Fujifilm X-H1
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + 1.4x
ƒ/9.0 485.8 mm 1/1250 ISO1600
PRO Neg.Std
久しぶりにクルマのお話を。
ちょうど1年前に乗り換えたFIAT500。いまでもとても可愛い気に入ったクルマですが、実は実車を見ずにネットの中古車情報だけで決めてしまったクルマだったので、実際に乗ってみるといろいろと不具合があることに気付きました。
まずはサビ。すぐに気付いたのがリアのナンバープレート取り付け部です。ここがボロボロに錆びてて、バックドアを開閉するたびにサビのかけらが落ちてくるほどでした。これはすぐにディーラーGにクレームを入れたのですが、結局ヤツらは何もしてくれませんでしたね。あとは左助手席ドアの下部にも小さなサビが……。
まあこれはそのうち何とか処理しよう、と思っていたくらいですが、閉口したのがエンジンの不具合です。どうもツインエアエンジンのターボにある”ウエストゲートバルブ”に不具合があるらしく、長距離運転中に上り坂とかでアクセルを踏み込むと警告灯が点灯して、ディーラーに持ち込まない限り「セーフモード」になってしまいます。
これをディーラーで修理してもらおうとすると、ターボユニットのASSY交換になってしまい工賃3、40万の世界……。
このせいか、エンジンのパワーもどうもいまひとつで、ディーラーの試乗車で感じた元気なツインエアのエンジン音もどうも聞かれずじまい。「なんか違うなあ…おかしいなあ…」と思いつつ1年乗っていました。
最後はフロントガラスです。これも最初は単に汚れてるのかと思いました。いわゆる「油膜のギラギラ」状態が特に夜のドライブだと酷くて。相当運転しにくかったんですよね。でも念入りに洗車してウインドウコーティングをかけてもらおうとしたら、プロから「これ、汚れじゃなくてガラスが削られてますね」と言われて大ショック。どうやらワイパーのゴムでガラスが削られちゃってる状態なんですが、前オーナーが札幌で乗っていたというのが影響あるのかもしれません。凍ったワイパーゴムで削られちゃった、とか?そんなことがあるんでしょうか?
いずれにせよ、これもウインドウ交換しか手がなく、少なくとも交換代金10万円はすると。
なんかもうこれで一気にテンション下がってしまいまして。やっぱり中古車はちゃんと現物を見てチェックして試乗もしないとダメですね。しごく当たり前の、みんな言う結論です。それをひとつ勉強したと思って、このチンクは手放そうかな、と。
ネットの複数業者中古車査定、にかけてみたところ、このチンクで70〜80万というところが買取値の相場だそうです。去年はこれを170万で買ったんだよなあ……とまたもやテンション下がりつつ、それでもまあ、とりあえず100万くらいで買えるクルマってどんなだろう、と探してみたわけです。
ここからようやく本題に入ります(笑)。
ネットの中古車情報を検索してみます。条件は100万円以下、MT、これだけ。すると国内外、軽トラックまで含めてかなりの車種が出てきて面白いんですね。軽を除外してみると、意外に入ってくるのがイタリア車。アルファロメオ147とかMITOなんかも、100万円以下でけっこう状態のよさそうな個体が入ってきます。なかでもMITOはけっこう魅かれるものがありましたね。コンパクトで可愛くて走りもいい、ワタシの好みにぴったりです。
画像はWikipediaから
国産車では最も多いのが先代のスイフトスポーツ。100万円以下でけっこうよさげな個体が見つかります。
個人的には好きなんですけどね、スイフトスポーツ。レンタカーで乗ってとてもいい印象があります。
画像はWikipediaから
7、8年オチならシトロエンDS3なんてのもありますし……
画像はWikipediaから
同じく7、8年オチなら当初欲しかったMINIの第2世代なんてのも候補に上がります。
画像はWikipediaから
とまあ、こんなカンジで、ちょっと古いコンパクトカーはけっこう選べるということで、ちょっと面白くなってきたわけです(笑)。
と同時に、外車に絞って検索してみると、ちょっと、じゃなくだいぶ古いクルマでも、実は100万円で手が届く個体があるんだな、とわかってきました。たとえばMINIつながりでオリジナルのローバーミニとか、懐かしいフォルクスワーゲンビートル、ちょっとマニアックなところではルノーキャトルなんかもこの価格帯で出てる中古車があるんですね。
もちろん、さすがにこのレベルになってくるとエアコンが付いてなかったりで、購入するにはかなりの覚悟が必要ですが(笑)、でも買えないことはない、わけです。
ルノーキャトル 画像はWikipediaから
フォルクスワーゲンビートル 画像はWikipediaから
こういったクラシックカーレベルのクルマだってもしかしたら手に入れられるかもしれない、というのは想像するだけでもとても楽しいもんです。特にビートルやミニは一度はオーナーになってみたいレジェンド級のクルマですからね。
一度その気になってしまうとネットの中古車あさりが面白くて、このクソ暑い夏の夜の過ごし方としてはなかなか有意義なものがありました。
さてしかし、妄想ばかりしていても仕方がありません。実際問題としてクルマの買い替えを決意した身としては、ちゃんと諸々の事情をすり合わせて、現実的な着地点を探らなければなりません。
というわけで、はい、決めました。結局は何になったかと言うと……実車が納車されたら、また記事にいたしましょう。
それまでは内緒、ということで(笑)。
