動く動物に対してどれだけAFが追従するか、AFポイントの変更はしやすいのか、合焦速度はいかなるものか、というところが検証テーマです。連写に関しては、最高で秒6コマとのことなので、まだまだ「オマケ」程度だと思いますから試しませんでした。
画像は全てRAWで撮影、現像時に簡単な露出調整とトリミングはしています。これは毎回やってる決まった作業手順なので、今回に限った特別なことではありません、ということで……。
とりあえず、エサの木の葉を食べつつ、ひょいっと顔を上げるニホンジカを捉えるところから検証開始です。意外にじっとしていない鹿たちの食事風景ですから、顔を上げた瞬間に素早く合焦、撮影ができるかどうかがポイントです。
機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 125
露出: 1/160 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM
ほぼ問題なくヒットできました。打率十割。
そうそう、実際にシャッターを切ってみるとすぐ気づくことですが、シャッター音はだいぶよくなりました。
5D2では「バコチョン!」というマヌケな音がなんとも愛嬌があったんですが(笑)、新しい5D3ではシャープなシャッター音になりましたね。ちょっと金属的な音で、シャキッと歯切れのいい音になりました。
まあ、音なんてどうでもいいことなんですが、ちょっと気分がいいことは確かです。
機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 125
露出: 1/160 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM
このアライグマも、この場所にいたのはほんの一瞬。あっと思ってシャッターを切った次の瞬間には、台を下りてしまいました。そういうときにAFがモタモタしたりして撮り逃がすことほどストレスなことはありません。そういう意味では、5D3は合格。
機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 250
露出: 1/160 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM
カピバラ夫婦は、普段は「動かない動物」の代表みたいな存在ですが(笑)、この日は珍しく二匹で追いかけっこをして走り回ってました。走ったり、泳いだり。
これはたぶん、ゾーンAFモードで中央やや上方にフォーカスしたんだと思います。「カスタム設定」で「マルチコントローラーをAFポイント移動に使う」に設定しておくと、とっさにAFポイントを変更できます。1D系と同じ操作が実現しているわけです。
機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 500
露出: 1/160 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM
この日はもう閉園時間に近い時間だったのですが、夜行性のフェネックはこれくらいの時間から活動を開始するようです。珍しくみんな起きているフェネックを見ることができました。
機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 1600
露出: 1/160 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM
井の頭動物園のフェネック舎は柵も低く、かなり近づいて撮影できるのがいいところですが、撮影していて、フェネックたちがシャッター音に反応することに気づきました。フルサイズのカメラはミラーが大きいですし、シャッター音はけっこう大きいんです。シャッターを切るたびに「ビクッ」っとさせてしまっては、リラックスした姿を撮影できません。
そこで威力を発揮したのが、静音モードです。連写などのドライブモード選択で選べるんですが、これがかなり小さな音になるんですね。シャッター音がささやき音になります。フェネックのような敏感な小動物を至近距離で撮影するには、これはかなり有効だと思います。野鳥撮影のときも使えそうですね。動物写真家にとっては、かなり大きな改良点なんじゃないでしょうか。
ただし、静音モードでの連写は秒3コマなので、連写では使えないと思っておいた方がよさそうです。
機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 1600
露出: 1/125 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 150mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM
フェネックが狭い台の上に4匹並んでくれました。こういうときに、ちゃんと意図した個体にフォーカスしてくれることが肝心なんですが、5D3は自在にAFポイントを切り替えられるのでラクチンです。ここでは、手前の個体の顔に素早くフォーカスを合わせることができました。
機種: Canon EOS 5D Mark III
ISO: 6400
露出: 1/100 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 200mm
フラッシュを使用: いいえ
EF70-200mmF2.8L IS II USM
フェネック舎の向かいにいるのが、アムールヤマネコなんですが、ちょうど東向きのため、午後にはかならず日陰になってしまい、かなり薄暗い家です。そんな日照条件の悪いアムールヤマネコ宅なんですが、高感度撮影の検証にはもってこいですね。やや絞ってISOオートで撮影してみると、6400まで上りました。しかし、ノイズもほとんど見当たらないですね。
