この件に関してもっともたちの悪かったのがTBSの『朝ズバッ!』だが、司会のみのもんたは2007年2月27日付エントリ「くたばれ! みのもんた!!」に書いたように、自民党衆院議員だった御法川法男(今回の衆院選で落選)の親戚に当たる。この『朝ズバッ!』とNHKニュースは、「やらせ」が騒がれる前は町議を肩書き抜きで報じていたようだ。『朝ズバッ!』は、ネットで「やらせ」が書き立てられると肩書きをこっそり字幕に入れるようになったが、「やらせ」疑惑については何の釈明もしなかった。
こうなると今度は世論にダム建設反対派の声が強まり、ダムの地元・群馬県長野原町の町役場には抗議のメールが殺到した。気になるのは、その中に「非国民」という言葉を使って長野原町を誹謗するものもあったらしいことだ。
http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY200909250393.html
これまで「反自公」をウリにしてきた「政権交代ブロガー」の中にも、「支持率80%の新政権を批判するのか」と書き、新政権への批判は許さないぞと息巻くむきもある。さすがにそういう非常識なことを書くのは少数の零細ブログに限られるが、このような全体主義的な意見を、「本音で語っている数少ないブログ」などと持ち上げる馬鹿者も現れているので、危うい傾向としてメモしておく。
ところで、公共事業の問題については、1990年代の後半から注目を集めるようになり、先日来何度か紹介している天野礼子著『ダムと日本』(岩波新書、2001年)によると、旧民主党が1997年に「公共事業コントロール法案」を提出したが、賛成したのは民主党と共産党だけで否決された。当時は自社さ政権時代で、天野さんらは社民党にも秋葉忠利衆院議員(現広島市長)経由で働きかけたが相手にされなかったという。秋葉氏はその後広島市長として、道路の国直轄事業負担金を廃止して、本来の管理者である国が全額を負担するよう、国並びに各政党への要請活動を行うなど、先進的な行政を行っている。秋葉市長の政策については、『広島瀬戸内新聞ニュース』が非常に詳しいので、是非同ブログ名と秋葉忠利市長の名前の複合検索語でネット検索されるなりして調べていただきたい。
一方で、新自由主義勢力も反公共事業の主張をするため、「新自由主義と左派の親和性」を指摘する意見もある。そういえば、自民党総裁選において、温室効果ガスの削減目標について、民主党案の25%削減を支持しているのは、3候補の中でもっとも新自由主義色の強い河野太郎である。
ネオリベと左派の親和性を指摘する意見は、「左派は雇用創出を可能にする公共事業を支持するのが普通」だと指摘する。それはその通りなのだが、そういう主張が見落としているのは「環境問題」そのものなのである。大規模ダムには、ダムに砂がたまり、下流に流れていかないし、それを放出すれば水質が際立って悪化する。つまり、ダムは河川を、自然環境を破壊するのである。曲がりくねった川をまっすぐにする河川改修は、水害が起きた時に一箇所に集中する水量と水の勢いを強くするため、強烈な被害をもたらすことがある。神戸市で起きた突然の鉄砲水による痛ましい水害は記憶に新しい。天野氏によると、脱ダムは1980年代にヨーロッパで、次いで1990年代にはアメリカでも主流の考え方になり、かつて1930年代のニューディール政策で全米にダム建設を推進したテネシー川流域開発公社(TVA)も、90年代には方向転換して新規にダムを造るのを止めてしまった。しかし、日本ではダム建設官僚が「アメリカはもうダムを作り尽くしたからやめただけだ。日本とは違う」などと言って、半世紀以上前に決定したダム建設を延々と造り続けようとしていたのである。
ダム反対派の指摘に耳を傾けて理解を示し、いち早く方向を修正したのが亀井静香だった。1995年には連立を組む社会党の野坂浩賢に圧力をかけて、長良川河口堰建設推進に転向させた亀井氏だが、のちには公共事業の見直しを実施し、中海干拓事業を中止させるなど実績もあげた。亀井氏は現在も積極財政論者だが、地域生活に与える悪影響の方が経済効果より大きいと判断すれば、果断に政策を転換する勇気がある。このあたりが、「日本会議」所属の思想右派政治家でありながら、私が亀井静香を高く評価する理由のひとつである。現在も、マスコミは亀井氏を槍玉に挙げようと必死だが、亀井氏への批判はあまり視聴者に浸透していないようだ(笑)。
もちろん、単にダム建設を中止するだけなら経済にはマイナスの効果があるが、もう何度も天野礼子氏の記事を引用して紹介しているように、「ダム中止」では予算が減額するだけだが、「ダム撤去」なら、新たな公共事業が発生するのである。2001年の『ダムと日本』では、亀井静香に対しては是々非々で、鳩山由紀夫に対しては手放しに近い支持を表明していた天野さんが、「新たな公共事業の発生」を指摘したことは、偉そうな言い方かもしれないが思想の深化を示しているようにも思われる。
ともあれ、これは、単なる新自由主義かケインズ政策かの議論ではない。環境問題なのである。「国民の生活が第一」なのであれば、地域住民の生活を無視して経済効果ばかり論じることは、議論の倒錯そのものである。
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ケインズの考え方はもう通用しないと思います。公共事業を行なえばその金額分需要が創出されますが、単に税金が支出されただけで、それが呼び水となって契機が刺激されるという関係にはありません。それがあると信じてきたのがケインジアンのエコノミストたちですが、これまでの日本の経験からそれが誤りであることが判明しています。
公共事業にお金を回すのでしたら減税して民間の自己責任と市場が決める配分に任せるべきです。
2009.09.28 12:20 URL | TY #- [ 編集 ]
>公共事業にお金を回すのでしたら
>減税して民間の自己責任と市場が
>決める配分に任せるべきです。
でもそのやり方が破綻したのが、
今回の米国の金融危機だったのでは?
