宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

政府の被害救済の「法案概要」で岡田克也「そもそも総理は見ているのか」を週内質問へ、維新・藤田文武幹事長主導で、「旧文通費法案」あす提出、立維共闘に国民民主党幹事長も乗り3党で、衆参法務委正常化

2022年11月16日 17時31分04秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]日本維新の会の藤田文武、立憲民主党の岡田克也両幹事長、きょう令和4年2022年11月16日、常任委員長室で、宮崎信行撮影。

 旧統一教会をめぐる論点のうち宗教法人法の解散権は文部科学省が質問権を行使しており、国会マターになるのは来年。国会はまず年内に消費者庁所管法令をつかった「本人はそれ以外の者の取消権」をめぐる被害者救済法案の協議になります。

 けさは、日本維新の会の藤田文武幹事長が呼びかけ、国民民主党の榛葉賀津也、立憲民主党の岡田克也両幹事長と各々会談がありました。「立憲・維新臨時国会の国会内共闘6項目」である旧文書通信交通滞在費をめぐる法案で、立維国3党共同提出するようすり合わされ、あす提出のはこびとなりました。

 岡田さんはこの会談後のぶら下がりで、あすかあさってに、消費者契約法及び国民生活センター法改正案の政府の概要を6党(自公立国維共)幹事長が聞く場が開かれるとして方向性を確認。岡田さんは「あくまでも複雑な法案だ」として4党協議会(若宮幹事長代理や長妻政調会長ら)で協議するよう求める作戦を示しました。岡田さんは、6党幹事長の場で「そもそも岸田文雄首相はこれを見ているのですか」と質問することを明かしました。

 来週からは、被害救済と補正予算の2本立ての攻防となり、ことしの国会を締めくくることになります。

●参議院本会議は定例日ですが開催されませんでした。

【衆議院法務委員会 きょう令和4年2022年11月16日(水)】
 斎藤健新法相の所信的あいさつに対する一般質疑が行われました。与党が40分で野党が6時間の1対9の配分となりました。審議後に正常化されました。あすは参議院側で検察官らの人事院勧告が採決されそうです。

【衆議院内閣委員会 同日】
 岡田直樹地方創生相から「PFI法改正案」(210閣法9号)が趣旨説明されました。次回は18日(金)9時から。

【衆議院厚生労働委員会 同日】
 「障害者総合支援法・精神保健福祉法・難病医療法など6法律一括改正法案」(210閣法17号)「立憲対案」(210衆法11号)の参考人質疑がありました。4参考人は「精神」「難病」「地域福祉」と別々の専門家が横に並びましたが、全般的に6法律一括案は秩序だった審議が続いています。この後に対政府質疑3時間コースで与野党が一巡しましたが、きょうの採決はなく散会しました。

【参議院政治倫理・選挙制度特別委員会 同日】
 「2020年国勢調査による区割り変更のため10増10減で衆議院小選挙区割りを画定する公職選挙法改正案」(210閣法15号)は共産・れいわが反対し、自公立維国が賛成して可決すべきだと決まりました。あさって成立のはこび。

【参議院災害対策特別委員会 同日】
【参議院消費者問題に関する特別委員会 同日】

 大臣所信に対する一般質疑がありました。

●衆議院総務委員会理事懇談会が開かれました。


[写真]日本維新の会の藤田文武、立憲民主党の岡田克也両幹事長、きょう令和4年2022年11月16日、常任委員長室で、宮崎信行撮影。

[写真]ぶら下がり会見する立憲民主党の岡田克也幹事長、きょう令和4年2022年11月16日、衆院内控室で、宮崎信行撮影。

[写真]「茂木幹事長が交渉を主導する」との論調の、読売新聞4面、日本経済新聞4面、きょう令和4年2022年11月16日、宮崎信行撮影。


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