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NHK総合・NHK BS・ﾌﾟﾚﾐｱﾑ4K／連続テレビ小説『おむすび』
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第56回／第12週『働くって何なん？』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

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結（橋本環奈）は、翔也（佐野勇斗）が野球部に所属している電器会社の社員食堂に勤めることになり初出勤する。しかし、食堂のリーダーである立川（三宅弘城）は、栄養士なんか要らないと言って、結をまったく相手にしようとしない。一方、翔也のいる野球部には、強力な新人スラッガーが入って来て緊張感が漂ってくる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

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原作：なし
脚本：根本ノンジ（過去作/正直不動産ｼﾘｰｽﾞ,相棒ｼﾘｰｽﾞ,ﾌﾙｰﾂ宅配便,ﾊｺﾂﾞﾒ）
演出：野田雄介（過去作/ｽｶｰﾚｯﾄ,ﾏｯｻﾝ,六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,舞いあがれ!） 第1,3,7週
　　　小野見知（過去作/ﾏﾁ工場のｵﾝﾅ,ﾄｸｻﾂｶﾞｶﾞｶﾞ,転･ｺｳ･生） 第4,6,10週
　　　松木健祐（過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!） 第2,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,ごちそうさん,おちょやん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ） 第8,12週
　　　大野陽平（過去作/｢ちむどんどん｣第9週のみ,｢舞いあがれ!｣第25週のみ） 第9,11週
　　　工藤隆史（過去作/｢舞いあがれ!｣第20週のみ）
　　　原田氷詩（過去作/｢おちょやん｣ 第17週のみ,｢舞いあがれ!｣第16週のみ）
音楽：堤博明（隣の家族は青く見える,ﾍﾞﾋﾞｰｼｯﾀｰ･ｷﾞﾝ!）
主題歌：B'z「イルミネーション」
語り(本編)：リリー・フランキー（過去作/｢なつぞら｣本編語り）
語り(土曜日版)：高瀬耕造ｱﾅｳﾝｻｰ（過去作/｢ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ｣本編語り）
副音声解説：山崎健太郎（過去作/舞いあがれ!,らんまん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ,虎に翼）
制作統括：宇佐川隆史宇（過去作/岸辺露伴は動かないｼﾘｰｽﾞ,正直不動産ｼﾘｰｽﾞ）
　　　真鍋斎（過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男）
※敬称略
※他のスタッフ表は、当記事の最下部へ移動

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そもそも、今週の展開が、完全におかしい！

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満（投稿時）になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

ということで、「一つだけお願いがあります。私と当ブログも感想は嫌いでも、朝ドラ『おむすび』のことは “まだ” 嫌いにならないでください」と本日も叫びます！
※しばらくテンプレです…

冒頭から意味不明…　である。

主人公・結（橋本環奈）が、恋人の翔也（佐野勇斗）が野球部に所属している電器会社「星河電器」の社員食堂に勤めることになって、初出勤の食堂の顔見せの場面だ。

冒頭から、いかにも、稚拙な…「騒動至上主義」改め、《トラブル依存症候群》　のドラマがやりそうな、食堂のリーダーである立川（三宅弘城）が「うちに栄養士なんか要ら」の一言でスタートだ（失笑）

もう、月曜日から、朝から、冒頭から、怒鳴り声で始まる朝ドラ、正直うんざり…　でもある。

これだけでもうんざりなのに、総務部長・谷岡雅史（浅雛拓）が結を懲戒するくだりが、ポッカ～ンだ。

谷岡「米田さんには
　社食の献立の作成と施設の衛生管理
　それと食材の発注と管理なんかをやってもらう」

もちろん、谷岡は “ゆくゆくは” のつもりで言ったと解釈しているが。

その後は、繰り返すが、幼稚な　《トラブル依存症候群》　のドラマがやりそうな “あたふたしつつも、頑張るヒロイン様” が延々と続く。

語り「結局　栄養士らしい仕事は
　何もできないまま
　ランチタイムが過ぎていきました」

これも以前に書いたが、リリー・フランキーさんが悪いわけでないが、この冷静沈着な語りを聞くと、さらに腹が立つ（笑）

そもそも、今週の展開が、前回とのつながりを含めて、完全におかしいのだ。

だって、結が何の資格を持っていたとしても、新人なのだから、谷岡部長が言っていたような、献立の作成、（皿洗いは微妙だが）仕込みや調理、客の受注だって、簡単にできることではないのでは？

