渡辺恒雄の後継者、宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

小泉進次郎さん午後1時過ぎなのに「おはようございます」と間違えよせばいいのに言い訳が長くなる

2024年12月16日 17時53分26秒 | 第216回臨時国会
[写真]小泉進次郎さん、ことし9月、東京・秋葉原で、宮崎信行撮影。

 来年6月中に公示される見通しとなった第27回参院選ですが、参院では、改選期を迎える議員を「選挙番」「改選組」などと呼びます。カーボンコピー化した参院では、あす午前中の後、NHK国会中継は来年3月まであくと思われます。このため、きょうの11人のうち7人が「選挙番」が登場しました。

【参議院予算委員会 きょう令和6年2024年12月16日(月)】
 「補正予算案」(衆議院修正)を参議院がカーボンコピーして明日にも採決の公算。きょうは3日目、基本的質疑1巡の2日目でした。

 公明党は神奈川4人区の佐々木さやかさん、愛知4人区の安江伸夫さん。第25回参院選の数字を見ると、多様な神奈川で、佐々木さんは「鎌倉民社」「金曜日の妻たちへロケ地」では当選ラインを割った数字です。安江さんは各開票所で滑り込んでいる絶妙な数字。私の試算では「1人区で与党が3勝29敗以下で政権交代」となっていますが、複数人区で公明党が落とすと政権交代するかもしれません。

 佐々木さんは調査研究広報滞在費(衆参与野党とも月100万円)の使途の公開と残金の返還の8月1日施行を求めました。選択的夫婦別姓の閣法による提出も求めました。首相は政策活動費の例外の必要性を説くなど、公明党とはいえサービスしませんでした。神奈川4人区について、立憲は牧山ひろえさん、水野もとこさんの両現職を公認する方針となりました。同区に出馬する松沢成文さんは、健康増進法の実施状況について、首相に禁煙して、外国訪問時のロジの負担軽減をはかるよう求めました。財務省が持つJT株の売却もうながしました。

【衆議院政治改革に関する特別委員会】
 議案は「9本(216衆法2号と6乃至12号)」で政策活動費廃止規定と第三者機関新設規定が衆議院の成案となりそうな気配です。そして、質疑の後、自民単独の「216衆法7号」と「216衆法8号」の2本を提出者が撤回。自民単独の「政治資金規正法の一部を改正する法律案」(216衆法6号)への自民修正案が、小泉進次郎さんから提案されました。散会し、あす再開。政策活動費が可能とする条項を附則の検討事項なく完全に削除。さらに、与党・公明と野党・国民民主の2党が提出した「政治資金監視委員会等の設置その他の政治資金の透明性を確保するための措置等に関する法律案」(216衆法11号)が採決され、可決しそうです。その他の成案は3月ごろまで先送りすることになりそうです。

 午後1時過ぎに開会したきょうの質疑では、小泉進次郎さんが「おはようございます」と切り出しました。いわゆる進次郎話法として時計は写っていませんがネットミーム化しそうな動画となります。自民党総裁選に初出馬した小泉さんですが、「おはようございます」に関するいいわけが長くて、失う物が多い4代目代議士だと感じさせました。

 小泉さんは次のように語りました。「おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。午後ですね。時間感覚なくてですね、おそらく我が党の斎藤(健)筆頭(理事)をはじめ、落合(貴之)立憲の筆頭理事も含めて各党の理事の方々もこの週末も含めて様々な調整やり取りしてるので、多分私が今午後になってもおはようございます、と言った意味がよく感覚的にはご理解いただけると思いますが、よろしくお願いいたします」。

【衆参両院の議院運営委員会理事会】
 あす、本会議へ。

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第27回参院選は「2025年7月13日(第2日曜日)投票説」が浮上、朝日新聞報道が話題に、「ダブルひろし」が決定へ

2024年12月16日 07時37分08秒 | 第27回参院選(2025年7月)
 第27回参議院議員通常選挙が、令和7年(2025年)7月13日(日)に投開票されるのではないかとの観測が浮上しました。先週12日付の朝日新聞=写真=が「複雑な方程式」だと報じて、話題になっています。

 第27回参院選は日本の歴史で初めて「政権交代をかけた参院選」となります。

 仮に「奇数回」の参院選が7月第2日曜日となると、通常国会が1月に召集される現行国会法及び公選法のもとで初めてとなります。

 都議選は、前回、年末の都選管で日程が決まり衝撃を与えました。公明党は目黒3人区で現職の引退・撤退が決まっており、全勝しても議席減となります。厳しい戦いです。

 第217回通常国会が、来月15日(水)だとか20日(月)から始まり、6月の19日までに当初会期又は小幅延長で閉会。この場合、6月13日(金)に都議選告示、22日(日)都議選投開票、26日(木)参院選公示、7月13日(月)参院選投開票となります。

 いずれにせよ、自民党の森山裕幹事長、創価学会の佐藤浩副会長(非常勤職員)の「ダブルひろし」が交渉し、最後に菅義偉副総裁が仲裁するかたちで決定することになりそうです。

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