コロシアムの夢
こんな夢を見た。
真夜中のコロシアム(闘技場)だった。
私は石壁を登り、中に入った。松明が1つの場所を照らしていたが、その他の場所は闇だった。
試合相手が現れた。
他には誰もいない。
ただ地面を均しただけの試合場で我々は戦い始めた。
時が経つと、恐怖感も去り、心が澄み切り、身体が自在に動くようになった。
自分がなぜそのように動くのかも分からない。身体の中のなにかが私を動かしているようだった。
幸い、どちらも致命傷を受けることもなく、決着がついた。
どちらが勝ったのか分からない。
それはどうでも良かった。
しかし、得られたものの貴さ、大きさにしばらく恍惚とし、やがて喜びに満ちてきた。
空からの祝福を感じた。星のしじまは、深い慈愛に溢れていた。
祭りの目的は、意識を振り払い、我々の中にある何かと協調してエネルギーの供給を受けることだ。
芸術の目的は、意識を滅し、内側の自己と調和することだ。
スポーツの目的は、内側の自己を信頼することを学ぶことだ。
純粋にそれだけを求めるなら、計り知れない宝を得る。
だが、輝きの一端だけに囚われると欲に染まり、快楽という苦痛にもがくこととなる。
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Comments
>祭りの目的は、意識を振り払い…
からのくだり、なんだか凄いを通り越して神々しいです。
と同時に「そうだ、それだ!何で今まで分からなかったんだろう!!」と、頭を殴られたかのような衝撃が駆け巡ってます!
そして何故かノスタルジックな感覚が…
思わずいつも持ち歩いている手帳に文章を写してしまいました(笑)
ただ、興奮しすぎて見落としそうになりましたが、最後の
>輝きの一端だけに囚われると欲に染まり、快楽という苦痛にもがくこととなる。
いや全くその通りです。
単なる感想になってしまいましたが、この衝撃を表したくてついつい書いてしまいました。(汗)失礼致しましたっっ
Posted by: りりぃ | 2010.02.18 08:42 PM
★りりぃさん
はい、私も思わずメモしました(笑)。
言ったのは、私のエス(無意識のエネルギー)かもしれません。
Posted by: Kay | 2010.02.19 06:35 AM