臨時国会の召集日・会期も決められない状況に追い込まれて官邸に居づらいのは分かりますが、総理、早く帰ってきてください。大事なお仕事があります。
朝の渋谷駅にサル、約2時間後に新宿方面へ逃走(読売新聞) - goo ニュース
1日1クリック集計の人気ブログランキングに参加しています。
国会閉会中も1日1回、ボチッとよろしくお願いします<(_ _)>
↓ ↓
NHKニュース速報。
「大野病院事件」で福島地裁は、産婦人科医に無罪を言い渡しました。
「地裁判決は変」と最近、言われますが、これは「業務上過失致死と医師法違反」に関する刑事事件です。行政訴訟ではありません。
福島地検が「控訴しない」という英断(ではなく当然の判断)をすれば、すべて終了します。
福島県警富岡警察署のむりやりな理屈による逮捕は大いに反省すべき事案といえるでしょう。
そして、医学部生のみなさん、産科医になってください。最もゆりかごに近いところで働くお医者さんって何とすばらしいんでしょうか!!!
【大野病院事件の概要】
(これは2006年3月17日、民主党の仙谷由人さんに対する大林法務省刑事局長の答弁)
○被告人は、福島県立大野病院において産婦人科医師として医療業務に従事していた
○平成十六年(2004年)十二月十七日、大野病院において被害者に対し執刀医として帝王切開手術を実施した
○術前検査において前回帝王切開創部への胎盤の付着を認めるなどしていた上、女児を娩出した後、胎盤が子宮に癒着していることを認識していた
○直ちに胎盤の剥離を中止して子宮摘出手術等に移行し、胎盤を子宮から剥離することに伴う大量出血による同女の生命の危険を未然に回避すべき業務上の注意義務があるのにこれを怠った。
○クーパーを用いて漫然と胎盤の癒着部分を剥離した過失により、胎盤剥離面から大量出血させ、同女を失血させた
○以上が業務上過失致死、また、医師法違反の公訴事実の要旨は、
○同日、大野病院において死体を検案した際、
○手術中の胎盤の癒着部分を剥離した結果、胎盤剥離面から大量に出血しこれに起因する出血性ショックによって同女が死亡したものであり、同死体に異状があると認めた
○それにもかかわらず、二十四時間以内に所轄警察署にその旨届け出をしなかったというものである。(法務省刑事局長の答弁おわり)
これは、2006年の第164通常国会で3月17日、衆院厚生労働委員会で民主党の仙谷由人ネクスト厚労相(当時)が政府をただしました際の答弁です。
2006年4月16日の本会議では仙谷さんが
「そもそも医療事故は、医師を含めた人為的なミスによってだけ発生するわけではありません」と強調。
例として、「最近、福島県立大野病院事件が発生をいたしました。医師法二十一条の異状死の届け出義務違反によって産科医を逮捕し、業務上過失致死を加えて起訴に至る、私に言わしめれば暴挙ともいうべき事件が発生した」
として、福島県警・福島地裁の対応は「暴挙」だと、産科医の立場に立って政府をただしました。全共闘世代・弁護士の仙谷さん。それとは関係なく「大野事件が暴挙だ」というのは、日本中の産科医のコンセンサスです。そのコンセンサスとは、産科医の極端な不足というあまりに大きな代償で裏打ちされてしまいました。
仙谷演説の続き。
「全国の勤務医から怒りや絶望が巻き起こっております。三百六十五日・二十四時間の連続勤務など、過酷な労働環境の中で患者のニーズに誠実に対応しようとして奮闘している医師を、事故が起きたときに個人に対して刑事責任を問うという、極めて短絡的な対応がなされているのであります。他方、公正な立場からの原因究明の制度、手段はなく、多くの事故被害者は怒りを抱えたままであります」
表現は違うかもしれませんが、「割に合わない」のが産科医ということになってしまいました。今回の大野病院・福島地裁判決の無罪は当然ですし、これを契機に医師が安心して医療に取り組める社会=一人一人の国民が安心して生活できる社会を民主党はつくらければなりません。これは絶対的なマニフェスト。
1日1クリック集計の人気ブログランキングに参加しています。
国会閉会中も1日1回、ボチッとよろしくお願いします<(_ _)>
↓ ↓