先般のサミットで、日本国首相の安倍晋三が「世界経済はリーマン・ショック前に似ている」と発言して失笑を買ったが、皮肉にも世界各国の株価の下落はリーマン・ショック並みだった。
もちろん、2008年のリーマン・ショックは、その前年から不動産バブルの崩壊に端を発したサブプライムローン問題が大きな金融危機につながるのではないかとずっと警戒されていた。つまりリーマン・ショックとは、リスクが徐々に高まった末に、一部の論者からはっきり懸念が表明されていた危機に到ったものであって、十分予測されていたといえる。なお、当時は麻生政権時代だったが、日本の政財界は「そんな事態には至らない」とずっと言い張っていて、予測を大きく外したのだった。
イギリス、特にイングランドの内向指向が突沸したとでもいうべき今回のイギリスのEU離脱決定とはリーマン・ショックとは経緯も理由も全然違う。だからサミットでの安倍晋三の発言がイギリスのEU離脱決定によって正当化される理屈など全く成り立たない。
ただ、イギリスのEU離脱も、一昨年にスコットランド独立の住民投票で否決された頃から可能性として取り沙汰されていたものではあった。欧州各国で内向き指向が強まる中、スコットランドには「イギリスからは独立したいがEUにはとどまりたい」と考える人たちが少なからずいて、仮にイギリスがEUを離脱すると決まったら、スコットランドで再度独立運動が起き、その時には独立派がEU加盟を求め、これを争点にして残留派と戦うことになるだろうと指摘する向きがあったことを私は覚えている。
日中及び日韓関係やインドとパキスタンの関係、あるいはかつての仏独関係など、隣国をもっとも敵視するのは洋の東西を問わず「国民」の性というものらしい。そして、隣人への反感と、より大きな共同体への依存とは裏腹の関係にある。だから、独立派が住民投票にこぎ着け、EU加盟を争点として住民投票を再び行った場合、今度は独立が選択される可能性が極めて高いと思う。そうなると、イングランドとスコットランドの緊張が高まることは目に見えている。たとえばスコットランドは当然ながら自国の「非核化」を求め、核施設はイングランドが引き取れと強くイングランドに要求するだろう。今後起きることが予想されるそうした事どもを考えると、今回のイギリス国民が賢明な判断をしたとは私には全く思われない。
しかし、EUにも大きな問題があることもまた事実だ。事実上ドイツが牛耳り、フランスがそれに付き従っているEUは、加盟国に緊縮財政を強要しては加盟国の経済を悪化させ、加盟国内の格差を拡大させている。それが今回のイギリスのEU離脱決定につながったことは明らかだろう。
問題は特にドイツにあり、ことに保守政治家アンゲラ・メルケルの経済極右ぶりはまっとうなリベラルであれば批判して当然ではないかと思う。
しかし、ガラパゴス化した日本の「リベラル」の一部には、たとえば上述のサミットでの安倍晋三を批判する際にも、メルケルのコメントを引き合いに出す者がいた。私はそういう記事を見るたび、ああ、また「リベラル」が安倍政権の経済政策を経済軸上の「右」側から批判してるんだな、そんなこといつまでやってんだ、これじゃ当分自民党(安倍晋三)に勝てないよなあ、などとと思っていた。
もちろんメルケル(ドイツ)だけではなく、今回の国民投票の結果に大きく「貢献」したとされるイングランドの白人労働者もまた浅はかであって、彼らも批判されなければならない。彼らは、一方で「搾取される側」の人々かもしれないが、移民を「差別し、抑圧する側」の人々という側面もある。彼らの言いたいのは「(強い)イギリスを取り戻す」ということであって、これは安倍晋三の「日本をトリモロス」と響き合う目標であることはいうまでもない。
今回の株価暴落で、一昨年の10月(衆院選の2か月前!)に年金運用先に占める株式の比率が大幅に引き上げられた年金がまたしても大きなダメージを蒙った。安倍晋三は世界経済を「リーマン・ショック前」だと言いながら、年金運用先に占める株式の比率はそのままだったのである。政権批判側にはこの点を突いて安倍政権の批判を行う向きもあるし、それは当然の批判であるとも思う。
しかし、この批判が功を奏する可能性は低いように思う。「経済が危なくなると自民党」という、実際には根拠の全くない思考(というより、何が起きても自民党にすがりつくというべきかもしれないが)は、すっかり惰性として定着した感がある。2013年の特定秘密保護法案や昨年の安保法案の審議中には、いっとき安倍内閣の支持率が下がっても、何ヶ月か経つとすぐに元に戻ってしまうパターンが続いている。しかも、「イギリスを取り戻す」今回の選択自体は安倍政権支持者の思考と親和性が強い。