それで結局は莫大な公的資金を使って後始末をしたと。
2009.09.28 12:53 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
http://mainichi.jp/select/today/news/20090928k0000e010075000c.html
おおもめにもめた結果(負けた原因を分析しない姿勢)、谷垣さんに決まったようですね・・・
これで少しは、頭を冷やしてもらえるといいのですが・・・。
間違っても国威発揚的なものから目を醒ましてもらえるといいのですが・・ふむ
2009.09.28 14:59 URL | yasu1987 #EtJ4CVjI [ 編集 ]
そして環境政策ということなんです、・・・が。
ドイツではよく分からない動きになってるみたいですね
http://www.asahi.com/international/update/0928/TKY200909280060.html
2009.09.28 15:33 URL | yasu1987 #EtJ4CVjI [ 編集 ]
1ドイツの先例に学ばないと、また「古い自民党をぶっ壊せ!」的なものが沸いてくるんじゃないかと
2009.09.28 15:57 URL | yasu1987 #EtJ4CVjI [ 編集 ]
環境問題からダム建設反対という主張は私も以前から思っていたことで、その点には全く異論はありません。
ところで、本エントリの主題からちょっとずれますが
>こうなると今度は世論にダム建設反対派の声が強まり、ダムの地元・群馬県長野原町の町役場には抗議のメールが殺到した。気になるのは、その中に「非国民」という言葉を使って長野原町を誹謗するものもあったらしいことだ。
これにはなんか暗澹とした気持ちになりますね。
もちろん、前原国交相との意見交換会への出席拒否やダム反対派の説明会からの締め出しなど非難されて当然な事への純粋な抗議の気持ちからのメールも多かったでしょう。しかし、この朝日の記事にある「対話拒否はおかしい」は正論としても「(民主党が総選挙に勝ったという)民意に背くのか」といった批判や、「ダムが中止になって、なぜ喜ばないのか」という意見からは、半世紀にわたり翻弄されてきた地元の人たちへの思いやりはまるで感じられません。更に「ごね得」「非国民」に至っては正義を盾に他人を誹謗中傷して憂さを晴らしている心理が透けて見えるように思えます。イラク人質事件や光市母子殺人事件、ちょっとした事で一気にバッシングの対象にされる有名人などでみられた事と大差がなく、健全な民意とは程遠い病んだ社会を感じさせる現象に思われます。
前エントリで取り上げていらした2ちゃんねらーの書き込みにしても、いくらそれがマスコミの悪質な「やらせ」の暴露につながったとしても個人的にはどうも好感をもてません。
2009.09.28 16:21 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]
亀井大臣叩きが視聴者に浸透しないのは、亀井氏が打ち出した「返済猶予」政策が、誰が見ても借金を抱えている貧乏人を直ちに利するものだからだと私は邪推しています。
大橋巨泉氏が鋭く批判しているように、「金持ち、勝ち組、インテリ」はもうテレビ番組特にいかがわしい番組なんか見ないのですから、いかがわしい番組のお得意様はこれら例示の反対の連中ということになります。
返済猶予案は、郵政民営化なんかより遥かに具体的で、自分との利害が実感できますから、インチキ司会者も騙しようがないのでしょう。
2009.09.28 17:11 URL | テレビ局の敵 #mQop/nM. [ 編集 ]
>これまでの日本の経験からそれが誤りであることが判明しています。
あのですねー。
過去の20年の日本の経験によって、「やっぱり財政政策は効果があることが確かめられた」の間違いでしょ?
なんで真逆に話になるんですか。
2009.09.28 17:48 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]
ダム問題は実は限界集落を始めとする地方の過疎化問題なのです。また、都市と過疎地域とのあらゆる面での格差問題でもあります。
ダムを造れば、観光産業が生まれ、過疎化を止めることができると考えた者もいるが、過疎化を促進させる結果をもたらしたに過ぎない。ダムの有無に関係なく、地方は確実に疲弊し、人口は減少した。
日本は今、大変な岐路に立っている。何十年と推し進めてきた自然の広葉樹林から人工的な針葉樹林への転換により、地方の山岳地帯の「地下の溜池的な効果」は年々弱まり、また、高齢化に伴い、そうした人工林も放棄されたり、伐採されても植林も行われずに捨て置かれ、洪水は多発し、土地を痩せてきました。
私の生まれた広大な村(東京23区の合計面積の4割、広大な村ベスト30に入る)も高齢化が進み、おそらく20年もすれば、廃村になるかもしれない。
地方、特に過疎地と呼ばれる山村の復活以外、日本の再生はありえないでしょう。
ではどうすればいいのでしょうか。私はその方法は1つしかないと思います。今までのようなダムや巨大な観光施設の建設は絶対駄目です。それは、結局、物欲、つまり金により地元民を分断したり、地元民の精神を荒廃させたりするだけです。四ッ場ダム問題でそれがあからさまになりました。金で頬っぺたを叩くやり方はもうこりごりです。ダム建設は実は自然よりも人心を破壊させます。人心が破壊されたら、当然、自然への思い入れも薄れます。
では、その方法とは何か。
都市部に住む人々は、自然、水などを空気のごとく感じていると思います。地方、特に山間部に住む人々が実は、自然を、水を、つまり国土を守っているのです。そこから結論は自ずと導き出せます。
それは何か。人口10万以上の都市に住む住民から、「自然維持税」といったような税を徴収し、それをもとに、失われた広葉樹林の復活、自然を傷めない形で河川改修事業を進めることです。都市部住民も応分の負担をしなければならないのです。その場合、決してゼネコンなどに発注しないようにしなければなりません。都市部に住む人々には、山間部に住む人々に恩があるのですから、資金援助をすべきなのです。仕事さえあれば、田舎に帰りたいと思う者や田舎に移り住みたいと考える者も増えるはずです。この税を払いたくなければ、山間部に移り住めばいいのです。
人口10万と書きましたが、これは人口密度で考えてもいいでしょう。官僚はそのような政策を進めるのが仕事ですから、この程度の試算は軽くできるでしょう。
私は今は人口10万人以上の都市に住んでいます。しかも負け組みです。それでも、この税なら、払います。なお、自民党が出した故郷納税は全く問題になりません。納税は義務であって、善意ではありません。義務として都市部の人々は、山間部に税金を払うべきです。
2009.09.28 18:15 URL | 負け組みの矜持 #- [ 編集 ]
村山政権下で、建設省は河川を蛇行させて氾濫原を回復しよう構想したことがあります。
しかし自社連立が崩壊したことでお流れになってしまいました。
河川の三面貼りが公共事業そのものって訳では有りません。
自然回復事業としての公共事業は技術的にも確立しており、他国での事業実績もはっきりしていて、予算次第で実行可能なのです。
2009.09.28 18:31 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]
温暖化より化石燃料の枯渇が問題。人間の活動は太陽の活動に比べ無視できる程小さい。太陽の活動周期から考えて今後寒冷化に向かうことは周知の事実。代替エネルギーの開発が進むという観点から昨今の世界の動きは歓迎しているが。温暖化うんぬんは的外れ。不思議なのはあなた方が原子力発電に反対していることだ。原子力発電ほどエコな発電方法はないのだが。感情論なのか、理科系に弱いのか。
市場原理主義と市場主義の区別もついてないようだ。亀井氏がやろうとしていることは市場主義の否定である。それによって引き起こされるのは官製不況である。亀井氏のやろうとしていることは中小企業を助けるどころか、中小企業の黒字倒産を生み、不良債権を生むだけの愚策。これを支持する馬鹿の顔が見てみたい。
2009.09.28 21:15 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
資本主義者さん、
> 原子力発電ほどエコな発電方法はないのだが。感情論なのか、理科系に弱いのか。
原子力発電に伴うリスクを問答無用で切り捨てて恥じることのない「資本主義者」さんこそ、理系的センスが皆無の「馬鹿の中の馬鹿」と言えるでしょう。
そもそも、「人間の活動は太陽の活動に比べ無視できる程小さい」という誰かの仮説を無批判に受け入れているところに、「資本主義者」さんの救いようのない頭の悪さが露呈しています。
ここまで決定的に頭が悪いのに自分が賢いと信じて疑わない「資本主義者」さんに贈る言葉はただ一つ、「逝ってよし」です。
2009.09.28 21:26 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
いかにも文系脳の反論だ(笑)
原子力発電は今や安全な発電システムである。昔より科学は進歩している上、原子力発電も半世紀以上のデータがある。チェルノブイリのような事故はありえない。安全性を強化しながら原子力発電を進めるというのが前向きで論理的だというもの。
例えば、人間の活動を10年ストップさせれば文明以前の環境に戻る程、人間の活動の影響は小さい。太陽の活動周期は有名ですが?
