宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

天皇陛下、9月12日に臨時会を召集 会期は70日間

2008年08月25日 23時30分45秒 | 第170臨時会(2008年9月~12月)麻生兵糧攻め

[写真は秋に稲刈りをなさる陛下=宮内庁]

 天皇陛下は9月12日、国会の第170臨時会を召集されます。憲法第7条が定めた内閣の助言と承認に基づく国事行為です。

 これに先立ち福田内閣は、自民党・公明党の幹事長に「9月12日(金)召集・会期70日間」を伝えました。

 会期は10週間で、会期末は11月20日(木)となります。憲法の規定により、2回まで延長できます。

 来年1月15日に効力が切れる「インド洋給油・給水特措法(特別措置法)」の延長は憲法59条の規定から、改正法案の衆院通過後、60日間以上必要です。

 9月補正予算が衆院で通過、参院で否決した場合、憲法60条の規定で衆院の議決を優先して成立させた上で、解散する可能性もあります。

 私は第170臨時国会中の解散の可能性は5割以上だと予想しています。

来月12日から70日間 臨時国会、首相26日表明(共同通信) - goo ニュース

 政府、与党は25日、次期臨時国会を9月12日に召集し、会期幅は70日間とすることを決めた。福田康夫首相が26日午前の自民党役員会で正式表明する。インド洋での給油活動を継続する新テロ対策特別措置法改正案の衆院再議決を前提とすべきでないとの公明党の主張に配慮した会期幅とし、状況に応じ会期延長する構えだ。
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日経名物コラムが福島伸享茨城1区総支部長の日常活動を紹介

2008年08月25日 10時26分38秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 24日付の日経新聞政治面の名物コラム「風見鶏」は民主党茨城1区総支部長福島伸享(ふくしま・のぶゆき)さんの日常活動を紹介しました。

 毎週(日)掲載の「風見鶏」が野党(政権準備政党)の新人の日常活動を地元まで取材に行って取り扱ったのは初めてだと思います。

 執筆者は西田睦美さん。私が橋本総理番をしていたときの鬼デスクで、新聞労連・日経労組の執行委員長をつとめ、現在は論説委員会で無署名で社説を書きながら、政治部編集委員として「風見鶏」を担当しています。

 論説副委員長だった金指正雄さん(前学習院大学教授)、田勢康弘さん(早大客員教授)も長く「風見鶏」を書きました。

 西田さんは中曽根総理番をしていた政治記者。自民党小派閥の会長ながら、5年間総理をやった中曽根さんのあだ名はズバリ「政界の風見鶏」。日経の「風見鶏」も少しずつ民主党を向いてきたようです。見出しは「2008年夏の田の草取り」。

 コラムでは「福島さんは、毎日のように水戸市(の事務所)から西部の農村地帯に出かけ、自ら運転するクルマに積んだ自転車で200軒を訪ねる日課を繰り返している」と紹介。

 地元町議と訪問した地域の有力者に言われた話として、「今の政治状況は江戸幕府の末期みたいなものだろう。(略)自民党王国の茨城でも1区が変われば(1区~7区まで)雪崩を打つかもしれない」。

 自民党の最有力支持者だった中小企業社長、不動産屋さんといったオピニオン・リーダーの考え方が変わってきているようです。

 「日本の価値が下がる茨城の価値が下がる自分の価値が下がる

 という明快な理論で「政権交代が必要だ」との考えに舵を取るオピニオン・リーダーが続出。オピニオン・リーダーの声は倍々ゲームで地域に広がっていきます。しかも、自民党の最有力支持者ほど、声が大きい傾向があるそうです。

 福島さんによると、茨城1区には100戸単位の農村集落が多いということで、自転車で集落ごとに回っています。集落丸ごと“オピニオン”が変わってきているところが出てきているようです。「最終的にどのような(投票)行動になるかは最後(投票日)まで分からない」という福島さんですが、風は肌身で感じているとのこと。