結局、イギリスのEU離脱決定が与える日本の参院選への影響は、本来は許してはならないことであるにもかかわらず3年以上もずっと続いている安倍晋三の独裁をさらに強める方向に作用するのではないかと強く懸念する今日この頃なのである。
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イギリスのEU離脱の件を日本政治の現状に照らし合わせてみると、二重に絡んでてその何れも暗澹とさせられるものがあるんですよね。
Twitterでは内藤正典が「閉塞的状況を打開できるのではないかという期待。(残留や護憲の)保守性を破るという“溜飲を下げたい”感情」という点で「参院選で安倍自民に投票する人は、英国のEU離脱に投票する人と心情的類似性がある」と指摘 https://twitter.com/masanorinaito/status/746167386512842752 していたんですけど、自分には、寧ろこれって“おおさか維新”辺りに票を投じる側の性向に似ているんじゃないか?とさえ思うんですよ。閉塞的状況を打開できるのではないかという期待・(リベラルや官僚機構の)保守性を破るという“溜飲を下げたい”感情という点でも似てますし、何より今回のEU離脱の背景にはEUの官僚機構による個々の国々への政策の介入・ことEUやECB(欧州中央銀行)による緊縮策によって一般市民の生活が痛めつけられているって切実な問題があった訳ですから、ある意味官僚機構への感情的な反発で傍聴した“維新”とクリソツなんです。
もっとも残留派の中には労働党の中でも左派的だったコービン党首や数日前に射殺されたコックス下院議員など「EUを離脱しないで、EUそのものを(一般市民の生活が成り立つ様に)変えていこう」(スペインの「ポデモス」もその様なスタンスですね)って立場があり、そもそもイギリスの苦境はEUのみならず保守党政権下での政策にも原因がある訳なんですけど、離脱派のともすればネトウヨ並みの反知性主義的な煽りを前にしては無力だった訳ですから、何とも暗澹とさせられてしまいますよね。
2016.06.27 10:04 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]
私の大嫌いな小林こうき、安倍
、小沢を批判するこちらのブログのファンです
小林は杉本彩に公共の場でセクハラをしてたのを週刊誌にすっぱぬかれたゲス男最低だし大嫌いです
この間天木直人のブログに相変わらず安倍が対米追従だと批判してたので、対米追従は今に始まった事じゃない小沢も対米追従じゃん
日米構造協議での小沢のアメポチはスルーかよと
小沢信者も天木同様
小沢も世襲なのに、なぜ安倍自民党ばかり世襲と叩くのか
安倍の大学叩く割には中卒の山本太郎を総理に担ぎ上げようとするのか
両方叩くkojitakennブログみたいな公平なブログ
が少ない
2016.06.27 13:38 URL | ななし #- [ 編集 ]
>今回の国民投票の結果に大きく「貢献」したとされるイングランドの白人労働者もまた浅はかであって、彼らも批判されなければならない。彼らは、一方で「搾取される側」の人々かもしれないが、移民を「差別し、抑圧する側」の人々という側面もある。
私はこの考え方には反対です。
考えるべきは「なぜ白人労働者達が移民を差別し、抑圧するようになったか」ではないでしょうか。
これは移民を安い労働力と考え、賃金の抑制を狙う企業やメルケルら新自由主義者の罪もさることながら、欧州の『リベラル』にも大きな責任があります。
大量の移民受け入れによって白人労働者層が低賃金競争を強いられることは明らかなのに、リベラルはそれに対して有効な手立てを打ってきませんでした。
彼ら白人労働者層を差別主義者へと追い立てたのは、新自由主義者と、事実上彼らに加担してきた『リベラル』です。
その視点を持たず、ただ白人労働者を「差別主義者」だと非難しても何の意味もないでしょう。
労働党のコービンが今回、残留に向けて積極的に動かなかったのも、根本的なEUの病魔を理解しているからこそだと思います。
2016.06.27 17:29 URL | ピース #- [ 編集 ]
ドイツ,この退屈なるもの!
