ヴィクトリカはリヴァイアサンの回顧録から、次々と情報を読み取っていく。
一方、一弥はブライアン・ロスコーと対峙。
ヴィクトリカの友達(騎士)を名乗る一弥に辛辣な言葉を投げかける。
それに激昂した一弥は殴りかかるものの、逆にやられてしまう。
それでも友達だという意見を変えない一弥に、ブロワ公爵のことを言い姿を消すロスコー。
そして時計塔から下りて来て、思わずヴィクトリカの名前を叫ぶと、そこにはヴィクトリカ本人が。
まぁ、既にヴィクトリカには謎が解けており、その言語化を。
曰く、錬金術の金は、時計塔の歪みを利用し作られた隠し部屋から。
そしてその金はアフリカのゴールドラッシュ時にソヴュールにもたらされたものの、王の急逝により表にでることがなくなったもの。
そしてリヴァイアサンはその際に連れて来られ、口封じされたはずのアフリカ人の生き残りだったのだと。
更に、彼がリヴァイアサンとして活動し、王達に近づいたのは、植民地計画から祖国を救おうとしたため。
あとはリヴァイアサンとヴィクトリカの父――アルベール・ド・ブロワ公爵との関係。
そして今後の伏線とか。
今回でリヴァイアサン編も終了。
これで長編もひと段落――つく間もなく、ベルゼブブの頭蓋編へ。
その後は『仮面舞踏会の夜』まで一気に話が進みますし。
しかし今回はリヴァイアサンの仮面に手が届かなかったヴィクトリカの図に完璧にやられました。
その後、彼女を抱きかかえる一弥と、その様子を見て、色々と動き回るアブリルの図も含めて。
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