 農村部の集落を中心に回る福島さん。農村部は自民党現職(元農相)の地元です。一方、福島さんは水戸市出身なので、川上(農村部)をしっかり固めて、川下(都市部)への流れをしっかりつくろうという戦略・戦術のようです。

 とはいえ、「支持が増えているのは肌身で感じているが、具体的にどのような結果になるかはまだみえない」と福島さん。“実りの秋”が早く来ればいいですが・・・解散がいつになるかは分かりません。これだけ頑張っている若い総支部長を育てるのも国民のひとつの“義務”だと私は思うのですが。

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 ちなみに福島さんの弟は、日本を代表する新聞社の海外特派員です。学生時代、「イランを一人で歩いて、日が暮れたらホームステイ先を探す」という旅の思い出を聞いて、私は大いに触発されました。

 「福島のぶゆきさんって人、あのフクシマの兄貴だよ」と同級生から聞いた私は、「ああ、アイツのお兄さんなら(政治家として)大丈夫だね」と話し合いました。

 兄弟そろって日本のために活躍してほしいです。
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「福田内閣と自民党バラバラ」「矢野さんしっかり話聞く」菅直人さん

2008年08月25日 08時56分46秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代



 民主党(DPJ)代表代行の菅直人さんは24日、山口県第4区総支部長の三浦昇さんの夏パーティー「三浦のぼる CHANGE 2008 政権交代」に駆けつけました。

 菅さんは三浦さんと同じ山口県宇部市の出身。菅さんのお父さんはセントラル硝子のサラリーマンで、重役まで務めました。セントラルは宇部を代表する企業で、日本3位の板ガラスメーカーです。


[童顔の三浦のぼるさん(38歳)]

 三浦さんのHPによると、会場は「宇部全日空ホテル」なのに会費3000円という民主党らしい気さくなパーティーのようです。内容も、「フレアバーテンディングショー、満点堂ライブ、福引き・・・」とよく分かりませんが、とにかく楽しい雰囲気です。初めて三浦さんに会った!という人も多いんでしょうね。民主党最高顧問の藤井裕久さん、民主党山口県連代表の平岡秀夫さん(山口2区)も参加しました。

 菅さんは記者会見で自民党執行部(麻生幹事長・古賀選対委員長)=バラマキ派、福田内閣(福田首相、伊吹財務相ら)=財政再建派とが経済政策で対立していることについて「麻生さんや古賀さんの政策は福田首相と方向が合っているのか。バラバラだ。与党として責任ある政策を出すべきだ。国会日程さえ決められない与党が他党を批判するのはおこがましい」と述べました。

 公明党の矢野絢也元委員長の参考人招致に関連し、「しっかり話を聞くことが必要だ。場合によっては関連する人からも聞くことが必要になるのではないか」と語りました。

 同日放送のTBS「時事放談」では自民党の幹事長経験者(平成研)が、民主党に参考人として呼ばれれば、出席して、連立を組んだ背景とその考えを述べたいと明言しました。

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民主・菅氏「自民政策はバラバラ」 麻生氏ら批判に反論(朝日新聞) - goo ニュース

 民主党の菅直人代表代行は24日、山口県宇部市で記者会見し、党代表選が無投票確実となったことを自民党の麻生太郎幹事長、古賀誠選対委員長が「政策論争封じ込め」と批判したことに対し「麻生さんや古賀さんの政策は福田首相と方向が合っているのか。バラバラだ。与党として責任ある政策を出すべきだ。国会日程さえ決められない与党が他党を批判するのはおこがましい」と反論した。

 また、創価学会を提訴した矢野絢也・元公明党委員長の国会招致に関連し、「しっかり話を聞くことが必要だ。場合によっては関連する人からも聞くことが必要になるのではないか」と語った。矢野氏を招致したうえで、場合によっては同学会関係者の招致も検討する考えを示したものだ。

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