メシはまずい。ブス・デブばっかり。ろくに娯楽がない。融通がきかない。
それでも最後に勝つのはドイツ。全く気に食わないが,否定のしようのない現実。
政治。日,米,英,仏などのように,極右やポピュリズムが表舞台に出る余地は全くなし。
ナチス時代の教訓で,国民投票・住民投票は排除しているから,「大阪都」や“Brexit”のような騒動は起こりようがない。
あの悪名高き言論弾圧の「戦う民主主義」,気が付けばグローバルスタンダードに。
ヘイトスピーチは「言論の自由市場」に委ねて自然淘汰を待てばよい,などと暢気に構えていた「リベラル」達はいまいずこ,とうとう日本も対策法の制定に追い込まれ,いまや明文の規制法を持たないのは米国のみに。それも落城寸前。
経済。日,米,英,南欧諸国の「キリギリス」兄弟がバブルの宴に踊った挙句の後遺症に苦しむのを尻目に,堅実な経済運営に徹し続けた「アリ」。
レーガン政権時代の米国から「貿易黒字を減らせ」と執拗に要求されたのは,日本もドイツ(当時は西独)も同じだったが,その後の展開は大違い。
日本は「前川リポート」を掲げ,「日米構造協議」「年次改革要望書」に従い,米国のいいなりに巨額の公共投資,金融自由化,市場開放,大店法廃止に踏み切った挙句,バブル狂乱とその崩壊で奈落の底,郊外ロードサイド乱開発とシャッター商店街量産で地域経済は見る影もなくボロボロに。
片やドイツ。無茶な「内需拡大」を断固拒絶し,ブラックマンデーの後も米国の意向に逆らって金融引き締めを断行(日本は超金融緩和の続行でバブルの火に油を注ぐ破目に),金融規制も大型店舗規制も基本的に維持。確かに東西ドイツ統一の財政負担では苦しみ,ITバブルには小踊りしてずっこけ,南欧諸国のバブル景気の折には「欧州の病人」と揶揄され,リーマンショック直後には輸出激減に見舞われもしたが,今や盤石の一人勝ち。華はないが,大コケもしない。
文化。サッカーは長期間の低迷が嘘のように,地道な改革と育成の成果で,W杯優勝まで成し遂げた。まさに「2010年代はドイツの時代」,ここに極まれり。
これでもドイツを非難できますか?
