X-T1用のマウントアダプターです。Amazonでみると、Kemelというメーカーのものがよさげだったので、CanonのEFレンズ用と、古いFDレンズもひとつ持っているので、その両方を。
EFレンズ用のアダプターはこんなカンジです。
機種: GR
ISO: 3200
露出: 1/8 秒
絞り: 5.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
チープなものだったらどうしよう、とちょっと心配してたんですが、意外にしっかりとした造りですね。
EFレンズをマウントしてみましょう。
まずはEF24-70mmF2.8L II USMを。
機種: GR
ISO: 3200
露出: 1/8 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
違和感ありますね〜(笑)
次は長玉、EF70-200mmF2.8L IS II USMをやってみます。
機種: GR
ISO: 3200
露出: 1/15 秒
絞り: 5.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
でかく見えますね〜長く見えますね〜。
レンズがずっしり重いので、持つときはほぼレンズを持ってるカンジです。
マウントアダプター経由だと、絞りは開放だけですし、当然ながら手ブレ補正など効きませんから、シャッター速度はいつもより速めに設定する必要があるでしょうね。
お次はFDレンズを付けてみましょう。FD50mmF1.4です。
機種: GR
ISO: 3200
露出: 1/8 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
これだと大きさ的には違和感ないですね。XF35mmF1.4Rとほぼ同じくらいで、アダプター分だけちょっと長さがプラスされてるくらいです。
機種: X-T1
ISO: 6400
露出: 1/125 秒
絞り: 1.0
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Exifデータが残らないので分からなくなっちゃったんですが、たぶんこれがFD50mmで撮ったGRだと思います。
だいぶ高感度になってしまったのでちょっとノイジーですが、F1.4開放なのでかなりボケが大きいですね。
この写真だけじゃなんとも言えませんが、普通に使えるんじゃないかという印象です。
マニュアルフォーカスもけっこう合わせやすい。動きモノじゃなければぜんぜん問題ないです。
さてこの後は、日中に野外で試してみた写真をご覧ください。
X-T1にEF400mmF2.8L IS II USM『ヨンニッパ』を付けて撮影です。
2倍エクステンダーを付けてますので、800mmx1.5(APS-Cをフルサイズ換算)で、だいたい都合1200mm相当の望遠になりますね。
画像はRAWをLightroomで現像したものです。
機種: X-T1
ISO: 3200
露出: 1/250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER 2.0x III
バンの巣立ったばかりの幼鳥がいましたが、画質ばっちりなんじゃないでしょうか。
まあ、マウントアダプターは中にレンズが入ってるワケじゃないですから、フォーカスさえちゃんと合えば画質の劣化はないはずですしね。
今回はフォーカスピーキング機能を使ってマニュアルフォーカスしてみましたが、とても分かりやすいですね。
機種: X-T1
ISO: 3200
露出: 1/250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + EXTENDER 2.0x III
こういった開けたフィールドでフォーカスピーキングを使うと、フォーカスリングを回したときのフォーカス位置の移動が目に見えるから面白いですね。手前から奥へ、奥から手前へ、スクリーンのような「面」としての被写界深度が実感できます。
このときは既に夕暮れ近くになっていて、あまり明るい条件ではありませんでした。絞りは開放のままで、シャッター速度も1/250くらいは確保したいので固定、となると露出の調整はISO感度ですることになり、ちょっと面白かったですね。デジタルならではの世界ですよね。
機種: GR
ISO: 3200
露出: 1/500 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
X-T1にCanonのヨンニッパを装着するとこんな状態です。ボディが軽いので、重量はほぼレンズのみ、というカンジで。そりゃそうですよね、X-T1の単体重量は約440gで、1DXは約1530g。1キロ以上軽いワケですから。
(ちなみにヨンニッパは3850g……)
機種: GR
ISO: 3200
露出: 1/750 秒
絞り: 3.2
焦点距離: 18.3mm
フラッシュを使用: いいえ
ゴイサギのようなあまり動かない被写体を待っているときなら、スマホのリモートアプリを使って自分はベンチに座ってサボることもできます(笑)。これでシャッターも切れますしね。
ただし、レスポンスはワンテンポ遅れますので、こっちを向いた瞬間、とかを狙うのはムリでした。
というわけで、X-T1にマウントアダプターを使ってCanonのレンズを使ってみよう、という遊びでございました。いや、遊びのつもりだったんですが、絞り開放でマニュアルフォーカス、手ブレ補正なしというシバリさえOKならかなり実用的に問題なく使えるんじゃないか、という結論です。APS-Cならではの望遠効果も助かりますし。
EFレンズが高画質なのはわかっていたことですが、今度はFDレンズの画質をきちんと検証してみたくなりました。
マウントアダプター遊びにハマる人が多いのもうなずけます。