あと、温暖化によって海水面が上がるというのは嘘ですよ(笑)騙されないように。
2009.09.28 21:40 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
> 原子力発電は今や安全な発電システムである。昔より科学は進歩している上、原子力発電も半世紀以上のデータがある。チェルノブイリのような事故はありえない。安全性を強化しながら原子力発電を進めるというのが前向きで論理的だというもの。
例えば、人間の活動を10年ストップさせれば文明以前の環境に戻る程、人間の活動の影響は小さい。太陽の活動周期は有名ですが?
あと、温暖化によって海水面が上がるというのは嘘ですよ(笑)騙されないように。
以上の主張に一切論拠が示されていないのは何故でしょう?
いかにも「自分の頭で物事を考えられない人間」の主張ですね。文系・理系以前の「鮫脳」としか言いようがない。
2009.09.28 21:44 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
根拠?いくらでも文献や資料はありますが。ご自分でお探し下さい。チェルノブイリのような事故が起きてないのが何よりの安全性が高まったことの証拠。リスクが全くないわけではないが、リスクのないものなど世の中にはないでしょ。少なくとも大規模災害が起きる確率は限りなくゼロに近い。そもそも火力発電の分を原子力発電を使わず補う方法を示さずとは論理が破綻している。リスクを許容しつつ有効に活用していくというのが、大切。
2009.09.28 21:54 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
これは論じてあげましょう。小学生でも分かりますから(笑) コップに氷を入れて水をコップの容量ぎりぎりまで入れましょう。で、氷が溶けたら水が溢れるんですか?北極の氷が溶けたら水面が上がるという人は実験してみましょう。水面はズバリ下がります。簡単ですね(笑)実は水の熱膨張も勘案しないといけませんがこれは数センチの話。氷が溶けて下がるのと熱膨張あわせても殆ど変化なしです。満潮と干潮の差でさえもっと大きい。ツバルは地盤沈下により相対的に水面が上がったに過ぎないのです。マスコミに毒されると間違ってしまうのは仕方ないですが。
2009.09.28 22:11 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
資本主義者さん、
> 根拠?いくらでも文献や資料はありますが。ご自分でお探し下さい。
挙証責任は言い出した側にあります。論拠を示して下さい。
2009.09.28 22:17 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
海水面上昇についてはご理解頂けました?太陽の活動周期ですがこれはネットでいくらでも出てくると思います。これらについては科学誌かなんかで読んだものなのですが間違いはありません。
2009.09.28 22:23 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
> コップに氷を入れて水をコップの容量ぎりぎりまで入れましょう。
はっはっは。あなた、やっぱり理系のセンス皆無ですね。
モデルを立てる時には、そのモデルが現実をよくシミュレートできているかどうかの検証が欠かせないんですよ。そのモデルってめちゃくちゃでしょ? 現実の陸地は氷でできているんですか?
いや、そもそも人文・社会科学だって、適切なモデルを立ててそれと現実との合致を検証するはずです。だから、あなたは理系でも文系でもない。ただの馬鹿です。
2009.09.28 22:27 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
> これらについては科学誌かなんかで読んだものなのですが間違いはありません。
素晴らしい「論拠」ですね。
で、現実の陸地は氷でできているんですか?
2009.09.28 22:30 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
北極に陸はありませんが(笑)これは東大卒の科学者がモデルとして出していたものです。確か、環境問題の嘘て題だったかな?
2009.09.28 22:31 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
失礼ですが、いかにも文系的で議論にならない。あなたには前提とする知識が無さ過ぎる。
2009.09.28 22:33 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
> 北極に陸はありませんが(笑)
誰が北極の話なんかしてたんでしょうか?
> これは東大卒の科学者がモデルとして出していたものです
やっぱり、俗説「地球温暖化陰謀論」に毒されていただけだったんですね。
2009.09.28 22:38 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
> 失礼ですが、いかにも文系的で議論にならない。あなたには前提とする知識が無さ過ぎる。
逃げた(笑)。
2009.09.28 22:39 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
逃げはあなたでしょう。原子力なくしてどのようにエネルギーを補うのか?亀井氏の愚策への反論さえもない。さらに自分の勘違いを正当化し、科学者より正しいとする姿勢は理科系出身者としては許せません。馬鹿は死ななきゃ治らないとはあなたのためにある言葉だ。
2009.09.28 22:47 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
> 科学者より正しいとする姿勢は理科系出身者としては許せません。
ルイセンコってご存知ありませんか?
2009.09.28 22:50 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
また逃げた(笑)原子力の件と亀井氏の愚策には反論できないんでしょ。以前も、何度お聞きしても答えないことがありましたね。
2009.09.28 22:54 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
だから、
> 原子力発電ほどエコな発電方法はない
という命題の挙証責任はあなた自身にあります。いちゃもんをつけられた私の立場としては、金子勝氏の著作や飯田哲也氏のコラムをよく読んでください、と言うだけで、言論人としての責任を果たしたことになります。
何度でも書きますが、「原子力発電ほどエコな発電方法はない」ことの論拠を示して下さい。
2009.09.28 23:03 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
まあ逝ってよし=しねなどと平気でいう人間に理性的なものを求めるのが間違ってました。
2009.09.28 23:04 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
太陽光や風力だけじゃ足りないの。原子力程エコというのは現行の発電方法と比較してということ。二酸化炭素出ないしね。化石燃料枯渇の観点で火力の分を補うには原子力は外せないと言いたい。確かに言い方悪かったですね。でも、太陽光などと比較して原子力がエコでないのは分かるでしょ?廃棄物でるんだから。あげ足とりにも程がある。
2009.09.28 23:16 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
> まあ逝ってよし=しねなどと平気でいう人間に理性的なものを求めるのが間違ってました。
最後にはそういうところにしか噛みつけなくなるんですね。
ま、あの物言いに関しては遺憾の意を表します。私も、8年前に2ちゃんねるの影響を受けた人にこの言葉を投げつけられた時には、腹が立つとともに大きなショックを受けましたからね。
ですが、あえてこの言葉を使うのは(数年に一度しかやりませんけど)、それなりの戦略があるからなのです。つまり、タブーをあえて冒す局面もあるってことです。
2009.09.28 23:36 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
私事で恐縮ですが。
40年近く前のことになりますが、福島原発で現場の作業員として働いていた母方の叔父は20代前半の若さで病死しました。病状からすると明らかに被爆が原因というのが親族間の暗黙の了解のようです。しかし、公認はされていません。当時、地元市役所の助役を務めていた叔父の兄が両親(つまり私の祖父母ですが)に「自分の立場もあるから共産党や社会党の人が何か聞きにきても余計な事は言わないでくれ」と釘を刺したそうです。
被爆が原因で亡くなったと思われるその叔父とはほとんど面識がありませんし、祖父母も市役所に勤めていた伯父も既に亡くなりました。。しかし、10年ほど前に亡くなった祖母はその数年前から認知症の気が出ていましたが、見舞いに行った時、聞いた話は忘れることができません。「あの子は本当に苦しんで苦しんで死んだんだよ。でも、母さんの子守歌を聞くと苦しさがやわらぐ気がするって言うから何回も繰り返して歌ってあげた」
叔父のような例はおそらく他にもあるでしょう。特に、原発が多くある地域が他にこれといった産業がない所が多いことや地方ゆえに様々なしがらみが強いことなどから密かに隠蔽されてしまっている被害がたくさんあるのではないかと思います。
2009.09.28 23:37 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]
いつも言葉尻をつくことで誤魔化すのはあなたでしょ?いいですか?環境の観点からも、化石燃料枯渇の観点からも火力の割合は下げなければならないし、下がります。勿論、太陽光や風力、地熱の割合を目一杯大きくするのは当然です。私もそれに反対所か賛成してるでしょ。それでも足りない分は原子力を増やさなければならいない。つまり火力の割合を小さくし、太陽光などと原子力の割合を大きくするしかないのです。私が聞いているのは原子力の割合を上げずに火力の分をどう上げるのか問うているのですが。
2009.09.28 23:46 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
>ぽむさん
非常に悲しい事実ですね。臨界事故などでこういうことになっているのは私も存じております。勿論、40年前より改善されていますが、今でもあります。問題なのはこれを隠蔽し国から補償もないことです。原子力に限らず、例えば、下水道の工場や高所などでの事故は起きてしまいます。これは出来るだけリスクを小さくすることと、それを可能にするシステムが大切です。また、こういう方々のお蔭で我々の生活が成り立っていることを忘れないでいましょう。
2009.09.28 23:55 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
化石燃料が枯渇って、そんなこと誰が言ってんですか?