メルケルを「頑固ババア」「女ヒトラー」と罵倒するのはたやすいが,これだけの成功経験に裏打ちされているからこそ,あそこまで頑迷に信念を貫き通せるのだということを忘れてはいけない。「財政出動」「内需拡大」を頑なに拒絶するのも,かつて日本が「前川リポート」で奈落の底に転落した経緯を熟知し,他山の石と見做しているからに他ならない。
ドイツの堅い財布の紐を緩めさせたいのなら,まずは日本人自身が,かつての日米貿易摩擦とバブル経済の歴史を虚心坦懐に振り返り,確かな教訓を学習するのが先ではないか。「デフレ不況は日銀の陰謀」なる見当違い,荒唐無稽のヨタ話を妄信しているようではお話にならない。
2016.06.28 01:25 URL | 品川に今住む住まい庭が無し #- [ 編集 ]
イングランドの投票行動を見ると、顕著な傾向がある。ロンドン(70%以上が残留)を始め、多くの大都市(リバプール、ブリストル、マンチェスターなど)も残留である。それらの都市は人種の融合が進んでいる都市である。ロンドンに至っては南アジア系イギリス人が市長である。イングランドの大都市では少数派移民の人々による暴動がかつて頻繁に起きていた。そうした苦い歴史の中から、ロンドンのようにアングロサクソン人でない人が市長になった。サンダーランドは日産が進出した都市であり、普通に考えれば、残留ではないかと思うが、圧倒的に離脱である。他にも日本人サッカー選手のいるかつての港湾都市でフォードが進出しているサザンプトンも離脱が過半数を大きく上回った。
私なりの解釈では、サンダーランドやサザンプトンの結果は、労働者が移民による失業を心配したからではないか。だが、外国資本によって復活した都市であることを市民は意識していたかといえば、そうではないように思われる。外国資本が撤退したら、どうなるかと考えたとは思われない。以下の記事にアクセスすると、地域別の投票傾向を見ることができます。
http://www.liverpoolecho.co.uk/news/liverpool-news/eu-referendum-results-how-area-11518836
「xenophobia」という言葉がある。意味は「外国人嫌い」。この難しい単語はイギリスでは広く使われる言葉です。
保守党も内部はごたごただが、労働党も深刻です。コービンが閣内クーデターを起こそうとした有力閣僚を解任、それに呼応するようにすでに影の内閣の半分は辞任を表明、コービンは窮地に立っています。もしかすると、キャメロンよりも早くコービンが影の内閣の首相を追われるかもしれません。コービンは失敗したのです。彼自身は残留に賛成ですが、「洞ヶ峠を決め込む」といえば、言い過ぎかもしれませんが、彼の姿勢が残留敗因の一つでもあると思います。この危機をコービンが乗り切れたら、次の首相でしょうが。
さらに、ガーディアン紙には、次のような記事があります。
http://www.theguardian.com/politics/2016/jun/27/eu-referendum-kelvin-mackenzie-brexit-buyers-remorse
「leave」に投票したことに後悔している人たちに関する記事です。この記事からわかることは「emotion」が冷静な判断を狂わせたということです。直接選挙、国民投票を称賛する傾向が日本にも見られるが、国粋主義者に操られる恐れが大であることを日本人は肝に銘じるべきである。離脱派の推進役である保守党のボリス・ジョンソンはEUに払っていた予算をNHS(国民健康保険制度)に充てるとか言っていたが、どうも口だけであったようで、なかったようにしようとしている。「トーリーグラフ」と揶揄される「Daily Telegraph」で、大金をもらって好き勝手にコラムを書いているこの男の口車に乗せられて投票した保守系の人々は大勢いるでしょう。もう手遅れかもしれないが、産経や読売、橋下や安倍の口車に乗せられないようと願うばかりである。
ボリス・ジョンソンについては、こんな記事もある。
http://www.theguardian.com/politics/2016/jun/27/brussels-rejects-boris-johnson-pipe-dream-over-single-market-access