その上、食材の管理や、発注なんて、遠い先のお話では？

「今回を描く前に、描くべきだったこと」とは？

なぜ、この展開を意味不明だと感じるのか？

それは、今回を描く前に、描くべきことが描かれていないから、不自然のテンコ盛りにしか見えないからだ。

まず、「今回を描く前に、描くべきだったこと」の大きな軸の一つが。

なぜ、未熟者だとしても栄養士の結を雇ったのか？

先週で、翔也のコネ入社ではなく、元エース澤田（関口メンディー）の口利きで採用されたことは描かれたが。

肝心な、「星河電器」が野球部（他にもスポーツ部がありかもしれませんが）向けの社食の献立に対して、どのように向き合って改善しようとしているのか？　が全く描かれていない。

大前提である、結が「星河電器」の社食で働く映像的な意味合い、必然性がほぼないのだ。

社食を"人手不足の状況"にするだけで納得できたのに…

さらに必然性の無さを上書きしている「今回を描く前に、描くべきだったこと」は。

少なくとも、偶然でもいいから、澤田の口利きとほぼ同時に、社食従業員が辞めるなどの「人員不足の状況」だ。

これがないから、ただのベテラン社員の新人イジメにしか見えないのだ。

先週末でも、今週の冒頭でもいいから、語りで「年度末に一人欠員が出て、食堂は猫の手も借りたい状況です」と加えるだけで良かったのだ。

できれば、面接試験の場面で「人手がいないので調理もできますか？」に対して「うち、炊き出しばやってことがあるけん、大人数ん調理も得意ばい」と偉そうに言わせるくらいでちょうど良いのだ。

結がいる意味が出るだけでなく、社食の結への期待感も高まるし、結にあれこれ指示が飛び交うのも “人手不足で忙しいから” に見えたのだ。

なのに、誰が見ても現従業員でちゃんと切り盛りできているところへ、ずぶの素人を投入したら、やることどころか、居場所すらないのは当然では？

だ、か、ら、今週も、脚本家も演出家も制作統括も　＜ムスビンに愛はあるんか？＞　と書かざるを得ないのだ。

「10年勤めていたパートさんが辞めててんてこ舞いの厨房で…」だけで、良かったと思う。

下準備を怠るから、立川にケンカを売っているように見える

この「人員不足の状況」をやっておくことで、今作が完全に忘れていることを盛り込むことができたのだ。

それは、何を隠そう “米田家の呪い＝困っている人を放っておけない” だ。

結が立川（三宅弘城）に冷遇されても、“困っている人を放っておけない” から頑張れる！　になったのだ。

そうすれば、11分ごろの、女性従業員に社食のメニューについて聞くくだりだって。

残された唐揚げを見て、女性従業員の大久保育代（なるみ）と田中茜（前野えま）を “米田家の呪い＝困っている人を放っておけない” で、思い切って聞いてみた！　になったのだ。

その下準備をやらないから、立川に「栄養士ってすごかとばい！」「女性ん目線になれ！」とケンカを売っている、鼻を明かしてやろうのように見えるのだ。

あとがき

今回で、「ああ、今週も終わったなぁ」と思ったのが、終盤での愛子（麻生久美子）のひと言。

愛子「いや　早くない。もう一週間でしょ。
　栄養士として就職したんだから当然だよ」

さすがに、これまでの愛子とも整合性が取れていないだけなく、これを言う母親って？

う～～ん、言葉が出ません。

みっきーの“栄養”チャージ中！（第6回）

きのう、妻の実家に行き、義母と義父のお見舞いに行った帰り道で。

夕方5時過ぎに、今年最後の満月「コールドムーン（寒月）」を妻と三人で見ることができました。

コールドムーンは、「家族」「家庭」「家」「慈愛」「無償の愛」などをお祈りするのに適した満月。

来年のコールドムーンも、三人で見られるといいな。

※文中の博多弁風の創作セリフは、下記のサイトを利用しています。
博多弁に変換 | 恋する方言変換 | BEPPERちゃんねる 

『おむすび』を召し上がった後の　≪お口直し≫　に下記の感想をおすすめ！
朝ドラ「カーネーション」全151回分の感想リンク 
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」全112回分の感想リンク 

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

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★本家の記事のURL →  https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19349/