「働きやすさ」とは、上司との関係性が9割である理由。
働きやすさ」とは、上司との関係性が9割である理由。
会社における働きやすさ。
僕が考えるにこの「働きやすさ」とは、ほぼ9割が上司との関係性の良し悪しに左右されると言っても過言ではないと思っています。
- どれだけ福利厚生が充実していても…
- どれだけ同僚や後輩との関係性が良くても…
- どれだけ仕事の内容にやりがいを感じていても…
直属の上司から自分の仕事が十分に認められていなかったり、評価されていない状態で働くというのは、非常に苦しいことだと思っています。
逆に多少何か不足しているものがあっても、上司との関係性がしっかりと構築されていれば、同じ仕事でも取組む気持ちが大きく変わると思っています。
これは、僕自身の経験でもそうです。
過去の上司の中でも、良い関係性を持つことができた時期は、仕事がとてもやりやすく、そうでない時期は、なんとも言えないモヤモヤ感を抱えていたことを覚えています。
そして、一つ言えることは、そのような関係性は一朝一夕では出来上がらないということです。
僕の場合も、少なくとも半年、長くて1年半かけて関係性を築いていきました。
そのような関係性は、決してゴマすりや媚を売るといった類の出世に対する下心から生まれる短期的なものではなく、より長期的にかつ強固な形で続いていくものだと思っています。
長期的な関係性を築くために必要な3つのポイント
1.距離感を掴む
上司によってそれぞれコンフォートな距離感というものを持っています。
とにかく近い距離感で、コミュニケーションを活発にとりたいタイプもいれば、少し距離を置いて自分一人の時間を大切にしたいタイプもいます。
僕自身は、程よく距離感を持ちつつ仕事をするタイプの上司が理想です。
しかし、実際には自分の理想通りの距離を保ってくれる上司はほぼいません。
つまり、「いかに、自分で距離を調整していくか?」ということが大事だと思っています。
2.仕事で求められるポイントを掴む
部下に求めるポイントは、上司のタイプによっても大きく異なります。また、それは部下の年次や能力によっても変わってくると思います。
しかし、その中でも「部下に求めるポイント」は大きく2のタイプに分かれると思います。
- 上司からの指示を100%こなすことを求める
- 部下が自分なりの提案をすることを求める
昔は圧倒的に前者のタイプが多かったと思いますが、最近は後者の考え方を持つ人が増えているように感じます。
また、僕自身もマネージャーという立場においては、後者のことを部下に期待しています。上司のタイプを見極め、まずは求められるポイントに全力を注ぐというのが、信頼を得る為の鉄則だと感じます。
3.成果をアピールする
多数の部下を持つ上司というのは、部下一人一人のことを見えているようで、意外と見えていないものです。
自分の仕事をアピールするというのは、同僚や後輩の目も気になるところですが、多忙な上司からすると部下の大げさなアピールがあって、ようやくその仕事ぶりに気付くということはわりとあるように思います。
「これだけ頑張っているのだからきっと見てくれるはず」という自分本位の期待は、往々にして裏切られることが多いのです。
まとめ
上司との関係性を掴むための3つのポイント。として以下の内容を紹介しました。
- 距離感を掴む
- 仕事で求められるポイントを掴む
- 成果をアピールする
結論としてこれらのアクションを行うことで言えることは、上司にとって「替えのきかない人材になる」ということだと思います。
「替えがきかない」とは、何か特別な能力がある場合だけに限りません。
特別な能力はなくとも、上司にとっての「良き理解者」になることが、仕事における「替えのきかない人材」だと言えると思います。
つまり、「コイツに言えば、自分の思い描いている仕事をきちんと理解してくれる」と思ってもらうことです。
そのような関係性を築くには時間がかかりますが、間違いなく「働きやすさ」という面において圧倒的な精神的安定を得ることができるはずです。