2016.06.28 06:59 URL | 負け組の矜持 #- [ 編集 ]
昨日のコメントに続きますけど今回のEU離脱の発想って、「グローバリズムに対抗する国民国家の再興」という俗流の反グローバリズム・ともすれば“ソフトな極右”の発想そのものだったりするんですよね。フランスの国民戦線にイタリアの五つ星運動・「ドイツのための選択肢」が、今回のEU離脱決定に歓迎のメッセージを送っているのは象徴的ですし(直上のコメント主はドイツでさえ“Brexit”のような騒動があるのを知らないそうですがw)。
で、これって決して対岸の火事とも言えないハナシでもあります。ここでもはてな日記でも何度か遡上にあげた内田樹はTwitterでこう言ってますから。
https://twitter.com/levinassien/status/746140359760056320
「“ヨーロッパ合衆国”の構想は20世紀はじめにオルテガ・イ・ガセットの『大衆の叛逆』で言及されています。ヨーロッパの“文芸共和国”の流れを汲む“国民国家の枠組みを超える貴族たちのネットワーク”がEUのアイディアの源だと思います。だから“国民国家と大衆”とは最初から相性が悪いんです」
https://twitter.com/levinassien/status/746177580261220353
「英国のEU離脱派の動きを見ていると、内藤(正典)先生のご指摘の通り、プロレタリア自身が階級の流動性を否定して、“プロレタリアであることに居着く”という選択をしているように見えます。“居着き”の理由は「未来の未知性に対する恐怖」です。それだけ“未来の見通しの悪さ”が激化している」
https://twitter.com/levinassien/status/746143367633899520
「英国のEU離脱の動きは、フランスの国民戦線、ドナルド・トランプ、安部政権へのドメスティックな支持の高さと共通する現象に思えます。“ナショナリズムの時代”がまた来るのか、ナショナリズムのこの痙攣的な末期症状を経由して、新しい政治思想や体制が出現するのか。どちらでしょう」
一見、「“ナショナリズムの時代”がまた来るのか」と“右傾化”を憂慮するかの様なことを言いつつ、結局“身贔屓”の出来ない「国民国家」以外しかないんだ・階級や社会を流動化させて“未来の見通しの悪さ”を激しくしても益はないのだから固定的な階級制が好いんだ・・・・・と右派の物言いそのものなんですよ。少なくともEU離脱を称えた層でも同じことを言うでしょうし、下手すれば“ネトウヨ”の少なからざる部分も内田の物言いに賛同しちゃうんじゃないですかね。況や、日本の“保守”の多数派にしてさえどう思うかは察するに余りあるかと思います。世界的に“奴隷労働”と非難されている技能研修生制度に農業や中小企業が多くを依り、難民受け入れもけた違いに少なくヘイトスピーチ法制が(それも刑罰無し!)でやっとできたのがこの国だったりしますから。
2016.06.28 10:02 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]
あと、品川~氏(先のコメントでドイツに「“Brexit”のような騒動は起こりようがない」と言ってた御仁)のコメントについて。
>>政治。日,米,英,仏などのように,極右やポピュリズムが表舞台に出る余地は全くなし。
>>ナチス時代の教訓で,国民投票・住民投票は排除しているから,「大阪都」や“Brexit”のような騒動は起こりようがない。
あの悪名高き言論弾圧の「戦う民主主義」,気が付けばグローバルスタンダードに。
>>ヘイトスピーチは「言論の自由市場」に委ねて自然淘汰を待てばよい,などと暢気に構えていた「リベラル」達はいまいずこ,とうとう日本も対策法の制定に追い込まれ,いまや明文の規制法を持たないのは米国のみに。それも落城寸前。
脱原発を決めた際には異例ともいえる国民投票を行ったし、先のコメントでも述べた様に「ドイツのための選択肢」という“Brexit”同様の公約を掲げる政党が支持を伸ばしていたりしているのが現実なんだが。反移民・“xenophobia”の風潮も(仏やほかの欧州諸国同様に)高まっていたりしてるし、難民収容施設が襲われているんだけどね。