白っぽくもやって見えるのは、手前の金網のボケです。これをもっと消すには絞りを開いてあげたいところですが、開きすぎると被写界深度が浅くなりすぎてヤマネコの顔までボケてしまうので、悩ましいところです。
というわけで、頑張って5D3の検証をしてまいりましたが、ハッキリ言っていまの段階では「素晴らしい」としか言いようがありません。5D2の高画質に、7Dの敏捷さを付加したまさに望んでいた進化。いまのところ、これと言った弱点も見当たりません。
確かにまだ価格は高いですが、連写以外では1D4に勝るとも劣らない機体だと思えば、決して高い買い物じゃないと俺は思いますね。
これで、フルサイズも動物撮影に使えることがわかりましたので、今後の撮影の幅が広がりそうです。連写と望遠は1D4、近い距離なら5D3でバッチリです。
5D Mark IIをドナって、5D Mark IIIを購入です。
まあ、5D2の下取り価格も日々下落していくわけで、どこが最得ポイントかなんて誰にもわかりません。そんなことより、撮影した方がいいですからね(笑)。
たまたま地図カメラに入荷していた新品があったので、結果として予約ナシ、待ち時間もナシ、で購入できて、精神衛生的にはとてもよかったと思います。たまたま前日、ヨドバシから電話がありまして、新型ゴーヨン、ロクヨンの入荷予定の惨状を聞いたところだったので、ますますそう思います。
(5月31日発売が決定した新型ゴーヨン、ロクヨンですが、入荷数が極少なため、1年前に予約した人でも発売日には受けとれないそうです…1年以上待ちって、たださえ高齢者が多いと思われる大砲購入者にとってはかなり辛いことかと(笑))
そんなわけで、我が家にやってきた5D3です。兄貴分の1D4と仲良く記念写真。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 100
露出: 8.0 秒
絞り: 9.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
前から見たところは、5D2とほとんど見分けが付かない5D3くんです。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 100
露出: 7.0 秒
絞り: 9.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
しかし裏側を見ると、『START/STOP』『RATE』『クリエイティブフォト』などのボタンが新設されて、電源ボタンも7D式にモードダイヤル部分に移動しています。電源ボタンの移動は賛否両論ありますが、自然にカメラを持ったときに左手親指で電源をオンにできる位置なので、俺としては賛成ですね。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/5 秒
絞り: 9.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
上から見るとますます7Dと見分けが……
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/6 秒
絞り: 9.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
5D2では単なる出っ張り、だったグリップも、7D風に改良を施して持ちやすくなりました。指先部分がちょっとだけオーバーハングになってるので、指が引っかかりやすいんですね。微妙なところですが、持った瞬間分かる改良点です。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/3 秒
絞り: 9.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
裏側の親指がかかる部分の形状も、より出っ張りが大きくなって指が安定するようになりました。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/3 秒
絞り: 9.0
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
というわけで、とりあえず購入したぞ、ご報告でした。実際に撮影に持ち出してみたら、その進化の程は想像以上だったんですが、それはまた次の記事でございます。
テーマ: ★カメラ&レンズ・機材 | ジャンル: 写真
そして、アウトドアというとさまざまなグッズがつきもの。なにせ行くのは人里離れた山の中です。普段享受している便利な生活から、わざわざ真逆なところへ入っていこうというわけですから、脆弱な都会人としてはなんとかいろんなモノの力を借りて、その負荷を軽くしようと思うわけです。
そんなわけで、まず小手始め的に山歩きをしてみて、あったらいいな〜と思ったのは「方位コンパス」「高度計」「天気予報マシーン(そんなものあるか!)」などの便利ガジェット。なにやら「必携の基本アイテム」から「空想マシン」までごっちゃになってますが、とにかく、ウエアやザックなどをひと通り揃えた後には、そんな「お助けアイテム」が欲しいなと思ったわけです。
そこでつらつらと調べてみますと、それらの願望をかなりの部分満たしてくれそうなアイテムを発見しました。それがコレです。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 497
露出: 1/32 秒
絞り: 2.5
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
カシオのリストウォッチ、プロトレックのPRW2500というモデルです。大砲を買ったときのヨドバシのポイントがまだ残っていたので、思いきって購入しちゃいました。
