渡辺恒雄の後継者、宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

3日間延長議決、与野党とも実るある国会に、調査研究広報滞在費の領収書・残額返納の改正歳費法は全会一致で成立

2024年12月20日 17時31分13秒 | 第216回臨時国会
[写真]全国比例としては異例の党首(当時の泉健太代表)の応援を受けた青木愛参議院議員、おととし2022年、東京・北区で、宮崎信行撮影。
 
 3日間延長ですが、第216回臨時国会は与野党とも豊作となりました。調査研究広報滞在費は、各院の議長に年次報告書を領収書を添付して提出し残金返納が全会一致で成立し、解決しました。残る閣法2本は火曜日に成立するはこび。所得税法の基礎控除は10万円引き上げで給与所得控除も10万円引き上げる与党税制改正大綱が決まりました。自公国3党幹事長合意が結び直されました。ここを巡って3月・6月に向けて、自公国または自公維で「嘘つき」批判で、過去に例のない国政になることもありそうです。

【衆議院本会議 きょう令和6年2024年12月20日(金)】
 2024年12月24日(火)までの3日間の会期の延長の件を議決。ちなみに、初日にれいわ新選組は当初会期が短過ぎると主張していました。

【参議院本会議 同日】
 「歳費法を改正する法律」(216衆法20号)が全会一致で可決し、成立しました。8月1日施行。
 
 「令和5年度決算案」が加藤財務相から趣旨説明され、首相らに各党が質問しました。来夏非改選の青木愛さんは、野田佳彦代表の推薦人に参議院からただ一人名を連ねて、会派ナンバー2の「議員会長代行」となりました。第1種では環境委の理事、第2種では決算委の筆頭理事となりました。青木さんは「サ推協」など広告代理店の再委託にメスを入れる姿勢を示しました。

 ところで、10年間財務大臣をつとめた麻生太郎さんが肺炎で入院したと報じられましたが、ゆうべ、茂木敏充さんと会談したようです。

【参・決算委】
 「令和5年度決算案」は例年より2週遅れの11月29日に提出されました。趣旨説明がありました。年明け早々、さっそくテレビ入り質疑となりそうです。

【参・議院運営委】
 今国会2本目の歳費法の改正が決まりました。

【参・地方創生及びデジタル】
 「情報通信技術を活用した行政の推進に関する法律の改正案」(216閣法4号)がデジタル相から趣旨説明されました。

【衆・拉致問題特別委】
【参・拉致問題特別委】

 衆参の拉致特は、前々からそういう整理ですが、林拉致相、岩屋外相に加えて、衆だけ坂井国家公安委員長も加わり、大臣の所信的あいさつを述べました。ところで、きょう午前の閣議後は林さんでなく佐藤文俊(昭和54年自治省)官房副長官が会見しました。

【参・災害対策特別委員会】
【参・東日本大震災復興特別委員会】

 「3・11」から13年たち、9年間つとめた維新の遠藤敬・前国対委員長の発案で、衆側は「防災・復興」にまとめられました。参は各々大臣の所信表明がありました。ちなみに復興大臣過去4代のうち2名(秋葉賢也、渡辺博道両氏)が落選しました。

【参・消費者問題特別委】
 大臣の所信的あいさつがありました。来年は、風俗営業法、保険業法の改正がありますが、この特別委は絡まないと思われます。

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Ⓒ2024年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

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