>>経済。日,米,英,南欧諸国の「キリギリス」兄弟がバブルの宴に踊った挙句の後遺症に苦しむのを尻目に,堅実な経済運営に徹し続けた「アリ」。
>>レーガン政権時代の米国から「貿易黒字を減らせ」と執拗に要求されたのは,日本もドイツ(当時は西独)も同じだったが,その後の展開は大違い。
>>片やドイツ。無茶な「内需拡大」を断固拒絶し,ブラックマンデーの後も米国の意向に逆らって金融引き締めを断行(日本は超金融緩和の続行でバブルの火に油を注ぐ破目に),金融規制も大型店舗規制も基本的に維持。確かに東西ドイツ統一の財政負担では苦しみ,ITバブルには小踊りしてずっこけ,南欧諸国のバブル景気の折には「欧州の病人」と揶揄され,リーマンショック直後には輸出激減に見舞われもしたが,今や盤石の一人勝ち。華はないが,大コケもしない。
エマニュエル=トッドが指摘 http://amzn.to/296pZT4 しているけど、ユーロ導入によってドイツは(新たにEU・ユーロ圏入りした)東欧諸国の安い労働力と市場を手に入れることができ、本来ならば欧州諸国同士の経済的互助圏の要素が強かったEUを「ドイツ一人勝ち」にしてしまったんだよね。おまけにドイツのみならずEU全体にまで強行した緊縮政策が(ことリーマン=ショック以降に)一般市民層を直撃してしまい、社会党政権でも福祉への支出が思うに任せぬ事態にまで追い込まれた(“アデュー!オランド!!”とトッドが言ったくらいだし)訳なんだが。
その結果、フランスやベネルクス諸国からは停滞だけを押し付けられ“Brexit”同様の不満が噴出さえしてるし、南欧や東欧からは逆にEUの緊縮政策で一般市民だけが苦しんでいる・得しているのはドイツの金融業ばかりだって非難が出る始末。一方のドイツでさえ前述した様にこんな“キリギリス”の面倒は見ることはないとばかりに「ドイツのための選択肢」の伸長を招いているし、EUの緊縮政策を改めようと「人民の量的緩和」を求めるコンファレンスで『円の支配者』 http://amzn.to/290DrtI で一世を風靡した(?)リチャード=ヴェルナーが呼ばれたりしている http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__160610.html のが現実。
>>メルケルを「頑固ババア」「女ヒトラー」と罵倒するのはたやすいが,これだけの成功経験に裏打ちされているからこそ,あそこまで頑迷に信念を貫き通せるのだということを忘れてはいけない。「財政出動」「内需拡大」を頑なに拒絶するのも,かつて日本が「前川リポート」で奈落の底に転落した経緯を熟知し,他山の石と見做しているからに他ならない。
>>ドイツの堅い財布の紐を緩めさせたいのなら,まずは日本人自身が,かつての日米貿易摩擦とバブル経済の歴史を虚心坦懐に振り返り,確かな教訓を学習するのが先ではないか。「デフレ不況は日銀の陰謀」なる見当違い,荒唐無稽のヨタ話を妄信しているようではお話にならない。
「これだけの成功体験」の被害を被っているのが一般市民層で益を得ているのが富裕層や大企業だったりするのだから、EU全体で不満が噴出し自壊しかねない事態にまでなっているってことくらいは理解すべきでは。でなければ、一時的な感情とはいえイギリス国民がEU脱退を選択することはなかったろうし、当のドイツまで含めて“Brexit”同様の騒動が起きている現実こそ直視すべき。
2016.06.28 10:37 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]
先週末から大騒ぎになってますけれども、私は小泉郵政選挙のときの狂騒を思い出しました。
キャメロンはスコットランド独立に関する国民投票がうまくいった(?)ので、今回もさすがに国民投票すれば残留(現状維持を大勢が支持)を可視化できるだろうと考えていたのかなって。結果ほぼ半々で、現状維持でいきたい人も少数派ではないことはわかりましたし。
2016.06.28 11:37 URL | nessko #aIcUnOeo [ 編集 ]
労働党支持層の多くが離脱を支持したそうですが、実に示唆的です。