だいぶ大柄な腕時計ですが、コレ1台で、時計、高度計、気圧計、電子コンパス、月齢、潮汐計などの役目を果たしてしまうというたまらんグッズです(笑)。この小さなボディの中にそれだけの機能を詰め込んでしまうなんで、さすがカシオ。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 993
露出: 1/32 秒
絞り: 2.5
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
文字盤でいう1時から4時方向のサイドには、大きな3つのボタンが。「COMP」が方位磁石、「BARO」が気圧計、「ALTI」が高度計になります。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/9 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
メイン画面はこんなカンジです。上段左から、月齢、曜日、中段は気圧変化グラフ、年月。下段が時刻になっています。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/10 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
「COMP」ボタンをプッシュすると、通常の液晶画面の上にもうひとつレイヤーが重なる形で、東西南北が表示されます。3本のラインが北方向を表し、下段の数字は、時計の12時方向が北から何度ズレているかの角度を表しています。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/9 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
こちらは気圧計モード。ただいま1011ヘクトパスカルでございます。中段には温度も表示されます。ただしこの温度計は、腕に巻いた状態では体温の影響を受けてしまうので、しばらく外していないと正しく表示されないとのこと。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/7 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
高度計モード。ただいま標高15メートルということですね。
機種: GR DIGITAL 3
ISO: 1600
露出: 1/7 秒
絞り: 7.1
焦点距離: 6mm
フラッシュを使用: いいえ
時計の6時方向には、バックライトボタンと「ADJUST」ボタンがあり、「ADJUST」ボタンを普通に押すと潮汐計が表示されます。第2のメイン画面というような扱いでしょうか。波の最も高いところが点滅しているので、いまがほぼ満潮だということがわかります。
そのほか、アラーム、ストップウォッチ、タイマー、世界時計などなど、時計としての機能もしっかりとフォローしています。かなり万能な時計と言えるんじゃないでしょうか。
まあ、デザイン的な部分では「機能一辺倒」で色気には欠けますが、道具としてはそれもあり、でしょう。次回のトレッキングでは、これがどこまで役に立つのかしっかりと検証してやろうと思っております。
ひさしぶりだけど、やっぱりプラナー50mmと5D2の組み合わせはいいです。なんとも絵に味があるんですよねえ。
特に、こんな風に逆光ぎみにわんこを撮ったときに、毛並みがふわっと光をまとうように撮れるのがとてもいい。ハッキリ言ってマニュアルフォーカスで動物を撮るのはかなり厳しいんですが、キマったときは換え難い味があります。
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/320 秒
絞り: 2.2
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
おやつを投げてもらって、パクっとジャンプ。シャッターは一瞬遅れました(笑)。
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/320 秒
絞り: 2.2
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
ご機嫌な笑顔ですね。
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/500 秒
絞り: 2.2
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
七井橋を渡ったところの木陰で、いつもからくり人形の演奏を見せてくれる大道芸人さん。
今日はたまたまいいタイミングだったので、声をかけてポートレートを撮らせてもらいました。
お名前はグレゴーさんというそうで。なんとも味のある、いい風貌です。
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/60 秒
絞り: 4.5
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/60 秒
絞り: 4.5
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
グレゴーさんのご協力を得て、人形のポートレートも撮影です。
見慣れた井の頭公園に、ちょっとファンタジーな世界が。
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/13 秒
絞り: 9.0
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
公園から出たところで出会った、ミニチュアシュナウザーくんかな?