それにホントに化石燃料なのかな?
2009.09.29 00:05 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]
> 問題なのはこれを隠蔽し国から補償もないことです。原子力に限らず、例えば、下水道の工場や高所などでの事故は起きてしまいます。
これは正しい問題認識ですね。
ただ、
> また、こういう方々のお蔭で我々の生活が成り立っていることを忘れないでいましょう。
こういう言葉って、やられた方の身からすると、「何言ってやがる」としか思えないことは、どんなに強調しても強調しすぎることはありません。
こういう方々の悲劇をなくすためには、何をなさなければならないかをよく考えるべきでしょう。
そのためには、「我々の生活」に支障が生じることも覚悟しなければなりません。
もっとも、誤解されては困るのですが、温室効果ガス25%削減のために、市民が過度の犠牲を強いられる恐れは考慮しなくても良いと思います。70年代のマスキー法をクリアした日本の科学技術に、もっと期待しましょう。
2009.09.29 00:06 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
とても偽善的な言葉ですね。ごめんなさい。
そうですね。いつの日かクリーンエネルギーだけで成り立つ技術開発に期待しましょう!
2009.09.29 00:10 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
kojitakenさん、資本主義者さん
初めまして。こたつでみかんと申します。あまりよそ様のブログにコメントすることはないのですが、一言。
> 温暖化によって海水面が上がるというのは嘘ですよ(笑)
などと断言する根拠が
> コップに氷を入れて水をコップの容量ぎりぎりまで入れましょう。で、氷が溶けたら水が溢れるんですか?
等という人に、
> さらに自分の勘違いを正当化し、科学者より正しいとする姿勢は理科系出身者としては許せません。
等と言う資格はないと思います。誰が温暖化の原因が北極の氷の溶解であると言いましたか。
2009.09.29 00:14 URL | こたつでみかん #- [ 編集 ]
> いつの日かクリーンエネルギーだけで成り立つ技術開発に期待しましょう!
おお! 素晴らしいお言葉ですね。
このコメント欄での私の数々の非礼な言葉を取り下げたくなりました。どうもありがとうございます。
2009.09.29 00:14 URL | kojitaken #e51DOZcs [ 編集 ]
>特に、原発が多くある地域が他にこれといった産業がない所が多いことや地方ゆえに様々なしがらみが強いことなどから密かに隠蔽されてしまっている被害がたくさんあるのではないかと思います。
要するに経済のアンバランスに問題があるわけですね。
農漁村が豊かならば原発なんかそもそも建たんでしょう。
原発が安全だっつうなら電力需要のある大都市部に建てりゃ良いんですよ。
お台場のガンダムのとことか、原発に良いんでないですかい?(笑)
えー、ところで、原発が頻繁に停止することを前提にバックアップとして火力発電所・水力発電所がつくられているってのをご存知ですか?
しかも原発建設の根拠となっている電力需要はピークの季節の最大時刻にあわせていて、なんのことはねー、東京都内のクーラーを全部とめて風鈴を飾れば、原発問題は消滅するわけだ。
クーラーやめれば都会も涼しくなりますよ。
2009.09.29 00:18 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]
>sonicさん
諸説ありますよね。石油消費が増大しているのに枯渇予測が延びているとか。一応、石油等は化石由来のものだというのが一般的ですから、新興国の台頭を考えると枯渇は大問題だと考えてます。で、代替エネルギーが重要だと。
2009.09.29 00:20 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
すみません、よそ様のブログにコメントするといつも誤記をやらかしてしまうのですが、
× 誰が温暖化の原因が北極の氷の溶解であると言いましたか。
○ 誰が温暖化によって北極の氷が溶解するから海面上昇すると言いましたか。
訂正いたします。
2009.09.29 00:22 URL | こたつでみかん #- [ 編集 ]
>kojitakenさん
こちらこそ毎回申し訳ないです。
2009.09.29 00:22 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
>あと、温暖化によって海水面が上がるというのは嘘ですよ(笑)
>騙されないように。
>これは論じてあげましょう。小学生でも分かりますから(笑)
> コップに氷を入れて水をコップの容量ぎりぎりまで入れましょう。
>で、氷が溶けたら水が溢れるんですか?北極の氷が溶けたら
>水面が上がるという人は実験してみましょう。
>水面はズバリ下がります。簡単ですね(笑)
資本主義者さんのこのご説明ですが、
これは、海に浮かんでいる氷つまり海氷のことですよね。
しかし、温暖化による海面上昇について論じられているのは、
北極圏および南極圏の氷床つまり陸を被っている氷が海に流れ出す
ことによる海面上昇が問題のとされているのですよね。
資本主義者さんの理系の知識大丈夫ですか?
2009.09.29 00:25 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
>クリーンエネルギーだけで成り立つ技術開発
固体内核変換ってクリーンなんですかね?
以前、地元の大学で公開実験やってたんですけど、熱はほとんどとりだせないそうで、「これじゃ発電機はまわらねぇ」と高校生が笑ってました。
先生は笑いながら「将来は一家に一台原発(常温核融合)ですかねぇ。」と言ってましたけど
あと買い物車ぐらいなら水で動くエンジンの車で十分みたいですよ。東京の或る大学で試作車に乗ってきました。面白かったです。その大学では大気中の水蒸気をレーザー光線で爆発させてとぶ無燃料の航空機の模型をつくっている最中でした。
あと東北大学はエアロトレインやってますね。エネルギーを線路と列車自体が自給するそうで。時速500kmで勝手にぶっとんでいくのを映像でみました。
2009.09.29 00:26 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]
>フリスキーさん
そうなんですよ!あなたの言うとおり。しかし、南極の氷床についても問題ないんです。説明が難しい。これは環境問題の嘘だったかの本を立ち読みでもして下さい。クリアになります。
2009.09.29 00:31 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
>石油等は化石由来のものだというのが一般的
ロシアが無機起源説にもとづいて石油開発をして成果をあげているのはご存知だと思います。
で、そのロシアの石油技師養成学校を見学した時のことです。
無機起源説をはじめて聞いて驚いている私に、先生方は笑いながら「何を驚いているんだ、我々はそれを日本人から学んだのですよ、あっはっは」と言いました。
戦前、サハリンやシベリアで石油開発をしていた日本人技師たちは主に無機起源説に基づいて仕事していたらしく、それを革命後のソ連に伝えて、やがて日本の方が勝手に忘れていたと言うことらしい。
2009.09.29 00:32 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]
核融合は安全な上、莫大なエネルギーが得られますから実現できればいいですが、どうでしょうね?