結局のところ、離脱に投票した「白人労働者層」は本来的に差別主義者なのではなく、むしろリベラル政党を支持するような者たちだったわけです。
それが、新自由主義者や、それに加担する『リベラル』達(コービン以前の労働党主流派がまさにそれ)によって、何の打開策もないまま移民との低賃金競争に晒され続けた結果がこれです。
離脱を支持した労働者達を「差別主義者」と蔑むだけではリベラル・左派に未来などありませんね。
移民が安価な労働力として扱われ、それによって「先住」の労働者の所得も低下する圧力となっている現実を見据え、その対策を打ち出さねば「理念」を語る資格もありません。
2016.06.28 17:28 URL | ピース #- [ 編集 ]
>ピース氏
>負け組の矜持氏
朝日新聞に載っていたデータとは違うね。
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20160627000163.html
確かに労働党支持層の中に少なからず離脱支持がいたのは事実だし、「移民が安価な労働力として扱われ、それによって“先住”の労働者の所得も低下する圧力となっている現実」も直視しなければならないことではあるんだけど、一方で保守党のキャメロン政権がEU同様に緊縮政策をやって福祉の切り捨てをやってしまった面もある訳で、そうした「政権を懲らしめよう」という感情が離脱への投票に結びついたとも言える訳で。
英国在住の日本人主婦(ちなみに夫はオーストラリア人)が「Brexitというパンドラの箱」 https://blog.ladolcevita.jp/2016/06/25/pandoras_box_called_brexit/ というエントリを上げているんだけど、離脱派が喧伝した“EU加盟による弊害”ってのは(離脱派が言っていたような移民が原因というハナシではなくて)往々にしてイギリス自体の問題だったりするし、実際に離脱票が多かった地域は移民労働者が少ない地域が目立っていたのが事実。老人が離脱・若者が残留という“世代間対立”の問題ってのも単純なハナシではなくて、寧ろ移民すら来ない地域の低学歴層が「反知性主義」よろしくで離脱を支持してしまったのが事実だったりする。
最初に2つばかりコメントしたのとも重なるけど、やはり「反知性主義」で動いた人間が体制側にも体制批判側にも目立ってしまい、それに翻弄された結果って気がするんだよね。アメリカのトランプやサンダース現象・EU諸国の“Brexit”同様の騒動も似た様なもんだし、日本でも“おおさか維新”色付きの文字現象ばかりかそれと対立している筈の“草の根保守”にも、更には昨今流行のSealdsなどの運動として顕わになっている感があるんだよ。『反知性主義』 http://amzn.to/28SBcZj の著者・森本あんりが日本記者クラブで「反知性主義」について言っていた http://www.jnpc.or.jp/files/2016/03/0d1575b959d7d0764b20bcb85e349560.pdf けど、森本の指摘を読むと「反知性主義」が我々の想像以上に根の深い問題であることが解るかと。
2016.06.28 19:02 URL | 杉山真大 #- [ 編集 ]
「労働党支持層の多くが離脱を支持したそうですが、実に示唆的です。」
と書いている人がいますが、それは違いますよ。以下のブログ(
http://lordashcroftpolls.com/2016/06/how-the-united-kingdom-voted-and-why/)によると、2015年の選挙で労働党に投票した人の63%は残留に投票しています。この数字が低いかどうか意見の分かれるところでしょうが、私はかなり高い数字だと思います。労働党の党首が明確な意思表示と明確な説明を行っていれば、この数字はもっと伸びていたはずです。それから年齢層で見ると、若い世代(勤労者)は圧倒的に残留を支持しており、それに対して年金受給者世代は圧倒的に「leave」を支持しています。これは保守党のボリス・ジョンソンなどの右翼政治家が耳障りの良い福祉政策、つまりイングランドが受け取るはずの福祉予算がEUに吸い上げられているという主張になびいたからです。残念ながら、コービンは戦略を見誤ったのです。コービンに対する批判は「リベラル」からの批判もあるでしょうが、「リーダーシップの欠如」に対する批判でしょう。半分の影の内閣の閣僚の半分が辞任を表明するというのは異常です。