ご機嫌な笑顔をいただきました。
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/400 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
そんなわけで、久しぶりの公園スナップでございました。やっぱこういうのも楽しいねえ。
せっかくだから、ということで、友人と一緒に行ってみることにしました。ずいぶん久しぶりです。学生時代にはけっこうお世話になったもんですが。
友人は開店前にお店に着いていたんですが、その時点で長蛇の列だったのには驚きました。100人近くがお店の前に行列を作っていたんじゃないでしょうか。
昔ながらのいせやのお別れに向けて、これからしばらくはこんな風景が続くんでしょうね。慣れ親しんだ風景が変っていくのはさみしいもんです。
まあ、確かにいまのいせやはボロボロですけどね(笑)。ボロい味、ってものを愛でてしまうのも、人間の勝手な感傷なんでしょうね。
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/10 秒
絞り: 2.2
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/40 秒
絞り: 2.2
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/30 秒
絞り: 2.2
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/20 秒
絞り: 2.2
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/15 秒
絞り: 2.2
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
機種: Canon EOS 5D Mark II
ISO: 100
露出: 1/640 秒
絞り: 2.5
焦点距離: 50mm
フラッシュを使用: いいえ
Carl Zeiss PlanarT* 1.4/50 ZE
久しぶりのお気楽スナップ、ということで、これまた久しぶりに5D2を持ち出してみました。ここのところ大砲ばかりかついで撮影してるので、5D2+ツァイス50mmの軽快さは清々しいものがありました。マニュアルフォーカスもまた楽し、です。
ただし、早々にいせやでビールを飲んで酔っぱらってしまったためか、ISO設定を確認するのを忘れまして。ずっとISO100で固定になっていたので、どれも無意味にシャッタースピードが遅くなってます。おかげでいせやの店内写真はブレブレ失敗だらけになってしまいましたとさ(笑)。
現場にはベテランのバードウォッチャーらしきおじさんがふたり。ご挨拶して世間話をしていると、ふと耳をそばだてた方が「さっきからコゲラの声がするんですよね」と言い残して、森の中を探し始めました。
やがて「いました!巣穴がありますよ」との声に、一同色めき立ち、どこだどこだ、と探し始めること数分。森の木々の向こうにある特定の場所を伝達するのは思いの他大変なモンです。それぞれのカメラや双眼鏡を使ったり、あの二股になった木の向こうの……木肌がハゲてるところの……などと言葉で伝えてもらったりしても、なかなか見つかりません。
そして、ようやく俺にも見つけることができました。木々の葉っぱの向こう、ほんのわずかなすき間から見える木の幹に穴が開いているところを。そして、そこからひょっこり顔を出したのは、もうだいぶ大きくなったコゲラのヒナでした。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 3200
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + x2 Extender III
やがて親鳥がやってきました。くちばしにたくさんの虫をくわえてますね。ごはんの時間です。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 3200
露出: 1/200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + x2 Extender III
すぐにヒナが顔を出して、エサをもらいます。待ちきれない!
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 3200
露出: 1/160 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + x2 Extender III
あぐあぐ!
