エンジンレスポンスという言葉、かつてはアクセルペダル操作とエンジン回転のリンク具合を示す用語として使っていた面もありますが、いつのころからそうした使い方をしなくなったのは、アクセルペダルがバイワイヤ化したからでしょうか。アクセルペダルを素早く操作しても、バイワイヤであれば、そのままスロットルボディに伝えているとは限らないわけですから…。
そして、バイワイヤのアクセルペダルの役割は何かと考えれば、ドライバーがエンジンの力(トルク)を欲しているかどうかの意思を入力する装置という一面あり。
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanningというわけで、ドライバーの要望に対するパワートレインとしての反応全般を、エンジンレスポンスという言葉で表現しているのが最近なわけです、実際のところ。若いころはエンジンレスポンスというとタコメーターの針が鋭く動くことでしたが、歳を重ねると欲しいトルクが得られるまでのタイムラグの大小がレスポンスの判断基準になってきたのかもしれないな、と。
2015/12/23 19:57:11
そうなってくると、エンジンへの要望も変化してきます。
機械の動きとしての反応ではなく、結果としてエンジンが発揮するトルクこそが「レスポンス感」を左右する要素だと思うようになってきているわけ。
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanningかつては、ピーキーである特性を乗りこなすというチャレンジに刺激を感じていた部分もありますが、時代なのか、経験なのかわかりませんが、いつの頃からか速いためのピーキーではなく、ピーキーのためのピーキーと感じられるようになってきて、乗りづらいことが魅力ではなくなったのでした
2015/12/23 22:47:02
可変バルブリフト、可変バルブタイミングが進化したおかげで、ハイカム由来のオーバーラップによる乗りづらさとも無縁な昨今。ハイレスポンスとピーキーさが結果的にニアリーイコールだった時代はとうに過ぎているのでありましょう。趣味性としては、暴れ馬を乗りこなす的な楽しみ方はあるのは認めるところでありますが。それも年齢と共に楽しさとは別の感情が大きくなっているのかもしれません(汗)
精進します。
※なお、トップ画像はホンダ・シビックタイプR(FK2)のメーターですが本文とは関係ありません、あしからず(汗)
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