2016.06.28 19:11 URL | 負け組の矜持 #- [ 編集 ]
参院選の世論調査では、平和憲法改悪政党が3分の2に迫る。
世も終わりです。
そして今回のイギリスの国民投票の結果は、平和憲法改悪政党を更に勢いづかせる結果となるでしょう。
スペインの総選挙では、イギリスEU離脱の決定を受けて中道右派政党が巻き返しました。
中道右派政党が激減し、左派新党と中道左派政党で連立政権が組めればベターだったのですが最悪の結果になってしまいました。
日本でも「こういったときこそ安定政権が必要だ!」などといったキャッチフレーズの下、自公大阪維新の更なる増長が予想されます。
安倍晋三の独裁の強化が必至です。
その結果待っているのは、平和憲法の改悪、与えられた民主主義の終焉、安倍晋三の理想とする戦前の暗黒時代への回帰です。
2016.06.28 23:46 URL | 風てん #- [ 編集 ]
ドイツ流「戦う民主主義」をなめてはいかんぞ。メルケルがその気になれば,「伝家の宝刀」ドイツ連邦共和国基本法第21条第2項:
政党で,その目的または党員の行動が自由で民主的な基本秩序を侵害もしくは除去し,または,ドイツ連邦共和国の存立を危うくすることを目指すものは,違憲である。違憲の問題については,連邦憲法裁判所が決定する。
を持ち出して,かつての旧共産党(KPD)同様,憲法裁判所に訴えてAfD(ドイツのための選択肢)を強制解散に追い込むのも訳ないことだよ。
かなりこじつけだが,“「EU脱退」「ユーロ離脱」はドイツ連邦共和国の経済を破滅に追い込み,存立を危うくする”など,理屈はいくらでも立つ。
AfDの側もそのことは重々承知だから,本気で政権を目指そうとは思わず,あくまで大衆の欲求不満ガス抜き専門のマイナー政党に徹するつもりだろう。
憲法裁判所以外にも,連邦憲法擁護庁(BfV)の厳しい監視の眼,選挙での5%阻止条項の高い壁など,堅牢な防護壁が何重にも張り巡らされており,掻い潜るのは容易ではない。
かなり以前から跋扈していたネオナチが未だに国政進出を果たせないでいる事実が,何よりも如実に証明している。
かえって我が日本,2000年代初め頃までは“欧米ではネオナチとか,国民戦線とか,KKKとか,馬鹿で滑稽な極右がはびこって恥ずかしいねえ”などと,対岸の火事よろしく鼻でせせら笑っていられたはずだったのが,いまや他国に例をみない極右パラダイス,ヘイトスピーチ野放しの無法地帯と化し,在特会と交流のある政治家が政治生命を失うことなく,平気で与党幹部に(どころか首相にまで!)居座り続けていられる惨状。
ドイツで,主要政党の幹部や政治家がネオナチと交流することなど,天地が引っ繰り返ってもありえまい。
正直,ドイツの「戦う民主主義」も「緊縮主義」も全く気に食わんが,それに代わる現実的な代案はあるのかよ,という話。
お花畑的な「言論の自由市場」論は,現実のヘイトスピーチの猛威の前になすすべもなく敗退。
「反緊縮」「積極財政」の掛け声は勇ましいが,かつて日本が「前川リポート」で惨憺たる憂き目に遭い,最近ではリーマンショック後に四兆元の巨額財政支出を断行した中国が,過剰設備,過剰生産の後遺症に苦しめられている現実を直視すると,説得力に欠けるのは否めない。
“ドイツのギリシャいじめはひどすぎる”と一度は思っても,ギリシャの脱税王国,公務員天国の実態を目の当たりにして,それでもギリシャに同情するという人は,よほどの隣人愛か菩薩行の持ち主だろう。
2年前のW杯でブラジルがドイツにケチョンケチョンに負かされた試合を見て,ムカムカ感が止まらなかった人も多かろう。
質実剛健,堅牢堅固の鉄板ドイツ,クソつまらないドイツ,それでも最後に勝つドイツ。
本当に鬱陶しい,忌々しい,禍々しいドイツ。
それでも世界はドイツの後を追い,「ドイツ化」の奔流は止まることがない。嗚呼!
2016.06.29 01:25 URL | 品川に今住む住まい庭が無し #- [ 編集 ]
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