2009.09.29 00:37 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
>そうなんですよ!あなたの言うとおり。
資本主義者さん
>しかし、南極の氷床についても問題ないん>です。
>説明が難しい。
>これは環境問題の嘘だったかの本を立ち読>みでもして下さい。クリアになります。
ふーん・・・
では、北極圏の氷床はどうです?
2009.09.29 00:41 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
>sonicさん
初耳です。
兎に角、心配しなくても良さそうですね。
人類の叡智は凄い!
鳩山総理には科学技術重視の姿勢には好感を持っています。
彼自身、科学に詳しいですからね。
大きな政府には真っ向反対ですが。
これを言うと荒れますね(笑)
2009.09.29 00:43 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
資本主義者氏って本当に何一つ、欠片も!取っ掛かりの片鱗すら!論拠が示せないんですね。
それでいて物凄く上から目線で唐突なことを言い切るという。
どこで仕入れた「知識」か存じませんが、物言いを聞いてると、2ちゃんねる辺りで結論だけ齧った人にしか見えません。
こんな言い合いをしてたら傍目には逆効果にしかならないと思いますけど。
そういう、あまり考えなくても判る程度の常識的な感覚は、少なくとも持ち合わせがお有りでないようで。
コップの水理論には笑わせてもらいました。
いやそれ前提が全然違うやん!(笑)
2009.09.29 00:54 URL | Gl17 #EBUSheBA [ 編集 ]
資本主義者さんが、論拠としてご紹介なさっている本は、
武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
のことですか?
この本では資本主義者さんのご説明どおり、
北極の氷床が解けても海面は上昇しないことを、
アルキメデスの原理で説明しているようですけど、
これは、海氷と氷床を混同した基本的な誤りであるという
指摘をされてるようですね。
海氷つまり海に浮かんでいる氷のことを、
氷床つまり陸を被っている氷と混同して、
アルキメデスの原理で説明しちゃってるんですから、
これはアウトじゃないですか?
まさかとは思いますが、
資本主義者さんはこんなのを論拠になさっていたのですか?
2009.09.29 01:00 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
>GI17さん
私は北極の氷が溶けたからと言って、海面が上昇しないと言うことをコップの水に例えたのですが。氷床についてはフリスキーさんにも言った通り、本を立ち読みでもして下さい。この本にも同じ例があるはずです。コップの水に関しては氷床はどうやねん!て思いながら読みましたが、コップの例は氷床の話とは別です。再度、言っておきますが、コップの例は専門家が出した例ですよ。
2009.09.29 01:05 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
>フリスキーさん
その人です!
いや、海水に浮かぶ氷と氷床は区別していたと思います。アルキメデスの原理は海水に浮かぶ氷にしか適用できないのは小学生でも分かりますからね(笑)
2009.09.29 01:08 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
資本主義者さん
では、ご紹介の本に目を通してみます。
こちらに感想を書かせていただきますね。
2009.09.29 06:11 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
>「(民主党が総選挙に勝ったという)民意に背くのか」といった批判や、「ダムが中止になって、なぜ喜ばないのか」という意見からは、半世紀にわたり翻弄されてきた地元の人たちへの思いやりはまるで感じられません。
これはいけないことだけど、こういうことになった原因の一つに、
前原大臣の説明会にダム推進派の一部の人しか入れないようにしたり、
マスコミがダム推進派の人の主張ばかり放送して、時には地元の議員や工務店の人間をあたかも一般住民のように放送して、
あの地域の人がダム建設推進の強行な意見を持ってる人ばかりのような印象を与えたことがあるのだと思います。
これからは説明会の参加に圧力をかけるようなことをせずに、冷静な話し合いがされるようになればいい方向に進むと思います。
(鳥取で片山知事がダムを中止した時も批判が強かったけど、粘り強い説得と地域振興で最終的には地元に受け入れられたし)
2009.09.29 07:22 URL | のと #- [ 編集 ]
放射性廃棄物をスルーして原発をエコというのは無理です。
2009.09.29 09:25 URL | 書を守るもの #96H9g.SI [ 編集 ]
>でもそのやり方が破綻したのが、
今回の米国の金融危機だったのでは?
それで結局は莫大な公的資金を使って後始末をしたと。
フリスキーさんから以上の意見を頂きました。
しかし米国の金融危機は直接的には金融商品の規制の仕方が問題であって(様々な問題が含まれていますが)、政府が資源配分をすれば解決する問題ではありません。
日本では、政府が資源配分をしてそれが利権となって膨大な赤字を生み出しました。市場が期性かの二者択一の問題に単純化できないと思います。
よく新自由主義かケインズか、市場原理か国家主導の経済かという議論をしますが、これは不毛な議論で、こういう議論は不毛な経済学者に死ぬまでやらせておけばよいと思います。また市場の重要性を主張すると市場原理主義または新自由主義とレッテルを貼る人がいますが、これも不毛です。
市場経済に立つ限り(計画経済をとらない限り)市場の原理は無視できません。それを信仰して必ず適切な配分となると信じてはいけないだけです。
2009.09.29 11:03 URL | TY #- [ 編集 ]
左派が環境問題に熱心というのは一種の現象に過ぎません。高度経済成長のひずみが問題になっていた頃、都市部の有権者をひきつけるのに環境問題が有効だったことや、学生運動の敗北から環境問題へ活動をシフトさせた左翼が多かったことから、日本では環境問題が左翼マターになりました。
左派が政権を担うことが度々あった欧州では、左派政権も環境より経済成長を優先する政策を取ることがしばしばあったため、日本ほど環境問題が左翼マターにはなってません。左派が環境重視勢力を包括できなかったために環境政党が萌芽したと言えるでしょう。日本でも連合の公共事業メンセー姿勢は目に余るものがあります。
また旧共産圏での環境破壊が西側の比でなかったことからもわかるように、本質的には環境問題はイデオロギーと独立した問題と言えます。
2009.09.29 13:00 URL | kechack #1/Y8RI0s [ 編集 ]
市場原理そのものは合理的でしょうね。
最近知ったのですが、国民新党は大証の日経先物市場を廃止しようなどと、唱えているようですが、本末転倒のバカ議論ですね。
そもそも江戸時代、大阪堂島に米相場のリスクヘッジに役立つ先物市場を生み出した国としては恥ずかしい限りです。
しかし、最近の株式市場や先物市場は、アメリカの金融資本に振り回されすぎです。また、日本人一般に株式投資に回す余裕がなくなり、海外仕手の比率が高まり、その影響を受けすぎているのも原因だと思います。
