宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也さんの発言で、政局が大きく動く、岸田文雄「今国会に提出」茂木「自公国も」法相更迭で外遊遅延

2022年11月12日 21時47分47秒 | 岡田克也、旅の途中
[写真]今週の筆者。

 今週は月曜9時のNHK日曜討論での岡田克也・立憲民主党幹事長の発言から膠着していた政局が流動化し、大きく動きました。

 岡田さんは、統一教会被害者救済の「自公立維の4党協議会」の自公の56項目の質問状など遅延行為から、首相に対して、金曜日外遊出発前の党首会談を要求。会談は実現しませんでしたが、与党は月曜日からバタつき、茂木敏充幹事長が、岡田克也幹事長、藤田文武幹事長、榛葉賀津也幹事長らと個別に会談。岡田幹事長はあらかじめ「岡田・藤田連名のペーパー」を提示しました。けっきょく、岸田文雄首相は山口那津男代表と会談し、年内の消費者被害救済の閣法提出を打ち出し、木曜日には与党の審査をほとんど終えたようです。

 そして、週央に、葉梨康弘法相が、武井俊輔外務副大臣の政治資金パーティーで失言。金曜日に立て直した衆議院法務委員会の散会後に更迭。首相は午後3時羽田発に間に合わず、葉梨さんが官邸を訪れた時点で5時になっていました。

 私は、今月、久しぶりに政局が見えなくなり、平日の更新が2回ほど午前
0時をまたぎました。ページビュー数も低迷し、ブログタイトルも変更しました。

 それが、すぐに政局に貢献出来て、がぜんやる気が戻ってきました。

 岡田さんが政局を大きく動かしたのは、2010年臨時国会から2011年通常国会にかけてと、2015年の通常国会の秋以来、7年ぶりだと考えられます。首相に議案の臨時国会の提出のおしりを区切るよう迫ったのは、2008年臨時国会で小沢一郎民主党代表が、リーマンショックの補正予算案提出の時期を麻生太郎首相に問い、越年すると明かしたことで、解散見送り後の任期満了までに雪崩のように支持を失うことになる党首会談の例があります。

このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。 
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする