毎日同じものを食べる
少食・粗食にすることができれば、良いことだらけである。
少なくとも、スリムになるし、糖尿病や高コレステロールの危険が下がり、健康が増進される可能性が高い。
食費も少なくなり経済的だ。
また、信じないのも自由だが、運が良くなり、健康・長寿で、経済的にも恵まれるようになり、その気があれば立身出世も望める。
病気の大半は、厳しく食を節すれば治るという話もよく聞くが、私もその通りと思う。
しかし、少食・粗食が良いということはなんとなく分かったとしても、その実践は難しいものらしい。「らしい」とひとごとのように言うのは、私はかなりの大食・美食であったが、簡単に少食・粗食にすることができ、食べたい気持ちは変わらないが、半年を過ぎた今でも、何ら問題なく続いているからだ。体重は30kg落ち、これまで、毎年の健康診断では病人並の診断結果だったのが、完全に健康と診断され、あらゆることで何の不足もない幸福な日常となった。
最近、いろいろな例を見るうちに少食・粗食にするのに良い方法は「毎日同じものを食べる」ということであると思い当たった。
もちろん、食事と別に毎日同じものを余分に食べるのではなく、毎日同じ内容の食事をするという意味である。
その毎日食べる食事は、基本的に、何でも良い。もちろん、チョコレートやケーキといった極端なものでは駄目なことは言うまでもないが、カレーライスやピザだって構わない。ただ、カレーライスでもピザでも良いが、毎日同じ種類のものを食べることが大事だ。
例をあげると、宮崎駿監督は、ご飯を詰め込み、ソーセージ、卵焼き、沢庵程度をごろっと入れた1つのお弁当を昼と夜に分けて食べることを25年続けている。アメリカのオバマ大統領は、夕食は毎日、ライス、サーモン、ブロッコリーで、非常に少食である。
私は、栄養学などは全く信用しておらず、嘘と決め付けている。世界には、ひいたトウモロコシしか食べない民族や、ある種のイモしか食べない民族などがあるが、これらの民族は長寿で健康である。
当然のことながら、宮崎駿監督もオバマ大統領も大変に健康である。
昼食すら、毎日同じものを食べると、下手したら2日目で「昨日も食べたじゃないか」と不満を感じる人も少なくないと思う。
そんな人は、明らかに食べ過ぎている。空腹でもないのに昼食を食べようとするから、そのようなことになるのだ。
ちゃんと空腹であれば、毎日同じものを食べても美味しく食べられるはずである。
そして、毎日決めたもの以外は食べないことだ。大人であれば間食は必要ないし、どうしてもというなら、間食も毎日同じものだけを同じ時刻に摂るようにする。
このようにすれば、余分なものを食べなくなり、自然に少食となる。
毎日、適度な量の同じものを美味しく食べ続けられるかどうかが、本当に少食になっているかの目安にもなると思う。
ちなみに私が1日に食べるものは、夕食にライス(半合)、豆腐、漬物、野菜(レタス、アスパラ、ブロッコリーの内1つ)、インゲン豆である。野菜は多目のこともある。
食後に、ブラックコーヒーと共に、はったい粉(はだか麦)1/3合、アーモンドまたはクルミ、リンゴ1/4を食べる。
コーヒー、紅茶、ココアは、合わせて1日3杯くらい。
他に、玄米粉であるビブレフラワーを溶かしたお茶を2杯飲む。
最近は、ほぼこれで固定している。
それなりに食べているので、180cm、63kgから減らなくなった。
ただ、本当を言うと、はったい粉とアーモンドだけでも良いのであるが、色々あって、これだけ食べている。
運動は、最低、スワイソウ1日900回と他2種類の運動を毎日行う。
また、通勤で駅まで2kmの道を毎日往復で、かなり速く歩く。
少食で大切なのは、食の安定である。
3日断食して、その後は食を節しないなら、全く意味はない。むしろ悪いかもしれない。
普通には、腹8分目を一生続ければ良い。
朝は抜くのが絶対に良い。
運動は、車を使わずによく歩き、普段から掃除などでよく動くなら不要と思う。筋トレみたいなものは、特定部分のみの運動になる傾向が強く、かえって身体を痛めることが多いはずだ。
食が安定しないと、仕事も安定せず、収入も、そして、健康も安定しないものである。
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Comments
Kayさんこんにちは。いつも楽しく読ませてもらってます。
最近少食をしようと心がけてるのですがうまくいきません・・・
というか少食は出来るのですが、甘いものが大好きで食後に余計に食べてしまう感じです。
この記事を見て、粗食少食のコツとしては毎日同じ物を食べるといいということで早速実践してみようと思うのですが、
メニューに甘いものを取り入れるかどうか迷っています。
全くとらないのは厳しいので、取りあえず毎食のメニューに+チョコ2かけらくらいとか考えてます。
毎日同じ物を同じ量食べていれば自然と食が安定して
甘いものが欲しくなくなればいいのですが・・・
それとも少しの量なら甘いものも常食していいのかな?