そもそも、彼らはなぜこんなにやたら金を持っているのか、というのが、最大の謎でしょう。それから、どうして市場の仕組みとして適度な規制ができないのか。また、どうして政府とマスコミが、適切なチェックができないのか。
市場原理主義でも、国家主導に傾いた経済でも、富を独り占めしようとする人間の強欲を、いかにコントロールするかを工夫していかなければならないでしょうね。
2009.09.29 13:12 URL | cube #- [ 編集 ]
武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
って、トンデモ本に認定されてますよね。(笑)
2009.09.29 17:35 URL | ペコ #- [ 編集 ]
資本主義者さんが、ご自身の地球温暖化現象否定論の論拠とされた
武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(洋泉社)に
目を通しました。
かなり怪しい本ですね。
まず、
北極の氷の融解による海面上昇についての言及ですけど、
やはり、武田氏は北極海の海氷(海に浮かんでいる氷)の融解を
アルキメデスの原理から説明しているにすぎません。
北極海ではなく、北極圏とくにグリーンランドの氷床(陸を被っている氷)の
融解による海面上昇の問題についてはスルーしてますね。
地球温暖化問題において論じられているのはこの氷床の部分なのに、
どういうわけか武田先生は北極圏における氷床の融解の問題をスルーされている。
北極圏については何が何でも浮かんでいる氷以外取り上げたくないようです。
これでは一般人をなめているとしか言いようがありません。
子供だましとしか言いようがありません。(笑)
次に、
武田先生は、環境庁発行の環境白書が、ICPP(国連の気候変動に関する政府間パネル)
のレポートを曲解した上で誤訳して地球温暖化の誤った結論を流していると
批判してています。
ところが、肝心の元となっているICPPの文書ですが、それがどの文書を指しているのか
不明なのです。普通ならそのレポート名を出しますよ。
どういうわけか
漠然とIPCCのレポートとしか言いません。(笑)
さて、
そのIPCCの文書ですが、
オフィシャルなものとして出されているのは、
環境庁ではなくて、気象庁によって翻訳された文書
「IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書政策決定者向け要約」があります。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/index.html
この文書はIPCCによる公式文書であり、オリジナルの英文を気象庁が
日本語に訳したものです。訳文はオリジナルからの要約ではなくて、
気象庁による全文の翻訳です。
こちらを読んでみてください。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/ipcc_ar4_wg1_spm_Jpn.pdf
ここから以下、要所を引用しましょう。
(引用開始)
・第3次評価報告書以降の新しいデータによると、
グリーンランドと南極の氷床の減少が1993~2003
年の海面水位の上昇に寄与した可能性が非常に高い
(表SPM.1参照)。グリーンランドと南極の内陸の氷
床を源とする氷河の中には、流出速度が増加したも
のがあり、氷床内部から氷を流出させている。それ
に対応する氷床減少量の増加は、しばしば、氷棚の
縮小、減少または消失、或いは海上に浮かぶ氷河舌
の損失に引き続いて起こった。そのような力学的な
氷の減少は、南極の氷の正味減少量の大部分と、グ
リーンランドの氷の正味減少量のおよそ半分を説明
するのに十分な大きさである。グリーンランドにお
ける氷の減少量の残りの部分は、降雪による蓄積を
上回る融解による減少である。{4.6, 4.8, 5.5}
・世界平均海面水位は1961年から2003年にかけ
て、年平均1.8[1.3~2.3]mmの割合で上昇した。
1993年から2003年にかけての上昇率はさらに大き
く、年当たり約3.1[2.4~3.8]mmの割合であった。
北極の平均気温は、過去100年間で世界平均の上昇
率のほとんど2倍の速さで上昇した。北極の気温に
は大きな10年規模変動性があり、1925年から1945
年にかけても温暖な期間が観測されている。{3.2}
・1978年からの衛星観測によれば、北極の年平均海
氷面積は、10年当たり2.7[2.1~3.3]%縮小した。
特に夏季の縮小は10年当たり7.4[5.0~9.8]%と
大きい。これらの値は、第3次評価報告書で示され
たものと整合している。{4.4}
・1980年代以降、北極域の永久凍土の表面温度は全
般的に上昇した(最大3℃)。また、1900年以降、北
半球の地表面が季節的に凍結する領域の最大面積は
約7%減少し、特に春季における減少は15%に達し
た。{4.7}
グリーンランドの氷床の縮小が続き、2100年以降
の海面水位上昇の要因となると予測される。現在の
モデルでは、(工業化以前と比較して)世界の平均
気温が1.9~4.6℃上昇すると、気温の上昇による
氷の質量の減少が、降水による増加を上回り、表面
の質量収支が負に転じると示唆される。質量収支が
数千年間負の値であり続ければ、グリーンランド氷
床は完全に消滅し、約7mの海面水位上昇に寄与す
るだろう。
現在の全球モデルを用いた研究によれば、南極の氷
床は十分に低温で、広範囲にわたる表面の融解は起
こらず、むしろ降雪が増加するためその質量は増加
すると予測される。しかしながら、力学的な氷の流
出が氷の質量収支において支配的であるならば、氷
床質量が純減する可能性がある。{10.7}
過去及び将来の人為起源の二酸化炭素の排出は、こ
のガスの大気からの除去に必要な時間スケールを考
慮すると、今後千年以上の昇温と海面水位上昇に寄
与するであろう。{7.3, 10.3}
(引用終了)
これがIPCC文書の引用部分です。
さて、
問題の武田邦彦先生ですが、
その出典不明の“IPCCのレポート”とやらの結論が、
「北極の氷も南極の氷も海面の上昇にはほとんど関係が無い」
というものだと漠然と述べています。
いっぽう、
上記のIPCCの報告書には、北極圏および南極における
氷床の融解による海面上昇について、きちんと言及しております。
どういうわけか、
武田邦彦先生は、この点には目をつぶる。
また、自説に都合の悪いところはすべて伏せて、
しかもIPCCの結論をねじ曲げて紹介している。
IPCCの報告に対する曲解も良いところです。
まあ、そもそも武田氏の引用するレポート自体が出典不明なので
アレですけどね。(笑)
また、
武田先生がしきりに曲解だ、誤訳だと批判する環境白書ですけど、
白書にはこう書いてあるのです。
「気温の上昇は、海水の膨張、極地及び高山地の氷の融解を引き起こし、
その結果として海面の上昇を招きます」
これは、IPCCの報告の結論と符合しています。
どこが誤訳なんでしょう。
ところが、武田先生は、この環境白書の結論をIPCCの結論と
“まったく逆になっている”と批判している。
さて、どこが逆なの?(笑)
どの部分がどうIPCCの知見と逆なのですか?
逆どころが、両者はきちんと符号しているじゃないですか!
ああ、武田先生の挙げている
オリジナルの文書がどれなんだか不明でしたね。(ここでも笑っちゃう)
はっきり言って、この本は子供だましの“トンデモ本”の類ですよ。
京都大学のご出身の資本主義者さんは、
こんな本を自説の論拠にしちゃって
大丈夫なのですかね??