あと1週間以内には納車される予定です。
実はこのところしばらく、X-H1とXF100-400mmを富士フイルムに点検整備に出しておりまして、この日はそれが帰ってくる日でした。丸の内の新しい富士フイルムImaging Plazaから出発して、その後神田に流れる間にスナップして歩きました。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/125 ISO2500
ACROS
まずは東京駅にて、中央線のホームから下りる長いエスカレーターです。ホントはもっと下まで長く続くところを撮りたかったんですが、思い立ってカメラバッグからX100Fを取り出している間にけっこう下りてしまいました(笑)。
スナップカメラはバッグにしまってはいけない、という教訓でございます。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/125 ISO200
ACROS
Fujifilm X100F
ƒ/5.0 23.0 mm 1/125 ISO200
ACROS
東京駅丸の内口から出たところです。丸の内はすっかり整備も終わり、広大な駅前広場がとてもフォトジェニックです。
ただここは富士フイルムに向かう南出口方面なので、普通の交差点みたいですね。
Fujifilm X100F
ƒ/5.0 23.0 mm 1/125 ISO640
ACROS
富士フイルムImaging Plazaのある丸の内 MY PLAZAビルの1Fロビーです。吹き抜けになっていてとてもオシャレ。
写真を撮るには楽しいですが、ここに入り込んだ自分に若干の「お呼びじゃない」感をぬぐえません(笑)。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0 mm 1/125 ISO1600
ACROS
丸の内を闊歩するOLさんたちを撮ってみました。ソニークラークの『COOL STRUTTIN'』のジャケット風です。
だいぶあたりが暗くなってきていたので、絞りが開き気味でフォーカスが背景だけに来ているのが残念なポイント(笑)。
また明るいときに来てリベンジしましょう。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO640
ACROS
ふたたび東京駅まで戻ってきて。世界でも有数のフォトジェニックな駅なのではないでしょうか。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0mm 1/125 ISO800
ACROS
何か美味いものでも食べようと神田にやってきました。
神田は線路の高架が魅力的なところです。23mmだとかなり広角な効果を出すこともできますね。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0mm 1/160 ISO5000
Classic Chrome
神田の商店街を歩いていたら、歩道のガードレールに一輪だけ百合が挿してありました。
フィルムシミュレーションをClassic Chromeにして、背景の玉ボケと百合の対比を狙いました。
だいぶ薄暗かったのでフォーカスが迷いがちだったのですが、なんとか合焦してくれましたね。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0mm 1/160 ISO5000
Classic Chrome
ふと見た路地裏を歩いていくスーツ姿の後ろ姿に思わずシャッターを切りました。実際はかなり離れていたので、23mmでは遠過ぎましたが、後処理で大トリミングです。実際デジタルテレコンの切り替えすら間に合わないタイミングだったんですが、意図を明確にするためのトリミングは積極的にするべきですよね。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0mm 1/160 ISO1000
Classic Chrome
こうしたいかにも場末っぽい商店街はなんとも魅力的です。モノクロと迷うシチュエーションですが、やはり色とりどりの看板がいいのでClassic Chromeにて。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0mm 1/160 ISO2500
ACROS
逆にこのシーンは、会社を終えて駅に向かうサラリーマンたちの後ろ姿が印象的だったので、あとからカメラ内現像でモノクロにしました。ちょっとだけトリミングしてます。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0mm 1/160 ISO1250
ACROS
これも、トリスの提灯の懐かしいイメージを強調したくて、カメラ内RAW現像です。
Fujifilm X100F
ƒ/2.8 23.0mm 1/160 ISO1000
ACROS
最後もカメラ内RAW現像でモノクロ化。飲み屋街をおうちに帰るであろう少年の後ろ姿を。
サッカーのジャージ姿なのでもしかしたら大きなバックパックの中にはボールが入ってるのかもしれませんね。
そんなわけで、X100Fでこんなスナップを撮りました、の巻でした。
X100Fはフォーカスも思ったよりは素早く、期待通りのスナップシューターでしたね。これからのバッグの中に入れっぱなしで常に持ち歩くカメラになると思います。
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