白砂糖の害とかでググったら怖くなっちゃって困ってます。
私はあれこれ考えてしまうタチで・・・、とりあえず実践してみた方が早いですかね。
Kayさんも甘いものが好きだということで、毎日同じ物を食べるようになってから甘いものへの欲求はなくなったのでしょうか。
どのように克服できたか知りたいです。よろしくお願いします。
Posted by: テニコ | 2009.03.23 12:11 AM
★テニコさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
早速、ご回答いたします。
>Kayさんも甘いものが好きだということで、毎日同じ物を食べるようになってから甘いものへの欲求はなくなったのでしょうか。
>どのように克服できたか知りたいです。よろしくお願いします。
甘いものは今も大好きです。
私は、生まれついての少食ではなく、逆に大食だったので、今の食生活では1日24時間、常に空腹です。
よって、甘いものへの欲求も、空腹な分、あきらかに強くなっていると思います。
私が現在食べている甘いものは、白福豆、黒砂糖、てんさい糖入りのはったい粉、ココア・・・といったところです。
甘いものでは、特にチョコレートとシュークリームが大好きですが、お菓子は一切食べないことにしていますので、半年以上食べていませんし、一生食べないと思います。
ただ、他の方が何を食べるべきか、食べてはいけないかは、私には判断がつきません。
チョコレートであろうと、覚醒剤であろうと、私には賛成する理由も反対する理由もありません。
(覚醒剤は、とりあえずは反対すると思いますが・・・)
>白砂糖の害とかでググったら怖くなっちゃって困ってます。
量の問題と思います。
良いものも取りすぎると怖いです。
適切な量であれば問題ないと思います。
尚、私は白砂糖の害など全く気にしておりません。
結局、「何のために少食にするのか?」という点の問題のような気がします。
私には何の目的もありません。あえて言えば、少食そのものが目的であり、少食は何かのための(例えばダイエットや健康のための)手段とは考えておりません。
少食という神聖な目的のためには、私の場合はチョコレートはNGというだけの話です。
Posted by: Kay | 2009.03.23 09:33 PM
お返事ありがとうございます。
少食のカテゴリを一通りもう一度読ませていただきました。
そして私の場合、具体的な目的が多く、それらを達成するための手段としての少食を実行していたことに気づきました。
私は自己啓発の一環としてこの食という分野に出会いまして
常に自分を変えたいなんて思い続けてる人間なんで
目的ありきで少食を捕らえていました。
何らかの目的を持って努力すると、常に達成度や効率性を無意識のうちに考えていて、結局つまずいてしまう感じです。
いつもリスクリターンを計算して、利己的な部分が自身の本当の成長を邪魔しているかもと最近になってやっと気づきました。
食の種類には囚われないようにします。
甘いものは食欲のコントロールが難しくなるのでなるべく控えようと思います。
ただ食べない、ただ食を節する。
利己的な自分には難しそうですが、がんばってみますね。
マジで参考になりました。ありがとうございました。
Posted by: テニコ | 2009.03.23 10:08 PM
★テニコさん
自己啓発においても、食の節制は抜群の効果を上げると思います。
しかし、私はさる方から教わったのですが、「それでなんとかしてやろう」といった考えは捨てた方が良いようです。
少食は、無理せずに継続するというのが一番と思います。無理な節食をするのもまた、欲望の現れのように思いますのでね。
Posted by: Kay | 2009.03.24 09:47 PM
こんにちは。モリダクです。
分かっていながら 粗食になることができず
病気になっても やはり食べたいものを食べてます。
手術後は7キロくらい減りましたが。。。(^_^;)
Posted by: モリダク | 2010.08.13 09:50 AM
★モリダクさん
私も2年前まで全く出来ず、大食、飽食、甘いもの大好きで、無制限に食べてました。
しかし、「世間に騙されるのはもうゴメンだ」と思った瞬間に、粗食、少食になりました。
私は、どんな病気になっても病院には行かないと決めているのですよ。メニエール病で歩けなかった時は、ちょっと病院に行きましたが、これ以上行ったら本物の病人にされると確信し、行かなくなったらすぐ治りました。知り合いのお金持ちは、同じ病気で大手術をしても後遺症が残ってます。
Posted by: Kay | 2010.08.13 08:32 PM