それと、資本主義者さんは、武田邦彦先生を専門家としてご紹介してますけど、
この方は、地球科学や気象学の専門家では無く、専門外の分野ついて
書いているのです。資本主義者さんは理系出身なのでしたら、
ふつうは書き手の専門分野については敏感になられるはずなのですが、
不思議ですね。
kojitakenさん
ちょっと面白い動画を見つけました。
既に見ているかもですが、
http://www.youtube.com/watch?v=2rYIhj4vGME&feature=related
この武田邦彦先生が出演している民放番組でして、ここでも
コップに入れた氷の話を持ち出して
同じ自論を繰り返してますけど、
そんで勝谷誠彦もコメンテーターでいるんですけど、
この勝谷が、「僕は地質学の専門家なんで・・・」と切り出してから、
この武田トンデモ論に乗じて御託を並べてる。
勝谷さんって地質学の専門家だったんですね。(笑)
2009.09.29 19:40 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
私の先の投稿ですが、
ICPP→IPCC
に訂正します。
2009.09.29 20:11 URL | フリスキー #iMBi6aSc [ 編集 ]
>フリスキーさん
よろしければ、山本弘著「“環境問題のウソ”のウソ」も読んでみて下さい。
武田邦彦氏の書を「トンデモ本だ」と、徹底的に批判しています。
山本氏の批判に対して、武田氏は逃げ回ったり誤魔化したりするだけで
何の反論も出来ていないようです。
2009.09.30 00:48 URL | ペコ #- [ 編集 ]
>フリスキーさん
まあ眉唾であることは認めますよ(笑)ただ、私が言いたかったことは、このエコという現象がこの不況により言われだしたことに違和感を感じるのです。2000年以降、バブル崩壊は二回目です。アメリカはITバブル崩壊後、これの対策として、住宅バブルを生み出し解決しようとしました。結果、金融工学と結びつき過去にない形で大規模な土地バブルを生み、壮大に崩壊しました。これを次は環境バブルで解決しようとしているように見えるのです。排出権取引なんて聞くと尚更です。環境問題=温暖化=二酸化炭素削減という図式ですが、SOX、NOX起因の酸性雨による森林減少や砂漠化などはあまり議論されません。どうしても排出権取引に結びつけたくて温暖化=二酸化炭素にしているように思うのです。所謂、エコ利権も絡んでいるのでしょう。誤解がないように言いますが、私は環境は大事だと思うし、私自身も自家用車は廃車し、電車を利用したりエアコンも殆ど使わないなどエコ生活しております。田舎では車は必須でしょうが、私の住む大阪市内は地下鉄が網目に走り、近くは自転車で十分です。まあ独身だから車なしでいけるのかもですが(笑)
2009.09.30 11:19 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
>cubeさん
同意です。
株価が上がっている時は何も言わないのに、下がると何かを悪者にするのが政治家です。で、日経先物が狙われたと。それより政治家の経済センスの無さに呆れます。これは世界中の政治家に言えますが特に日本は。今回の不況は2007年夏のサブプライムの破綻から始まっているのですが、内容を理解していれば2008年9月のリーマンショックは予測できたはずです。アメリカもその間何もしていなかったですね。与謝野氏なんてリーマンショックが起こった直後でさえ、日本に影響は少ない、蜂に刺された程度なんて言ってましたから(笑)
また、今回も同じ過ちをしようとしています。株価上昇は自律反発と過剰流動性、政府施策の需要の先食いがもたらしたに過ぎません。根本的には何も解決しておらず二番底どころか底割れでしょう。なのに藤井氏は二番底の懸念が出れば…なんて悠長です。政府にできることは少ないでしょうが、経済の状況認識ぐらいはしてほしいものです。
2009.09.30 11:34 URL | 資本主義者 #- [ 編集 ]
日経先物の規制はモラトリアム法案と同様に論外ですが、売買を監視してゆくことは続けてもよいと思います。この先物インデックスは90年以降あまりにも外資系証券会社にいいように使われ過ぎました。
今の内閣は経済音痴内閣ですが、少なくとも藤井財務相は実体経済については何の希望も持っていないように見えます。そもそも打つ手はあるのでしょうか。
長期的には基軸通貨を替えてゆくのが良いと思うのですが、簡単にはいきそうもありませんね。
2009.09.30 12:11 URL | TY #- [ 編集 ]
TYさんへ
共産国みたいな国家主導経済で、権力に結びついた汚職がはびこるのと、
欧米の権力と結びついた金融資本が「市場」をいいようにコントロールするのとは、フェアじゃないという点で全く一緒です。
また、リスクをとって大きな仕事を成し遂げた者が正当な報酬を得られないということと、
株主ばかり守り、汗水垂らして会社を支えている現場の従業員を守らないのも、
同じくフェアでないという点で一緒です。
フェアでないものは、国家主導でも、市場重視でもダメだと言うことでしょうね。
資本主義者さんへ
この「永田町異聞」の文章は参考になります。
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10349481520.html
地球温暖化懐疑論は、ひとまず置いておいて、省エネ技術戦略や、他の有害廃棄物対策として、「グリーンエネルギー」追究を納得すればいいんじゃないでしょうか。
ただ、排出権取引だけは、上記の、アンフェアな世界の市場状況から言っても、私も拒絶反応しか出ませんね。
2009.09.30 13:40 URL | cube #- [ 編集 ]
kojitakenさん初めまして。mcmと申します。
地球温暖化の原因が二酸化炭素にあるという点は全面的に賛成ですが、ではその代替となるエネルギー源として原子力発電を否定するのはいかがなものでしょうか。
よく太陽光や風力など自然エネルギーに転換すればよいという論を聞きますが、エネルギー密度から考えて主要なエネルギー源とするのはかなり難しいと思います。
例えばシャープが大阪に建設する予定の日本最大の太陽光発電所でさえ、28メガワット(=2.8万キロワット)と、最新の原子力発電所1基の50分の1程度に過ぎません。
また、当然出力は天候に左右されます。
原子力発電所は事故や高レベル放射性廃棄物が一番の懸念事項ですが、前者は、日本で運用されている沸騰水型、加圧水型炉では暴走形の事故は極めて起こりにくいですし、放射性廃棄物についても、ガラス固化して大深度の地下に封じ込めれば、プルトニウム半減期スケールの時間、安定して貯留できるのではないでしょうか。
チェルノブイリの事故は大変残念な出来事ですが、黒鉛型で実験的な操作でもしない限り、あのような事故の起こるリスクは極めて低いと思われますが。
火力発電所だけで電力をまかなえると主張されている方もいますが、柏崎原発が地震で止まった結果、2003年には計画停電寸前まで電力需要が逼迫しましたし、二酸化炭素排出量も日本全体の2%程度上昇しているようです。
地球温暖化対策としては、可能な限り火力から原子力へエネルギー源をシフトするべきだと思いますがいかがでしょうか。
2009.10.02 19:41 URL | mcm #wLMIWoss [ 編集 ]
原発は危険です。
建設業界的に・・・
科学がどうたらではないです。
2009.10.02 19:53 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]
mcmさん
>チェルノブイリの事故は大変残念な出来事ですが、黒鉛型で実験的な操作でもしない限り、あのような事故の起こるリスクは極めて低いと思われますが。
チェルノブイリの事故をこのようにあっさり言い切れる感覚は私には驚異です。
10年前に起きた東海村JCO臨界事故はどうでしょうか。死者2名では、問題にするほどの事故でもないですか。
2009.10.03 01:04 URL | ぽむ #mQop/nM. [ 編集 ]
>>放射性廃棄物についても、ガラス固化して大深度の地下に封じ込めれば、プルトニウム半減期スケールの時間、安定して貯留できるのではないでしょうか。
あのー、ガラス固化は「試験段階」の今現在でも、トラブル続出で、実用化のめどが立っていないのではなかったでしたっけ?
