民主党の小沢一郎代表は5日夕、TBSラジオ系列「荒川強啓デイ・キャッチ!」の全国ネット枠に出演し、気さくなトークを展開しました。
「麻生ナチス暴言」について荒川さんがたずねている最中は、小沢さんは話を聞きながら、「ウフフフフフフ・・・」と余裕の笑い。
その上で、「(麻生さんは)ちょっと感覚的にどういうあれを持っているのかな。民主党なんか(ナチスと)正反対で、いつも“バラバラ”と言われている。その名の通り、民主的な政党だ」と述べ、政治家としての格の違いを見せつけました。
麻生さんの審議拒否批判についても、「国民にとって重要な審議をしている」とし、「(マスコミの)政府提出法案の成立率が何%という言い方はやめてほしい」と述べました。
荒川さんは最後の質問として「今すぐ解散総選挙があったら?」と質問。
小沢さんは「総選挙というのは常在戦場ですから、準備はできています」。
荒川さんが「万全ですか?」と確認すると、「全力でやりたいと思います」と力強く決意表明しました。
1日1クリック集計の人気ブログランキングに参加しています。
国会閉会中も1日1回、ボチッとよろしくお願いします<(_ _)>
↓
ナチスドイツをフランスから追い出した1944年の「ノルマンディー上陸作戦」は、米英の連合国によるまさに“史上最大の作戦”でしたが、必ずしも圧勝ではなく、多くの犠牲を払いました。
BBCというのは、以前から日本に厳しい報道姿勢が目に付きます。やはり日英同盟を結ばされた上に、日本に勝手に破棄され、日独伊三国同盟へと突き進んだ過去の経緯がいまだに影響している感じがします。
[BBCのインターネット版]
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/7542279.stm
BBCは「日本の次期首相と予想されている人物が野党第一党に対して明らかにナチスと関係があるかのような発言をし、怒らせた」と書き出しています。これまでの報道で最も厳しい口調です。
BBCは7年前に麻生さんが、
Japan should become the kind of country where "rich Jews" would want to live.
(日本は金持ちのユダヤ人が住みたいと思うような類の国にならなければならない)
より最近には、
He made jokes about people with Alzheimer's disease.
(国民をアルツハイマー病に例えるジョークを飛ばした)」との失言を例示。
そのうえで、
But he is also one of Japan's most popular politicians.
(それなのに、麻生氏はいまだに日本の人気政治家の一人だ)
と遠回しな表現ながら、日本人の民度の低さを痛切に批判しています。
「BBC」や「タイムズ(The Times)」にしろ、英国マスコミは日本に対していつも辛辣なのですが、今回はかなり厳しい内容です。
このほか、MSNインドネシアがAFP電を掲載するなど、麻生暴言は世界を駆けめぐっています。
↓ブログランキングの順位が上がります!ボチッとお願いします。
パソコン1台につき1日1クリックで集計されます。
tag Nobuyuki Miyazaki kokkai-blog DPJ LDP Japan Politics,Election
[ナチスによる毒ガス攻撃に備えるロンドン市民=NHK「映像の世紀」第5集]
[欧州におけるナチス被害のイメージの一例。ナチス軍がパリを支配していた当時にナチス兵と交際していたフランス人女性たちの末路。怒り狂った民衆に髪を刈られ、この後こめかみに拳銃を突きつけられ、引き金を引かれた。=NHK「映像の世紀」第5集]
(初投稿日時 2008-8-5 15:30)
民主党は5日午前の定例役員会で、自民党の麻生幹事長の“ナチス暴言”について、「看過できない。党として謝罪を求めたい」との鳩山幹事長の提案を了承しました。
一方、自民党の麻生幹事長は同日の記者会見で「民主党をナチスに例えたつもりはない」と重ねて反論し、謝罪と撤回を拒否しました。
◇
残念ながら、麻生暴言は世界で報道されています。AP電で配信された時点で、覚悟はありましたが、日本の国際的地位がこのようなつまらないことで低下するのは残念至極です。
【シンガポール最有力紙「ストレーツ・タイムズ」】
[ストレーツ・タイムズ電子版]
http://www.straitstimes.com/Latest%2BNews/Asia/STIStory_264702.html
シンガポール最大の新聞「ストレーツ・タイムズ」。今朝のストレーツ・タイムズの紙媒体に載ったとすれば、同国のエリート(権力やマネーの支配力を持つ人)全員の目にこの報道がふれたでしょう。同国在住の外国人機関投資家もしかり。リー・シェンロン首相もよほど忙しくない限り、この記事を読んだでしょう。
見出しは「日本の麻生がナチスに言及して激怒させた」です。やはり昨日から私が言っているとおり、政治家がナチスを例えに出したこと自体が大暴言であり、民主党とは関係ない話です。
【ブルームバーグ通信社】
[ブルームバーグ通信の電子版]
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601101&sid=ahbk45nMuBs4&refer=japan
ブルームバーグ・ニューヨーク市長が作った経済通信社「ブルームバーグ」電子版でも、東京の“加藤拓”記者(漢字不明)が、「民主党が麻生幹事長の“ナチ発言”に関して正式謝罪を要求している、と共同通信が伝えている」と報じました。
「共同通信が伝えている」との見出しで、日本の記者クラブの閉鎖性を醸し出すという二重三重に日本のイメージを悪化させる記事になってしまいました。
ブルームバーグ通信が伝えたと言うことは、東京市場に関係する機関投資家のほとんど全員がこの見出しを見たということになります。
【追記 2008-8-5 19:30】
【ヤフーニュース米国版】
[YAHOO!ニュース米国版]
さらにヤフーニュースの米国版。仏通信社AFP電の「日経新聞によると~~」という記事が載ってしまいました。グローバリゼーション&情報化の世界は複雑なんですから。フランスは第2次世界大戦で、ナチス・ドイツに国土の大半を奪われた国です。
いわんこっちゃない、メチャクチャややこしい事態になってきました。さっさと謝罪してください。【追記おわり】
1日1クリック集計の人気ブログランキングに参加しています。
国会閉会中も1日1回、ボチッとよろしくお願いします<(_ _)>
↓