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 3200
露出: 1/200 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + x2 Extender III
これほど狭い場所、しかも手前に障害物がたくさんある状況だと、さすがにAFでの撮影はムリで、全てマニュアルフォーカスで撮影しました。そのため、夢中で連写してて気づかないうちにピンボケになってしまったものも多数(笑)。
でも、初めて野生の鳥の子育ての瞬間を撮影することができて、いままでにない満足感がありました。ちょっと今日は記念すべき日です。鳥にハマる人の気持がちょっとわかる気がした今日のワタクシでございました。
しかし、鳥さんの都合は鳥さんにしかわかりません。今日はなんとも苦戦続きの一日となったのでした。
まずは井の頭公園。最も南側にある「第二公園」のところにある「小鳥の森」にでかけました。
ここは先日、地元ボランティアの皆さんによる「井の頭かんさつ会」に参加した際に教えていただいたスポット。立ち入り禁止の原生林が残されていて、一種のバードサンクチュアリを形成しているところです。「井の頭かんさつ会」で歩いた時には、「サンコウチョウ」や「ツミ」の姿も確認できたものです。
が、しかし…今日はぜんぜんダメでした。ようやく見つけられたのが、たぶんシジュウカラでしょうか。遠くの民家のテレビアンテナの上にいるのが確認できただけでした。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/1600 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + x1.4Extender III
2時間ほど粘ってみましたが、まったくダメなので諦めて今度は善福寺公園へ。せめてオナガの姿くらいは観たいと思ったんですが……いつものカルガモが元気よく飛び回っていたくらいでした。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 500
露出: 1/320 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + x2.0Extender III
こりゃダメだ、どうしよう……と悩みましたが、ここで引き下がってはいられません。そこで、ちょっと前に、カワセミが観られるスポットとして情報を得ていた、野川公園に初めて行ってみることにしました。
途中三鷹のコメダ珈琲店に寄って遅い朝食を取り、そのまま車で野川公園へ。
野川公園で最も権勢を誇っているのは、やはりムクドリでした(笑)。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 320
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + x2.0Extender III
初めて行く野川公園は、想像したよりずっと広い公園でした。しかもしっかりと刈られた芝が広々としていて、適度に整備された林も気持ちよく木陰を作っています。井の頭公園、小金井公園などと比べてみても、ダントツにキレイな公園でした。
野川公園というくらいですから、「野川」がまん中を流れています。意図的に保護された、自然のままの川というカンジです。当然、護岸工事のたぐいは一切ありません。でもよく見るときめ細かくひとの手が入ってるんですね。
懐かしい、いまではめったに見られない自然な川というカンジです。
カラスさえ、ここではどこかのどかにみえます。
「おらよっ!」と切り株から飛び降りてみたりして。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 160
露出: 1/250 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM + x2.0Extender III
カルガモはここでも元気よく飛び回っていました。特に若い3羽がじゃれあうように川の上流へ下流へ飛び回っていたので、ここは一発手持ちで気合いを入れて、飛行シーンを狙ってみました。
何とか成功したのがコレくらいです。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/1250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
手持ちで400mmの大砲を振り回していると、気分は素手でガトリング砲を撃ちまくるターミネーターのようです(笑)。
重くてずっと構えてはいられないので、一瞬の勝負ですが……。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 160
露出: 1/250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
期待したカワセミには会えず、見慣れたムクドリとカルガモばかりでちょっとがっかりでしたが、帰り際に至近距離からヒヨドリを撮ることができました。まあ、ヒヨドリもよく出会う鳥ではあるんですが、かなり近くて鮮明な写真が撮れたので満足です。
ちなみにこれも手持ちです。いかにISが強力かわかりますね(笑)。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 160
露出: 1/320 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/640 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
そんなわけで、夜明けから昼過ぎまでいろんな場所で粘って鳥撮りをしてみましたが、鳥の種類という観点からはそれほどの収穫はなかった日でした。でも、野川公園は今後ちょっと通ってみたいスポットです。
そういう場所が見つかっただけでも、今日はよしとします。ああ疲れた(笑)。
どうせ撮るなら本格的に、というわけで、大学サッカーの公式戦を撮影してまいりました。東京都大学リーグの一橋大学対東京経済大の試合です。
行われたのは小平にある一橋大学国際キャンパスの中だったのですが、意外なことにこれが土のグラウンドでした。専用スタジアムではなく普通に練習場のようなところでの試合だったので、俺はゴール裏の金網の後から撮影ということになりました。まあ、近くてよかったんですけど、土ぼこりがすごかった~(笑)
撮影は全て1D4、400mmF2.8にて。テレコンは使用せず、全て絞り優先AEで絞りは開放のまま撮影しました。
もちろん一脚は必須、です。装備だけならまんまスポーツカメラマンですね(笑)。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/1250 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/800 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 100
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
EF400mmF2.8L IS II USM
ゴール裏からAPS-Hの1D4で狙うと、なるほど400mmはちょうどいいくらいです。中盤あたりでボールを奪い合うところがちょうどいい画角でおさまります。自分側のゴール前まで来るとちょっとアップ過ぎるので、300mmもしくはフルサイズを使ってもいいかもしれません。
300-600mmで明るいスーパーでハイパーなズームレンズができれば全域を納められてちょうどいいんですが、そんなものサイズも値段も化け物並になりそうですね(笑)。
テーマ: ★カメラ&レンズ・機材 | ジャンル: 写真
まずはたくさんいるオナガガモ。こいつは水辺にずっと佇んでいました。このへんに巣を作りたいのかな?
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 1250
露出: 1/1000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
やっぱり犬は撮っちゃいます。
お散歩中のジャックラッセルテリアくん。いい笑顔です。
しかし大砲だと距離を置かなきゃいけないので撮りにくい(笑)。声をかけるとどうしてもこっちに来ようとするんですよね。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 3200
露出: 1/1000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
大きなアオサギがクイの上に止まってくれました。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 1000
露出: 1/1000 秒
絞り: 4.0
焦点距離: 560mm
フラッシュを使用: いいえ
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 640
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
水の中に、獲物を探してる目ですね。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 500
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
怒ってるんじゃありません。あくびしてるんです(笑)。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 640
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
ところで、帰り際に葦の茂みの中にいるアオサギが、何か長い獲物を捕まえてるのを目撃しました。
これは、ヘビ?もしかしてウナギ!?
何度もついばんでは下に叩きつけていましたが、こんな大きなヘビを食べることなんてあるんですかね?
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 2000
露出: 1/1600 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
引き続き鳥撮り修業です。ヨンニッパと1D4、1.4xと2.0xのテレコンに、キングコブラを乗せたジッツォがお供です。
その気になって探してみると、善福寺公園にも野鳥はたくさんいるもんですね。池のほとりの桜の木の上に、ムクドリがいてエサを探していました。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 1600
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
キョロキョロしてますね。今夜の夕飯でしょうか。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 1250
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 1250
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
ちょっと離れたところに、オナガのカップルがいました。仲むつまじくて可愛いもんです。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 640
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
ちょっと手前の葉っぱがジャマで分かりにくいですが、どうやらエサを口移しであげてるようです。もしかしたら、エサで気を引いてこれからつがいになるのかもしれません。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 640
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
左のオナガが何か虫をくわえてますね。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 640
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
そんな2羽の隣には、こんなサダクロウくんが(古いなあ)。ぽよぽよに逆立った頭が可愛い。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
まん中のオナガが、無事エサをもらったみたいです。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
「ほら、見て、もらったのよ」
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 800
露出: 1/1000 秒
絞り: 2.8
焦点距離: 400mm
フラッシュを使用: いいえ
偶然でしたが、いい瞬間を捉える事ができました。普段何気なく通り過ぎている頭の上で、こんな鳥たちの営みがあるんですよねえ。
なんでもいいから野鳥を撮ろう、ということだったんですが、結果的に撮れたのは全てムクドリ、ということになりまして(笑)。
でも、モデルになってくれたムクドリくんに感謝。
写真は全て1D4にEF400mmF2.8L IS II USMで、2倍エクステンダーを付けてます。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 2500
露出: 1/800 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 1600
露出: 1/800 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 2500
露出: 1/800 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
アオムシをくわえてますね。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 3200
露出: 1/800 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
ちょっと気取って歩いてるカンジ。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 1250
露出: 1/800 秒
絞り: 5.6
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 1250
露出: 1/800 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
地上を走るスピードもなかなか速いんです。両足が宙に浮いてますよね。
機種: Canon EOS-1D Mark IV
ISO: 3200
露出: 1/800 秒
絞り: 6.3
焦点距離: 800mm
フラッシュを使用: いいえ
400mmの大砲を三脚とキングコブラに乗っけて、たいそう大仰なことになってまして、通行人の注目を集めてしまいましたが(笑)、やっぱりこの組み合わせだからこそ撮れた写真だよなあ、と思います。
ますます野鳥写真の意欲がわいてきた、GWでございました。