もう何十年も「ガラス固化して地層処分するから大丈夫」と言われてますが、「やっぱ出来ませんでした」ってなったら、誰が責任とるんでしょーね。
とりあえず、「ガラス固化」&「地層処分」が本当に実用化されるまで、原発は全部停止しなくてはならないよーな気がするのですが・・・。
2009.10.03 09:45 URL | かめの♪ #- [ 編集 ]
ちなみに、自分は「ガラス固化」&「地層処分」自体も反対です(埋めた後に、何十年、何百年も「誰か」が管理しなくてはならないんですよ。そんな、後世に厄介ごとを放り投げてしまうような無責任なことは許されないでしょ)ので、どっちにしろ原発が全停止出来るようなエネルギー社会になって欲しいと思ってます。
2009.10.03 09:54 URL | かめの♪ #- [ 編集 ]
sonicさん
建設業界的に、原発が危険とはどういうことでしょうか・・・?
ぽむさん
JCOにせよ、チェルノブイリにせよ、人為的要因による事故ですよね。
どちらも重大な結果となったのは確かですから、操作の多重チェックや手順がきちんと守られていることの監査の強化は必要でしょう。
しかし、どれだけ対策を施しても今後の事故に対する不安があることは確かですが。
かめのさん
ガラス固化については、日米欧で計数千本の作成実績があるそうですが、近年技術的な問題が指摘されて、その改善のために取り組まれているようですね。
この点は調べて初めて知りました。
理想としては、確かに原発全廃が望ましいのは分かりますが、現実的に地球温暖化対策を考えたとき、原発以外の決め手があるかと検討すると、中々難しいものがあると思います。
もう一つの決め手といわれる、火力発電所などからの二酸化炭素回収・貯留技術も、気体の地層への圧入が元で中越地震の発生原因となった可能性があるそうですし。
何百年も誰かが管理しなければいけないと言いますが、ガラス固化&大深度の地下地層への封入は、一度行ってしまえば、長期間の監視は必要でしょうが、それ以上の手間は掛からないと思いますよ。
むしろ、ロシアが経済破綻のために北海や日本海へ何の処理もせずに原潜や原子炉を廃棄していたことを考えると、後世に対して責任ある処理方法ではないでしょうか。
かめのさんがおっしゃるように、仮に今原発を全て停止させたとしても、大量の高レベル放射性廃棄物は残るわけで、どちらにしても最終処分と長期間の管理は必要になるわけです。
二酸化炭素の問題以外にも、原油の枯渇や中東の情勢悪化の可能性を検討すると、エネルギー安全保障上も原発全廃はありえないと思いますが。
2009.10.03 10:35 URL | mcm #wLMIWoss [ 編集 ]
「大丈夫」と思っている人に「いや、大丈夫じゃないでしょ」と言っても、不毛な論議になるだけですので、説得しようとは思いませんが、やはり自分には「原子力は大丈夫」と思える人はある意味「うらやましい」と思いますよ。
>>ガラス固化&大深度の地下地層への封入は、一度行ってしまえば、
>>長期間の監視は必要でしょうが、それ以上の手間は掛からないと思いますよ。
そう言えるのはやはりうらやましい(笑)。
まず、地層処分する場所が日本国内にあるのかどうか? そして、300~1000mの地下に大規模施設を作ることが本当に技術的に可能なのか? ガラス固化体を封入するというキャニスターは本当に1000年間もつのか? 深地下は地下水の流れが非常に遅いから放射能が地上に漏れだすことはないとのことだが、本当に本当なのか? また同じく深地下は地層が安定しており、地震などの影響はないとのことだが、これまた本当に本当なのか?
もちろん、「ぜ~んぶ大丈夫」という報告が存在していることは知っていますが、そりゃ「大丈夫」という報告を作らなくてはいけないでしょうから、存在はしてますって(自分は、こういう報告書を書かなくちゃならなかった科学者さんはつらかったんじゃないかと思いますよ)。やっぱ無理です・・・なんて今さら言えないでしょ。
まあ、たぶんどこか「ここは大丈夫」って場所をひねくりだして、処分地を決定するのでしょう。で、たぶん、予定総工費の何十倍もかかって、放射能封入能力は「絶対大丈夫」ってお墨付きの施設をとりあえず完成させるでしょう。で、30年だか50年だか保存しといて「もう大丈夫」というガラス固化体(←日本国内で出来るようになっているか疑問ですが)を、「絶対大丈夫」という手順をもってして、その地下格納施設へどんどんもっていくのでしょう。で、無事格納が終わって「もう大丈夫」だから埋め戻しちゃえ・・・と。で、これでめでたし、めでたしとなるのでしょう。
まあ、たとえ「大丈夫じゃなかった」としても、それはたぶん50年後だか、100年後だか、200年後だか、今「大丈夫」って言っている人は誰も生きてなくて責任とれない頃ですから、ま、いっか・・・ですよね。
「原子力」というある意味手軽なものがこの世にあるがために、「後でどうにかなるだろう」と、どうしても使ってしまうわけで、「無いもの」と思えば、人間は別の方策をひねくりだすんじゃないかなー。「原子力」は「禁じ手」として封印、すでにこの世に存在している放射性廃棄物だけは「見える場所」で厳重に管理・保管して、申し訳ないけど、後世の人に後を託す・・・自分の希望はこれです。
まあ、無理なんでしょうけどね・・・
2009.10.03 16:06 URL | かめの♪ #- [ 編集 ]
国民一億人、太陽光発電に一人50万円ずつ予算を出したとして、50兆円。
4,5人で一家に住むとすれば、屋根に付ける太陽光設備に200万~250万使えることになる。
それぐらい出せば、ほとんどの屋根にソーラー設備が載るし、それで家庭用電力はほとんど足りるでしょう。屋根ソーラーのセールスマンは「売電」を売り文句にするぐらいですから。
日本の生活用の電力消費比率は、総供給量の1/3ぐらいだから、それで、現在の原発供給量ぐらいはカバーできるでしょう。
やろうと思えば、現在の技術でも、原発なしでやれるでしょうね。
ただ、何かのしがらみでやろうとしないだけです。
2009.10.03 19:20 URL | cube #- [ 編集 ]
電力会社はピーク時の電力消費にあわせて発電所を整備するので、大都市部の女の子の朝シャンをやめさせたり、都市の緑化を推進すれば原発分の電力消費はあっと言う間になくなります。(岩手の風鈴を使おう)
さらに事故で停止したときのために、原発を建設するためにバックアップとして水力発電所、火力発電所を整備しますので、実は原発が全て停止しても関西電力以外は困らない。
すくなくとも東北地方は全く困らない。
しかし、原発の真の問題は、ダムと同じで、建設業者を喰わせるためのムダな公共事業だと言うことにあります。
しかも真面目な施工屋が眉をひそめるような状況がたくさんあります。
科学的に安全かどうかではないのです。
2009.10.04 12:00 URL | sonic #GCA3nAmE [ 編集 ]
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【政治】オープンになった岡田外務大臣の会見!!(上杉隆さん、J-CASTニュース、宮崎さんなど)
http://www.youtube.com/watch?v=qshpzjNK9jU
同じです。
http://www.youtube.com/user/mofachannel#play/uploads...
2009.09.30 07:15 | 散策ツー!