメンバーは既に成仏済み。
高松もNPCから正気に戻って。
奏作の麻婆戦歌を歌ったり、卒業証書を授与したり。
音無の答辞と仰げば尊し歌ったり。
そして卒業式も終わり。
直井が音無に感謝の言葉を言いつつ成仏。
そしてゆりも。
日向は音無とハイタッチを交わして。
で、残った音無と奏は体育館の外に。
そこで音無、衝撃の告白。
「一緒に残らないか? 奏がいてくれたらさ、こんな世界でも俺は寂しくないから」
「俺はお前と一緒にいたい…これから先、居続けたい。
だって俺は、かなでのことが、こんなにも…好きだから」
音無の告白に返答を渋る奏。
更に
「私は、あなたの心臓で生きながらえることが出来た女の子なの」
と別の意味で告白。
そしてクライマックス。
「結弦、お願い。
――さっきの言葉、もう一度言って」
「そんな、嫌だ。奏が、消えてしまう…」
「結弦、お願い!」
「そんなこと出来ない!!」
「結弦!!
あなたが信じて来たことを、私にも信じさせて
生きることは、素晴らしいんだって……、結弦」
「奏、愛してる…ずっと一緒にいよう」
「うん…ありがとう、結弦」
「ずっとずっと一緒にいよう」
「うん、ありがとう」
「愛してる、かなで」
「すごくありがとう
…愛してくれて、ありがとう」
「消えないでくれ、奏…かなで……」
「命をくれて、本当にありがとう…」
「あっ、あっ、―――ッ!?
―――奏―――ッ!!!!」
そしてED「一番の宝物」へ。
Cパート。
現実世界? で髪を切りポニテにした奏っぽい人が「My song」の鼻歌を。
その前を通り過ぎる音無っぽい人。
奏に気づいた音無が彼女を呼び止めよう――としたところで終了。
何というか、感想が非常に書きづらい。
概略もゆりの辺をバサッとカットしてしまいましたが、正直言って、彼女が前回消えなかった理由があまりない。
ただ、卒業式を一緒にするためだけに残ったというか、日向の口から空白の3日間の出来事を簡単に聞くためだけに存在したというか。
いや、葛藤がなくなって少女らしい様子が見れただけでもいいんですけど。
それに日向より先に成仏とか。
急に奏と仲良くなったりとか。
まぁ、ゆりの物語は前回で終わっているので、今回はおまけキャラです、きっと。
直井は証書の受け取り方といい、成仏の仕方といい、非常にらしかった。
日向もハイタッチ。
パン、パン、パン。
「じゃあな、親友」
と成仏の瞬間も非常に爽やかで、何かカッコいい。
トラックゼロを読んだせいか、日向の方が主人公属性強い気がしてならないんですよね。
そして問題のシーン。
音無の告白。
………………………………いや、ダメだろ。
いや、むしろ音無がこの世界に残って、来た人間を成仏させるというルート自体はむしろアリだなぁと思っていたのですが。
でも、それが色々理由をつけて奏と一緒にいたいからってのは最悪だろ。
しかもSSSを全員送った後で。
「成仏はいいもの」→「ユイからいくか」→「次は誰にするか」→「成仏はいいものだと演説でガルデモを始め大多数成仏」→「SSSの卒業式だ」→「俺が消えてもいいぜ」→「思いついたけど、奏この世界でずっと一緒にいよう」→「奏、消えるなー!!」
さすがにこの展開はビックリだよ。
SSS全員を成仏させて、自分が残るまではいいのですが、奏がいなくなるのは嫌だってのは唯の我侭になっちゃっていますし。
それなら他のメンバーのときにも成仏に対する躊躇を見せて欲しかった、あんな気楽そうにやるんじゃなくて。
あるいは奏のことがそれだけ大切というか、愛おしいとう表現かもしれませんが。
でもそう言えば聞こえがいいかもしれませんが、音無にとってSSSはその程度だったということになってしまいますし。
前回ゆりが自分の目標を廃してまで仲間を取っただけに、余計。
まぁ、付き合う期間の長さがありますから、絆の深さに差はあるでしょうが。
それにしても。
もう少し工夫できたのではと思ってしまいます。
音無が残念な分、奏がいい感じでしたが。
あと音無と奏のタイムパラドックスは死後の世界が異世界みたいなものだからってことでいいですかね。
死後の世界と現実世界の時間の流れは違う的な。
若干文句が多めになってしまいましたが、良かった点。
結構言っている人が多いですが、、
奏の心臓=音無の心臓。
それで音無(心臓がなく心音無し)、結弦(譲る)というのは上手いなぁと。
あと、EDの絵が奏も含めて全員集合している状態から段々メンバーが消えていくという、普段と逆の演出が非常に良かった。
最後に今回卒業した5人が残り、今回消えた順番で消えていくというのも。
それに、音無と奏がお互いに視線が合っているのも。二人になると良くわかりますし。
まぁ、感想だけだとアレですが、僕は結構楽しめました。
尺の問題なのか、別の問題なのか、残念だなぁと思う部分もあったなぁというのは否定しませんが。
後は残っている謎をどっか(キラクターコメンタリーでもアフターストーリー)ででも解決してくれると嬉しいのですが……。
Angel Beats! 今回以前の感想。
第1話 「Departure」 第2話 「Guild」
第3話 「My Song」 第4話 「Day Game」 第5話 「Favorite Flavor」 第6話 「Family Affair」 第7話 「Alive」 第8話 「Dancer in the Dark」
第9話 「In Your Memory」 第10話 「Goodbye Days」 第11話 「Change the World」 第12話 「Knockin' on Heaven's Door」 BD 1巻 Angel Beats! 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray] Angel Beats!2 【完全生産限定版】 [Blu-ray] ねんどろいどぷち Angel Beats!セット01 (ABS&PVC塗装済み可動フィギュア)
書き忘れ追記。
余談というか、どうでもいい突込みどころ。
卒業証書に書かれた仲村ゆりですが、ゆりの苗字どこで知ったんだろ?
奏が名簿か何かで調べたのかな?
名前つながりであと日向の名前がヒデキであることが判明。
トラックゼロで本人下の名前好きじゃない的なこと言っていたきがしましたが、普通じゃん。
まぁ、ヒデキってより、日向の方がらしいイメージですが。
これは日向、日向呼んでいたですよね、音無だってユズルっていうイメージないですし。