はてなキーワード: 衰退国家とは
ネットでもテレビでも大谷、大谷、大谷。我々の目にする情報全てが大谷に埋め尽くされている。
そして大谷ポルノは愛国ポルノにも通じる。なぜなら、衰退国家である今の日本に明るい話題など本来存在しないのだが、大谷が一発ガツンとホームランを打つと、それだけでなんとなくスカッとする。日本人がアメリカで成功し、それをアメリカ人が仰け反るほど称賛しているのだから、愛国ポルノ好きにはたまらない。実際には日本は経済的にも軍事的にもアメリカの属国に過ぎない敗戦国家なのだが、大谷が活躍すると「アメリカに目にもの見せてやったぞ」という気分になれる。
このように、大谷の活躍は日本人が現実から目を逸らすのに非常に便利だ。日本はまだまだやれる。大谷を生んだ日本の教育、国家制度は間違っていない。同じ日本人に生まれて幸せだ……。
大谷がいなければ今の日本には暗いニュースしかなかっただろう。ヤフーニュースを見てもテレビを点けても暗い話題ばかり。しかし、大谷がいるからそれが中和されて、なんとなく「大丈夫」な気分にさせられてしまう。つまり衰退国家であることに気付くのを遅らせているのが大谷という存在なのだ。
大谷ポルノが世の中に与えているのは夢でも希望でもなく、心地よい幻覚に過ぎない。日本人は今すぐ大谷ポルノから目を覚まそう。衰退国家であることを自覚しよう。
なんか、無理に東京勤務をこき下ろす記事とそれに付いたブコメ見て思ったことを書く。
掲題が全てだが、20代で上京して20年近く住んで最近地方都市に移った中年の率直な意見だ。
東京は最先端に溢れていて、何かイベントがある時に外されることもほぼ無いし、コンテンツを消費したいなら最高の場所であることに異論は無い。
でも、歳を取ってきて、それらのメリットが全て人混みに埋もれていることが受け入れがたくなってきた。
どこに行っても人混み。
自分の意識しないイベントが関東の至る所で開催されてるから、何の気なしにふらっと移動するだけでも意図してない異常な人混みに飲まれることも多々ある。
けど、若い頃はそれが楽しめたんだよな。
そういうことを楽しめるにしろ、楽しめないにしろ、絶対イヤというのでなければ一度は体験してみてもいいと思う。
ただ訪れるだけじゃなくて、住んでみないと分からないことはホントに多い。
けど、ただでさえ減っていく若者がそうやって関東に強奪されると地方はどんどん苦しくなっていくんだよな。
一度住んじゃうと関東から地方に移る難度は上がって戻ってこない率は高まるので、「東京は辛いとこだぞ」って引き留めたくなる人の気持ちもわかる。